新緑眩しいブナの森を抜けて:雲谷山
2022年4月17日(日)
若狭:雲谷山(786.4m)
山仲間と、福井県の若桜町と美浜町の境にある「雲谷山」へ山行する。

【地形図】三方

【コースタイム】
三方石観音駐車場(8:15)~第1展望所(8:40)~第2展望所(8:55)~第3展望所(9:10/15)~谷道分岐(9:30)~雲谷山(10:50/11:25)~第3展望所(12:45/50)~三方石観音駐車場(13:25)
【天気】 快晴

高気圧と高気圧の間に入り、太平洋側の当地方は曇りから雨の予報が出ている。
当初は鈴鹿の山へ登る予定でいたが、日本海側は天気が良さそうなので、急遽変更して福井県三方五湖の南にある「雲谷山」へ山行する。
朝6時過ぎに出発し、名神道、北陸道、舞鶴若狭道を走り、若狭美浜ICを出る。
R27を少し走り、「三方石観音」の案内標識に沿って左折れし、駐車場へ午前8時過ぎに着く。
現地は予想通り快晴のいい天気である。
準備をして、8:15、雲谷山を目指して灯篭の立ち並ぶ参道を歩き始める。

階段を登り本堂前に出る。

三方石観音は、弘法大師が大きな不動岩(大花崗岩)に一夜のうちに観音像を彫ったが、夜明けを告げる鶏の鳴き声を聞き、右手首より先を残して下山したと伝えられている。
本尊はこの不動岩に彫られた観世音菩薩で、別名「片手観音」とも言われ、手足の不自由な方にご利益があると言われている。
本堂横の案内板に沿って三方五湖展望所への道へ行く。

たくさんの仏様が並んだ所を通っていく。

若狭自然歩道の案内標識から左の登山道に入る。

森の中に道を、ジグザグを切りながら15分ほど登ると尾根上に出て視界が開け、三方五湖の三方湖が真正面に見える第1展望所に出る。

さらに15分ほど登ると、三方五湖全体が見える第2展望所である。

そこからさらに15分ほど林道を横切って登ると、四阿(避難小屋)の建つ第3展望所へ出て少し休憩する。

ここからは五湖の向こうに日本海も見える。

休憩後、道標に従って東に折れ、雲谷山三方コースの道を行く。

道の両側にはピンクやシロの小さなイカリソウの花が咲いている。

15分ほど行くと右手に谷道コースが分かれている。
少し先ではまだ少し残っている雪の上を行く。

道の両側にはタムシバの木の白い花が青空に映えて美しい。

その先のP628への急な尾根の両側にはイワウチワの群落があり、やや遅いがピンクのかわいらしい花を咲かせている。



谷筋にはまだ消え残りの残雪がある。

ピークを登り切り、芽を吹きだしたばかりで新緑眩しいブナ林の気持ちのいい尾根道を登っていく。

中には百年以上は経っていそうな立派なブナの大木もある。

小さなピークをいくつか越え、10:50、二等三角点の建つ雲谷山山頂に立つ。

北西側が切り開かれた山頂からは、若狭の海が眼下に一望できる。


遠くには残雪の白山が見える。


着いた時には福井山岳会の10人ほどのパーティーがいたが、すぐに下っていく。
風もない我々だけで独占状態の山頂で、眺望を楽しみながら昼食を食べてゆっくりと休憩する。

11:25、登ってきた道を下山にかかる。
2時間ほどかけて下り、13:25、駐車場へ戻ってくる。
800m足らずの山なので少し甘く見ていたが、途中では何回か小ピークのアップダウンがあり、思った以上に登り甲斐のある山であった。
山頂からの展望もよく、若狭の海や遠く白山方面を望むことが出来た。
ちょうどブナなどの芽吹きの時期であり、イワウチワやイカリソウなど春の花も見ることが出来た。
今シーズン初めての新緑の山を楽しめた山行であった。
若狭:雲谷山(786.4m)
山仲間と、福井県の若桜町と美浜町の境にある「雲谷山」へ山行する。

【地形図】三方

【コースタイム】
三方石観音駐車場(8:15)~第1展望所(8:40)~第2展望所(8:55)~第3展望所(9:10/15)~谷道分岐(9:30)~雲谷山(10:50/11:25)~第3展望所(12:45/50)~三方石観音駐車場(13:25)
【天気】 快晴

高気圧と高気圧の間に入り、太平洋側の当地方は曇りから雨の予報が出ている。
当初は鈴鹿の山へ登る予定でいたが、日本海側は天気が良さそうなので、急遽変更して福井県三方五湖の南にある「雲谷山」へ山行する。
朝6時過ぎに出発し、名神道、北陸道、舞鶴若狭道を走り、若狭美浜ICを出る。
R27を少し走り、「三方石観音」の案内標識に沿って左折れし、駐車場へ午前8時過ぎに着く。
現地は予想通り快晴のいい天気である。
準備をして、8:15、雲谷山を目指して灯篭の立ち並ぶ参道を歩き始める。

階段を登り本堂前に出る。

三方石観音は、弘法大師が大きな不動岩(大花崗岩)に一夜のうちに観音像を彫ったが、夜明けを告げる鶏の鳴き声を聞き、右手首より先を残して下山したと伝えられている。
本尊はこの不動岩に彫られた観世音菩薩で、別名「片手観音」とも言われ、手足の不自由な方にご利益があると言われている。
本堂横の案内板に沿って三方五湖展望所への道へ行く。

たくさんの仏様が並んだ所を通っていく。

若狭自然歩道の案内標識から左の登山道に入る。

森の中に道を、ジグザグを切りながら15分ほど登ると尾根上に出て視界が開け、三方五湖の三方湖が真正面に見える第1展望所に出る。

さらに15分ほど登ると、三方五湖全体が見える第2展望所である。

そこからさらに15分ほど林道を横切って登ると、四阿(避難小屋)の建つ第3展望所へ出て少し休憩する。

ここからは五湖の向こうに日本海も見える。

休憩後、道標に従って東に折れ、雲谷山三方コースの道を行く。

道の両側にはピンクやシロの小さなイカリソウの花が咲いている。

15分ほど行くと右手に谷道コースが分かれている。
少し先ではまだ少し残っている雪の上を行く。

道の両側にはタムシバの木の白い花が青空に映えて美しい。

その先のP628への急な尾根の両側にはイワウチワの群落があり、やや遅いがピンクのかわいらしい花を咲かせている。



谷筋にはまだ消え残りの残雪がある。

ピークを登り切り、芽を吹きだしたばかりで新緑眩しいブナ林の気持ちのいい尾根道を登っていく。

中には百年以上は経っていそうな立派なブナの大木もある。

小さなピークをいくつか越え、10:50、二等三角点の建つ雲谷山山頂に立つ。

北西側が切り開かれた山頂からは、若狭の海が眼下に一望できる。


遠くには残雪の白山が見える。


着いた時には福井山岳会の10人ほどのパーティーがいたが、すぐに下っていく。
風もない我々だけで独占状態の山頂で、眺望を楽しみながら昼食を食べてゆっくりと休憩する。

11:25、登ってきた道を下山にかかる。
2時間ほどかけて下り、13:25、駐車場へ戻ってくる。
800m足らずの山なので少し甘く見ていたが、途中では何回か小ピークのアップダウンがあり、思った以上に登り甲斐のある山であった。
山頂からの展望もよく、若狭の海や遠く白山方面を望むことが出来た。
ちょうどブナなどの芽吹きの時期であり、イワウチワやイカリソウなど春の花も見ることが出来た。
今シーズン初めての新緑の山を楽しめた山行であった。
山遊人
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