2016.09/20 [Tue]
南アルプス最南端の3000m峰:聖岳(その2)
9月17日(土) 聖平小屋~聖岳~聖平~上河内岳~茶臼小屋

【天気】 晴れ後霧
【コースタイム】
聖平小屋(5:00)→聖平(5:03/5:12)→薊畑(5:44)→小聖岳(6:35/6:40)→聖岳(7:52/8:00)→奥聖岳(8:20/8:30)→聖岳(8:55/9:00)→小聖岳(9:42)→聖平(10:42/11:08)→南岳(12:50/12:55)→上河内岳(13:44)→茶臼小屋(15:16)
朝4時前に起床する。
今日はいよいよ聖岳登頂の日である。
天気も午前中は何とか持ちそうである。
4時半から朝食を食べた後出発の準備をする。
午前5時ヘッドランプを付けて出発する。
3,4分木道を歩き稜線まで出る。
いらない荷物を登山道脇の木陰にデポし、稜線を右に折れて聖岳を目指す。
少し登ると徐々に東の空が赤く染まり出す。

少し経つと東の稜線から太陽が顔を出す。

西の登山口である便ヶ島からの道の分岐点「薊畑」のあたりですっかり明るくなり、赤く染まった聖岳が見えてくる。

草付きの斜面を少し登ると、待望の富士山の頭が顔を覗かせる。
山頂には笠雲がかかっている。

樹林帯を抜けハイマツ帯の急坂を登り、6:35、小聖岳に出る。
前方には聖岳が全容を現す。

逆光でシルエットになった富士山が大きく見えてくる。

やせた岩尾根を通過し、砂礫の山腹をジグザグを切って登り出す。
辛い急坂を約1時間登り、7:52、最南端の3000m峰「聖岳」山頂に立つ。

山頂からは大展望が広がる。
北には南アルプスの盟主赤石岳が間近である。

裾野まで長く稜線を伸ばした富士山も全容がシルエットとなって浮かび上がっている。

北西遠くには中央アルプス、その向こうには北アルプスの槍穂高方面が見えている。

南には辿ってきた稜線の先にこれから向かう上河内岳が見える。

眺望を堪能し、少し先の奥聖岳へ向かう。

20分ほどで奥聖岳(2978m)へ着く。
主稜線から外れているため静かな山頂を我々だけで独り占めする。
兎岳、大沢岳方面の稜線が赤石岳へと続いている。
谷間には小さく百間洞の小屋も見える。

富士山も益々近くに見える。

振り返れば聖岳の雄姿が立派である。

この頃より徐々に谷からガスがあがり始める。
10時半過ぎ聖平に戻りデポしてあった荷物をまとめる。
ここで早めの昼食を食べる。
上河内岳を経て茶臼小屋までまだまだ先が遠い。
樹林帯を急登し、ハイマツの尾根道を行き、12:50、南岳を通過する。

辺りのナナカマドが赤い実をつけている。

南岳から30分ほどで上河内岳の肩に着く。
そこに荷物を置いて10分ほど登り、主稜線から少し外れた上河内岳山頂へ行く。
山頂はガスで何も見えない。

上河内岳を下り、ガスの中の風が強い稜線を行く。
少し下って奇岩「竹内門」を通過する。

更に進み、、盛夏にはお花畑となる稜線から西に外れた気持ちのいい開けたところを行く。

お花畑を過ぎ、砂礫の斜面を登り返すと茶臼小屋への分岐に着く。
分岐を左に折れ、茶臼小屋へと下って行く。
100m近く下り、いくつもテントが張られたテント場を過ぎ、15:16、やっと茶臼小屋へ着く。
敬老の日の3連休が始まり小屋は結構混んでいる。
夕食までの時間をシュラフに入り疲れを癒す。
午後5時半、食堂で夕食を食べる。
ここの小屋では山小屋としては珍しい刺身が出る。
食事を済ませた後、小屋の天気予報を見ると、明日は台風接近の影響か、風雨が強いという予報である。
明日は12時間かけて光岳へピストンする予定でいたが、悪天候のため今回は残念ながら中止と決定する。
夜になり雨が降り始める。
7時過ぎ早めにシュラフに潜り込み就寝する。
傘をさして外のトイレに起きたりして熟睡することが出来ない。

【天気】 晴れ後霧
【コースタイム】
聖平小屋(5:00)→聖平(5:03/5:12)→薊畑(5:44)→小聖岳(6:35/6:40)→聖岳(7:52/8:00)→奥聖岳(8:20/8:30)→聖岳(8:55/9:00)→小聖岳(9:42)→聖平(10:42/11:08)→南岳(12:50/12:55)→上河内岳(13:44)→茶臼小屋(15:16)
朝4時前に起床する。
今日はいよいよ聖岳登頂の日である。
天気も午前中は何とか持ちそうである。
4時半から朝食を食べた後出発の準備をする。
午前5時ヘッドランプを付けて出発する。
3,4分木道を歩き稜線まで出る。
いらない荷物を登山道脇の木陰にデポし、稜線を右に折れて聖岳を目指す。
少し登ると徐々に東の空が赤く染まり出す。

少し経つと東の稜線から太陽が顔を出す。

西の登山口である便ヶ島からの道の分岐点「薊畑」のあたりですっかり明るくなり、赤く染まった聖岳が見えてくる。

草付きの斜面を少し登ると、待望の富士山の頭が顔を覗かせる。
山頂には笠雲がかかっている。

樹林帯を抜けハイマツ帯の急坂を登り、6:35、小聖岳に出る。
前方には聖岳が全容を現す。

逆光でシルエットになった富士山が大きく見えてくる。

やせた岩尾根を通過し、砂礫の山腹をジグザグを切って登り出す。
辛い急坂を約1時間登り、7:52、最南端の3000m峰「聖岳」山頂に立つ。

山頂からは大展望が広がる。
北には南アルプスの盟主赤石岳が間近である。

裾野まで長く稜線を伸ばした富士山も全容がシルエットとなって浮かび上がっている。

北西遠くには中央アルプス、その向こうには北アルプスの槍穂高方面が見えている。

南には辿ってきた稜線の先にこれから向かう上河内岳が見える。

眺望を堪能し、少し先の奥聖岳へ向かう。

20分ほどで奥聖岳(2978m)へ着く。
主稜線から外れているため静かな山頂を我々だけで独り占めする。
兎岳、大沢岳方面の稜線が赤石岳へと続いている。
谷間には小さく百間洞の小屋も見える。

富士山も益々近くに見える。

振り返れば聖岳の雄姿が立派である。

この頃より徐々に谷からガスがあがり始める。
10時半過ぎ聖平に戻りデポしてあった荷物をまとめる。
ここで早めの昼食を食べる。
上河内岳を経て茶臼小屋までまだまだ先が遠い。
樹林帯を急登し、ハイマツの尾根道を行き、12:50、南岳を通過する。

辺りのナナカマドが赤い実をつけている。

南岳から30分ほどで上河内岳の肩に着く。
そこに荷物を置いて10分ほど登り、主稜線から少し外れた上河内岳山頂へ行く。
山頂はガスで何も見えない。

上河内岳を下り、ガスの中の風が強い稜線を行く。
少し下って奇岩「竹内門」を通過する。

更に進み、、盛夏にはお花畑となる稜線から西に外れた気持ちのいい開けたところを行く。

お花畑を過ぎ、砂礫の斜面を登り返すと茶臼小屋への分岐に着く。
分岐を左に折れ、茶臼小屋へと下って行く。
100m近く下り、いくつもテントが張られたテント場を過ぎ、15:16、やっと茶臼小屋へ着く。
敬老の日の3連休が始まり小屋は結構混んでいる。
夕食までの時間をシュラフに入り疲れを癒す。
午後5時半、食堂で夕食を食べる。
ここの小屋では山小屋としては珍しい刺身が出る。
食事を済ませた後、小屋の天気予報を見ると、明日は台風接近の影響か、風雨が強いという予報である。
明日は12時間かけて光岳へピストンする予定でいたが、悪天候のため今回は残念ながら中止と決定する。
夜になり雨が降り始める。
7時過ぎ早めにシュラフに潜り込み就寝する。
傘をさして外のトイレに起きたりして熟睡することが出来ない。
山遊人
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