2023年3月1日(水)高山西:猪臥山(1518.8m)奈良の「お水取り」も始まり、めっきり春めく季節となる。
登山学校OBの皆さん7人と一緒に、下見を兼ねて岐阜県高山市の西にある「猪臥山」へ山行する。
【地形図】:猪伏山(1/25000)
【コースタイム】中登山口駐車場(8:29)~尾根取付き(9:03/10)~電波塔分岐(9:55)~猪伏山(10:10/40)~P1456(11:25)~彦谷登山口駐車場(13:15/25)~中登山道駐車場(13:35)
【天気】 晴れ時々曇り
高気圧が東に去り、今日は、暖かいが夕方ごろから雨の予報が出ている。
朝6時半に集合し、東海北陸道を走り、飛騨清見ICを出る。
R158から県道を10分ほど走り、午前8時15分頃猪臥山トンネル手前の中登山道駐車場に着く。
現地は良く晴れており、白く輝く猪臥山の山頂方面も見渡せる。
きれいに除雪されている広い駐車場には他の車が1台だけ駐車している。

最近人気が出てきたのか、詳細な案内看板が設置された。

8:29、登山道はトレースがついているが、踏み固められて滑りやすいので最初からアイゼンを付けて出発する。

最初は彦谷に沿った緩やかな道を徐々に登っていく。

30分少し歩き、谷を越えると、猪臥山から南に延びる尾根の取り付きに出る。

アイゼンの爪をきかせて、250mほど急坂の続く尾根を登っていく。

45分ほど登り、9:55、右の電波塔へと続く尾根上に出る。

そこを左に折れて猪臥山を目指す。
青空に聳える山頂手前の急斜面を登っていく。

最後の急斜面を登り切ると山頂はもうすぐである。

山頂下にある猪臥神社の祠を越え、10:10、二等三角点の猪臥山山頂に立つ。

残念ながら遠くの北アルプスや乗鞍岳方面は雲の中で見えない。
北に見えるのは金剛堂山方面か?

南には尾根続きの電波塔のある山が近くに見える。

山頂に着く頃から雲が出て風も強くなり始める。
寒いので風を避けて山頂直下の祠の陰で昼食を摂る。
昼食中にも2,3人の登山者が登って来る。
昼食を済ませた後、10:40、ワカンやスノーシューをつけて南西尾根を縦走して下り始める。


少しトレースはついているが、久し振りのワカン歩きで心が浮き立つ。

気持ちのいい尾根を下界を見下ろながら下っていく。

所々では雪庇がかなり張り出している。

45分ほど下り、途中のピーク(P1456)に出る。

ここからは西の白山方面の展望がいいのだが、今日は白山山頂方面には雲がかかっている。

さらにいくつかの小ピークを越えて尾根道を2時間近く下る。
最後のピークを越え、左に折れて彦谷登山口へと下る。

彦谷登山口駐車場上の伐採された斜面を下り、13:15、県道に出る。

ここでワカン、スノーシューを外し、県道を10分ほど歩いて、13:35、車を駐めた中登山口の駐車場に戻る。

車に乗り込み、途中温泉には立ち寄らず、飛騨清見ICから東海北陸道を走り、午後4時前に名古屋へ帰る。
今日はワカンやスノーシューをつけた雪山歩きを期待しての山行であった。
猪臥山山頂までは登山道もよく踏まれており、アイゼンだけで登った。
しかし、下山にとった南西尾根はそんなに踏まれてもおらず、何とかワカン、スノーシュー歩きが楽しめた。
山頂kらの360度の大パノラマが見えなかったのは少し残念であった。
今年は、信州方面の山は積雪が少ないが、飛騨方面の山ではもう少し雪山歩きが楽しめそうである。
猪臥山は毎年のように登っているが、割合簡単に登れて雪山を楽しめる好きな山の一つである。
山遊人
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