鈴鹿:藤原岳(1120m)12月12日(水)登山教室の生徒さん3人と、新雪が降った鈴鹿の藤原岳へワカン歩行のトレーニングを兼ねて山行する。

【コースタイム】
西藤原休憩所(8:15)→四合目(9:10)→8合目(10:15)→9合目(11:00)→藤原山荘(11:45/12:45)→山頂(13:45)→藤原山荘(14:10)→8合目(14:45)→西藤原休憩所(15:45)
2日前の寒波の襲来で名古屋地方も3cmの積雪をみたが、今日は穏やかに晴れていい天気になりそうである。
朝6:40に集合して、東名阪桑名ICから員弁を通り、西藤原の休憩所前の駐車場に8時前に着く。
すでに7,8台駐車しており、平日にもかかわらず賑わっているようである。
あたりは一昨日の雪がうっすらと残っている。
準備を整え、8:15、鳥居をくぐり藤原岳表道登山道を登り出す。

2合目のあたりからは雪を踏みしめての上りである。
1時間ほど歩いた4合目で少し休憩をする。

雪は徐々に深くなるが、先行者のトレースがついているので歩きやすい。
2時間ほど歩いて、9:15、聖宝寺道と合流する8合目に着く。

8合目あたりでは5,60cmの積雪があり、先行者はツボ足でのトレースなので、我々は練習のためここでワカンを装着する。
初めてワカンを着ける人もいる。
傾斜が増す中をトップを交代しながら登っていく。
11:00、9合目の展望地に到着する。

9合目からは更に傾斜が増し、積雪も深いので予定よりもだいぶ時間がかかる。

11:45、やっと藤原山荘避難小屋に着く。

小屋の中には3パーティほどが憩っている。
我々もここでゆっくりと昼食タイムを取る。
持参の熱々のおでんを頬張り身体を温める。
ゆっくりと休憩し、小屋に荷物を置いて、空身で藤原岳展望丘を目指す。
まだ先行者が誰もいないので、ワカンを履いてのラッセルとなる。
途中からガスがかかり、山頂が隠れてしまい少し遠回りをしてしまう。
ワカンを履いていても膝上まで沈む積雪の中、山頂直下の急斜面を登って13:35、やっと山頂に立つ。
普通なら20分ほどで登れるところを50分もかかってしまう。
まだ先行者の誰の足跡もついていない山頂は気分がいい。

山頂に着く頃にはガスも切れて、御池岳や竜ヶ岳も見えてくる。
だいぶ冷え込んでおり、少しエビの尻尾もついている。

展望を楽しんだ後、下りはどこでも歩けるので、適当に斜面を選んで駆け下る。

14:10、小屋に戻り、荷物を背負って下山にかかる。
帰りは急斜面ではシリセードをしたりして楽しみながら下る。

1時間半ほど下って、15:45、駐車場に戻ってくる。
近くの日帰り温泉で汗を流し、事故で少し渋滞する中を午後7時前名古屋に帰り着く。
今年最初の雪山山行で、ワカン歩行のトレーニングを計画したが、想像以上に積雪が多く、ワカンを付けていても山頂付近では膝上までも沈んでしまうほどであった。
まだワカンの取り扱いがうまくできないこともあったが、今後もトレーにイングを積んで徐々に雪山の楽しさと厳しさを味わえるようになってほしいものである。
山遊人
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