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山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。

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秋色間近かな北アルプス:南岳

9月26日(木)~27日(金)

北アルプス:南岳(3033m)・氷河公園

登山道調査を兼ねて北アルプスの南岳~氷河公園の天狗池へ山仲間と二人で山行する。

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(新穂高温泉~槍平小屋)

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(槍平小屋~氷河公園~横尾)

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(横尾~徳沢~上高地)



9月26日(木)

心配された台風20号もそれ、名古屋では台風一過の爽やかな秋晴れの期待される天気予報である。
今日と明日の1泊2日の予定で、新穂高から槍平に入り、翌日南岳に登り、天狗池の氷河公園を経て、上高地に下りてくるという駆け足山行である。
朝7時に集合して、東海北陸道を走り、午前10時頃平湯のアカンダナ駐車場に着く。
名古屋では爽やかに晴れていたのに途中平湯のあたりからは小雨の降る生憎の天気である。
平湯のバスターミナルから10時半前の新穂高温泉行きバスに乗り11時過ぎ新穂高温泉に着く。
昼食を食べた後、11:30、蒲田川の右俣林道を槍平の小屋に向けて歩き出す。
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穂高平、白出沢を過ぎて谷に懸けられた橋を渡るとやっと登山道になり徐々に登りだす。
滝谷出合を過ぎ、滝谷を初登攀した藤木九三のレリーフを右に見て、樹林帯を登って行く。
4時間ほど歩いて南沢を過ぎるとまもなく午後3時半頃樹林の中に建つ槍平小屋に着く。
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小屋はまだ新しく清潔な感じであり、早速受付を済ませ部屋に入る。
夕食前窓から外を見ると、やっと雨も上がり夕日が穂高に当たって赤く焼けているのが木の間越しに見える。
明日の晴天が期待される。
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夕食の時一緒にいた宿泊者は7人ぐらいで静かな夜を過ごす。
午後7時過ぎには布団にくるまり就寝する。



9月27日(金)

朝4時前に起き、準備をして外に出ると、あたりには一面の霜が降りており、氷点下の朝である(帰ってから小屋のブログを見ると朝6時で-3℃だったそうである)
まだ明けやらぬ空には満天の星がまたたいている。
登山道の計測に使うGPSの設定に手間取り、午前4時半過ぎに南岳に向けて出発する。
ヘッドランプを点けて樹林帯の道を100mほど上がり、旧登山道との分岐の南沢に出る。
平成10年の群発地震で今は南岳西尾根に付け替えらた登山道に入る。
暫くして夜が明け、明るくなり始める。
ここからは標高差500mほどのほぼ直線の急勾配の尾根道である。
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途中振り返ると、後ろの笠ヶ岳の山頂に朝日が当たり始める。
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あたりの樹林帯はかなり紅葉も進みだしている。
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2時間半ほどで救急箱の置かれた2631mのピークに出る。
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ここから滝谷を隔てた穂高方面の眺望も開けてくる。
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後ろの笠ヶ岳にも朝日が山腹まであたり、下部には穂高連峰の黒い影を落として益々大きく浮かんで見えてくる。
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両側が切り立った尾根道を少し行き、左の南沢へ垂直の階段で下りる。
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南沢源頭をトラバースして行くと旧道との分岐点に出る。
まだうっすらと旧道の後が残っている。
ここを右に90°曲がり、南岳西面の岩の堆積したガラガラの道を高度を上げて行く。
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途中から再び尾根道に出て振り返れば、すっかり陽の当たった笠ヶ岳が青空にクッキリと浮かび、その左肩には白山連峰も見えている。
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8:50、ようやく南岳小屋の建つ槍穂高の稜線分岐に出る。
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小屋のご主人のお話を聞くと、今朝は今秋最低の冷え込みで、バケツの中にも厚さ2cmほどの氷が張ったそうである。
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しばらく休憩をしてから南岳を経て下山にかかる。
5,6分で丸い南岳の山頂に着く。
山頂からはまさに360度の大展望が広がる。
北には槍の穂先が鋭く天を突き、南には大キレットを隔てて北穂高岳から奥穂高岳、前穂高岳北尾根が連なって見える。
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東には常念岳の三角錐が立派である。
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南東には遠く南アルプスの向うに富士山が頂を覘かせている。
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大展望を堪能し、更に10分ほど北へ稜線を辿ると、右手に天狗原への下山口が分かれている。
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クサリ場やハシゴが連続する急な尾根道を30分ほど下り天狗のコルに着く。
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コルからは、横尾谷右俣のカールの向こうに屏風岩や前穂北尾根が見渡せる。
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ここから尾根を離れて左に折れ、大きな岩のゴロゴロした道を下り、30分ほどで氷河公園の天狗池に着く。
この天狗池はポスターなどにも紹介され、池に映る逆さ槍で有名な撮影ポイントである。
ややさざ波が立っているが、一点の雲もない青空のもと紅葉も少し始まっており、期待通りの風景が目に印象的に焼き付く。
          IMG_3687.jpg

夏の残雪期や紅葉の最盛期には沢山の登山客で賑わうが、平日でまだ紅葉には少し早い時期なのか他に3人ほど登山客がいるだけの静かな池のほとりでしばしの至福の時を過ごす。
この辺りでは紅葉はかなり進んでいる。
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充分に景色を堪能した後槍沢に向けて歩き出す。
途中で見る紅葉やナナカマドの赤い実と、槍沢の向こうの槍ヶ岳の景色も印象的である。
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11:37、槍沢下部をトラバースして槍沢を下りてくる分岐に出る。
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ここからは大勢の登山者とすれ違いながら、大曲り、ババ平を経て、11:47、槍沢ヒュッテに着く。
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上高地発午後5時の最終バスに乗り遅れないよう、ここからはほとんど休みなしに歩き通し、横尾を経て徳沢に出る。
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徳沢から一気に駆け下り、午後4時半過ぎやっと河童橋たもとに辿りつく。
河童橋から見る穂高連峰には稜線に雲がかかっている。
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上高地のバスターミナルに16:40に着き、何とか平湯行の最終バスに間に合い、午後5時半過ぎアカンダナの駐車場に戻る。
平湯温泉のホテルで日帰り温泉に入って2日間の汗を流し、午後10時過ぎ名古屋に帰ってくる。



今回の山行は、登山道の調査という役目を兼ねた山行であったが、槍平から南岳までの登山道の調査を終えて、1日で上高地まで下るという歩行時間12時間のやや強行軍の山行であった。
前日は小雨が降っていたが、調査当日は秋晴れの絶好の好天に恵まれ、気持ちのいい山行が出来た。
同行をしてくれた山仲間の I さんにも感謝をしたい!
山遊人
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