10月9日(水)~11日(金)登山教室のOB仲間12人と一緒に、四国の「石鎚山」と「剣山」へ山行する。
10月9日(火) 晴れ
朝7時に集合し、マイクロバスに乗り出発する。
大型の台風19号が近づいているが、今日は素晴らしい晴天である。
神戸から明石海峡大橋で淡路島に渡る。

渦潮を見ながら鳴門大橋を渡り、鳴門市から高松市を通って高松道を走る。
西条市から左折れして石鎚登山ロープウェイの下谷駅へ午後2時ごろに着く。
ロープウェイに乗り成就駅まで上がる。

成就駅から成就社まで遊歩道をしばらく歩く。
目の前には瓶ヶ森がそびえている。

20分ほど歩き、今日の宿「常住屋白石旅館」に着く。

荷物を置いて、すぐ前にある石鎚神社成就社に参拝する。

本殿横にある遥拝殿の窓の外にはちょうど御神体の後ろに明日登る石鎚山が見える。

石鎚山は役小角開山と言われており、像もまつられている。

今日は、我々のほかには数人泊っているだけのようで、ゆったりとした広い部屋でのんびりできる。
入浴後、10品以上もあるおいしい夕食を頂く。
明日の登山に備えて午後8時過ぎには就寝する。
10月10日(木) 石鎚山系:石鎚山(1985m)
【天気】 晴れ
【コースタイム】成就社登山口(6:36)~八丁のコル(6:54)~夜明(よあかし)峠(8:04)~一の鎖(8:14)~二の鎖(8:44)~三の鎖(9:13)~弥山(9:28)~天狗岳(9:52)~弥山(10:05/10:20)~夜明峠(10:55)~八丁のコル(11:42)~成就社登山口(12:07)
朝5時過ぎに目が覚め、外を覗くと今日もいい天気になりそうである。
午前6時に朝食を食べ、6:36、神門をくぐって石鎚山に向けて出発する。

八丁坂と呼ばれる坂を100mほど下る。
途中の鳥居の向こうに石鎚山が小さく望まれる。

八丁のコルを過ぎて道は徐々に登り坂になる。
試しの鎖を過ぎると、名物の「力あめゆ」を売っている小屋が現れる。

小屋前から小さなピークを過ぎて夜明(よあかし)峠に出ると、目の前に石鎚山が大きく聳えているのが見えてくる。
昔は、ここで夜が明けるのを待ってから石鎚山を目指したということである。

弥山山頂の神社や天狗岳北壁も望まれる。

夜明峠を過ぎると、いよいよ石鎚名物の鎖場が現れる。
最初は33mある「一の鎖」である。
ほかの山の鎖とは比べ物にならない太さの鎖につかまりながら登っていく。

一の鎖を過ぎると、その上にトイレのある休憩所がある。
少し休んだのち、次に65mある「二の鎖」に挑戦する。


さらにその上には「三の鎖」が現れる。
頭上には紅葉が始まりかけた天狗岳北壁が美しい。


ここは、希望者だけが挑戦し、後の人は巻き道を通って山頂を目指す。
68mのほぼ垂直の岸壁に付けられた鎖場を登っていく。

9:28、鎖場を登りきり、弥山山頂の社横に出る。

石鎚山最高峰の天狗岳が時々ガスの中から姿を現す。

弥山山頂に荷物を置き、両側が切れ落ち馬の背のようになった岩稜を登り天狗岳を目指す。

10分ほど歩き、9:52、全員が天狗岳山頂に立つ。

山頂からは、辿ってきた道や瀬戸内海も望まれる。

帰りも、弥山を見ながら注意して岩稜帯を下る。


弥山山頂で休憩をしていると、次々に登山者が登ってくる。
少し休憩したのち、10:20、下山にかかる。
帰りは、眼下に瀬戸内海を見ながら巻き道をのんびりと下っていく。

道の横には小さなリンドウの花が咲いている。

朝のロープウェイで乗ってきた登山者が次から次へと登ってくる。
1時間40分ほどかかり、12:07、成就社登山口に下り立つ。
泊まった旅館で昼食を食べた後、駅まで歩き、午後1時のロープウェイに乗り下谷駅に下山する。
待っていたバスに乗り込み、徳島道の美馬市からつるぎ町に出て、細く曲がりくねった林道を1時間以上登り、午後4時過ぎ「ラフォーレつるぎ山」に着く。
すぐに温泉に入った後、午後6時から少しのどを潤しながらしゃぶしゃぶの夕食を頂く。

台風19号が日本に近づいており、明日の天気を心配しながら午後8時過ぎには就寝する。
(その2に続く)
山遊人