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山遊人の徒然日記

山と写真をこよなく愛するおじさんのブログです。 山行記録や旅日記また花の写真などを中心によしなし事を載せていきます。 同好の方がみえましたらお立ち寄り下さい。

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残雪まぶしい白山

6月20日(土)
            白山

残雪を求めて加賀の白山へ、いつもの仲間と二人で山行する。
梅雨の晴れ間のいい天気が期待できそうな天候である。
今回は岐阜県側の平瀬の大白川ダムからの平瀬道を登ることにする。
こちらからだと10時間近くかかるが、名古屋から日帰りで白山に登ることができる。

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コースタイム
平瀬道登山道口6:20 → 8:30大倉山避難小屋8:40 → 10:20室堂10:26 → 11:08御前峰11:18 → 11:34室堂12:25 → 13:35大倉山避難小屋13:45 → 15:16登山口


朝4時前に名古屋を出発し、東海北陸道を走り、庄川ICを出て、白川村への国道156線を北上する。
途中庄川桜で有名な御母衣ダムを通り、平瀬から大白川ダムへの林道を左折する。
林道を30分ほど走り、大白川ダムサイトの平瀬道登山口の駐車場へ6時前に到着する。
既に、10台以上の車が駐車しており、出発の準備をしている人も多い。
6時20分、室堂まで6.9キロと書かれた登山道のゲートをくぐり歩き始める。
歩きだしてすぐ左手にログハウスの平瀬道登山口休憩所がある。
清潔そうな小屋で、避難所としても使用することができる。
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小屋からブナの多い階段状のよく踏まれた道を登りだす。
しばらくして道は尾根上に出る。
ここの道は、急登のあとに平坦なところがあるとい行ったとても歩きやすい道である。
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30分ほどブナ林の中の道を登ると、ダケカンバの樹林帯に代わり、眼下にエメラルド色の白水湖を見下ろしながら、樹間にチラホラと残雪豊かな別山方面や御前峰が見えるようになる。
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足元には花が多く、イワカガミ、キンポウゲなどが雪解け後の道端に咲き始めている。
1500mを越えたあたりからは道に残雪が現れ、時々雪田を横切るようになる。
2時間ほどの登りで大倉山(2039m)山頂へ出る。
大倉山の山頂は展望がきかないが、少し行った尾根からは白山最高峰御前峰や剣ヶ峰が青空にすっきりと立っているのが見える。
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左手には別山方面が一望である。
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山頂から少し下り大倉山避難小屋に到着し、しばらくの休憩をとる。
ここの小屋も中は清潔そうである。
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避難小屋を過ぎてからは、雪田を何度も横切り、白山で一番大きなカンクラ雪渓上部の急登を滑らないようにして慎重に登る。
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雪渓を登り切り、ハイマツが現れ、ゆるやかになった道をたどり、室堂平の一角に出る。
途中で展望歩道への分岐を通るはずであったが、雪の中でわからない。
室堂平はまだ一面の残雪である。
別山方面の山が残雪の上にまぶしく輝いている。
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4時間ほどの登りでやっと到着した室堂の小屋裏はまだ残雪に埋もれている。
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小屋前では、多くの登山者が憩っている。
室堂に荷物を置いて、白山奥宮の鳥居をくぐり、水とカメラを持って御前峰へピストンをする。
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40分ほどの登りで2702mの白山最高峰山頂に到着する。
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山頂は少し風が強いが、よく晴れて360度の大展望である。
北には、足元に翠ヶ池をしたがえて剣ヶ峰や大汝峰が聳えている。
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すぐ下には、別山を背景に、残雪の中に室堂の小屋の赤い屋根が小さく見える。
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遠く、北アルプスの剣岳、立山方面、槍ヶ岳、穂高方面まで望まれ、乗鞍岳や御岳も雲間に浮かんでいる。
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十分に展望を堪能し、室堂に下り昼食を摂る。
小屋前の広場には100人近くの人が憩っており、小屋に泊まっている人も多い。
7月上旬まではまだ食事は出来なく自炊である。
石川県側の別当から登って来た人が多いようである。
12時半前登って来た道を下山にかかる。
雪田の下りは滑りやすいので、安全のため途中までアイゼンを着ける。
3時間近くかかり、午後3時16分無事登山口へ下山する。 
湖畔には野天風呂の「白水の湯」があり、300円を払って入浴する。
男女別の脱衣場と野天風呂があるだけの野趣のある温泉で、湯船からは眼下に白水湖が見える。
環境に配慮して石鹸の使用は出来ない。
ここで一日の汗を流し、午後8時過ぎに帰名する。
途中登山道で見かけた花たち
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     ハクサンチドリ          ミヤマキンポウゲ

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     エンレイソウ             サンカヨウ

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     コイワカガミ            キヌガサソウ     

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      ヒトリシズカ            アカモノ
花にはあまり詳しくないので、違っていたらどなたか教えてください。

白山には、今までに石川県側から何度も登ったことはあったが、岐阜県側からは初めてである。
名古屋からは交通の便がいいため、少しきついが、こちら側からならば日帰りが可能である。
白山では最近40年振りにライチョウが一羽目撃され話題になっている。
どうもよそから飛んできたようであるが、年々日本のライチョウの数も減っており、大切に見守っていきたいものである。
                          山遊人 

 

 

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