初夏の霧島山・開聞岳山行(その3)
2022年5月27日(金)
薩南:開聞岳(924m)
鹿児島山行最終日、薩摩半島最南端にある日本百名山の「開聞岳」に山行する。

【地形図】 開聞岳

【コースタイム】
開聞岳登山口駐車場(8:40)~五合目(9:55)~八合目(10:55)~開聞岳(11:40/12:15)~五合目(13:35)~登山口駐車場(14:30)
(行動時間: 5 時間50 分)
【天気】 快晴

昨日来の雨も止み、今日は快晴のいい天気である。
朝食を食べた後、午前8時前に宿を出る。
今日は開聞岳に登る予定だが、登山口に行く途中で薩摩半島最南端にある「長崎鼻」に立ち寄る。
車で30分ほど走り、長崎鼻に着く。
土産物屋が並ぶ道を抜けると竜宮神社の赤い建物がある。(50年前に来た時にはあったのかな?)

その先ではこれから登る開聞岳が堂々と聳えているのが見える。
円錐形のまさに”薩摩富士”の名にふさわしい雄姿である。

海岸線からの眺めも素晴らしい。

先端には真っ白な長崎鼻灯台が建っている。

潮が引いていれば海岸に下りて岩礁帯を歩いて行けれるのだが、時間がないのでここから引き返す。
長崎鼻から更に15分ほど走り、午前8時30分過ぎ「かいもん山麓ふれあい公園」の駐車場に着く。
50台ほどは止められる駐車場にはすでにたくさんの車が止まっている。
中には本州ナンバーの車もかなりある。
さすが日本百名山のためか人気の山である。
駐車場横にはトイレや売店のある管理事務所が建っている。

8:40、準備をして登山口から歩き始める。

公園の中の芝生を横切ってアジサイの咲く中を歩いていく。

前方には開聞岳が大きく聳えており、登高意欲をかきたてられる。

少し車道を歩き、一合目からは本格的な登山口になる。
樹林帯の中の道が続き、風が通らず汗が噴き出してくる。
徐々に傾斜が増し、9:55、五合目に着き少し休憩する。
東側が開けた展望台が設置されており、錦江湾の向こうには大隅半島方面が見える。


休憩後は更に急登となり、大岩がゴロゴロする歩きにくい道を登っていく。
七合目で視界が開け、眼下に南シナ海の島々が見える。
遠く屋久島の宮之浦岳も雲の上に浮かんでいる。

仙人洞という洞窟の横を通り、歩きにくい岩場の道から梯子のかかる急坂を登る。
急登を過ぎ大岩を回り込んで、11:40、大勢の登山者で賑わう二等三角点の開聞岳山頂に着く。

山頂からは大隅半島方面や池田湖、遠く錦江湾越しに桜島も霞んでいる。


山頂の岩場で昼食を食べて休んでいると、鹿児島市内の小学校の集団登山で、大勢の生徒が登ってくる。
12:15、満員状態の山頂を退散して下山にかかる。
下山路はこれから登ってくる生徒や下る生徒で渋滞状態である。
途中で抜くこともすれ違うことも出来ない。
開聞岳のような登山道が一本しかない山での集団登山は、他の登山客の迷惑にもなりかねない。
安全登山のためにもこの点をもう少し考えて計画をしてほしいものだ。
下り始めてから2時間15分かかり、14:30、登山口駐車場に戻ってくる。
午後3時前、車に乗り込み帰途につく。
途中、九州最大のカルデラ湖である池田湖畔を通る。
池田湖は、ネス湖のネッシーになぞらえた未確認生物「イッシー」が住んでいると噂されている。

湖畔からは登って来た開聞岳がよく見える。

再び指宿スカイラインに乗り、午後5時前に鹿児島の街に入る。
飛行機までまだ時間があるので、フェリーに乗り桜島に渡る。
車で上がって湯之平展望所に行く。

展望台に上がると、夕日に赤く染まる桜島が眼前に大きく聳えている。

仰ぎ見る南岳の方からは微かに噴煙がたなびいている。

錦江湾越しには登ってきた開聞岳も遠くに霞んで見える。

眺望を堪能した後、フェリー乗り場近くの日帰り温泉で汗を流す。
その後、九州自動車道を走り、午後7時半過ぎ鹿児島空港へ戻る。
21:25発の飛行機に乗り、22:45、セントレアに無事帰着する。
3日間に渡る鹿児島県の「霧島山・開聞岳」山行は、一日は雨に降られたが、山行中は天気に恵まれた。
霧島の高千穂峰では、期待していたミヤマキリシマは、ちょうど満開時期に遭遇することが出来た。
開聞岳山行は、いい天気に恵まれて山頂からの素晴らしい眺望を楽しむことが出来た。
雨天のため一日を史跡などの観光に充てたが、いずれの観光地も印象深く巡ることが出来た。
特に、知覧の特攻平和会館の中にあった特攻隊員が家族などに遺した手紙に心を打たれた。
戦争の悲惨さ、残酷さがひしひしと伝わり、二度とあのような過ちを繰り返してはならないと願った。
命の尊さ、平和の大切さを心に刻んだ山旅であった。
薩南:開聞岳(924m)
鹿児島山行最終日、薩摩半島最南端にある日本百名山の「開聞岳」に山行する。

【地形図】 開聞岳

【コースタイム】
開聞岳登山口駐車場(8:40)~五合目(9:55)~八合目(10:55)~開聞岳(11:40/12:15)~五合目(13:35)~登山口駐車場(14:30)
(行動時間: 5 時間50 分)
【天気】 快晴

昨日来の雨も止み、今日は快晴のいい天気である。
朝食を食べた後、午前8時前に宿を出る。
今日は開聞岳に登る予定だが、登山口に行く途中で薩摩半島最南端にある「長崎鼻」に立ち寄る。
車で30分ほど走り、長崎鼻に着く。
土産物屋が並ぶ道を抜けると竜宮神社の赤い建物がある。(50年前に来た時にはあったのかな?)

その先ではこれから登る開聞岳が堂々と聳えているのが見える。
円錐形のまさに”薩摩富士”の名にふさわしい雄姿である。

海岸線からの眺めも素晴らしい。

先端には真っ白な長崎鼻灯台が建っている。

潮が引いていれば海岸に下りて岩礁帯を歩いて行けれるのだが、時間がないのでここから引き返す。
長崎鼻から更に15分ほど走り、午前8時30分過ぎ「かいもん山麓ふれあい公園」の駐車場に着く。
50台ほどは止められる駐車場にはすでにたくさんの車が止まっている。
中には本州ナンバーの車もかなりある。
さすが日本百名山のためか人気の山である。
駐車場横にはトイレや売店のある管理事務所が建っている。

8:40、準備をして登山口から歩き始める。

公園の中の芝生を横切ってアジサイの咲く中を歩いていく。

前方には開聞岳が大きく聳えており、登高意欲をかきたてられる。

少し車道を歩き、一合目からは本格的な登山口になる。
樹林帯の中の道が続き、風が通らず汗が噴き出してくる。
徐々に傾斜が増し、9:55、五合目に着き少し休憩する。
東側が開けた展望台が設置されており、錦江湾の向こうには大隅半島方面が見える。


休憩後は更に急登となり、大岩がゴロゴロする歩きにくい道を登っていく。
七合目で視界が開け、眼下に南シナ海の島々が見える。
遠く屋久島の宮之浦岳も雲の上に浮かんでいる。

仙人洞という洞窟の横を通り、歩きにくい岩場の道から梯子のかかる急坂を登る。
急登を過ぎ大岩を回り込んで、11:40、大勢の登山者で賑わう二等三角点の開聞岳山頂に着く。

山頂からは大隅半島方面や池田湖、遠く錦江湾越しに桜島も霞んでいる。


山頂の岩場で昼食を食べて休んでいると、鹿児島市内の小学校の集団登山で、大勢の生徒が登ってくる。
12:15、満員状態の山頂を退散して下山にかかる。
下山路はこれから登ってくる生徒や下る生徒で渋滞状態である。
途中で抜くこともすれ違うことも出来ない。
開聞岳のような登山道が一本しかない山での集団登山は、他の登山客の迷惑にもなりかねない。
安全登山のためにもこの点をもう少し考えて計画をしてほしいものだ。
下り始めてから2時間15分かかり、14:30、登山口駐車場に戻ってくる。
午後3時前、車に乗り込み帰途につく。
途中、九州最大のカルデラ湖である池田湖畔を通る。
池田湖は、ネス湖のネッシーになぞらえた未確認生物「イッシー」が住んでいると噂されている。

湖畔からは登って来た開聞岳がよく見える。

再び指宿スカイラインに乗り、午後5時前に鹿児島の街に入る。
飛行機までまだ時間があるので、フェリーに乗り桜島に渡る。
車で上がって湯之平展望所に行く。

展望台に上がると、夕日に赤く染まる桜島が眼前に大きく聳えている。

仰ぎ見る南岳の方からは微かに噴煙がたなびいている。

錦江湾越しには登ってきた開聞岳も遠くに霞んで見える。

眺望を堪能した後、フェリー乗り場近くの日帰り温泉で汗を流す。
その後、九州自動車道を走り、午後7時半過ぎ鹿児島空港へ戻る。
21:25発の飛行機に乗り、22:45、セントレアに無事帰着する。
3日間に渡る鹿児島県の「霧島山・開聞岳」山行は、一日は雨に降られたが、山行中は天気に恵まれた。
霧島の高千穂峰では、期待していたミヤマキリシマは、ちょうど満開時期に遭遇することが出来た。
開聞岳山行は、いい天気に恵まれて山頂からの素晴らしい眺望を楽しむことが出来た。
雨天のため一日を史跡などの観光に充てたが、いずれの観光地も印象深く巡ることが出来た。
特に、知覧の特攻平和会館の中にあった特攻隊員が家族などに遺した手紙に心を打たれた。
戦争の悲惨さ、残酷さがひしひしと伝わり、二度とあのような過ちを繰り返してはならないと願った。
命の尊さ、平和の大切さを心に刻んだ山旅であった。
山遊人
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