2020年9月14日(月)恵那:阿木川遡行登山学校OBの方々など7名と一緒に、恵那の阿木川遡行に出かける。
地理院地図
【天気】 快晴
【コースタイム】車止めゲート(8:25)~風神神社(9:00/9:20)~第1堰堤(9:52)~第2堰堤(10:47)~ロクロ沢出合(12:23)~パワースポット(13:41/13:47)~第3堰堤(14:51)~出渓地点(15:03/15:08)~風神神社(16:03)~車止めゲート(16:32)
秋雨前線が日本の南に下がり、久し振りに秋晴れのいい天気である。
朝6時半過ぎに集合し、車2台に分乗して中央道を走る。
恵那ICを出て、恵那の街を抜けて阿木の集落から阿木川に沿った林道を上がる。
風神神社まで車で入る予定でいたが、2キロほど手前で林道工事のために通行止めになっている。
仕方がないのでゲート前に駐車する。
そこから沢靴に履き替え、ゲートを抜けて風神神社まで林道を歩いていく。

30分強歩き、午前9時ごろに風神神社に着く。

神社の境内で簡易ハーネスを付け、ヘルメットを被って沢歩きのための用意をする。

用意後、神社脇から阿木川へ降りる。
9月に入ってから天候不順な日が続いていたため沢の水量は普段に比べてかなり多い。
少し歩いていくと林道に架かる橋の下を通過する。
橋の脇にはかなり朽ちた車の残骸がぶら下がっている。

30分ほど歩いて第1堰堤の下に着き、右岸の林道へ上がって堰堤を巻いていく。
少し林道を歩いて堰堤の先で再び沢へ下りる。

途中流れの早い所では、お助け紐を出しながら遡行していく。

淵や滝が現れ遡行できない箇所では何度か高巻きを強いられる。
結構急峻な斜面なので滑り落ちないよう慎重に通過する。
しばらくして第2堰堤が現れ、堰堤手前で右岸の急峻な斜面をロープを出して確保しながら越えていく。

両岸の迫った景色のいい箇所で休憩する。

途中には岸のヘリをへつっていく所も出てくる。

12時前、ロクロ沢手間の岩の上で昼食を兼ねて休憩する。
昼食後、再び上流を目指して遡って行く。
しばらくで右手からロクロ沢が合流する。
ロクロ沢出合を過ぎ、両岸の迫った淵を右手から巻いていく。
14:41、パワースポットと言われている右岸から滝が流れ落ちている所に着く。


岩の上で記念撮影をする。

パワースポットの少し先で最後の第3堰堤を越える。
堰堤を越すとようやく今日の出渓地点の林道に架かる橋が見えてくる。
15:03、橋の手前で林道に出て、今日の阿木川の遡行を終了する。

ここから林道を歩いて1時間ほどで風神神社前を通り、さらに30分ほど歩き、16:32、車止めゲートに戻ってくる。
日帰り入浴はせず、車で中央道を走り、午後5時半過ぎ名古屋へ戻る。
今年は、夏に下見を兼ねた沢歩きをしただけで、本格的な沢遡行山行は初めてであった。
前に数回訪れたことのある阿木川での久し振りの沢遡行であった。
9月に入ってから台風の接近や秋雨前線の居座りなどにより毎日のように雷雨が発生する日が続いた。
阿木川は、普段でも水量の多い沢であるが、沢に一歩足を踏み入れた感じでは、普段よりもさらに水量が多く感じられた。
そのために、沢を遡行することが出来ず、何度も高巻きを強いられるはめになった。
ロープを出すほどかなり急峻な斜面の高巻きでは緊張を強いられた。
しかし、参加された皆さん緊張しながら慎重に歩いてみえた。
工事による通行御目のため、予定していた風神神社のかなり手前から歩く羽目になり、合計8時間を超す山行になった。
小生も、久し振りに終わってから筋肉痛を伴う山行となったが、初秋の沢歩きを堪能できた山行であった。
山遊人
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