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山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。

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今年最後の山スキー:立山

5月26日(金)~29日(月)

北アルプス:立山(春山スキー)

山仲間2人と一緒に、北アルプスの立山へ山スキーに出かける。
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5月26日(金)
 雨のち曇り

最初の計画では、雷鳥沢にテントを張って過ごす予定であった。
しかし、事前の情報で、テン場のトイレが使えなく、携帯トイレを持参しなければならないということが分かる。
しかたがないので、直前になって近くの雷鳥荘を素泊まりで予約する。

今日は天気があまりかんばしくなく、午後3時過ぎまで雨の予報である。
朝6時半に集合し、東海北陸道、北陸道を走る。
立山ICを出て、玄関口の立山駅に午前10時過ぎに着く。
雨は降っていないが、曇りがちの天気である。
ケーブルカーは予想よりは空いており、すぐに乗ることが出来、美女平まで上がる。
美女平からバスに乗り換え、弥陀ヶ原を通って室堂へ昼前に着く。
途中の雪の大谷は、積雪がもうかなり減っており10m前後である。
たくさんの観光客が歩いている。
外国の団体客が多い。
IMG_3722.jpg

食糧等の入ったザックを担ぎ、ガスで何も見えない中、スキー板とブーツを手に持って雷鳥荘を目指す。
みくりが池はまだ雪の下である。
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30分ほど歩いて、午後1時過ぎ雷鳥荘に着く。
8畳の相部屋を我々3人で使うことが出来る。
部屋は温泉の湯で床暖房がしてあり、とても暖かい。
窓の外には立山連峰が広がるが、ガスで何も見えない。
外を覗いていると、ハイマツの間に雷鳥が飛来する。
IMG_0098_20170530124419a5d.jpg

夕方まで奇麗なラウンジなどでのんびりと過ごす。
IMG_0228.jpg

地獄谷に近いため、温泉は豊富な湯が沸き気持ちのいい湯である。
夕方、地階の自炊室で夕食を作る。
蛇口からは熱いお湯も出るので、湯沸かしや洗い物が簡単である。
夕食を採っていると、窓の外で雨の音が強くなる。
部屋へ戻り、窓を開けると、外は土砂降りの雨である。
明日の天気を気にしながら、早めに床に入り就寝する。



5月27日(土) 晴れ

朝起きると一点の雲もない快晴である。
目の前の斜面が今日滑る雷鳥沢の斜面である。
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南西には奥大日岳も聳えているのが見える。
IMG_0103_20170530124422fde.jpg

朝食を済ませ、朝7時半ごろに宿の直ぐ前でスキーを履き、雷鳥沢のテン場まで滑り降りる。
(下に小さく5,6張張られたテン場が見えている)
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沢を渡り、シールを着け、いよいよこれから稜線上の剣御前小屋まで約500mの登りである。
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最初は別山と真砂岳との間のわりあいゆるやかな沢を詰めていく。
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徐々に急になり、雷鳥沢左岸の尾根へトラバースする。
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足下には谷までスッパリと切れ落ちており、絶対に落ちないように慎重にトラバースする。
途中のハイマツの中からライチョウ姿を現す。
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2時間以上登り、やっと夏道が通っている尾根に出る。
最後の稜線直下の雪が切れたところからはスキーを脱ぎ、午前11時前、剣御前の小屋に着く。
ボチボチとスキーヤーや登山者が登ってくる。
小屋の中で少し休憩をする。
他の二人は剣沢を少し滑り降りてみるというが、私は登り返しのことを考えて小屋で写真を撮ったりして待っていることにする。
2人は剣沢に向かって滑り降りる。
傾斜は雷鳥沢のような急傾斜ではなく滑りやすそうである。
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稜線上で少し待っていると、ガスが切れて剱岳が頭を現す。
IMG_0125_20170530124403e98.jpg

眼下には八峰の鋭鋒がそそり立っている。
IMG_0115.jpg

午後1時前、剣沢小屋手前まで滑り降りた仲間が返ってくる。
午後1時過ぎ、シールを外し、いよいよ雷鳥沢の滑降にかかる。
最初の雪面から下を覗くと急角度で落ちており、果たして自分の技術で滑り降りることが出来るのか心配になる。
華麗なスキーではないが、何とかリーダーの後をついて滑り降りる。
途中から尾根の上の滑りやすいコースを探しながら滑っていく。
残雪の時期のスキーは、コース取りが難しいことを実感する。
1,2度転んだが、30分とはかからず何とか雷鳥沢のテン場まで滑り降りることが出来る。
今までの山スキーでは最高の傾斜角度ではなかったかと思う。
下から振り仰ぎ、無事によく滑り下りたものと、我ながら感心する。
雷鳥沢のテン場から雷鳥荘までは100mの登りが待っており、スキーを脱いでザックに括り付けて急坂を登る。
午後2時前に宿へ戻り、今日一日のスキーを無事終える。
温泉へ入り、夕食を食べた後、疲れから午後7時過ぎには布団に入り眠ってしまう。



5月28日(日) 快晴

今朝も素晴らしいスキー日和になりそうである。
今日は、一の越から浄土山へ登り、山崎カールの側を滑り降りる予定である。
朝7時半過ぎ、小屋を出発し、みくりが池を過ぎてからシールを着けてスキーを履く。
途中近くのハイマツの中ではライチョウがポーズを取っている。
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一の越までは夏道に沿ったいいトレースがついており、ゆっくりと登っていく。
日曜日のためか、たくさんのスキーヤーや登山者が登っていく。
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1時間ほどで一の越のコルに着く。
コルからは北の方の展望が開け、槍ヶ岳や穂高連峰などもよく見える。
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黒部側の御山谷に向けて滑り降りていくスキーヤもいる。
一の越からはスキーを担ぎ、稜線上の夏道を登っていく。
午前11時前、観測所の建つ龍王岳と浄土山の間のコルに出る。
ここからの薬師岳や五色ヶ原の眺めも素晴らしい。
北には剱岳も大きく頭を出している。
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浄土山東側斜面を気持ちよく滑り降りる。
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30分もかからず夏道まで滑り降り、山崎カールに沿ったブルドーザーが除雪した道をまっすぐに滑り降りる。
みどり池下からスキーを脱ぎ、担いで雷鳥荘まで登り返す。
午後2時前には雷鳥荘へ戻る。
部屋へ戻り、温泉に入って休んでいると、窓の外の立山連峰が夕日に赤く染まって奇麗である。
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2日間のスキー滑降を終わり、明日は帰るだけである。
満足感に満たされて、午後8時過ぎに就寝する。



5月29日(月) 晴れのち薄曇り

週末の賑わいも去り、今日は旅館の中もお客の姿が少ない。
朝早く起き、最後の温泉につかり、窓から見える奥大日岳に段々と朝日が差してくるのを長いこと見ている。
IMG_0225_20170530124332357.jpg 

朝食を食べた後、荷造りをして、午前8時ごろ宿を出る。
IMG_3687_201705301242280ff.jpg 

朝は晴れていたが、だんだんと薄雲がかかってくる。
30分ほどで観光客で賑わう室堂ターミナルに着く。
ターミナルの屋上から見ていると、次々と観光客がバスで来て、雪の大谷の方へ歩いていく。
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午前9時過ぎのバスに乗り、ケーブルを乗り継ぎ、駐車場へ戻る。
時間が早いので、高山まではR41を走り、高山から東海北陸道に乗り、午後4時過ぎ名古屋へ帰る。



今回の山行は、いつかは滑ってみたいと思っていた待望の立山での春山スキー山行であった。
下から見上げた時には、あんな急斜面を果たして滑り降りることが出来るのか心配であった。
しかし、Yさんのご指導の下、無事滑り入りることが出来、感動いっぱいであった。
歳を取ってから始めた山スキーであったが、難しさと同時に楽しさも少しづつ分かってきたこの頃である。
無謀なことは避けなければならないが、この年になっても新しい楽しみが見つかり、趣味の世界がまた広がった。
山遊人





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