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里山ミニ縦走:屏風山
2021/09/26(Sun)
2021年9月25日(土)

瑞浪:屏風山(794.4m)

当地方には依然として緊急事態宣言が発出されており、自粛要請に従って今月はまだ一度も山行をしていない。
このままでは身体がなまってしまうので、足慣らしを兼ねて、岐阜県の瑞浪市にある「屏風山」を中心とした里山のミニ縦走に出かける。
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【コースタイム】
大草駐車場(7:03)~御嶽展台(8:00)~北屏風山(8:08)~屏風山(8:13/20)~八百山(8:28)~馬ノ背山(8:39)~黒の田山(8:50)~笹平道分岐(9:02)~月山(9:21)~田代山(9:48/10:10)~黒の田東湿原(10:32/45)~馬ノ背山(11:05)~稜線分岐(11:07)~送電線鉄塔(11:25/35)~大草駐車場(11:52)

【天気】 晴れのち曇り




屏風山は、瑞浪市と恵那市の境に位置する一等三角点の山である。
中央道から見ると、その名のとおり屏風を立てたように7~800mのなだらかな里山的な山々が連なって見える。
屏風山
(瑞浪市HPより)

朝6時に出発し、中央道を走って瑞浪ICを出る。
R19を少し走り、県道66号通称「東農なんじゃもんじゃ街道」を恵那市の方へ北上する。
標識に従い大草集落で右折れし、集落内で右に折れて、午前7時前、10台以上は止められそうな大草登山口の駐車場に着く。
既に先客の車が2台止まっている。
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7:03、準備をして屏風山に向けて出発する。
集落内を通り10分ほど歩いてたくさんの案内標識の建つ登山口に出る。
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ここで屏風山への道は、南道と北道に分かれ、我々は左手の北道を行く。
すぐに尾根に取り付き、ジグザグを繰り返しながら徐々に登っていく。
送電線下を過ぎると尾根は傾斜が増してくる。
午前8時ごろ、左手の開けた岩上の展望地に出る。
天気がよければ御嶽山も見えるらしいが、今日は遠くの方は霞んでおり見ることは出来ない。
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展望地を過ぎ、最後に階段状の急坂を登り、8:08、寿老の滝から登ってくる道が合流する「北屏風山」に着く。
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右手に折れて、主稜線を5分ほど歩き、8:13、一等三角点の「屏風山」山頂に着く。
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東側が開けた山頂からは、瑞浪市を中心とした東農の街並みが眼下に広がっている。
天気がよければ、名古屋駅前の高層ビル群も見えるらしい。
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今日登る山々の中では、山頂が開けて展望がきくのは屏風山だけである。
山頂には、屏風山系登山道の案内板も建っている。
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眺望を楽しんだ後、ゆるやかにアップダウンを繰り返す稜線上を南下する。
10分ほどで標高が800mの「八百山」山頂に立つ。
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少し下り、さらに10分ほどで、山頂かどうかわからないような「馬ノ背山」に着く。
さらに10分ほど歩き、「黒の田山」を通り、80mほど下って小さな沢を渡る。
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笹平からくる道との分岐を左に折れて、沢に沿ってゆっくりと登っていく。
「黒の田東湿原」手前で右に折れ、80mほど登り返して「月山」に出る。
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ここからは一人の登山者とも出会わない。
月山の少し先で、赤布があるだけで分かりにくい分岐をササをかき分けて少し下る。
すぐに黒の田東湿原から来る道にぶつかり、右に折れて田代山を目指す。
小さな沢を渡り、踏み跡の薄い道を登り、田代山南西の尾根上に出る。
尾根道を少し行き、9:48、今日の最高峰である三等三角点の「田代山」山頂に着く。
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他に誰もいない眺望の全くない山頂で、早めに軽く食事をして休憩する。
休憩後、登ってきた道を下り、10:32、木道の敷かれた「黒の田東湿原」に出る。
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ここは春から秋にかけて色々な花が咲き、この辺りでは貴重な湿原となっている。
地元の愛好会の方々が保存に努めてみえる。
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今はちょうど「シラタマホシクサ」が満開の時期で、幾組かの登山者が散策に訪れている。
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所々に小さく白い花のシラタマホシクサの群落がみられる。
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湿原の中にあるベンチで休憩した後、木道を歩いて湿原の中を横断する。
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湿原を周遊する道を半周してから帰途に就く。
左に折れて馬ノ背山への道を少し登り返す。
11:07、馬ノ背山を過ぎた所で左に折れ、大草への道を下る。
結構急な道をジグザグを繰り返しながら下っていく。
途中で送電線鉄塔に出る。
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駐車場へ出る手前に南北朝時代の禅僧である「夢想国師」が座禅をしたという「座禅岩」がある。
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11:52、まだ10台以上の車が止まっている大草駐車場に下山する。

中央道を走り、午後2時前に名古屋へ帰る。



屏風山から小さなアップダウン繰り返しながら7つの山々を4,5時間かけて歩き、久し振りの山行であった。
なまった身体を元に戻すにはちょうどいい程度の山行が出来た。
また、近くの「黒の田東湿原」ではシラタマホシクサがちょうど満開を迎えており楽しむことが出来た。
全国のコロナ感染者数も一時に比べてだいぶ減少してきており、何とか今月で緊急事態宣言が終わってほしいと願うばかりである。
山遊人

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