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東北地方・山形県の山旅(後編)
2019/07/14(Sun)
7月10日(水)

鳥海山荘~鳥海山(2236m)~酒田

今日は山形・秋田県境にある出羽富士といわれる鳥海山に山行する日である。
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【天気】 快晴
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【コースタイム】
鳥海山荘(5:25) ⇒ 湯ノ台口(5:55/6:00)~川原宿小屋(7:25/7:38)~薊坂(9:18)~伏拝岳分岐(10:05/10:20)~鳥海山(七高山)(11:00/11:30)~伏拝岳分岐(12:05/12:10)~薊坂(12:35)~湯ノ台口(14:55/15:05) ⇒ ホテルイン酒田駅前(16:10)



朝4時ごろに目が覚めると、今日も素晴らしい晴天のようである。
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宿で作ってもらった朝食のおにぎりを食べた後、5:25、レンタカーに乗り、湯ノ台口に向けて出発する。
30分ほど登って湯ノ台口の駐車場に着く。
すでに10台以上の車が止まっている。
ストレッチをして準備をする。
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6:00、湯ノ台登山口から鳥海山に向けて歩き始める。
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30分ほど歩き、滝ノ小屋を通過する。
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沢を越えると小さな雪渓が現れる。
そんなに長くなく傾斜も緩いのでアイゼンは着けずにツボ足で登っていく。
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雪渓を越えると八丁坂の急坂が待っている。
40分ほど急坂を登り、やっと緩やかになってくると、7:25、川原宿小屋に出る。
この小屋は現在は避難小屋のようで、少し上にはトイレが設置されている。
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目の前にはこれから登る大雪渓から小雪渓にかけての雪の斜面が大きく立ちはだかって見えている。
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少し休んだ後、沢筋を少し上がると、川原宿小屋が眼下に小さくなる。
後ろには昨日登った月山が見えている。
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大雪渓の末端で、アイゼンを装着し、いよいよここから雪渓歩きが始まる。
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徐々に傾斜がきつくなってくる斜面を、滑らないように注意してトラバースしていく。
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今年は残雪が多いようで、大雪渓と小雪渓が連なっている。
1時間半ほどかけて雪渓を登りきりアイゼンを外す。
その先はまた薊坂の急登が始まる。
大きない岩がゴロゴロして歩きにくい道をあえぎながら50分ほど登る。
10:05、やっと薊坂を登りきり伏拝岳の稜線上に出て外輪山の縁に立つ。
目の前に噴火口が広がり、その向こうには新山(最高峰点)や七高山(鳥海山)が姿を現す。
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西の文殊岳へ続く尾根の先には庄内平野や日本海が見えている。
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振り返れば、登って来た大雪渓や小雪渓が見える。
遠く庄内平野の向こうには月山も見えている。
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休憩後、右手の伏拝岳を越えて、外輪山の縁を行く。
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稜線上の道の両側には高山植物が多く咲いている。
鳥海山固有のチョウカイフスマの小さな白い花も見られる。
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そのほかにも、イワウメ、イワベンケイ、キンポウゲ、ハクサンチドリ、アオノツガザクラなどたくさんの高山植物がみられる。
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行者岳などの小さなピークを越えて気持ちのいい尾根道を七高山を目指して歩いていく。
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30分ほど歩いていくと、七高山が眼前に迫ってくる。
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11:00、一等三角点の建つ鳥海山(七高山)山頂に立つ。
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計画では新山にも登る予定でいたが、今年は残雪が多く、雪渓を横切って登るのが危険なので登頂は中止する。
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山頂の少し先でゆっくりと昼食を食べて休憩する。
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こちら側からみると、山頂は右側が垂直に切れ落ちている。
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昼食後、11:30、登ってきた道を引き返して下山にかかる。
火口の中にある赤い屋根の大物忌神社の小屋がよく見える。
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伏拝岳の分岐まで戻り、眼下に雪渓を見ながら薊坂の急坂を下っていく。
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アイゼンを着け、雪渓を直線的に一気に下る。
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雪渓の上で記念撮影。
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川原宿小屋を過ぎ、八丁坂の急坂を下っていく。
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道の脇にあまり見慣れない小さな花が咲いている。
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滝ノ小屋を過ぎ、14:55、無事湯ノ台登山口に下り立つ。
ほぼ9時間を要する登り甲斐のある山であった。

車に乗り込んで酒田の街まで下り、16:10、酒田駅前のビジネスホテルにチェックインする。
風呂に入って少し休憩した後、街中の店まで夕食を食べに出かける。
少し喉も潤した後午後9時前にホテルに戻る。
明日の蔵王山山行を控えて午後9時過ぎ眠りにつく。



7月12日(木) 

酒田~蔵王山(1840m)~名古屋

最終日は、最後の百名山、蔵王山へ登ってから帰名する予定である。
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【天気】 曇り時々晴れ
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【コースタイム】
ホテルイン酒田駅前(7:15) ⇒ 蔵王山麓駅(9:30/9:45) ⇒ 蔵王山頂駅(10:07/10:15)~地蔵山(10:25/10:30)~蔵王山(熊野岳)(11:15/11:20)~御釜(11:30/11:35)~蔵王山頂駅(12:15/12:40) ⇒ 蔵王山麓駅(13:10) ⇒ 山形空港(14:30/15:40) ⇒ 県営名古屋空港(17:50)



今日までの3日間よく晴れていたが、今日の夕方ぐらいからは徐々に天気が悪くなる予報である。
朝5時過ぎに起き、午前6時半からのホテルのバイキング形式の朝食を食べる。
7:15、車に乗り込んで高速道路を走り、2時間以上かかり、午前9時半に蔵王温泉のロープウェイ山麓駅に到着する。
ここからロープウェイを2本乗り継いで、地蔵山頂駅まで上がる。
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10:15、山頂駅から蔵王山(熊野岳)へ向けて木道の敷かれた道を歩き始める。
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少し登り、10:25、地蔵岳山頂に着く。
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山頂から少し下ってワサ小屋跡に出る。
先にはゆったりとした蔵王山が見えている。
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このあたりにはハクサンチドリの花が多い。
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火山特有の赤茶けてガラガラした道を登り、11:15、熊野神社の建つ蔵王山(熊野岳)山頂に立つ。
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このあたりの稜線上にはチラホラとコマクサの花が見られる。
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山頂から7,80m下まで下り、御釜の縁に出る。
縁に立つと眼下にエメラルドグリーンの水をたたえた御釜が見下ろされる。
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御釜を見た後避難小屋の建つ稜線まで登り返し、登って来た道を下る。
ドウダンツツジなどが咲く木道の道をゆったりと下る。
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12:15、地蔵山頂駅まで下る。
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ロープウェイで山麓まで下り、すぐ近くの日帰り温泉で汗を流す。

車で1時間ほど走り、午後3時半ごろ山形空港へ着く。
16:40発の飛行機に乗り、途中雨雲通過で機体がかなり揺れたが、予定どおり、17:50、県営名古屋空港へ着陸する。
4日間の東北山行を無事終え、空港で解散する。



4日間の東北、山形県の百名山3山を巡る山旅は、梅雨の真っただ中だったにもかかわらず、4日間とも一滴の雨にも降られることもなく、奇跡的と言っていいほど素晴らしい晴天に恵まれた。
月山、鳥海山、蔵王山と3山を巡ったが、その中でもやはり鳥海山は、出羽富士と呼ばれるとおり、日本海から優美な裾野をひいて聳えている姿が印象に残った。
まだ大きな雪渓が残り、稜線上にはたくさんの高山植物が咲き誇っており、日本百名山にふさわしいいい山であった。
おおらかな山容の月山でも、弥陀ヶ原を中心とした池塘が広がる風景や多くの花々に出合うことが出来た。
蔵王山は、ロープウェイを利用すれば簡単に登ることが出来る山であるが、火口に満々と水をたたえた御釜の風景は、一見の価値があるものであった。
東北地方にはまだまだ魅了的な山々が多い。
これからも色々な山に登ってみたいものである。
山遊人



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