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梅雨明けの日に:毘沙門岳
2022/06/28(Tue)
2022年6月27日(月)

両白山地:毘沙門岳(1384.5m)

山仲間3人と一緒に、両白山地の「毘沙門岳」へ山行する。
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【地形図】 石徹白(1/25000)

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【コースタイム】
桧峠駐車場(7:50)~登山口(8:18/25)~ゲレンデトップ(9:00)~毘沙門岳(9:58/10:46)~ゲレンデトップ(11:33)~登山口(12:00/05)~桧峠駐車場(12:23)

【天気】 晴れ後雷雨




全国的に2,3日前から梅雨が明けたかのような猛暑の日が続いている。
朝6時前に集合し、東海環状道を走り、白鳥ICを出る。
R156から桧峠への道を上がり、午前7時半過ぎに桧峠の大日岳登山口前の駐車場に着く。
先客の車が1台と駐まっている。
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準備をして、7:50、道路を渡り、ゴルフ場入り口横の毘沙門岳登山口から歩き始める。
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ゴルフ場に沿った道を15分ほど上がり、旧桧峠に出る。
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少しゴルフ場内の車道を歩き、途中から左に折れて林道を行き、8:18、毘沙門岳登山口に出る。
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やや急な登山道を登っていく。
しばらく登ると道は緩やかになる。
森の中では優しいハルセミの鳴き声が聞こえてくる。
途中にはギンリョウソウやコアジサイの花がたくさん咲いている。
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途中の道標の立つ所からは、毘沙門岳が見えてくる。
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9:00、ゲレンデトップに着き、左に折れて尾根道を行く。
二つほど小ピークを越えて、最期の200mの急坂を登る。
途中で振り返ると、山頂には雲がかかっているが、白山方面の山々が見えてくる。
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ゲレンデトップから約1時間かかり、9:58、二等三角点の毘沙門岳山頂に着く。
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他に誰もいない狭い山頂で、早めの昼食を摂って休憩する。
山頂でもあまり風がなく予想外に暑い。
ゆっくりと休憩した後、10:46、登ってきた道を下山にかかる。
下っていく途中、北には雲の下に白山方面の山々が見え隠れする。
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北西には、石徹白集落の向こうに野伏ヶ岳などが連なって見える。
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ゲレンデトップを通り、12:00、登山口に下り立つ。
その頃より雷鳴が聞こえだし、パラパラと雨が降り始める。
ゴルフ場の車道に出る頃からは雨脚が強くなる。
雨に濡れながら車道を歩き、12:23、駐車場へ戻ってくる。

すぐ近くにある日帰り温泉で汗を流す。
東海北陸道を走り、午後3時過ぎ名古屋へ帰る。



今日は久し振りにご一緒する方もおり、暑くなりそうな予報であったが、毘沙門岳へ出かけた。
途中一人の他の登山者と会うこともなく、我々だけの山行であった。
予報通り午前中は天気は良かったが、もう少しで到着というところで雷雨に遭遇した。
登り始めからとにかく暑く、水分補給のため持って行った2ℓの水分も飲み干してしまった。
返ってきてからニュースを見ると、東海地方から関東地方まで今日梅雨明けが発表されたそうである。
当地方の梅雨の期間は13日間と、かつてないほど短い梅雨期間であった。
まだ6月なのに、これから7,8月の二ヶ月間はどうなるのだろう?
まだまだ暑さに身体が慣れていないので、早く暑さに慣れることが必要である。
山遊人

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戦国の栄華の街を訪ねて:一乗城山
2022/06/22(Wed)
2022年6月21日(火)

福井県一乗谷:一乗城山(473m)

福井県にある戦国大名朝倉氏の城下町であった「一乗谷」背後にある「一条城山」へ山行する。
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【地形図】:永平寺・河和田(1/25000)

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【コースタイム
レストラン前駐車場(9:58)~馬出ルート登山口(10:07)~千畳敷跡(11:04/09)~三の丸跡(11:26)~一乗城山(11:28/54)~英林塚ルート分岐(12:15)~英林塚ルート登山口(12:47)~朝倉氏遺跡(12:56)~レストラン前駐車場(13:15)

【天気】 曇り後一時雨




梅雨前線が北上し、午後からは天気が悪くなる予報が出ている。
当初の計画では若狭の山に登る予定で出かける。
朝7時前に集合し、名神道、北陸道を走る。
敦賀JCTから舞鶴若狭道を走るも、途中から雨が降り出す。
まだ雨は降っていないと予測し、急遽福井市の朝倉氏一乗遺跡近くの一乗城山に行き先を変更する。
Uターンして、北陸道を北上し、福井ICを出る。
福井地方の天気は、時々晴れ間も出る天気である。
足羽川に沿って東へ20分ほど走り、午前10時前一乗谷朝倉氏遺跡の駐車所に着く。
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湿気が多く異常なくらいに蒸し暑い中、9:58、準備をし、橋を渡って馬出ルートを歩き始める。
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八幡神社前を通っていく。
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馬出ルート登山口から登り始める。
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尾根道をジグザグを切りながら1時間近く登り、11:04、千畳敷跡の広場に着く。
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そこからは一ノ丸、二の丸と、かつての一乗谷城址を巡り、新緑の中を歩いていく。
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11:26、城址最後の三の丸跡を通過する。
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三角点への分岐を過ぎ、11:28、すぐ先にある一乗城山の最高点に着く。
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誰もいない静かな山頂で、昼食を食べて休憩する。
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11:54、山頂を後に登ってきた道を下山にかかる。
途中から左に折れて、英林塚ルートを下る。
谷沿いのルートはジメジメしており滑りやすく歩きにくい。
1時間弱下り、朝倉遺跡の湯殿跡庭園横に出る。
そこから下っていくと、眼下に朝倉屋敷跡が俯瞰できる。
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現在は礎石が残るだけだが、広大な屋敷跡が広がり往時を偲ばれる。
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その先で唐門をくぐる。
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街中を歩いて、13:15、駐車場に戻ってくる。
車で少し先にある「一乗谷朝倉氏遺跡復元街並み」に行き見学する。
この頃より小雨がぱらつき出す。
本来拝観料330円がいるが、なんと我々70歳以上は無料で拝観できる。
中は、城下町の町並みが復元されている。
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途中にある中級の武士屋敷は、中庭に井戸があり、農機具などを置く大きな倉庫も備えた立派な屋敷である。
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案内をしたくれた方の話では、最盛期にはこの城下町に1万から1万五千人ぐらいが住んでいたそうである。
現在も発掘調査が続けられているそうである。
見学後、午後2時過ぎ遺跡を後にする。
福井市内の日帰り温泉で汗を流した後、北陸道、工事で渋滞する名神道を走り、午後6時半ごろ名古屋へ帰ってくる。



今日の山行は、悪天のため急遽行き先を変えての山行であった。
一乗谷朝倉氏の一乗谷城があった一乗城山は、途中には千畳敷跡や三の丸などかつての城の遺跡が点在しており、歴史を偲びながら歩くことが出来た。
下山してから訪れた一乗谷朝倉氏遺跡は、朝倉氏5代、103年にわたる戦国時代の遺構が点在しており、歴史の栄枯盛衰を感じて感慨深かった。
織田信長によって滅ぼされ、400年近く歴史に埋もれていた遺跡が、昭和42年からの調査で、朝倉氏館跡をはじめ、武家屋敷や職人たちの町屋などが発掘され、現在もなお続けられている。
まるでイタリアポンペイ遺跡を見るようだった。
この頃は、歴史を訪ねながらの山行が続いている。
山遊人

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古の道を辿って:鉢伏山
2022/06/17(Fri)
2022年6月16日(木)

敦賀:鉢伏山(761.8m

所属支部の定例山行で、福井県敦賀市にある「鉢伏山」へ山行する。
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【地形図】:板取(1/25000)

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【コースタイム】
新保登山口(8:50)~爪描き地蔵(9:15/30)~腰掛石(9:45)~木ノ芽峠(10:10/15)~鉢伏山(10:40/11:15)~言奈地蔵(11:45/50)~ 木ノ芽峠(12:10)~新保登山口(12:45)

【天気】 曇り時々晴れ




梅雨前線が本州南岸に停滞し、雨を心配ながら出発した。
4名の参加を得て、朝7時目に出発し、名神道、北陸道を走り、木之本ICを出る。
R365を北上し、栃ノ木峠を越え、R476の木ノ芽峠トンネルを抜けてすぐ右折れする。
午前8時半過ぎ、新保の木ノ芽古道登山口の駐車場に駐車する。
現地は、曇ってはいるが、すぐには雨が降ることはなさそうな天気である。
準備をして、8:50、「木ノ芽古道」を木ノ芽峠に向けて歩き始める。
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この木ノ芽古道は、平安時代初期より明治時代まで、千年に渡り敦賀と福井を結ぶ街道として使われた道である。
紫式部、道元禅師、松尾芭蕉などの古の偉人達も通った歴史的な古道である。
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新緑の中の「中部北陸自然歩道」となっている道を緩やかに登っていく。
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30分弱歩き、左手に少し外れた所にある「爪描き地蔵」を見に行く。
前回来た時もそうであったが、大きな岩に線彫りで描かれているという地蔵菩薩像は、岩が苔むして分かりづらく、今回も見つけることが出来なかった。
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紫式部が、越前の国司であった父に連れられて通ったときに詠んだという案内標識が建っている。
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少し先には、峠越えの旅人が休んだという「腰掛石」がある。
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峠の少し下に、明治天皇がこの地方を行幸の折にこの峠でお休みになり、その時にここの源流の水を汲んで食事などを出したという「明治天皇御膳水」遺跡がある。
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今でも冷たい水が溜まっている。
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登り始めて、1時間少しかかり、10:10、木ノ芽峠に着く。
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峠には、昔からこの峠の茶屋番であった「前川家」の時代を感じさせる茅葺の家屋が残っている。
以前来た時には前川家の末裔の方がみえたが、今日は留守のようである。
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永平寺を開山した道元禅師の歌碑も建っている。
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平清盛の父、若狭の国守となった「平忠盛」の墓も建っている。
(前川家は、この平氏に関係があるらしい)
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少し休んだ後、峠から北陸電力の送電線鉄塔保守用の道を登っていく。
ブナの茂る森を抜け、「今庄365スキー場」のゲレンデ跡に飛び出す。
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ゲレンデリフト最上部を通り、「鉢伏城址」を過ぎる。
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10:40、草原の広がる二等三角点の鉢伏山山頂に着く。
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山頂からは、西に敦賀半島を背にして敦賀湾を眼下に見下ろすことが出来る。
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霞んではいるが、敦賀の街もかすかに見下ろすことが出来る。
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山頂の案内標識には、モスクワや北京、ソウルまでの距離が書かれていて面白い。
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他に誰もいない山頂標識の下のベンチで早めの昼食を食べて休憩する。
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昼食後、11:15、下山にかかる。
帰りは、地図を頼りにスキー場ゲレンデの中の草原を下る。
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30分ほど下り「言奈地蔵(いうなじぞう)」堂に着く。
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昔この峠を越えた馬子が、旅人を殺して金を奪い、この地蔵に「地蔵言うな」と行ったという言い伝えがあり、「言奈地蔵」と呼ばれている。
地蔵堂はかなり古く、茅葺屋根の上にも草が生えており、近い将来には朽ち果てそうである。
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道端に生えているワラビをとりながら、15分くらいで木ノ芽峠に戻る。
峠から一気に下り、12:45、新保の登山口に戻ってくる。

帰りに、近くの新保の集落内にある幕末悲劇の党、「水戸天狗党」の「武田耕雲斎」本陣跡を訪ねる。
一橋慶喜を頼って筑波山で挙兵し、京を目指して木ノ芽峠を越えてきた天狗党は、ここで加賀藩に降伏し、敦賀に送られた後、353名が斬首された。
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帰りに、日帰り温泉に立ち寄り、関ケ原から養老方面を通り、午後5時ごろ名古屋へ帰る。



今日の山行は、途中歴史を感じながら古道木ノ芽峠越えをして鉢伏山に登った。
山自体はハイキング程度の山であったが、古人も越えたという木ノ芽峠越えの道は、千年の昔を感じさせてくれる道であった。
梅雨の晴れ間の一日、往時を偲びながら、楽しい山行が出来た。
これからも文化や歴史的な遺跡を巡りながらの山行もしていきたい。
山遊人

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梅雨入り前の貴重な晴れ間に:夏焼城ヶ山
2022/06/13(Mon)
2022年6月12日(日)

稲武:夏焼城ヶ山(889.4m)

山仲間と愛知県豊田市稲武町にある「夏焼城ヶ山」へ山行する。
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【地形図】:根羽(1/25000)

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【コースタイム】
大井平公園(8:00)~浅間神社上(8:34)~大井平コース登山口(8:43)~夏焼城ヶ山(9:23/10/15)~馬野コース登山口(10:32)~大井平公園(11:21)

【天気】 晴れ




前夜からの雨も上がり、今日は梅雨前の貴重な晴天になりそうである。
午後から所用があるので、午前中に簡単に登ることが出来る稲武町にある「夏焼城ヶ山」へ登ることにする。
麓の武節谷で武田軍と織田・徳川軍が争った所で、夏焼城ヶ山にも、諸城を望むための城が築かれていたということである。
午前6時過ぎ、名古屋を出て湾岸道を走り、東海環状道の豊田松平ICを出る。
R153に出て、足助町を通り、伊勢神トンネルを抜ける。
稲武の道の駅「どんぐりの里」の先の交差点を右折する。
茶臼山への道を少し走り、右手にある大井平公園駐車場に午前8時前に着く。
4,50台は止められそうな大きな駐車場で、横を流れる名倉川には、「風のつり橋」と名付けられた吊り橋がかかっている。
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準備をして、8:00、道路を渡り、石段を上がり登山口から登り始める。
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少し登り、杉林の広がるシャクナゲ園の中の道をジグザグに登っていく。
既に花の時期は過ぎていたが、5月の連休頃にはさぞや沢山のピンクの花がきれいだったろう?
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シャクナゲ園を過ぎると、林道のような広い緩やかな道を登っていく。
道の両側にはコアジサイの花が沢山咲いている。
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30分ほど歩くと、左手下に浅間神社の屋根が見える。
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そこから少し下り気味に歩いていくと、8:43、登山口に着く。
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梯子を上がると本格的な登山道になる。
木の根が張り出した尾根道を登っていく。
所々でロープの下がった急坂が現れる。
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出発して1時間20分ほどで、山頂に立つ展望台の建物が見えてくる。
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9:23、展望の開けた二等三角点の夏焼城ヶ山山頂に立つ。
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北西方面が開けており、雲の下に恵那山、大川入山、蛇峠山などが見える。
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恵那山や大川入山は、裾野だけが見え、雲に隠れて山頂はなかなか顔を見せてくれない。
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蛇峠山は、よく見ると山頂に建つ電波塔が見える。
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西の方眼下には、稲武の町並みが広がっている。
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東方には、木々の間から面ノ木高原の井山山頂の風車も見える。
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山頂に建つ展望台は、平成になってから建ったばかりで、まだ新しくきれいである。
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一階部分は休憩室と、夏焼城ヶ山を管理している地元の会の写真などが展示されている。
二階の展望台に上がると、天気のいい日には北西に御嶽山、北東には南アルプスの赤石岳も見えるそうである。
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微風が吹く気持ちのいい天気なので、50分ほども長居をしてしまう。
充分に休んだ後、10:15、下山にかかる。
帰りは、馬野コースを下る。
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途中には、大岩の上に根を張った木が立つ「馬野の巨石」がある。
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15分ほどで急坂を下り、馬野登山口に出る。
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林道を15分ほど歩き、大井平コース登山口を通り、11:21、大井平公園駐車場に戻る。

帰りに、道の駅にある日帰り温泉で汗を流した後、R153から東海環状道、湾岸道を走り午後午後2時過ぎ名古屋へ帰ってくる。



今日は、少し時間があり天気も良さそうだったので、急に思い立って出かけた山行であった。
夏焼城ヶ山は、1時間半程度で簡単に登れる山であるが、山頂からは北の展望が開けており、気持ちのいい山であった。
山遊人
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御在所岳本谷へレーニング山行
2022/06/04(Sat)
2022年6月3日(金)

御在所岳:本谷

今夏に剱岳へ山行する予定のため、参加者5人でトレーニング山行に出かける。
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【地形図】 御在所山

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【コースタイム】
中道駐車場(7:17)~本谷入渓(7:28)~不動滝(7:38/48)~(9:00/07)~ジョーズ岩(9:30/05)~大黒岩(9:52/10:00)~ロープウェイ駅(10:20/12:00)~一の谷新道分岐(11:12)~展望岩(11:48/58)~中道駐車場(12:42)

【天気】 晴れ




南岸の前線がやや下がり、晴天になりそうである。
朝6時半前に集合し、湾岸道、新名神道を走り、菰野ICを出る。
鈴鹿スカイラインを上がり、午前7時過ぎに中道駐車場に着く。
平日にもかからわらず、すでに20台近くの車が止まっている。
(今回はカメラを持参していないので、写真が少ない)
簡易ハーネス、ヘルメットなどを装着し、7:17、本谷に向けて歩き始める。
コロナ禍以来4年振りの本谷山行である。
今までは、中道登山口前の赤い橋を渡って入っていたが、現在橋が崩落しており渡ることが出来ない。
一の谷茶屋の裏から建物を回り込み、本谷への登山道に入る。
堰堤を過ぎてから本谷に入渓する。
岩のゴロゴロする谷を遡り、15分ほどで不動滝下に出る。
不動滝はほとんど水が流れていない。
不動滝を右岸から巻いて登り、その上の大岩の上で休憩する。
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大岩から右手の谷へ入り、急坂を登っていく。
不動滝を越え、ジョウズ岩を鎖で乗り越える。(以前は下の穴をくぐっていた)
9:44、大黒岩下に出る。
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右岸の急坂をロープにつかまって登り、9:52、大黒岩に着く。
やや霞んでいるが、大黒岩からは伊勢湾やロープウェイが見下ろせる。
大黒岩から一の谷新道出合まで下り、登り返して山頂下の広場に出る。
ロープウェイ山頂駅までの道の両側にはサラサドウダンやベニドウダン、シロヤシオの花が咲いている。
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数年前に駅の中に出来た展望レストラン「ナチュール」で昼食を食べて休憩する。
初めて入ったが、”カレーうどん”が名物だそうである。
展望がよく、東や南の展望が開けており、近くには鎌ヶ岳、遠く伊勢湾も見渡せる。
ゆっくりと休憩した後、12:00、一の谷新道を下山にかかる。
下りにかかった時、登山届を出していた四日市西署から「本谷の大黒滝あたりで遭難者が出たかもしれないが、何か気が付かなかった?」という電話が携帯にある。
我々は途中で一人も他の登山者と出会うことはなかった旨連絡する。
その後、捜索のヘリも飛ばなかったが、無事見つかったのだろうか?

(家に帰ってWebニュースを見ると、やはり大黒滝付近で単独登山者の滑落事故があったらしい)
御在所岳で滑落事故

途中の展望岩で休憩した後、一気に下り、12:42、駐車場へ戻る。

帰りに日帰り温泉で汗を流した後、帰途に着く。
東名阪道を走り、午後3時前に名古屋へ帰る。



夏に剱岳山行を計画しており、今日はそのための岩場歩きのトレーニングを兼ねた山行であった。
急登が続く本谷山行で、久し振りに足の筋肉が痛くなった。
数年前にどこかで土砂崩れがあったと聞いていたが、今まで通りのルートで登ることが出来た。
参加したいずれの方々も、安定して歩くことが出来て、いい岩場歩行のトレーニングになった。
山遊人

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