2020年10月26日(月)南信州:蛇峠山(1664.4m)・網掛山(1133.2m)所属山岳会支部の山行で、南信州の「阿知セブンサミット」に選定されている蛇峠山と網掛山へ山行する。
【蛇峠山】
地理院地図
【天気】 快晴
【コースタイム】馬の背(8:50/9:03)~蛇峠山(9:40/9/50)~狼煙台(9:50/10:05)~馬の背駐車場(10:30)
朝7時前に出発し、中央道を走って園原ICを出る。
昼神温泉を通り、R153を南下する。
ちょうど道路工事をやっており、何度も一方通行で止められる。
午前8時過ぎ治部坂スキー場駐車場に着き、スキー場横別荘地内の林道を走り、8:50、馬の背下の駐車場に着く。
素晴らしい晴天が広がっている。
電子基準点前を通り馬の背に上がる。


馬の背からは、北東すぐ近くに三角錐の端正な形をした大川入山がそびえているのが見える。

真北には中央アルプスが連なっているのが見える。

北東には新雪の来た乗鞍岳や穂高方面も見えている。

馬の背から林道に沿って付けられた登山道を登っていく。
周囲の紅葉はかなり進んでおり、赤や黄色に色づいた林がきれいである。

30分ほど登って林道に出て、電波塔や雨量計が林立する山頂近くに出る。
一旦少し下り、再び登り返して、9:40、展望台の建つ蛇峠山に着く。

ここの山頂は展望があまりよくないので、すぐに下って狼煙台の展望地に行く。
ここからは何も遮るもののない360度の大展望が広がる。
南には南アルプス連峰が一望出来る。

白根三山は山頂近くが新雪で少し白くなっている。

荒川三山や赤石岳、聖岳も立派である。

遠く、御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰なども見えている。


(穂高連峰)
ここからの大川入山の姿も美しい。(後ろには恵那山山頂が少し見える)

15分ほど眺望を堪能し、いつまでも去りがたい気持ちを後に下山にかかる。
道端にはリンドウの花がポチポチと咲いている。

30分ほどで馬の背の駐車場に戻ってくる。
次の山「蛇峠山」へ向かいR153を戻る。
11時過ぎ、途中の「おにひら蕎麦」に立ち寄り、キノコのかき揚げ付きのざる蕎麦を食べる。
この辺りでは有名な蕎麦屋さんのためすでに満席状態で賑わっている。
【網掛山】
地理院地図
【コースタイム】駐車地点(12:00)~登山口(12:10)~網掛峠(12:42/12:50)~網掛山(13:13)~東展望台(12:25/12:35)~大平神社(14:05)~駐車地点(14:11)
美味しく頂いたのち、R153を少し走り、網掛山登山口近くの路肩に駐車する。
準備をして、12:00、出発し、左折れして古代東山道となっている網掛峠への道に入る。

すぐに登山口に着き、獣除けのゲートを抜けて林道をしばらく歩いていく。

途中で林道から登山道に変わり、ジグザグの道を登り、12:42、網掛峠に着く。
峠上にある四阿で少し休憩する。

峠から少し急になる尾根道を登り、13:13、展望のない網掛山山頂に着く。

山頂から北東へ続く尾根を行き、少し下がった所にある手作りの東展望台に立ち寄る。

東側が開けた展望台からは、眼下の伊那谷の向こうに南アルプスが一望できる。


(仙丈ヶ岳、白根三山、塩見岳)

(荒川三山、赤石岳、聖岳)
眺望を楽しんだ後、南東尾根を下山する。
落ち葉の降り敷く急なジグザグの道を30分ほど下る。
林道に出て、大平神社横を通り、14:11、駐車地点に戻ってくる。
中央道を走り、午後5時前に名古屋へ帰る。
「阿知セブンサミット」シリーズ登山の最後の山行であった。
一点の雲もない秋空のもと晴らしい晴天に恵まれて2山を登頂出来た。
両山とも1時間少しで登ることが出来る山であるが、山頂付近からの眺望に優れた山であった。
特に蛇峠山の狼煙台からの眺望は、この辺りの山々の中では超一級品であった。
紅葉の始まった中、眺望を楽しみながらのんびりと歩くことが出来た山行であった。
山遊人