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新雪の富士山を仰ぎに:石割山
2022/11/18(Fri)
2022年11月17日(木)

道志山塊:石割山(1412.3m)・平尾(1290m)・大平山(1295.4m)

山仲間2人と一緒に、山梨県の富士山東部にある道志山塊の「石割山~大平山」へ山行する。
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【地形図】:御正体山

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【コースタイム】
石割神社登山口駐車場(9:30)~冨士見平(9:45/50)~石割神社(10:10/18)~石割山(10:35/45)~平尾山(11:12/16)~大平山(11:49/12:13)~平尾山(12:50/55)~分岐(13:00)~石割山登山口駐車場(13:26)

【天気】 晴れ後曇り



初冬の冠雪した美しい富士山の雄姿が見たくて計画した山行である。
朝6時半前に集合し、湾岸道、新東名道を走る。
御殿場ジャンクションでいつも間違えてしまうが、何とか東富士五湖道路に乗り、山中湖ICを出る。
山中湖の北岸を走り、途中から左折れして、石割神社登山口の駐車場へ午前9時半前に着く。
現地はまあまあの天気である。
7,8台の車が駐車している駐車場に駐めて準備をする。
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9:30、橋を渡り、石割山ハイキングコースとなっている道を歩き始める。、
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赤い鳥居をくぐり石段を登り始める。
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まっすぐに403段続く石段の道はかなりきつい。
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喘ぎながらやっと石段を登り切り、9:45、休憩所の建つ富士見台に着く。
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冨士見平からは、広い参詣道を緩やかに登っていく。
10:10、石割神社に着く。
神社裏には真っ二つに割れた大岩が鎮座している。
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前には桂の木の大木が立っている。
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この大岩の割れ目を三回廻ると願いが叶うそうだが、我々は一回だけ廻る。
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神社から木の根が多い急になる道を登り、10:35、三等三角点の石割山山頂に着く。
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西には、山中湖の向こうに、大きく裾野をひいて中腹に雲をたなびかせた富士山が聳えている。
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前日に冷え込んだのか山頂あたりは薄っすらと雪化粧している。
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山頂付近では今朝の冷え込みで霜柱が立っている。
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10:45、何組かの登山者が休んでいる山頂で少し休憩した後、南西に続く尾根を下っていく。
100mほど下り、再び少し登り返して次の「平尾山」に着く。
山頂からは、枯れたススキの穂を前景に益々近くなった富士山が見える。
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休憩後、さらに先の大平山を目指す。
別荘地の上まで下り、小ピークを二つほど越えていく。
アンテナの建つ大平山の向こうに富士山の頭が覗いている。
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少し登り、11:49、広い「大平山」山頂に出る。
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この頃より富士山山頂には雲が増え始めたが、何とか頭だけが雲の上に出ている。
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山頂に建つ四阿で昼食を食べて休憩する。
山頂は風があり少し寒い。
昼食を食べ終えた頃から富士山山頂には黒雲がかかり出す。
12:13、山頂がすっかり雲で覆われてしまったので、登ってきた道を下山にかかる。
平尾山を過ぎて少し下ると右へ登山口駐車場へ下る道が分岐する。
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右折れして平らな道を下っていくと、道の右側には薄紅色のマユミが沢山実を付けている。
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分岐から30分ほど下り、13:26、登山口駐車場へと戻ってくる。

山中湖畔にある日帰り温泉に入った後、近くにある「忍野八海」へ立ち寄る。
すっかり雲が多くなり、富士山は見えないが、平日でも多くの観光客で賑わっている。
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深さが7mあるという丸い池は、富士の伏流水が湧きだし、底まで透き通って見える。
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池の付近には土産物屋が沢山立ち並び、予想以上に観光地化している。
少し散策していると富士山の頭が見え始め、皆が盛んにカメラのシャッターを切っている。
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散策後車に乗り込み、山中湖畔から東富士五湖道路を走り、御殿場JCTで新東名道と合流する。
途中のPAで夕食を食べた後、新東名道、湾岸道を走り、午後7時ごろ帰宅する。



今日は、天気予報では薄雲が広がる天気で、果たして富士山が見えるか心配していたが、何とか見ることが出来た。
富士山周辺の山々にはたくさん登ったが、東側の山は初めてである。
石割山はパワースポットとしても人気の高い山だそうである。
他の平尾山、大平山も山頂からの富士山の展望台としては第1級の山であった。
山遊人

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大展望独り占め:吉田山・前高森山
2022/11/13(Sun)
2022年11月12日(土)

中央アルプス前衛:吉田山(1450.6m)・前高森山(1646m)

晴天が続く晩秋の一日、南アルプスの眺望を求めて、長野県高森町にある中央アルプス前衛の「吉田山」と「前高森山」へ山行する。
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【地形図】:飯田・安平路山

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【コースタイム】
吉田山登山口(7:40)~吉田山キャンプ場跡(8:53)~吉田山(9:34/49)~P1508(10:14)~前高森山(11:00/22)~吉田山(12:14/34)~吉田山登山口(13:46)

【天気】 快晴



朝5時半に出発し、中央道を走る。
座光寺SICを出て、高森町の簡易水道所前にある高森公園に午前7時半前に着く。
現地は風もない暖かな絶好の登山日和の天気である。
公園のもみじの紅葉が朝日を浴びて素晴らしい美しさだ。
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最初、公園前の空き地に駐車して歩きだすも、少し先の登山口に駐車場があるのが分かり、戻って車を取りに行く。
5台ぐらいは駐められそうな広場に駐車し、7:40、登山口から吉田山に向けて歩き出す。
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しばらく林道を歩いた後、登山道に入る。
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橋の架かる沢を渡り、沢に沿った溝状の道を少し登る。
すぐに尾根に取り付き、階段状の道をジグザグに高度を上げていく。
カラマツ林の黄葉がまだ残る道を緩やかに登っていく。
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落ち葉の降り敷く道を登り、8:53、元キャンプ場のあった台地に出る。
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木の間から東方に南アルプスが見える。
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落ち葉や落下した木の実(どんぐり)で滑りやすい道をジグザグに高度を上げていく。
山頂直下の急坂を登り切り、9:34、誰もいない二等三角点の吉田山山頂に着く。
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東側が切り開かれた山頂からは、眼下の伊那谷の向こうに南アルプス連峰の全山を見渡すことが出来る。
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(鋸岳と仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳もかすかに頭を出している)

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(白根三山)

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(塩見岳)

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(荒川三山、赤石岳方面)

北西には、中央アルプスの安平路山方面も少し見えている。
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15分ほど休んだ後、9:49、さらに先の前高森山を目指して歩き始める。
少し下った後再び登り返し、30分ほどで途中にあるP1508峰を通過する。
さらにほぼ水平な尾根道をいき、前高森山直下からは山腹に付けられた歩きにくい道を100mほど登る。
やっと本高森山への道との分岐に出て左折れし、前高森山への道を行く。
11:00、笹原の中に葉を落としたカラマツ林が広がる前高森山の最高点に出る。
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暖かな山頂で、昼食を食べながら休憩する。
11:22、登ってきた道を戻って下山にかかる。
下る途中、登りには見逃してしまったが、ほとんど道に埋もれた前高森山三角点を見つける。
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分岐点で、本高森山から来た登山者一人と出会う。
山腹道を注意して下り、吉田山への尾根道を歩き、12:14、再び吉田山山頂に立つ。
誰もいない山頂で、南アルプスを眼前にコーヒーを飲みながら休憩する。
午後の日差しを浴びてはっきりと見え出した南アルプスの雄姿は、いつまで眺めていても見飽きない。
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(鋸岳、仙丈ヶ岳)

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(白根三山)

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(塩見岳、荒川岳)

去り難い思いに後ろ髪を引かれるも、12:34、山頂を後にして下山にかかる。
歩きやすい道を快調に下っていくと、下山口近くでは紅葉が午後の陽を浴びて美しい。
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林道に出たあたりでは紅葉の落ち葉降り敷く道を下っていく。
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振り仰げば紅葉のトンネルである。
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13:46、無事登山口駐車場へと戻る。

帰りに日帰り温泉で汗を流した後、中央道を走り、午後5時半ごろ名古屋へ帰る。



今日登った吉田山は、地元では南アルプスの眺望の優れた山として知られた山である。
登山道はよく整備されており、2時間足らずで登ることが出来る里山的な山である。
辿り着いた山頂からの南アルプスの眺望は、期待に違わず素晴らしかった。
また、少し足を延ばして登った前高森山は、山頂からの眺望はないが、カラマツ林の中にひっそりと佇むいい山であった。
晩秋の秋空が広がるもとで、里の紅葉と山頂からの眺望を楽しむことが出来た静かな山旅であった。
山遊人
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秋燃ゆる山:横山岳
2022/11/11(Fri)
2022年11月10日(木)

伊吹山地:横山岳(1131.7m)

登山学校OBの方々6人と一緒に、湖北にある「横山岳」へ山行する。
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【地形図】:美濃川上

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【コースタイム】
白谷登山口(8:17)~林道出合(8:58/9:03)~常ノ滝(9:15)~五銚子ノ滝(10:00/07)~横山岳(11:42/12:20)~東峰(12:43)~金居原分岐(13:20)~東尾根登山口(14:08)~夜這いの水(14:12/17)~白谷登山口(14:43)

【天気】 晴れ



秋の移動性高気圧に覆われて、いい天気になりそうである。
朝6時半に集合し、名神、北陸道を走り、木之本ICを出る。
インターを出てR303を北上し、杉野の集落を抜けて網谷川に沿って走り、午前8時過ぎ白谷登山口の駐車場に着く。
先客が1台だけ駐まっている白谷小屋前に駐車する。
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準備をして、8:17、横山岳に向けて歩き始める。
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白谷に沿った林道をしばらく行き登山道に入る。
白谷を左右に渡り返しながら登っていく。
40分ほど登り林道に出て左折れし、赤い太鼓橋の所で少し休憩する。
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太鼓橋手前から登山道に入り、徐々に急になる道を白谷に沿って登っていく。
橋から10分ほどで「常ノ滝」を横に見ながら高度を上げていく。
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渡渉を繰り返しながらさらに登り、10:00、4段に分かれた落差40mの「五銚子の滝」に出て休憩する。
秋のこの時期は、滝の水量は普段に比べて少ないようだ。
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休憩後、右岸を高巻きし、滑りやすい急坂をフィックスロープを頼りに滝の上部に出る。
この道は以前来た時よりもかなり崩ており、落ちないように細心の注意を払い通過する。
滝上部からは沢を外れて左側の尾根に取り付く。
ほぼ直線的につけられた急傾斜の道を必死に登っていく。
このあたりではブナなどの紅葉が進んでおりきれいである。
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300mほど急坂を登り切り、稜線上に出て左折れし、11:42、二等三角点の横山岳山頂に出る。
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他に誰もいない広い山頂の草の上で昼食を食べながらゆっくりと休憩する。
山頂からは、やや霞んではいるが、北の琵琶湖方面の眺望が広がる。
休憩後、12:20、横山岳東峰へと続く東尾根を歩いていく。
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途中で南に余呉湖や琵琶湖方面が墨絵のように広がっているのが見える。
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北には「奥美濃の槍ヶ岳」と言われる「蕎麦粒山(そむぎやま)」の三角錐の頂が聳えている。
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20分ほど歩き、12:43、双耳峰の横山岳東峰を通過する。
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東峰からはすでに葉を落とした明るいブナ林が続く気持ちのいい東尾根を下っていく。
このあたりは春になるとイワウチワなどの花が多い所である。
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東峰から40分ほどで金居原コースへの分岐に出る。
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分岐を右に折れて東尾根登山口に向けて下り出す。
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下っていく途中、中腹あたりではまだ紅葉が美しい。
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14:08、急坂を下り切り東尾根登山口に出て、林道を右折れして「夜這いの水」の水場で休憩する。
休憩後、網谷に沿った林道を下り、14:43、白谷登山口に戻る。

帰りに日帰り温泉に立ち寄った後、名神道を走り、午後5時過ぎ名古屋へ帰る。



久し振りに行った横山岳山行であったが、コロナ禍でなまってしまった身体には想像以上にきつい登りであった。
バテバテになりながら辿り着いた山頂から先では他の登山者とも出会わず、静かな山行を楽しめた。
すでに葉を落としたブナ林の続く尾根歩きは気持ちよく、秋の山を楽しめた山行であった。
山遊人
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