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楽しい沢歩き:木地屋渓谷
2022/08/11(Thu)
2022年8月10日(水)

奥飛騨:木地屋渓谷(荒城川)

登山学校OBの方々5人と一緒に、2週前に行った「木地屋渓谷」へ沢歩きに出かける。
(コース等は前回と一緒なので省略する)

【天気】 晴れ




朝6時半に集合して、東海北陸道を走る。
高山ICを出て、R158を走り、丹生川町から左折れして、恵比須温泉への道を走る。
恵比須温泉から左折れし、丹生川ダムへの道を上がり、トンネルを抜けてすぐ右折れし、ダムの上の道を走る。
午前8時40分頃、木地屋大橋手前の空き地に駐車する。
心配していた現地の天候は、薄曇りのまあまあの天気である。
沢歩きの準備をして、9:00、橋を渡って入渓する。
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前回と同様水量は結構多い。
ナメ床の続く明るい沢を気持ちよく歩いていく。
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時々小滝が現れるが左右どちらから越えていく。
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(M氏撮影)

5mほどの滝は右岸をヘツリながら越えていく。
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2時間ほど歩き、11:00、大曲の二股の滝上で昼食を食べて休憩する。
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昼食後、30分ほど歩き、出渓地点の二股に出る。
右側の支流は緩やかなナメ床が続いて気持ちよさそうである。
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12:15、出渓して資料館跡へ上がる。
休憩後、沢に沿った林道を歩いて下山する。
午後1時ごろ木地屋大橋を渡り、駐車地点に戻る。
近くでは、シャワークライミングのツアー客が準備をしている。
沢靴を脱いだ後、近くの恵比須温泉に立ち寄って汗を流す。

午後2時過ぎ温泉を出て、東海北陸道を走り、大渋滞する一宮JCTを抜けて、午後5時ごろ名古屋へ帰る。



コロナ禍でなかなか一緒することが出来なかった仲間との久し振りの山行であった。
またまたコロナが猛威を振るっているが、早く収束をして、一日も早く仲間との山行が自由に出来る日が訪れることを願っている。
山遊人

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絶好の好天に恵まれて:鳳凰三山(その2)
2022/08/06(Sat)
8月4日(木)

地蔵岳(2764m)~観音岳(2841m)~薬師岳(2780m)

今日はいよいよ鳳凰小屋から鳳凰三山縦走をする日である。
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【コースタイム】
鳳凰小屋(6:00)~地蔵岳(7:20/25)~観音岳(9:15/25)~薬師岳(10:00/20)~御座石(11:10/20)~中道登山口(14:05/10)~青木鉱泉(15:05)

【天気】 曇り時々晴れ、通り雨




朝5時前に目が覚めると、外は晴れている。
午前5時半に小屋の朝食を食べる。
小屋の方の話では、今日は東方地方にかかっている前線が徐々に南下してくるが、午前中は何とか天気は持つという話である。
準備をして、6:00、小屋を出発し、地蔵岳に向けて登り始める。
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樹林帯の中の道を徐々に登っていく。
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40分ほど登ると樹林帯が切れ、「賽の河原」という花崗岩のザレ場の下で少し休憩する。
頭上には地蔵岳オベリスクが見え隠れする。
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賽の河原をジグザグに上がり、出発して1時間ほどで稜線に出る。
ちょうどそのころより雨が降り出し、雨具を着る。
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そこに荷物を置いて右手に7,8分登り、オベリスク下の「地蔵岳」標高点まで行く。
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西側を覗いてみるもガスで何も見えない。
荷物を置いたところに戻り、稜線上の道を南下して観音岳を目指す。
赤抜沢ノ頭を越えると、目指す観音岳が頭上に聳えている。
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振り返ればオベリスクが大きく聳え立っている。
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岩稜帯を歩いていくと、ガスが徐々に切れ出し、右手に北岳方面が見えてくる。
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観音岳手前の鞍部で少し休憩する。
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後ろには歩いてきた地蔵岳から続く岩尾根が見える。
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地蔵岳から1時間ほど歩き、9:15、今日の最高峰「観音岳」山頂に立つ。
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この辺りの稜線上には、南アルプス固有のタカネビランジの花が多い。
ピンクの小さな花が岩陰に点々と咲いている。
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花を楽しみながら下り気味に歩いていき、9:53、薬師岳山頂に着く。
残念ながら待望の富士山は雲に隠れて見えない。
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山頂から少し行った最高点の岩陰で昼食を食べて休憩する。
休憩後、11:20、いよいよ長い中道の下りにかかる。
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すぐに樹林帯に入り、急な坂を下っていく。
50分ほど下り、「御座石」という大きな岩の下で少し休憩する。
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御座石から更に急になる樹林帯を下り、カラマツの林を抜けて、13:25、林道跡出合に出る。
ここまで1200m近くを下り、全員足がもうヘロヘロである。
休憩後、さらに350mほど下り、14:05、やっと青木鉱泉から続く林道に出る。
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小武川に沿った林道を1時間ほど下り、15:05、ようやく青木鉱泉の駐車場に戻ってくる。
小屋を出てから9時間以上、薬師岳山頂から標高差約1700mの激下りであった。

車に乗り込み帰途に着く。
途中の武川温泉で3日間の汗を流す。
入浴後、須玉ICから中央道を走り、途中の諏訪湖SAで夕食を食べる。
夕食後、再び中央道を走り、午後9時過ぎ名古屋に着き解散する。



今回の鳳凰三山山行は、梅雨は明けたのに天候が安定しない中、天気を心配しながらの山行であった。
しかし、現地に行ってみると、一日目、二日目は、雨の心配は全くない絶好の登山日和であった。
三日目は、地蔵岳の稜線に着いた時だけ驟雨にたたられたが、それもすぐに止んで、稜線歩きを楽しめた。
参加された皆さん、標高差1700m近くの長い登り下りにも耐え、待望の鳳凰三山の頂を踏むことが出来た。
途中ですれ違う登山者も少なく、中道に下山では他の誰とも会うこともない静かな山行であった。
下山してニュースを見ると、東北や北陸の各地では集中豪雨で大きな被害が出ていた。
まさに我々が登っているときだけ、現地の天気の女神が微笑んでくれた幸運に恵まれた山行であった。
山遊人

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絶好の好天に恵まれて:鳳凰三山(その1)
2022/08/05(Fri)
2022年8月2日(火)~4日(木)

鳳凰三山(地蔵岳・観音岳・薬師岳)山行

山仲間4人と一緒に、二泊三日の日程で、南アルプス北部の「鳳凰三山」に山行する。
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【地形図:鳳凰山(1/25000)】



8月2日(火)

飯森山(1638m)


今日は夕方までに宿泊地の「青木鉱泉」に入ればいいので、軽い足慣らしに清里にある「飯盛山」へ行く。
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【コースタイム】
獅子岩(10:15)~飯盛山(11:10/40)~大盛岩(11:49)~ 平沢山(12:09/15)~獅子岩(12:45)

【天気】 晴れ




朝7時前に集合し、中央道を走り須玉ICを出る。
現地は素晴らしい晴天が広がり、八ヶ岳連峰や南アルプスがよく見える。
清里付近を通り、午前10時前「獅子岩」の駐車場へ着く。
沢山の観光客の車が駐まっている駐車場からは八ヶ岳の大展望が広がる。
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目の前には獅子岩の岩場がある。
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車道を渡り、飯盛山登山口から登り始める。
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少し登ると青空の下に八ヶ岳連峰が雄大に連なっている。
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樹林帯の中の道を緩やかに登っていく。
さらに登っていくと、南アルプス連峰も見えてくる。
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40分ほど登ると、樹林帯が切れ展望が開けてくる。
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最後の階段の急坂を少し登り、11:10、飯盛山山頂に着く。
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山頂からは360度の大展望が広がる。
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茅ヶ岳の向こうにはやや雲があるが富士山もよく見える。
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南アルプスも一望である。
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八ヶ岳連峰は近い。
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東には、奥秩父の金峰山と手前には瑞牆山も見える。
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山頂で眺望を楽しみながら昼食を食べる。
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昼食後、11:40、隣にある大盛山へ行く。
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途中には沢山のお花が咲く道を歩いていく。
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(マツムシソウ)

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(シモツケソウ)

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10分ほど歩き、大盛山山頂に着く。
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ここの山頂からも富士山や南アルプスの展望が広がる。
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北には眼下に田園風景の広がる向こうには浅間山も見える。
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先ほど登って来た円錐型の飯森山が近い。
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たくさんのお花が広がる気持ちのいい斜面を行く。
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(コオニユリとシシウド)

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(シモツケソウ)

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(シシウドと富士)

大盛山から20分ほど歩き、12:09、三等三角点の平沢山へ登る。
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眺望を堪能した後下りにかかり、12:45、獅子岩の駐車場に戻る。

途中で蕎麦屋さんに立ち寄った後、須玉IC近くのスーパーで今日の夕食と明日の朝食を買う。
武川町を通り、小武川に沿った林道を走り、15:00、青木鉱泉へ着く。
青木鉱泉は、現在はコロナ禍のため食事の提供はしておらず素泊まりである。
以前来た時に比べてかなり寂れている。
今日の宿泊者は我々5人だけである。
部屋に通された後温泉に入って汗を流す。
午後5時過ぎ、買ってきた弁当や果物などの夕食を食べながらゆっくりと歓談する。
明日に備えて、午後8時過ぎには床に入り就寝する。



8月3日(水)

青木鉱泉~鳳凰小屋

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【コースタイム】
青木鉱泉(7:00)~分岐(9:08)~南精進ノ滝(9:25/35)~白糸ノ滝(11:20)~2130m地点(11:50/12:05)~鳳凰小屋(13:09)

【天気】 晴れ


朝4時過ぎに目が覚めると、今日もいい天気である。
朝食を食べた後準備をして、7:00、小屋をあとに鳳凰小屋に向けて登り始める。
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ドンドコ沢に沿った河原の中の道をいく。
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大きな堰堤を越えながら徐々に高度を上げていく。
2,3度小沢を渡り、2時間ほど歩き、ドンドコ沢を離れて急坂を登り出す。
南精進ヶ滝分岐を過ぎ、更に急坂を登っていく。
午前10時半ごろ途中の大岩の下で休憩をする。
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さらに登り、11:20、白糸ノ滝横を通る。
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12時ごろ清流の小沢脇で昼食を食べて休憩する。
休憩後、さらに登り、午後1時ごろドンドコ沢源流に下る。
眼前に地蔵岳のオベリスクを仰ぎながら沢の中の道を登っていく。
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6時間以上歩き、13:19、やっと鳳凰小屋に着く。
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小屋は以前泊まった時と変わらず古いが、外にあるトイレは少しきれいになっている。
小屋の従業員は親切な対応で気持ちがいい。
小屋前のテント場には7,8組のテントが設営されている。
就寝スペースに案内された後、小屋の前のベンチで喉を潤しながら歓談する。
小屋から少し行った所に「冨士見岩」という富士山の展望地があるというのでいってみる。
御座石鉱泉への道を7,8分歩き、冨士見岩に着く。
谷の間に富士山が薄っすらと聳えているのが見える。
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小屋へ戻り夕食までの時間布団に潜り込んでいると、疲れからか少しうたた寝をしてしまう。
午後5時半に小屋名物のカレーライスの夕食を頂く。
暖かくて美味しいのでお代りをしてしまう。
夕食後床に入ると、一日の疲れが出たのか午後7時過ぎには就寝してしまう。
夜中にトイレに起きると空には星が出ている。
明日の好天を祈りながら再び眠りに就く。
山遊人

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