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初冬の光降り注ぐ:姫越山と芦浜
2012/11/16(Fri)
11月15日(木)

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登山教室の生徒さん4人と一緒に紀勢の「姫越山」に山行する。
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当初鈴鹿の「霊仙山」へ山行する計画であったが、前日から強い冬型の気圧配置になり、鈴鹿北部の山は雨か雪が予想されたため、三重県南部の紀勢地方の「姫越山」に計画を変更する。
6:40名古屋を出発して、東名阪、紀勢道を走り、午前8時過ぎ錦漁港の日の出公園駐車場に着く。
名古屋を出るときにはかなり雨が振っていたが、さすがに南の地方、こちらは青空が広がる晴天のいい天気である。
準備を整え、午前8:30登山口を目指して出発する。
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目の前にはこれから登る尾根の先に姫越山がそびえている。
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5分ほどで津波避難所となっている階段を上がって、姫越山から南西に伸びている尾根に取り付く。
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尾根上の道を行き、45分ほどで海側の展望が開けた岩の上に出る。
眼下には穏やかな錦湾が広がっているのが見える。
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姫伝説の「爺塚」が路傍にひっそりと祀られている横を通過する。
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ウバメガシの樹林の中の道は「前姫越」の山腹を巻くようにして登っていく。
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右から芦浜峠から上がってきた尾根道を合わせ、しばらくで「姫塚」を通る。
こちらは少し立派な道標が立っている。
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山頂直下の岩場を過ぎ、10:15狭い姫越山の山頂に着く。
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山頂からは、東側に展望が開け、熊野灘が逆光に鈍く輝き、これから辿る弓型の「芦浜」や「芦浜池」も小さく見えている。
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しばらく休憩した後、山頂から東に伸びる尾根上の道を芦浜を目指す。
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この道はゆるやかに下っており歩きやすい。
398mのピークを越え、新桑への分岐を左に分けると、道はジグザグを切って急激に下りだす。
1時間ほど下り、11:45頃平坦な所に出て、ここを左手に曲がり、作業小屋を過ぎ、神社の鳥居のある前を過ぎると、芦浜池のほとりに出る。
木漏れ日の中をウバメガシの林を抜け、芦浜池湖畔に出る。
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蒼い水を湛えた芦浜池の後ろには下ってきた尾根が青空にそびえている。
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砂浜を歩いて12:00「芦浜」に出る。
弓型を描いた浜には他に誰もおらず、まさに我々だけのプライベートビーチである。
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風もなく静かに打ち寄せる潮騒の音を聞きながらゆっくりと昼食をとる。
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四人組、海を見ながら何を語るか?
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12:45帰途に着く。
芦浜峠まで少し登り返し、姫越山山腹の水平道を1時間ほど歩いて、錦湾を目の前にした民家の横の登山口に下り立つ。
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漁港に沿った海沿いの舗装道路を20分ほど歩いて、14:15駐車場へ戻る。

帰りに、元小学校だった所を温泉に回収した日帰り温泉で汗を流し、紀勢道から夕方の渋滞で混む東名阪を通って、午後5時半過ぎ帰名する。



名古屋では今年一番の寒い日で、雨も降る天気であったが、南の紀勢地方では晴天のいい日和であった。
初冬の光に溢れた中、悲しい姫伝説が伝えられる「姫越山」に登り、帰りには静かな「芦浜」の浜を独り占めに出来るという贅沢な山行であった。

                     山遊人
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