2009.10/14 [Wed]
秋色進む守屋山
10月14日(水)
あちこちから垣根越しに金木犀の甘い香りが漂う秋本番のこの頃である。
秋色を求めて、信州諏訪湖の南にある守屋山にいつもの山仲間3人と山行する。
守屋山は山頂に諏訪大社上社の御神体が祀られており、春にはザゼンソウでも有名な山である。
また、ほぼ日本の中央にあるので、展望がよいことでも知られている。
(GPSの軌跡をカシミールで地図に取りこみました)
コースタイム
杖突峠駐車場9:35 → 10:10登山口10:18 → 10:58守屋山東峰11:16 → 11:40守屋山西峰12:42 → 13:12前岳休処 → 13:57立石コース登山口 → 14:15杖突峠駐車場
朝6:30名古屋を出発し、中央道の伊奈ICを出て、高遠から国道152号線を北上し、9:20杖突峠手前の登山口駐車場に到着する。
駐車場の横には、個人のアジア文化の研究所のモンゴルなどの建物が建っている。

準備をして、9時半過ぎに色づき始めたカラマツ林の中の道を緩やかに登り、アカマツが現れるころ、林道を横切ってザセンソウの群生地を過ぎ、林道終点の登山口に到着する。



ここには駐車場もあり、林の中には立派な避難小屋や簡易トイレも設置されている。

ここから登山道は左の林の中の急坂を登り、しばらくで尾根上に出て、鎖のかかった岩場を越すと、間もなく守屋山東峰(1631m)に到着する。

やや雲が多いが、山頂からは蓼科山や八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプスなどが望まれる。
残念ながら北アルプスは雲の中である。

東峰のすぐ下には、柵で囲まれた中に守屋神社奥宮がある。
ちょうど山頂にいた地元の方に、この神社は諏訪大社の上社の御神体でもあことを教えていただく。

しばらく山頂で展望を楽しんだ後、三角点のある守屋山西峰にと向かう。
登山道の脇にはナデシコの花が一輪咲いている。

一旦下り、黄葉の進む明るい雑木林の尾根道を快適に歩を進める。

木の間越しに諏訪湖も眼下に望むことができる。

西峰直下には小さな休憩小屋があり、外観の割には中はきれいにされている。

東峰から20分ほどで三角点のある西峰(1650m)に到着する。

西峰の山頂は、なだらかな草地が広がっており、ここでゆっくりと昼食を摂る。
しばらくして、地元の20名くらいの団体が上がってきて山頂で宴が始まる。
1時間ほどゆっくりとし、12:42山頂を後にする。
下りは立石コースをとり、カラマツ林のジグザグ道を降り、亀石や立石をはじめとした奇岩が続く石巡りのコースを通る。


鬼ヶ城

亀 石

立石の展望台
石巡りをしながら、1時間少しで立石コース登山口に降りる。
国道を歩き、15分ほどで登り口の杖突峠駐車場に帰りつく。
帰りに高遠のさくらの湯で汗を流し、午後8時頃名古屋へ帰る。
以前から守屋山は一度登ってみたいと思っていた山であったが、今回やっと念願がかなった。
往復3時間少しと割合簡単に登ることができ、展望は抜群の山であり、夏にはお花も多い山と聞いている。
今度は新雪か残雪の頃にもう一度訪れてみたいものである。
山遊人
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