FC2ブログ

山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。

Entries

古道を歩いて:鉢伏山

6月21日(日)

敦賀:鉢伏山(761.8m)

4月初旬から続いていた移動の自粛が解け、全国的に県をまたぐ移動が可能になった。
コロナ禍での運動不足のため、まだまだ本格的な山行をする自信が戻ってこない。
トレーニングを兼ねて、山仲間二人と一緒に、福井県の敦賀にある鉢伏山へ山行する。
hatibusemap.png

hatibuseyama.gif

【天気】 晴れ
SPAS_COLOR_202006210000.png

【コースタイム】
新保登山口(7:40)~爪描き地蔵(8:00)~腰掛け石(8:14)~木ノ芽峠(8:33)~鉢伏山(9:05/9:55)~言奈地蔵(10:32/10:42)~木ノ芽峠(10:50)~腰掛け石(11:00)~新保登山口(11:25)



前線がすこし南下し、天気はよさそうである。
朝6時前に集合して、名神・北陸道を走り、木之本ICを出る。
北国街道のR365を北上して栃ノ木峠を越え、R476と合流して左折れする。
R476の木の芽峠トンネルを出たところにある新保登山口に、午前7時半前に着く。
2、3台ほど駐められる広場に駐車し、ここから旧北陸街道の「木ノ芽古道」を歩き鉢伏山を目指す。
木ノ芽古道

木ノ芽古道は、1000年以上も前に開かれた敦賀と福井を結ぶ歴史的な古道である。
紫式部、道元禅師、親鸞聖人、蓮如上人、また、松尾芭蕉や水戸天狗党の武田耕雲斎など多くの偉人が木ノ芽峠を越えて往来している。
準備をして、7:40、峠を目指して歩き始める。
IMG_4381_20200621174817b86.jpg

すぐに路肩には親鸞聖人や蓮如上人が通ったという碑が建っている。
IMG_4382.jpg

しばらくは「中部北陸自然歩道」と書かれた舗装された林道を行く。
IMG_4383_202006211748151dd.jpg

途中か谷に沿ったら登山道になり、歩き始めて20分ほどで「爪描き地蔵」に出る。
150m程沢に下りた所にある大岩に、線彫りで地蔵菩薩が書かれているが、今は苔むしてほとんどわからない。
IMG_4385_202006211747591ad.jpg

さらに15分ほど登ると、「腰掛け岩」と名付けられた昔旅人がここで休んだという場所に着き、我々も少し休憩する。
IMG_4386_20200621174800aed.jpg

徐々に傾斜が増す明るい自然林の中をしばらく登ると、三角屋根の「明治天皇御膳水」に出る。
明治11年、明治天皇が北陸巡幸の際に木の芽峠を通られ、峠の前川邸で休憩されたときに使用した水をここで汲んだということである。
IMG_4388_20200621174757113.jpg

御膳水から石畳の道を少し登り、8:33、木ノ芽峠に着く。
IMG_4397_202006211747092ea.jpg

峠にはかつて茶屋であった茅葺きの前川邸が建っている。
IMG_4391_20200621174738dbe.jpg

かつての茶屋番であった平家の末裔という前川氏が現在も一人で暮らして見える。
ご主人は出てみえず、白い番犬が庭で番をしている。
IMG_4392_2020062117474090a.jpg

前川邸の前には立派な道元禅師の墓が建っている。
道元は、病気治療のために京の都に向かう途中、この峠で弟子と別れたということである。
IMG_4390_20200621174728505.jpg

その横には越前を治めた平清盛の子供「平重盛」の墓も建っている。
IMG_4394.jpg

峠から左の尾根沿いに登山道がついているが、それを見逃してしまい、スキー場に沿って付けられた舗装された急な車道をまっすぐに登る。
IMG_4398_20200621174656b0f.jpg

30分ほど登りスキー場のリフトトップに出る。
左に少し入ると、戦国時代織田と朝倉が戦った時に朝倉方が築いたという鉢伏城址の標識がある。
IMG_4399.jpg

城址を過ぎてすぐ、9:05、広い草原が広がる鉢伏山山頂に着く。
山頂の二等三角点は、脇の林の中に埋もれている。
IMG_4405_202006211746268e7.jpg

山頂にはモスクワやソウルなど外国の都市までの距離を書いた標識が建っている。
IMG_4408.jpg

西側が切り開かれており、眼下には敦賀湾が広がっている。
敦賀湾の向こうには敦賀三山の西方ヶ岳や栄螺ヶ岳、野坂岳などの眺望がいい。
IMG_4400_20200621174623840.jpg

IMG_4401_20200621174624d0c.jpg

IMG_4409.jpg

他に誰もいない山頂の木陰でゆっくりと休憩をして過ごす。
IMG_4406.jpg

のんびりと昼寝でもしていたいような気持を押さえ、9:55、山頂を後に下山にかかる。
リフトトップからスキー場ゲレンデの中を真っすぐに適当に下る。
IMG_4414.jpg

正面に見えるのは能郷白山や奥美濃の山々だろうか?
IMG_4415_20200621174541b58.jpg

20分ほどゲレンデを下り林道に出る。
林道をしばらく登り、立派な茅葺きのお堂の建つ「言奈地蔵」に立ち寄る。
IMG_4417.jpg

お堂の中には石に彫られた素朴なお地蔵様が祀られている。
IMG_4419.jpg

旅人を襲って金を奪った馬子とお地蔵様との謂れが面白い。
IMG_4418_20200621174524df8.jpg

言奈地蔵から車道に沿って付けられた道を歩き、10:50、木ノ芽峠に戻る。
峠から30分少し歩き、11:25、駐車場に降り立つ。

まだ感染が怖いので日帰り温泉には立ち寄らず、名神を走り、午後2時前名古屋へ戻ってくる。



前から一度歩いてみたいと思っていたが、歴史古道の木ノ芽峠から鉢伏山に登ることが出来た。
木ノ芽古道は、道沿いにはいろいろ歴史的な遺跡も多く、1000年も昔からの古道であることが偲ばれた。
鉢伏山山頂からは、予想していた以上に素晴らしい眺望が広がっていた。
眼下に蒼い敦賀湾を見下ろすことが出来、その向こうにはかつて登った若狭の山々が広がっていた。
途中一人の登山者と会っただけで,今日もまた静かな山行が出来、満足の一日であった。
山遊人
関連記事

*Comment

*Comment_Post

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

プロフィール

山遊人

Author:山遊人
Myブログへようこそ!
我が家の番犬だったウィルくんです。安全で楽しい登山を願っています!

FC2カウンター

電光掲示板

人生が輝き出す名言集



presented by 地球の名言

カレンダー

11 | 2020/12 | 01
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最近の記事

月別アーカイブ

ブログ全記事表示