2019.07/13 [Sat]
東北地方・山形県の山旅(前編)
7月8日(月)~11日(木)
山形県:月山(1984m)・鳥海山(2236m)・蔵王山(1841m)
登山教室OBに皆さん10人と一緒に、東北地方の山形県にある三つの百名山に山行する。
7月8日(月)
名古屋~羽黒山~北月山荘
梅雨空が続く中、東北の日本海側だけは晴天が期待される。
【天気】 晴れ

【日程】

10:45、他に一台も駐機していない小さな山形空港に着く。
空港から2台のレンタカーに分乗し、今日の宿舎へ行く途中にある羽黒山神社へ向かう。
午後1時半過ぎ羽黒山神社の駐車場へ着く。
鳥居をくぐり赤い随神門を抜けて階段を下り赤い橋を渡る。

すぐに千年以上は経つと言われる天然記念物の爺杉が現れる。

その後ろには約700年ほど前に出来たという国宝の五重塔が建っている。
現在はちょうど特別拝観が行われており塔内を見ることが出来る。

そこから大木の杉並木が続く2446段の急坂の石段を登っていく。

40分弱石段を登り、赤鳥居をくぐって出羽三山神社に到着する。

出羽三山神社には、羽黒山、月山、湯殿山が合祭されている。

厚い茅葺きの屋根が立派である。

奥には1600年ごろに建ったというやはり茅葺きの鐘楼がある。

414mの羽黒山山頂で記念撮影をする。

帰りは、幅の狭い石段の道を踏み外さないように注意しながら下る。

午後3時半、羽黒山神社を後に、車で1時間ほど山道を登り、16:30、今日の宿舎である「北月山荘」に到着する。

今日の宿泊客は我々だけのようである。
部屋に落ち着き温泉に入った後、午後6時半から山菜を中心としたメニューの美味しい夕食を頂く。
岩魚の塩焼きも香ばしくて美味しい。
北月山荘は値段も安くお値打ちで気持ちのいい宿である。
食事をしていると、食堂の窓から夕焼けに赤く焼けた鳥海山が見える。

夕食後、明日の月山登山を控えて早めに床に入り就寝する。
7月9日(火)
北月山荘~月山(1984m)~鳥海山荘
今日は花の百名山としても知られている、信仰の山「月山」に登る日である。


【天気】 晴れ

【コースタイム】
北月山荘(5:55) ⇒ 八合目駐車場(6:43/7:10)~佛生池小屋(8:45/8:52)~佛生池小屋(8:45/8:52)~月山神社(月山山頂)(10:00)~三角点(10:15/10:30)~佛生池小屋(11:17/11:25)~弥陀ヶ原湿原(12:30/12:50)~八合目駐車場(13:20/13:30) ⇒ 鳥海山荘(15:20)
朝5時前に起床し、宿でおにぎりの朝食を作ってもらい、午前6時前に車に乗って月山を目指す。
1時間弱かかり、7:43、標高1400m近くある月山八合目の駐車場に着く。
平日だというのに既に多くの車が止まっている。
駐車場からは、明日登る鳥海山が日本海から長い裾野をひいて雄大に聳えているのが見える。

駐車場で、日本海や鳥海山を見ながら宿で作ってもらった朝食を食べる。

朝食後、7:10、登山口からビジターセンター横を通り、月山山頂を目指して歩き始める。

道の両側にニッコウキスゲの咲く木道の敷かれた緩やかな道を行く。

少し登り、湿原の広がる弥陀ヶ原に出て、鳥海山を背に登っていく。

弥陀ヶ原の向こうの山では、珍しい滝雲が流れ落ちているのが見える。

徐々に登りにかかると、道の両側には可憐な薄紫のシラネアオイが咲いている。

一ノ岳、佛生岳を巻き、8:45、佛生池小屋に着き休憩する。

オモワシ山を巻いて、行者返しの急坂を登りしばらく行くと、山頂間近かで雪渓が現れる。

先方に月山神社を見ながら雪渓を登っていく。

三角点を過ぎ、10:00、月山神社の建つ月山山頂に着く。

祈祷料500円を払いお祓いを受けた後、山頂神社にお参りする。
その後、少し下がったところに建つ月山一等三角点に立ち寄る。

帰りは、目の前に鳥海山を見ながら登って来た道を下っていく。

花の山にふさわしくたくさんの花を愛でながら下っていく。



12:30、分岐に着き、右に折れて弥陀ヶ原を散策路に入る。

弥陀ヶ原は尾瀬にも増してたくさんの池塘が点在しており気持ちのいい湿原である。

池塘の周りにはワタスゲの花も咲いている。

池塘の池にはカルガモの親子が泳いでいる。

木道の上で昼食を食べて休憩する。

振り返れば、池塘の向こうには登ってきた月山がゆったりと聳えているのが見える。

昼食後、眼前に鳥海山を見ながらさらに木道を歩いていく。

弥陀ヶ原内も花が多い。


雪が残っている小さな沢を越えてしばらくで、15:20、八合目登山口に下り立つ。

車に乗り込んで庄内平野に下り、鶴岡市や酒田市の近くを通って2時間近く走り、15:20、湯ノ台温泉の「鳥海山荘」に着く。
鳥海山荘はかなり大きな宿で、湯ノ台口から鳥海山を目指す登山者の宿泊所として利用が多いということである。
チェックイン後部屋に入り温泉で汗を流す。
午後6時からの夕食は、やわらかな山形牛のすき焼きが美味しく、食べきれないほどの料理である。
夕食が済んでから明日の登山の打合せをした後、午後9時前には鳥海山登山に備えて早めに就寝する。
(後編に続く)
山形県:月山(1984m)・鳥海山(2236m)・蔵王山(1841m)
登山教室OBに皆さん10人と一緒に、東北地方の山形県にある三つの百名山に山行する。
7月8日(月)
名古屋~羽黒山~北月山荘
梅雨空が続く中、東北の日本海側だけは晴天が期待される。
【天気】 晴れ

【日程】
県営名古屋空港(9:40) ⇒ 山形空港(10:45/11:10) ⇒ 羽黒山神社随神門(13:38) → 羽黒山五重塔(13:55/14:10) → 二の坂茶屋(14:24) → 羽黒山山頂(14:45/15:05) → 羽黒山神社随神門(15:35) ⇒ 北月山荘(16:30)
朝8時30分に県営名古屋空港に集合する。
9:40発のFDA機に乗り山形空港を目指す。朝8時30分に県営名古屋空港に集合する。

10:45、他に一台も駐機していない小さな山形空港に着く。
空港から2台のレンタカーに分乗し、今日の宿舎へ行く途中にある羽黒山神社へ向かう。
午後1時半過ぎ羽黒山神社の駐車場へ着く。
鳥居をくぐり赤い随神門を抜けて階段を下り赤い橋を渡る。

すぐに千年以上は経つと言われる天然記念物の爺杉が現れる。

その後ろには約700年ほど前に出来たという国宝の五重塔が建っている。
現在はちょうど特別拝観が行われており塔内を見ることが出来る。

そこから大木の杉並木が続く2446段の急坂の石段を登っていく。

40分弱石段を登り、赤鳥居をくぐって出羽三山神社に到着する。

出羽三山神社には、羽黒山、月山、湯殿山が合祭されている。

厚い茅葺きの屋根が立派である。

奥には1600年ごろに建ったというやはり茅葺きの鐘楼がある。

414mの羽黒山山頂で記念撮影をする。

帰りは、幅の狭い石段の道を踏み外さないように注意しながら下る。

午後3時半、羽黒山神社を後に、車で1時間ほど山道を登り、16:30、今日の宿舎である「北月山荘」に到着する。

今日の宿泊客は我々だけのようである。
部屋に落ち着き温泉に入った後、午後6時半から山菜を中心としたメニューの美味しい夕食を頂く。
岩魚の塩焼きも香ばしくて美味しい。
北月山荘は値段も安くお値打ちで気持ちのいい宿である。
食事をしていると、食堂の窓から夕焼けに赤く焼けた鳥海山が見える。

夕食後、明日の月山登山を控えて早めに床に入り就寝する。
7月9日(火)
北月山荘~月山(1984m)~鳥海山荘
今日は花の百名山としても知られている、信仰の山「月山」に登る日である。


【天気】 晴れ

【コースタイム】
北月山荘(5:55) ⇒ 八合目駐車場(6:43/7:10)~佛生池小屋(8:45/8:52)~佛生池小屋(8:45/8:52)~月山神社(月山山頂)(10:00)~三角点(10:15/10:30)~佛生池小屋(11:17/11:25)~弥陀ヶ原湿原(12:30/12:50)~八合目駐車場(13:20/13:30) ⇒ 鳥海山荘(15:20)
朝5時前に起床し、宿でおにぎりの朝食を作ってもらい、午前6時前に車に乗って月山を目指す。
1時間弱かかり、7:43、標高1400m近くある月山八合目の駐車場に着く。
平日だというのに既に多くの車が止まっている。
駐車場からは、明日登る鳥海山が日本海から長い裾野をひいて雄大に聳えているのが見える。

駐車場で、日本海や鳥海山を見ながら宿で作ってもらった朝食を食べる。

朝食後、7:10、登山口からビジターセンター横を通り、月山山頂を目指して歩き始める。

道の両側にニッコウキスゲの咲く木道の敷かれた緩やかな道を行く。

少し登り、湿原の広がる弥陀ヶ原に出て、鳥海山を背に登っていく。

弥陀ヶ原の向こうの山では、珍しい滝雲が流れ落ちているのが見える。

徐々に登りにかかると、道の両側には可憐な薄紫のシラネアオイが咲いている。

一ノ岳、佛生岳を巻き、8:45、佛生池小屋に着き休憩する。

オモワシ山を巻いて、行者返しの急坂を登りしばらく行くと、山頂間近かで雪渓が現れる。

先方に月山神社を見ながら雪渓を登っていく。

三角点を過ぎ、10:00、月山神社の建つ月山山頂に着く。

祈祷料500円を払いお祓いを受けた後、山頂神社にお参りする。
その後、少し下がったところに建つ月山一等三角点に立ち寄る。

帰りは、目の前に鳥海山を見ながら登って来た道を下っていく。

花の山にふさわしくたくさんの花を愛でながら下っていく。



12:30、分岐に着き、右に折れて弥陀ヶ原を散策路に入る。

弥陀ヶ原は尾瀬にも増してたくさんの池塘が点在しており気持ちのいい湿原である。

池塘の周りにはワタスゲの花も咲いている。

池塘の池にはカルガモの親子が泳いでいる。

木道の上で昼食を食べて休憩する。

振り返れば、池塘の向こうには登ってきた月山がゆったりと聳えているのが見える。

昼食後、眼前に鳥海山を見ながらさらに木道を歩いていく。

弥陀ヶ原内も花が多い。


雪が残っている小さな沢を越えてしばらくで、15:20、八合目登山口に下り立つ。

車に乗り込んで庄内平野に下り、鶴岡市や酒田市の近くを通って2時間近く走り、15:20、湯ノ台温泉の「鳥海山荘」に着く。
鳥海山荘はかなり大きな宿で、湯ノ台口から鳥海山を目指す登山者の宿泊所として利用が多いということである。
チェックイン後部屋に入り温泉で汗を流す。
午後6時からの夕食は、やわらかな山形牛のすき焼きが美味しく、食べきれないほどの料理である。
夕食が済んでから明日の登山の打合せをした後、午後9時前には鳥海山登山に備えて早めに就寝する。
(後編に続く)
山遊人
- 関連記事
-
- 久々の沢遡行:愛知川 (2019/07/27)
- 東北地方・山形県の山旅(後編) (2019/07/14)
- 東北地方・山形県の山旅(前編) (2019/07/13)
- 残念!! 中央アルプス雷鳥の雛絶滅か? (2019/07/11)
- 期待のササユリは?:富士見台 (2019/07/06)
*Comment