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秋空高く雄大に聳える:御嶽山
2022/10/30(Sun)
2022年10月29日(土)

阿寺山地:白草山(1641m)

山仲間2人と、岐阜県の阿寺山地にある御嶽山の展望が素晴らしい「白草山」へ山行する。
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【地形図:宮地】

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【コースタイム】
駐車地点(8:13)~林道ゲート(8:16)~白草山登山口(8:47/54)~箱岩山分岐(10:16)~白草山(10:24/57)~白草山登山口(12:00/07)~駐車地点(12:35)

【天気】 快晴



晴天が続くさわやかな秋の一日、久し振りの白草山山行である。
朝6時に出発し、中央道を走り、中津川ICを出る。
インターを出て、R257を下呂方面へ走る。
舞台峠を経て宮地の交差点で右折れし、乗政の集落を抜ける。
乗政温泉の先からは林道を走り、午前8時前に白草山登山口に着く。
林道脇にはすでに多くの車が駐まっている。
我々も林道の広くなった所に駐車する。
天気はいいが、1000m近くあるとさすがに日陰ではまだ寒い。
準備をして、8:13、登山口から歩き始める。
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ゲート脇を抜けて、林道をゆるやかに登っていく。
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途中の林道脇の木々の紅葉に陽が当たり美しい。
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8:47、林道終点に着き、沢に架かる橋を渡り、ここから登山道を登り始める。
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沢に沿ってしばらく登り、左に折れて山腹の道を登っていく。
途中ではカラマツなどが紅葉が進んでいる。
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1500mを越えるあたりで「三ツ岩」の下を通過する。
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歩き始めて2時間ほどで箱岩山への分岐を過ぎると、突然目の前に青空に聳える御嶽山の雄姿が飛び込んでくる。
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少し噴煙も確認できる。
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右に折れてゆるやかな笹原の中の道を行く。
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10:24、7,8人の登山者が憩っている白草山山頂に着く。
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山頂からは期待に違わない360度の大展望が広がる。
北東に聳える御嶽山の雄姿は何度見ても感動的である。
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左に長く裾野を引いた御嶽山の上には、雲の上から乗鞍岳も頭を出している。
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東には小秀山がすぐ近くに望まれる。
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北西には笹原の向こうに箱岩山が近い。
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山頂では5,6mの風が吹いて寒いので、風を避けて笹原の陰で昼食を食べて休憩する。
その間にも続々と登山者が登って来る。
10:57、寒くなって来たので登ってきた道を下山にかかる。
今日は夕方から用事があり早めに帰らなければならないので、箱岩山には立ち寄らずに下山する。
次から次へと登ってくる登山者とすれ違う。
下る途中で見る谷を隔てた山の斜面の紅葉が美しい。
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12:00、橋を渡って林道に出る。
林道を下る途中で岩の上を見上げると、真っ赤に紅葉が輝いている。
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両側の紅葉を楽しみながら林道を下り、12:35、駐車地点に戻ってくる。
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道路脇にはギッシリと車が駐車している。
帰りに日帰り温泉にも立ち寄らず、中央道を走り、午後3時過ぎ名古屋へ帰ってくる。



久し振りに御嶽山を見たくて計画した山行であったが、これ以上はないような晴天に恵まれた。
笹原を前景にして、青空のもと雄大に聳える御嶽山の雄姿は何度見ても素晴らしい。
2時間少しの登りで大展望を楽しめる白草山の人気が高いのもうなずける。
山遊人
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栄華の夢を偲びながら登る:一乗城山
2022/10/27(Thu)
2022年10月27日(水)

越前一乗谷:一乗城山(473m)

所属支部の山行で、福井県の一乗谷にある「一乗城山」へ山行する。
今回は一乗谷朝倉氏遺跡の探訪を兼ねた山行である。
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【地形図】:永平寺・河和田

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【コースタイム】
復原町並み駐車場(8:45)~馬出ルート登山口(9:05)~千畳敷跡(10:05/15)~三角点(10:40)~一乗城山(10:50/11:10)~英林塚ルート登山口(12:00)~復原町並み駐車場(12:30)

【天気】 快晴



秋の高気圧に覆われて、晴天が期待される。
4人の参加を得て朝6時半前に出発する。
名神道、北陸道を走り、福井ICを出る。
足羽川に沿ったR158を少し走り、右に折れて一乗谷朝倉遺跡を目指す。
午前8時半ごろ朝倉遺跡内にある復原町並みの駐車場に着く。
現地は一点の雲もない素晴らしい晴天である。
準備をして、遺跡町並みを抜け、八幡神社前を通り、午前9時過ぎ「馬出ルート」登山口に出る。
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途中にある石仏や小見放城跡、摩崖仏などを見ながら杉林の中の道を徐々に登っていく。
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途中の不動明王が祀られている「不動清水」で左折れする。
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最後の急坂を登り切り、約1時間ほどで千畳敷跡の広場に出る。
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右手の宿直跡の高台に出ると、眼下に福井の街並みや一乗谷が広がっているのが見える。
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(福井の街並みと日本海)

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(一乗谷俯瞰)

更に「土塁」や「堀切」の残る一の丸跡、二の丸跡を通り、途中で右に折れて三角点(437.7m)に立ち寄る。
二の丸跡まで戻り、三の丸跡を通る。
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堀切を下り、登り返して、10:50、一乗城山の「最高点」につく。
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山頂で記念撮影
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他に誰もいない山頂で少し食事をして休憩する。
休憩後、千畳敷跡まで戻り、少し先の分岐を左折れして「英林塚ルート」を下る。
谷沿いの歩きにくい道を下り、12:00、英林塚ルート登山口に下り立つ。
すぐ左には一乗谷初代藩主朝倉孝景の墓所「英林塚」がある。
右に折れて下っていくと、発掘された朝倉氏遺跡が眼下に広がっている。
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平日だというのに遺跡内には沢山の観光客がいるのにはビックリ!
我々も湯殿跡庭園や広大な朝倉館跡などを見学する。
織田信長に焼き滅ばされ、400年間土中に眠ってこれらの遺跡は「日本のポンペイ遺跡」とも呼ばれている。
遺跡の出口にあたる唐門を出る。
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掘割りにはコイが沢山泳いでいる。
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12:30、国道を横切り駐車場に戻ってくる。
その後、すぐ横にある当時の武家屋敷や商家などが復原されている「復原街並み」を見学する。
見学の後少し戻ったところにある道の駅で越前ソバを食べたり、土産物屋をみたりして休憩する。
午後2時半過ぎ、車で少し戻り、今年10月1日に新装なったばかりの「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」に立ち寄る。
現在、資料館はネットを通じた事前予約制になっており、我々は午後3時に予約をしてある。
館内は見学者が多く、修学旅行生などもいる。
一階には遺跡からの出土品の展示や朝倉氏の歴史展示などされている。
発掘調査で見つかった川湊の跡ではないかと思われる石敷遺構の展示室がある。
この遺跡から朝倉氏が足羽川を通じて交易をしていたのではないかと推定されるそうだ。
2階には朝倉館が原寸で再現されており、当時の戦国大名の館での暮らしぶりが偲ばれる。
1時間程度見学した後退館し、午後4時前に帰路につく。
北陸道、名神道を走り、午後6時過ぎに名古屋へ着き解散する。



今回は、越前朝倉氏の山城があった「一乗城山」へ登り、午後からは一乗谷にある朝倉氏遺跡を巡り、新しくなった「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」を見学した。
一乗城山は、当時の山城の遺構がよく残っており、曲輪や土塁跡などを見ながら登った。
秋の紅葉にはまだ少し早かったが、途中の展望地からの福井の街並みや一乗谷の眺望は素晴らしかった。
また、山を下りてきてから見学した一乗谷に広がる朝倉氏遺跡では、他ではなかなか見ることが出来ない戦国時代の城下町の雰囲気を味わうことが出来た。
あの狭い谷に最盛期には1万人近くの人が暮らしていたいうのは驚きであった。
秋のさわやかな晴天の一日、山行と歴史探訪を兼ねた楽しい山旅であった。
山遊人
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富士山眺望の山:越前岳
2022/10/23(Sun)
2022年10月22日(土)

愛鷹山塊:黒岳(1086.5m)・越前岳(1504.2m)・呼子岳(1310m)

支部山行で実施する予定でいた山行が雨天で中止になり、後日個人山行で静岡県の富士山南にある愛鷹山塊の「黒岳」、「越前岳」と「呼子岳」に山行する。
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【地形図:愛鷹山】

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【コースタイム】
山神社登山口(9:24)~富士見峠(10:08)~黒岳(10:36/40)~富士見峠(10:58)~鋸岳展望台(11:35)~富士見台(11:37/45)~越前岳(13:04/35)~呼子岳(14:29/34)~割石峠(14:53)~大杉(15:39)~大沢橋(15:57)~山神社登山口(16:30)

【天気】 曇り後晴れ



移動性高気圧が去り曇りがちの天気であるが、午後からは晴れてくる予報が出ている。
参加者5人で、午前6時半に集合し、湾岸道から新東名道を走り、新富士ICを出る。
富士市内からR469を走り、サファリ―パークを過ぎた先で、案内看板に従って山神社の駐車場に午前9時過ぎに着く。
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15台程度は駐められそうな駐車場はすでに8割程度埋まっている。
準備をして、9:24、登山口の神社の鳥居をくぐり歩き始める。
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杉林の中の谷に沿った道をしばらく登り、尾根を巻くようになる。
愛鷹山荘避難小屋の横を登り、10:08、黒岳と越前岳を結ぶ稜線上の富士見峠に出る。
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右手に折れて急坂を7,80mほど登ると、左手に富士山展望台がある。
やや雲っているが、裾野を引いた富士山が大きくそびえている。
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展望台から5分ほどで、10:36、黒岳山頂に立つ。
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山頂にはベンチが置かれており、雄大な富士山が目の前である。
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正面には宝永火口が大きく口を開いている。
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眺望を堪能した後、富士見峠まで戻り、反対側の越前岳への尾根を登っていく。
雨で大きくえぐれた道を避けながら登っていくと左手に鋸岳展望台が現れる。
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展望台からはギザギザと連なる鋸岳方面の尾根が見える。
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展望台を過ぎて急になる道を登り、樹林帯が明るくなるとしばらくして、10:58、富士見台の展望地に着く。
ここは、有名な写真家「岡田紅葉」が、昭和13年に発行された50銭札に採用された富士山の写真を撮影した場所である。
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富士見台から20分ほど登り、13:04、越前岳山頂に着く。
その頃より青空も覗き始め、木の間越しに富士山が覗いている。
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山頂からは、南には駿河湾が広がり、伊豆半島もかすかに見渡せる。
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南西には、湾曲する駿河湾の向こうに清水市の街並みが見える。
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5,6人の登山者が憩っている山頂のベンチで昼食を食べて休憩する。
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休憩後、13:35、南へ続く愛鷹山塊の呼子岳を目指して歩き始める。
200mほど急坂を下り、小ピークを越えて、40mほど登り返し、14:29、呼子岳山頂に着く。
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山頂からは越えてきた越前岳の左肩越しに富士山が見える。
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呼子岳からは割石峠へと急坂を下る。
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不安定な梯子を下り、20分ほどで割石峠に着く。
下る道との反対側はパックリと割れた岩崖が垂直に落ちている。(これが峠の名前になったのだろうか?)
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峠から石のゴロゴロする左の谷へ下る。
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30位ぐらい谷を下り、道が緩やかになると大杉が現れる。
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大杉を越え、大沢にかかる橋を渡り、いくつか堰堤を越え、大沢を反対側に渡る。
しばらく歩き、16:30、暗くなりかけた山神社の駐車場に戻ってくる。

時間も遅いので日帰り温泉には立ち寄らない。
新東名道を走り、途中の浜松SAで夕食を食べた後、午後8時過ぎ名古屋へ帰ってくる。



何回も雨天のため実施出来なかった越前岳への山行がやっと実施出来た。
午前中は曇りがちの天気であったが、ちょうど越前岳へ着く頃から晴れ間も見え始めた。
山頂近くでは紅葉も始まり始め、各所から雄大に聳える富士山を眺めながらの山行であった。
山遊人

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戦国の史跡を訪ねて:柳ヶ瀬山
2022/10/20(Thu)
2022年10月19日(水)

余呉トレイル:柳ヶ瀬山(439.1m)

登山学校OBの方々5人と一緒に、滋賀県の「余呉トレイル」にある「柳ヶ瀬山」に山行する。
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【地形図:仲河内】

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【コースタイム】
墓地前駐車場(8:30)~登山口(8:34)~倉坂峠(9:13)~柳ヶ瀬山(9:18)~玄蕃尾城本丸跡(9:30/45)~送電線鉄塔下(10:18/35)~ブナの大木(10:53)~国道出合(11:10)~車乗車地点(11:36)

【天気】 快晴



高気圧が移動性となり、素晴らしい秋晴れのいい天気である。
午前6時30分頃名古屋を出発し、名神道から北陸道を走り、木之本ICを出る。
北陸自動車道に沿ったR365を北上し、椿坂集落の下山口に自転車をデポする。
車で少し戻り、午前8時半前に柳ヶ瀬集落の墓地前駐車場に着く。
8:30、集落を抜けて柳ヶ瀬山を目指して歩き始める。
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余呉川を橋で渡り、5分ぐらいで登山口に出て、緩やかに登り始める。
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林道のように広い道を緩やかに40分ほど登り、9:13、倉坂峠に着く。
峠から右手の柳ヶ瀬山への道へ入り、急坂を5分ほど登る。
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4等三角点のある柳ヶ瀬山山頂を気づかないうちに通り過ぎてしまう。
かつて玄蕃尾城のあった広い尾根道を緩やかに登っていく。
玄蕃尾城は、戦国時代に柴田勝家が豊臣秀吉との「賤ヶ岳の戦い」の時に本陣を置いた城である。
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空堀や土塁跡がよく残っており、その間を歩いて、9:30、三角点より少し高い所にある主郭(本丸)跡に着く。
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少し休んだ後、踏み跡の薄い広い尾根道を辿り、北陸自動車道の柳ヶ瀬トンネルの上を通り、10:18、送電線鉄塔下に出る。
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暖かな陽の当たる鉄塔下で早めの昼食を食べて休憩する。
休憩後、10:35、送電線に沿って付けられた道を下山にかかる。
2度ほど鉄塔を通り徐々に下っていく。
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20分ほどでブナの大木がある所を過ぎると、右手の谷筋に沿ってグングン下っていく。
午前11時過ぎ余呉川に出て左手に折れ、橋を渡ってR365に出る。
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国道を右に折れてすぐに自転車をデポした地点に出る。
一人が自転車に乗り車を回収に行っている間、椿坂集落の中を通り、逆光に輝くススキの穂が美しい国道を歩いていく。
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11:36、迎えに来た車に乗り、国道を南下する。
木之本の街を抜けて小谷城の下を通り、途中の日帰り温泉に立ち寄る。
関ヶ原ICから名神道に乗り、午後2時半過ぎ名古屋へ着き解散する。



余呉トレイルにある柳ヶ瀬山は、標高は低いが山頂近くには玄葉尾城跡があり、一度訪れてみたいと思っていた山であった。
玄蕃尾城址から先はあまり歩かれていないようで、踏み跡も薄く地形図を頼りに辿った。
紅葉にはまだ少し早かったが、明るい秋の日差しを浴びながらのんびりと歩くことが出来た楽しい山行であった。
山遊人
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久し振りの鈴鹿北部の山:高室山・ザラノ
2022/10/09(Sun)
2022年10月8日(土)

鈴鹿山系:高室山(818m)・倉骨山(756m)・ザラノ(808m)

3連休の初日、天気が良さそうなので、久し振りに鈴鹿北部にある眺望優れている「高室山」に山行する。
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【地形図】 高宮(1/25000)

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(GPSのスイッチを入れ忘れ途中から記録)

【コースタイム】
佐目自然公園(7:25)~林道出合(8:37)~高室山登山口(8:45)~高室山(9:00/10)~倉骨山(9:23)~高室山(9:35/58)~高室山登山口(10:15)~P777(10:38)~ザラノ(10:13/27)~林道出合(12:21)~佐目自然公園(13:10)

【天気】 晴れ時々曇り



山仲間2人を誘い、朝6時前に出発する。
東名阪、東海環状道を走り大安ICを出る。
R365を北上し、藤原町の黄金大橋手前で左折れしてR306を上がり、鞍掛トンネルを抜けて滋賀県側に入る。
峠を下って20分ほど走り、佐目集落入口にある佐目自然公園駐車場へ午前7時15分頃に着く。
現地の天気は薄曇りながらいい天気である。
トイレも設置された20台ぐらいは駐められそうな駐車場にはまだ2台しか駐まっていない。
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大きな高室山への案内板もある。
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準備をして、7:25、高室山に向けて出発する。
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すぐに尾根に取り付き、いきなりの急な道を登り出す。
ジグザグを切りながらぐんぐん高度を稼いでいく。
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1時間ほどで急登が終わり、杉林の中の緩やかな道を行き、8:37、林道に出る。
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右に折れて林道を7,8分歩き、高室山登山口の案内板で右の登山道に入る。
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高室山南西の尾根を緩やかに登り、9:00、高室山山頂に着く。
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山頂からは噂に違わない360度の大展望が広がっている。
西には、湖東方面の街の向こうに琵琶湖の全容が眼下に見下ろせる。
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北方には、鈴鹿最北の霊仙山とその左肩越しには伊吹山も見えている。
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10分ほど休憩した後、少し先にある倉骨山までピストンする。
12,3分ほど尾根道を下り、石灰岩の露出する倉骨山山頂に着く。
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山頂からは、鈴鹿最高峰の御池岳が近い。
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少し紅葉も始まり出した木々の向こうには双耳峰の三国山や焼尾山が見える。
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高室山に戻ると、5,6人の登山者が憩っている。
我々も眺望を楽しみながら早めの昼食を食べて休憩する。
山頂からは雲の上に浮かぶ御嶽山や恵那山もかすかに見える。
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午前10時前、少し先にある「ザラノ」に向けて山頂を後にする。
藪を踏み分けて直接ザラノへと続く尾根道を探すも見つからず、一旦登ってきた道を林道まで下る。
林道を15分ほど歩き、林道終点から右手に入り、ザラノへの道に入る。
ピンクのテープに従って7,8分登り、P777のピークへ登る。
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そこから薄い踏み跡を辿り、小ピークを越えながら山頂手前の痩せ尾根を辿り、10:13、展望のないザラノ山頂に着く。
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山頂で少し休んでいると、単独の登山者が登ってくる。
誰も登山者がいないと思っていた山頂で他の他山者と出会い、お互いにビックリ!
少し休んだ後、登ってきた道を下山にかかる。
下っていく林道の途中に大きな実をつけたマムシグサがある。
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1時間ほどで林道を左に折れて、下りの尾根道に入る。
急な尾根道を一気に下り、13:10、佐目自然公園の駐車場に戻ってくる。

帰りに阿下喜の日帰り温泉に立ち寄った後、東海環状道、東名阪道を走り、午後4時前に名古屋へ帰る。



今日は、山頂からの展望が優れていると聞いていた高室山へ初めて登った。
少し急登が続くが、2時間足らずで辿り着いた山頂からは期待に違わず大展望を得ることが出来た。
すぐ近くには、御池岳や霊仙山などの鈴鹿北部の山々が見え、また眼下には琵琶湖の全貌を俯瞰することができた。
天気がよければ遠くに御嶽山や中央アルプスなども見えそうである。
また、少し足を延ばして辿ったザラノへの道は鈴鹿の奥深さを実感できた。
秋の3連休の一日、静かな鈴鹿の山を楽しめた山行であった。
山遊人
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