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雨で途中リタイア:蓼科山
2021/06/30(Wed)
2021年6月29日(火)

北八ヶ岳:蓼科山(2530.7m)

山仲間5人と一緒に、八ヶ岳連峰最北端の蓼科山へ山行する。
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【天気】 雨


【コースタイム】
大河原峠(10:25)~将軍平(11:52/12:13)~天祥寺原(13:35)~亀甲池(14:13/14:23)~双子池(15:08/15:20)~双子山(16:00)~大河原峠(16:22)



太平洋岸を低気圧が通過し、日本の上空には寒気が入り込み、雨に降られることを覚悟しての山行である。
朝7時に集合し、中央道を走り諏訪ICを出る。
現地はどんよりとした天気で、八ヶ岳連峰は雲の中に隠れて見えない。
白樺高原スキー場下を通り、大河原峠への蓼科スカイラインを上がる。
昨年の大雨により通行止めにされていた蓼科スカイラインは、6月12日に大河原峠まで通れるようになった。
午前10時15分ごろに大河原峠に着く。
先客の車が1台止まっているだけである。
まだ雨は降っていないが、ガスもかかり寒いくらいである。
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準備をして、10:25、大河原ヒュッテ横を通り、蓼科山を目指して歩き始める。
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樹林帯の中の石のゴロゴロする道を登っていく。
途中で霧雨が降り始めたので雨具を装着する。
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急登を登り切り、コメツガなどの木の立ち枯れが目立つ尾根道を歩き、11:52、蓼科山荘の建つ将軍平に着く。
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昼も近いので、ここで昼食を食べて休憩する。
昼食をしている途中から雨が降り始める。
昼食後、蓼科山へ向けて歩き出すも、溶岩の大岩がゴロゴロする急登に差しかかるころより、雨粒が大ききくなり激しく降り出す。
この雨の状態では、これ以上山頂を目指すのは無理と判断し、残念であるがここで引き返すことにする。
将軍平まで引き返し、この後亀甲池や双子池の池巡りをするため、天祥寺原へ下る道を行く。
岩の多い急坂を下り、途中の沢の端で休憩する。
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休憩後さらに下り、13:35、天祥寺原に着き、左折れして笹原の続く天祥寺原の中を行く。
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途中から右折れして山腹を少し登り、14:13、亀甲池畔に着く。
何度か来ているが、今日は非常に水が少なく、水の中の亀甲模様の岩の様子が見えない。
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亀甲池からは原生林の森を少し登り、歩きにくい道を下って、午後3時前にやっと双子池雌池畔に着く。
キャンプ場前を通り、湖畔の道を行き、15:08、双子池ヒュッテに着く。
雄池をバックに記念撮影をする。
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少し休んだ後、双子山への最後の登りにかかる。
このころより雨が激しくなり始め、時々雷鳴も聞こえ始める。
40分ほどで登り切り、16:00、何も遮るもののない双子山山頂に着く。
雨の中で時々雷鳴がとどろき、危険なので前後の間隔を開けて歩き、急いで樹林帯に入る。
20分ほど歩き、16:22、大河原峠に戻ってくる。

帰りに、白樺湖畔の日帰り温泉で冷えた体を温めた後帰途に着く。
中央道を走り、午後9時半過ぎ名古屋へ帰る。



雨予想の中を次回の山行のトレーニングを兼ねて強行した山行であった。
下界では時々日も差す天気であったが、やはり山の上へ行けば行くほど雨が激しくなり、蓼科山山頂へは登ることが出来なかった。
しかし、ガスや雨に煙る幻想的な針葉樹の森の中や、山中ににひっそりと佇む亀甲池や双子池の風情もいいものであった。
天気が悪いこともあり、山行中一人の登山者とも会うこともなく、静かな北八ヶ岳を楽しめた山行であった。
山遊人

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梅雨の晴れ間を縫って:二ッ森山
2021/06/16(Wed)
2021年6月15日(火)

裏木曽:二ツ森山(1223.5m)

山仲間3人と一緒に、裏木曽にある「岐阜百山」の一つ「二ツ森山」へ山行する。
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【天気】 曇り時々晴れ


【コースタイム】
切越峠(8:15)~シャクナゲ群生地(9:10/9:20)~二ッ森山(10:00/10:30)~ 第三展望地(10:50)~大ナラ(11:00)~ウモリ岩分岐(11:45)~大ナラ登山口(12:00)~切越峠(12:15)



先週までの梅雨の中休みも終わり、今週からは本格的な梅雨空が続く予報が出ている。
今日も上空には寒気が入り天気が不安定で、午後からは雨の予想である。
朝6時半に集合し、中央道を走走って中津川ICを出る。
恵那山の頂には雲がかかっているが、何とか昼までぐらいは持ちそうな天気である。
木曽川を渡り、苗木の町を抜け、R256,257を走る。
道の前方には端正な双耳峰の二ツ森山が聳えているのが望まれる。
福岡の街を抜けて左折れし、付知川を渡って白川に抜ける県道70号を走る。
かなり上り、午前8時ごろ切越峠の二ツ森山駐車場に着く。
登山口には案内図が建っている。
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準備をして、8:15、ササの中の二ツ森山への登山口から登り始める。
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昨夜の雨で濡れて滑りやすい木の根道の急坂を登っていく。
途中の登山道横に真っ白なギンリョウソウがニョキニョキとかたまって見られる。
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尾根の上に出て、大きな岩が多くなるとしばらくで第1展望台に出る。
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さらに第2展望台を過ぎ、9:10、P1160上の「だなのシャクナゲ群生地」に出て少し休憩する。
シャクナゲ群生地と書かれているが、今はどこにもシャクナゲは見られない。
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そこから南に進路を取り少し下って、再び登り返しコウモリ岩への分岐を通過する。
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今年初めてのハルゼミや小鳥のさえずりを聞きながら高度を上げていく。
さらに岩尾根を登り、10:00、岩の上に建つ二等三角点の二ツ森山山頂に立つ。
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山頂からは南に恵那富士の笠置山が近い。
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眼下には恵那の町も見えている。
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山頂周辺にはドウダンツツジの小さな赤い花が鈴なりである。
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山頂にある四阿でしばしの休憩をする。
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四阿からは天気がよければ真正面に御嶽山が見えるのだが、今日は残念ながら雲の中に隠れている。
休憩をしながら少し待っていると、若干雲が切れ始め、肩のあたりの稜線が見えてくる。
しかし、最後まで山頂は顔を覗かせてくれない。
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10:30、下山にかかる。
登ってきた道を少し下り、大ナラの標識で左折れする。
岩の多い急な尾根道を少し下ると、第3展望台がある。
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展望台を過ぎ、尾根を外れて右手の谷へ少し下ると、「薬研洞の大ナラ」が左手に立っている。
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案内板によれば、樹齢600年~800年、高さ25m、幹の太さ6.9mのミズナラの巨木で、岐阜県の天然記念物に指定されているということである。
平成28年ごろ「ナラ枯れ病」で枯死してしまったということだが、下から見上げると、上の方の幹には新しい緑の枝がたくさんついているように見える。
再生したのではないだろうか?
大ナラからはロープの張られた急な滑りやすい谷道をしばらく下って林道に出る。
林道をしばらく歩いていくと、右手に「コウモリ岩」への分岐の林道が分かれる。
両側にタニウツギやコアジサイの咲く林道を歩き、12:00、県道70号に出る。
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県道を15分ほど登り返して、12:15、登山口の駐車場に帰り着く。



帰りに、県道70号脇にある蕎麦屋さんに立ち寄り、楽しみにしていた蕎麦を頂く。
大盛りそばを頼んだら、ビックリするほどの大盛りで、食べきれないほどである。
皆、美味しい蕎麦に舌鼓を打ち満足そうである。
途中で恵那駅前の有名な五平餅屋さんにも立ち寄りお土産に買って帰る。
恵那ICIから中央道に乗り、午後4時過ぎ名古屋へ帰ってくる。



天気が今一なので軽い山行ということで二ツ森山へ出かけた。
幸いに山行中は雨にも降られなかった。
山頂からの御嶽山の眺望は得られなかったが、途中で一人の登山者とも会うこともなく、我々だけで新緑の中の静かな山行を楽しむ頃が出来た。
山遊人

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梅雨の中休みに:大御影山
2021/06/07(Mon)
2021年6月6日(日)

高島トレイル:大御影山(949.9m)

5月中旬に梅雨入りしたが、それ以降あまり雨が降らず、梅雨の中休みが続いている。
台風3号崩れの低気圧が太平洋岸を通り、太平洋側では天気がいまいちで朝方は雨も予想されている。
北に行くほど天気が良さそうなので、久し振りに福井県と滋賀県境の高島トレイルにある「大御影山」へ、山仲間と山行する。
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【天気】 晴れ


【コースタイム】
松屋地蔵大権現岳登山口(7:50)~松屋地蔵大権現岳(8:47/8:54)~P812(9:50/9:55)~大御影山(10:33/10:55)~大日尾根分岐(11:54/12:02)~三十三間山分岐(12:35/12:45)~大日岳登山口(14:05)~松屋地蔵大権現岳登山口(14:43)



初めての「若狭路美浜トレイル」からの大御影山行である。
朝6時に出発し、北陸道から舞鶴敦賀道路を走り、若狭美浜ICを出る。
インターを出てR27を少し西に走り、川原市の交差点で左折れする。
松屋への道を10kmぐらい走り、午前7時40分ごろ、松屋の集落はずれで橋を渡って、左手の松屋地蔵大権現岳登山口前の駐車場に着く。
10台ぐらいは止められそうな駐車場にはまだだれも止まっていなく、我々の車だけである。
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現地の天気は、予想通り薄曇りながら雨は降っていなくていい天気になりそうである。
7:50、準備をして、美浜トレイルとなっている登山口から松屋地蔵大権現岳を目指して登り始める。
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いきなりの急登の続く道をジグザグに登っていく。
道の足元には黄色の「美浜トレイル」の標識が頻繁に現れる。
400mほど急坂を登ると、やっと尾根上に出て少し緩やかになる。
左手に少し外れた所に「見晴らし台」の標識があり立ち寄ってみる。
今日は少し霞んでいるが、北に日本海が見える。
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見晴台から5分ほど緩やかに登り、左手に別の尾根から登ってくる道を分けてしばらくで、8:47、松屋大権現岳山頂に着く。
展望のきかない山頂で少し休憩する。
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山頂からは広い尾根上の道を行くと、左手下に小さな池がある。
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一旦鞍部まで下り、再び登り始めると尾根が細くなり、登山道の両側にはイワウチワの群落が現れる。
春にはピンクの花がたくさん咲くのであろう。
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さらにブナの原生林の中に道を登っていく。
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松屋大権現岳から1時間ほどで、P812に着き少し休憩する。
その先で樹林が低くなってくると、左手にかすかに伊吹山や琵琶湖が見えてくる。
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しばらくでノロ尾と名付けられた広い所に出ると、行く手にやっと大御影山山頂に建つ電波反射板が見えてくる。
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どこを歩いてもいいようなわかりにくい道を登り、電波反射板の横を通り、10:33、大御影山山頂に着く。
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山頂からは北に赤坂山方面、南には高島トレイル北部の山々が霞んで見える。
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他に一組の登山者が憩っている山頂で、早めの昼食を食べて休憩する。
昼食後、10:55、高島トレイルとなっている道を、大日岳を目指して下山にかかる。
ブナの多い尾根を一旦鞍部まで下り、再び100mほど登り返し、11:54、大日尾根との分岐に着く。
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分岐で右に折れて、大日尾根を下っていく。
大日尾根は、中央分水嶺でも有数のブナの大木が多い尾根である。
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積雪で複雑の折れ曲がったり枝分かれしたりした見応えのあるブナの大木の続く尾根を下っていく。
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30ほど下って大日岳へ近づくと、ちょうど送電線鉄塔の工事が行われており、山頂には近づくことが出来ない。
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その先の山頂を少し下った三十三間山との分岐で少し休憩する。
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休憩後、右手の送電線に沿った尾根道を下り始める。
小さなアップダウンの続き、6つほど送電線鉄塔の下を通り、1時間近く下ると、道は右手の谷に下りる。
谷沿いのわかりにくい道を何度も左右に渡り返しながら下っていく。
14:05、やっと大日岳登山口となっている林道に飛び出す。
右に折れて林道を歩き、能登又谷出合のカーブに案内標識が立っている。
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橋を渡って能登又谷沿いの林道を歩き、14:43、車を止めた駐車場に戻る。

帰りも舞鶴若狭道、北陸道、名神道を走り、午後5時前に名古屋へ帰ってくる。



大御影山へ、美浜トレイルから初めて登ったが、結構きつい登りの道であった。
下りにとったブナの大木の原生林が続く大日尾根は素晴らしかった。
新緑の春や紅葉の秋の時期にもまた登ってみたいものだ。
中央分水嶺の山は、標高はせいぜい1000m近くとそんなに高い山ない。
しかし、冬に積雪が多いためか、立派なブナ林や春に咲く花々も多く、何度登っても楽しい山行が出来て、好きな山域の一つである。
日曜日だというのに、今回も山頂で一組の登山者に会っただけで、静かな山行が出来た。

山遊人

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