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再びの・・・・:寧比曽岳・出来山
2021/05/27(Thu)
2021年5月25日(火)

三河高原:寧比曽岳(1120.7m)・出来山(1052.7m)

一昨日に引き続き、奥三河の「寧比曽岳」と「出来山」へ山行する。
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【天気】 晴れ時々曇り


【コースタイム】
段戸湖(8:00)~神越峠((9:40)~富士見峠(10:05)~寧比曽岳(10:20/10/50)~富士見峠(11:00)~神越峠(11:20)~出来山(12:30/12:50)~牛渡橋(13:05)~段戸湖(14:05)



山仲間3人と一緒に、一昨日登った奥三河の寧比曽岳と出来山へ再び山行する。
朝8時前に、段戸湖の駐車場に着くと、平日にもかかわらず駐車場は既に8割ぐらい埋まっている。
殆どがバードウォッチャーと釣り人である。
天気は、やや雲が多いが、何とか晴れている。
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準備をして、8:00、東海自然歩道となっている林道のゲートを抜けて歩き始める。
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15分ほどで、トイレのある所で橋を渡って登山道に入る。
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夜に雨が降ったのか、しっとりと濡れた緑の中の道を歩いていく。
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雨で急に出てきたのか、道の両側にギンリョウソウがここかしこに見られる。
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平坦な道を歩き、9:40、神越峠に着き休憩する。
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ここから急坂を30分弱登り、10:05、富士見峠に着く。
峠から稜線上の広い道をのんびりと歩き、10:20、寧比曽岳山頂に着く。
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今日もあまり展望はきかない。
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一昨日とは違って、平日のため我々以外にはだれもいない山頂で休憩する。
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山頂広場には、少し遅いが、まだワラビが残っておりそれを探す。
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山頂にある大きなドウダンツツジの真っ赤な花が咲いている。
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早めの昼食を食べた後、10:50、出来山へ向けて出発する。
神越峠まで戻り、東海自然歩道を右手に分かれて出来山への稜線を歩いていく。
尾根道から一旦道は林道に出る。
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先日は少し間違えたが、稜線を外さないように薄い踏み跡を辿り、12:30、出来山山頂に着く。
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誰もいない一等三角点の山頂で少し休憩する。
休憩後、林道の道を段戸湖へ向けて下っていく。
1時間15分ほど林道を歩き、14:05、段戸湖の駐車場へ戻る。

足助を経て、豊田松平ICから東海環状道に乗り、湾岸道を走って、午後4時前に名古屋へ帰る。



2回続けての寧比曽岳、出来山山行であったが、平日のためか、山中では2,3組の登山者と会っただけで、静かな山行を楽しめた。
何度来ても、新緑に癒され、生き返る実感が強まった山行であった。
山遊人

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原生林の森を抜けて:寧比曽岳
2021/05/24(Mon)
2021年5月23日(日)

三河高原:寧比曽岳(1120.7m)・出来山(1052.7m)


山仲間2人と、奥三河の三河高原にある「寧比曽岳」と「出来山」へ山行する。
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【天気】 晴れ


【コースタイム】
段戸湖(7:43)~五六橋(8:02)~神越峠(9:11)~富士見峠(9:32)~寧比曽岳(9:40/9:50)~神越峠(10:20)~P1087(10:43)~出来山(11:32/12:02)~牛渡橋(12:27)~五六橋(13:23)~段戸湖(13:42)



5月12日から愛知県に緊急事態宣言が発出されており、県外の山に出かけることに抵抗を余儀なくされている。
今年は、例年になく早く東海地方が梅雨入りし、うっとうしい天気が続いている。
梅雨の晴れ間になりそうな天気予報が出ているので、県内の山に久し振りに出かけることにする。
今回は、過去に何度か登ったことのある寧比曽岳へ段戸湖の方から登り、ついでに一等三角点の出来山へ登る計画である。
朝6時に出発し、湾岸道を走り、東海環状道の豊田松平ICを出る。
足助を通ってR153を走り、伊勢神トンネルを抜けてすぐに右折れする。
段戸川に沿った狭い道を走り、大多賀の集落を抜け、午前7時半ごろ段戸湖に着く。
20台以上は止められそうな段戸湖の駐車場はすでに満車状態で止めることが出来ない。
日曜日なので、段戸湖でルアーやフライフィッシングをやる人や、段戸裏谷で野鳥観察・撮影をする人が大勢来ている。
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仕方がないので手前の車道脇の空き地に何とか駐車する。
ここで仲間1人と合流し、準備をして、7:43、寧比曽岳へ向けて出発する。
駐車場横のゲートを抜けて林道を歩いていく。
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「段戸裏谷キララの森」と名付けられたモミやツガなどの原生林の中の森は歩いていても気持ちがいい。
大きな望遠レンズを付けたカメラを持ったバードウォッチャーが多く歩いている。
20分ほどで五六橋を渡り、トイレの横から右手の谷に架かる橋を渡って、東海自然歩道となっている登山道を登っていく。
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ほぼ水平に付けられた道を何度か谷を巻きながら歩いていく。
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所々に東海自然歩道の案内看板や休憩ポイントにはベンチが設けられている。
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歩き始めてから1時間半ほどかかり、9:11、ベンチがたくさん置かれた出来山への分岐となる神越峠に着く。
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今まではほぼ水平な道であったが、ここから富士見峠まで標高差約150mの急坂を喘ぎながら登る。
20分ほどかかり、9:32、トイレのある富士見峠に着く。
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峠から西に折れてゆるやかで気持ちのいい尾根道を行く。
最後に階段状の道を少し登り、9:40、東屋の建つ寧比曽岳山頂に着く。
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山頂のベンチでは多くの人が憩っており、久し振りに山頂が登山者で賑わう山に来た。
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張れていれば、北東方面に恵那山や御嶽山、中央アルプス、南アルプスなどが見えるのだが、今日は少し雲があり望むことが出来ない。
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少し休憩した後、9:50、次の出来山ヘ向けて歩き始める。
あたりには朱色のヤマツツジがきれいに咲いてる。
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歩いてきた道を神越峠まで下り、ここから東海自然歩道をそれて、右手の出来山への道へ入る。
やや踏み跡の薄い道をP1087のピークまで100mほど登る。
さらに小さなピークを越えていくと、左手の林道に沿った道に出る。
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再び尾根道に戻り、薄い踏み跡を辿り、山頂手前の広場を通って、11:32、出来山山頂に着く。
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一等三角点の建つ山頂は木々に覆われて展望はまったくきかない。
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出来山山頂は登山者もほとんどおらず、昼食を食べてゆっくりと休憩する。
30分ほど休憩した後、11:02、下山にかかる。
帰りはほとんど林道を歩いて下っていく。
30分弱下り、牛渡橋に出たところで勘違いをして橋を渡って反対方向に道へ入ってしまう。
10分ほどで間違いに気付き、橋の所まで戻る。
橋を渡り返して左手の林道を下っていく。
途中で谷を渡ってヘアピンカーブを曲がっていく。
そこから少し上りぎみに林道を歩き、次の分岐で左手の道をとりトイレのある分岐に出る。
五六橋を経て、左手に段戸湖を見ながら、13:42、駐車地点に戻る。

帰りは大多賀峠の方の道を通り、足助の香嵐渓からR153に出て帰る。
湾岸道を走り、午後3時過ぎ名古屋へ帰ってくる。



県内の山ということで「寧比曽岳」と「出来山」に登ったが、コロナ禍にもかかわらず大勢の登山者が登ってきていた。
山登りは自然の中の活動であるためか近くの山々はどこもたくさんの登山者で賑わっているらしい。
しかし、コロナ禍ではどこも医療状況は逼迫しており、絶対に事故を起こしたりして、地元の医療へ負担をかけないようにすることが肝要である。
絶対に無理をせず、安全登山に気を付けて山に登りたいものである。
山遊人

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知多四国八十八ヶ所巡礼(02)
2021/05/11(Tue)
2021年5月10日(月)

知多四国巡礼の旅(その2)(9番札所~17番札所)

コロナウイルスの感染拡大により、愛知県に「まん延防止等重点措置」が出されているが、なかなかその効果が現れていない。
12日から5月31までの期間は、3度目の「緊急事態宣言」に切り替わる。
そんな状況の中で、なかなか山に行く気分にはなれず自粛が続いている。

山に行く代わりとして、足慣らしも兼ねて、2回目の知多四国八十八ヶ所巡礼に出かける。
今回は第9番札所から第17番札所まで回る予定である。

・第 9番:明徳寺(みょうとくじ)(浄土宗)  ・第14番:興昌寺(こうしょうじ)(曹洞宗)
・第10番:観音寺(かんのんじ)(曹洞宗)   ・第15番:洞雲院(とううんいん)(曹洞宗)
・第11番:安徳寺(あんとくじ)(曹洞宗)   ・第16番:平泉寺(へいせんじ)(天台宗)
・第12番:福住寺(ふくじゅうじ)(曹洞宗)  ・第17番:観音寺(かんのんじ)(浄土宗)
・第13番:安楽寺(あんらくじ)(曹洞宗)

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初夏の暑いくらいのいい天気になりそうである。
4名の参加で、朝9時半にJR武豊線「石浜駅」に集合する。
石浜駅からR365を渡って北へ少し行き、今日最初の第9番札所の「明徳寺」に参拝する。
ここの秘仏の歓喜天は夫婦和合、金運の仏だそうである。
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次に、少し南に行った所にある第10番札所の「観音寺」に行く。
ここの本尊は聖観世音菩薩である。
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境内には真っ赤な小さな花がたくさん咲いている。
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さらに少し南下し、第11番札所の「安徳寺」に参拝する。
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次に、小学校のすぐ横を少し上がり、山門前の階段を上って第12番札所の「福住寺」に行く。
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午前11時を過ぎたので、国道沿いにある店で昼食をする。
店のすぐ横に最近話題になっている「ワークマン+」の新しい店があり、立ち寄ってみる。
軽そうなスニーカーがあり、思わず衝動買いをしてしまう。
次の札所までは、だらだらと続く長い坂道を3km近く上って歩いていく。
昼近くなり気温が上がり暑い中を汗を流しながら歩いていく。
1時間近くかかり、午後1時過ぎ、小さな川を渡って第13番札所の「安楽寺」に着く。
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さらに川に沿って少し行き、第14番札所の「興昌寺」に行く。
ここは、知多四国開創の一人である「岡戸半蔵」を祀っているそうである。
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さらに西へ歩き、阿久比川を渡り、名鉄河和線「坂部駅」を通り、立派な山門のある第15番札所の「洞雲院」へ行く。
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洞雲院の横の墓地には、徳川家康の生母である「於大の方」や松平家の墓所がある。
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洞雲院から名鉄「阿久比駅」の前を通り、交通量の多い道を30分ほど歩いて、第16番札所の「平泉寺」へ行く。
次に、車道を渡り、今日の最後の第17番札所の「観音寺」へ参拝する。
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午後3時を過ぎとても暑く皆バテ気味である。
今日予定していた9つの札所の参拝を無事終える。
車道を20分ほど戻り、午後3時半過ぎ、名鉄「阿久比駅」に着く。
20分ほど待って特急に乗り名古屋へ帰ってくる。



初夏の陽気の暑い中、2回目の知多四国巡礼を無事終了した。
途中どこの寺でも他の参拝者とは一人も会わなかった。
5時間以上かかり、20km近く歩き通し通し、参加された皆さんホッとした顔であった。
コロナ感染拡大の一日も早い終息を祈願するとともに、山に行けない間のいいトレーニングにもなった巡礼の旅であった。
山遊人
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山中に大伽藍の後を訪ねて:天吉寺山
2021/05/05(Wed)
2021年5月4日(火)

奥伊吹:天吉寺山(917.8m)

山仲間と、滋賀県の伊吹山の北西にある「天吉寺山」へ山行する。
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【天気】 晴れ


【コースタイム】
大吉寺駐車場(7:20)~大吉寺(7:25)~旧大吉寺跡(8:20)~分岐(9:20)~天吉寺山(9:30/10:03)~分岐(10:09)~展望地(10:40/10:45)~上之森神社(11:12)~大吉寺駐車場(11:18)



連休中最後の晴れていい天気になりそうな日である。
朝6時前に出発し、名神道の関ヶ原ICを出る。
R365を走り、途中で右折れして、草野川に沿って走る。
野瀬町で右折れして、集落の中の狭い道を走り、午前7時過ぎに大吉寺参道入り口前の駐車場に着く。
7,8台は止められれそうな駐車場には1台も止まっていない。
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準備をして、両側に灯篭の立ち並ぶ参道を上がっていく。
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橋を渡り大吉寺山門に出る。
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急な階段を上がると本堂が建っている。
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案内によれば、平安時代前期、土地の豪族浅井家が開いたと伝えられる天台宗の霊場である。
平治の乱で敗北した源氏は、東国を目指して落ち延びたが、当時13歳の頼朝は一行とはぐれ、この寺に難を逃れたといわれている。
大吉寺は、現在は本堂、庫裏、山門からなる小さな寺だが、当時の大吉寺は、天吉寺の中腹(700m)あたりにあり、鎌倉時代に隆盛を極めたが、織田信長の兵火によって焼失した。
最近の調査により、本堂、門、鐘楼、閼伽池(あかいけ)、石窟などが明らかになり、大吉寺跡が県の史跡に指定されている。
覚道が自ら入定したという石窟や頼朝の供養塔も残っている。
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本堂の裏から谷筋の道を行き、途中から九十九折れの山腹の道に取り付く。
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途中琵琶湖方面が望めるところで休憩する。
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1時間ほど登り、かつての大吉寺があったあたりに出る。
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色々な遺構が残っている間を縫って登っていく。
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大吉寺跡を過ぎ、明るい雑木林の急坂を登って天吉寺山南尾根に出て北に折れる。
尾根上では、道の両側に小さなイワカガミの花がたくさん咲いている。
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まだ雪が解けたばかりで整備されていない歩きにくい尾根道を徐々に登っていく。
右手の木々の間からブンゲン?のあたりの山々が見え隠れする。
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30分ほど歩き、最後の急登を過ぎ、下りにとる尾根との分岐に出る。
分岐から緩やかになった道を10分ほど歩き、9:30、二等三角点の天吉寺山山頂に立つ。
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山頂は、周囲の木々が邪魔をして眺望はよくない。
誰もいない明るい山頂で、早めの昼食をして休憩した後、10:03、下山にかかる。
5分ほど歩き、下りにとる尾根の分岐まで戻る。
木に赤布がついているだけで、うっかりしていると見逃してしまいそうである。
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踏み跡の薄い尾根道を、地形図を頼りに下っていく。
途中から溝状の道をジグザグに下っていく。
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イカリソウの花が少し見られる。
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途中で、登ってくる今日初めての一人の登山者とすれ違う。
少し先の藪の中では白いヤマシャクヤクの花が群生している。
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30分ほど下り、送電線下の展望地に出る。
眼下の集落の向こうには竹生島の浮かぶ琵琶湖が見える。
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送電線鉄塔を過ぎると道ははっきりしてくる。
下り始めて1時間10分ほどかかり、11:12、上之森神社に出る。
階段を下り、林道を横切って大吉寺本堂に出て、参道を下り、11:18、駐車場に戻ってくる。

名神道を走り、午後1時過ぎ名古屋へ戻ってくる。



伊吹山の北、琵琶湖の東に位置する天吉寺山は、山麓に現在の大吉寺や山腹には旧大吉寺跡の遺構が残る歴史のある山である。
登山者もあまり多くないようで、静かな雰囲気の残されたいい山であった。
山遊人

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