2021年5月23日(日)
三河高原:寧比曽岳(1120.7m)・出来山(1052.7m)山仲間2人と、奥三河の三河高原にある「寧比曽岳」と「出来山」へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】段戸湖(7:43)~五六橋(8:02)~神越峠(9:11)~富士見峠(9:32)~寧比曽岳(9:40/9:50)~神越峠(10:20)~P1087(10:43)~出来山(11:32/12:02)~牛渡橋(12:27)~五六橋(13:23)~段戸湖(13:42)
5月12日から愛知県に緊急事態宣言が発出されており、県外の山に出かけることに抵抗を余儀なくされている。
今年は、例年になく早く東海地方が梅雨入りし、うっとうしい天気が続いている。
梅雨の晴れ間になりそうな天気予報が出ているので、県内の山に久し振りに出かけることにする。
今回は、過去に何度か登ったことのある寧比曽岳へ段戸湖の方から登り、ついでに一等三角点の出来山へ登る計画である。
朝6時に出発し、湾岸道を走り、東海環状道の豊田松平ICを出る。
足助を通ってR153を走り、伊勢神トンネルを抜けてすぐに右折れする。
段戸川に沿った狭い道を走り、大多賀の集落を抜け、午前7時半ごろ段戸湖に着く。
20台以上は止められそうな段戸湖の駐車場はすでに満車状態で止めることが出来ない。
日曜日なので、段戸湖でルアーやフライフィッシングをやる人や、段戸裏谷で野鳥観察・撮影をする人が大勢来ている。

仕方がないので手前の車道脇の空き地に何とか駐車する。
ここで仲間1人と合流し、準備をして、7:43、寧比曽岳へ向けて出発する。
駐車場横のゲートを抜けて林道を歩いていく。

「段戸裏谷キララの森」と名付けられたモミやツガなどの原生林の中の森は歩いていても気持ちがいい。
大きな望遠レンズを付けたカメラを持ったバードウォッチャーが多く歩いている。
20分ほどで五六橋を渡り、トイレの横から右手の谷に架かる橋を渡って、東海自然歩道となっている登山道を登っていく。

ほぼ水平に付けられた道を何度か谷を巻きながら歩いていく。


所々に東海自然歩道の案内看板や休憩ポイントにはベンチが設けられている。

歩き始めてから1時間半ほどかかり、9:11、ベンチがたくさん置かれた出来山への分岐となる神越峠に着く。

今まではほぼ水平な道であったが、ここから富士見峠まで標高差約150mの急坂を喘ぎながら登る。
20分ほどかかり、9:32、トイレのある富士見峠に着く。

峠から西に折れてゆるやかで気持ちのいい尾根道を行く。
最後に階段状の道を少し登り、9:40、東屋の建つ寧比曽岳山頂に着く。

山頂のベンチでは多くの人が憩っており、久し振りに山頂が登山者で賑わう山に来た。

張れていれば、北東方面に恵那山や御嶽山、中央アルプス、南アルプスなどが見えるのだが、今日は少し雲があり望むことが出来ない。

少し休憩した後、9:50、次の出来山ヘ向けて歩き始める。
あたりには朱色のヤマツツジがきれいに咲いてる。

歩いてきた道を神越峠まで下り、ここから東海自然歩道をそれて、右手の出来山への道へ入る。
やや踏み跡の薄い道をP1087のピークまで100mほど登る。
さらに小さなピークを越えていくと、左手の林道に沿った道に出る。

再び尾根道に戻り、薄い踏み跡を辿り、山頂手前の広場を通って、11:32、出来山山頂に着く。

一等三角点の建つ山頂は木々に覆われて展望はまったくきかない。

出来山山頂は登山者もほとんどおらず、昼食を食べてゆっくりと休憩する。
30分ほど休憩した後、11:02、下山にかかる。
帰りはほとんど林道を歩いて下っていく。
30分弱下り、牛渡橋に出たところで勘違いをして橋を渡って反対方向に道へ入ってしまう。
10分ほどで間違いに気付き、橋の所まで戻る。
橋を渡り返して左手の林道を下っていく。
途中で谷を渡ってヘアピンカーブを曲がっていく。
そこから少し上りぎみに林道を歩き、次の分岐で左手の道をとりトイレのある分岐に出る。
五六橋を経て、左手に段戸湖を見ながら、13:42、駐車地点に戻る。
帰りは大多賀峠の方の道を通り、足助の香嵐渓からR153に出て帰る。
湾岸道を走り、午後3時過ぎ名古屋へ帰ってくる。
県内の山ということで「寧比曽岳」と「出来山」に登ったが、コロナ禍にもかかわらず大勢の登山者が登ってきていた。
山登りは自然の中の活動であるためか近くの山々はどこもたくさんの登山者で賑わっているらしい。
しかし、コロナ禍ではどこも医療状況は逼迫しており、絶対に事故を起こしたりして、地元の医療へ負担をかけないようにすることが肝要である。
絶対に無理をせず、安全登山に気を付けて山に登りたいものである。
山遊人