8月5日(月)~7日(水)登山教室OBの皆さん4名と一緒に、2拍3日の予定で、新潟県にある越後三山の一つ「八海山」へ山行する。

8月5日(月)八海山ロープウェイ山頂駅~遙拝所~女人堂~薬師岳~千本檜小屋(泊)
【天気】 晴れ
【コースタイム】山頂駅(11:50)~遙拝所(11:58)~女人堂(13:14/13:24)~薬師岳(14:28/14:40)~千本檜小屋(14:54)
朝6時半過ぎの新幹線で東京へ行き、上越新幹線に乗り換え、越後湯沢駅で下車する。
在来線に乗り換え、六日町駅まで行く。
予約してあったタクシ―に乗り、午前11時ごろ八海山スキー場に着く。
日本海側の当地方も連日の猛暑で暑い日が続いている。
後ろには特徴的な八海山のゴツゴツした岩の峰が連なっている。

山頂駅まで八海山ロープウェーに乗る。

山頂駅で下りて準備をし、赤い鳥居をくぐって千本檜小屋を目指して歩き始める。

途中八海山の八ツ峰が頭上に迫ってくる。

風がな暑くて汗が噴き出してくる。
急坂を登り、13:14、6合目に建つ女人堂避難小屋に着き休憩する。

頭上に薬師岳が近づいてくる。

1時間少し登り、長いクサリ場を抜けて薬師岳山頂に着く。

すぐ先には千本檜小屋が近い。

15分ほど歩き、14:54、宿泊地の「千本檜小屋」に着く。
今日の宿泊者は我々5人だけである。
2階の大きな部屋に荷物を置いた後、夕食までの時間、外で喉を潤しながらゆっくりと歓談して休憩する。

すぐ南には明日登る地蔵岳が聳えている。

午後5時からの夕食はカレーライスである。
美味しく頂いた後部屋へ戻り、午後7時過ぎ早めに床に就く。
夕方遠くの山にかかる積乱雲の中で盛んに雷が光っている。
夜トイレに起きると、たくさん星が瞬いており、明日の晴天が期待できる。
8月6日(火)千本檜小屋~地蔵岳~(八ツ峰)~大日岳~入道岳~(巻き道)~千本檜小屋~女人堂~山頂駅
【天気】 晴れ
【コースタイム】千本檜小屋(6:10)~大日岳(7:53)~入道岳(8:38)~(巻き道)~千本檜小屋(9:56/10:00)~女人堂(10:52/11:00)~山頂駅(11:51)
朝4時過ぎに起床する。
午前5時過ぎ、窓を開けると、越後駒ヶ岳の方から朝陽が登って来るのが見える。

朝食を食べた後、6:10、八海山八ツ峰縦走に向けて歩き始める。

八ツ峰とは、地蔵岳から大日岳まで八つの岩峰の総称である。

一つ一つの岩峰は10mほどであるが、垂直に近い岩壁が続き、登り下りに梯子やクサリが付けられている。
いったん少し下って最初の地蔵岳を越える。

さらに不動岳を過ぎる。

その後、クサリをつかみながら岩峰の上り下りが続く。






7:53、八ツ峰最後の大日岳へ到着する。

さらに先の入道岳を目指しクサリで鞍部まで下る。
越えてきた峰々を振り返る。

鞍部から少し登り、八海山最高峰の入道岳へ登る。

入道岳から鞍部へ戻り、左に急坂を下って巻き道を帰る。

巻き道も断崖に沿ったところが何箇所かあり慎重に通過する。
午前10時前、千本檜小屋へ戻る。
預けてあった一部荷物をもらい下山にかかる。
薬師岳から女人堂まで下ってくると大勢の登山者が憩っている。
女人堂までの登山者が多いようである。
さらに下って遙拝所を過ぎ、11:51、ロープウェー山頂駅に戻ってくる。
ロープウェーに乗って下山し、山麓駅の食堂で昼食を食べる。
ホテルから来てもらった迎えの車に乗り、午後3時前六日町のホテルへチェックインする。
ホテルの温泉で2日間の汗を流す。
夕食を食べた後、ホテルの部屋でゆっくりと過ごす。
8月7日(水)【天気】 晴れ
午前9時半過ぎホテルを出て、タクシーで南魚沼市にある「魚沼の里」へ立ち寄る。
「魚沼の里」には、八海山雪室を中心に、カフェ、昼食食堂、そば処などが広大な敷地内に点在している。
昼まで見学した後、タクシーで八日市駅へ戻り、上越新幹線、東海道新幹線を乗り継ぎ、午後6時過ぎ名古屋へ帰る。
越後三山の一つの八海山は、予想していたよりも登り甲斐のある山であった。
梯子やクサリが付いているとは言え、八つの岩峰の上り下りには予想外に時間がかかった。
一歩間違えば転落の危険が潜んでおり慎重に通過した。
帰りにとった巻き道も、切れ落ちた崖に沿ったところも何箇所かあり、細心の注意を払わされた。
初めて越後の山に登ったが、新潟県にはまだまだ魅力的な山が多い。
機会があったら登ってみたいものである。
山遊人