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降雨を避けて:大台ヶ原山
2019/08/23(Fri)
8月22日(木)

台高山脈:大台ヶ原山(日出ヶ岳)(1695.1m)

山仲間と、三重、奈良県境にある大台ヶ原山へ山行する。
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
駐車場(7:05)~大台ヶ原山(日出ヶ岳)(7:45/7:54)~正木峰(8:05)~尾鷲辻(8:33)~牛石ヶ原(8:48)~大蛇嵓(9:00/9:05)~シオカラ谷吊橋(9:40/10:00)~駐車場(10:32)



お盆を過ぎてから天候が安定せずなかなか山に行くことが出来ない。
北アルプスの裏銀座へ山行予定であったが、ここ数日秋雨前線が列島にかかり雨天が予想されるので、残念ながら中止とする。
北の方は天気が悪そうなので、南の台高山脈にある日本百名山の大台ヶ原山へ山行する。
大台ヶ原山は、深田久弥の『日本百名山』によると、北海道の名付け親である幕末の探検家「松浦武四郎」(松阪市出身)が、故郷の山として愛した山であるということである。
朝3時半前に出発し、東名阪、名阪道を走り、針ICを出て南下する。
宇陀市、吉野町を経て、R169を吉野川に沿って走る。
出発してから3時間ほどで右折れして大台ヶ原ドライブウェイを登る。
伯母峰峠のトンネルを抜け、尾根上に付けられた道を走り、午前7時前に大台ヶ原駐車場に着く。
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予想通り晴れ間の広がるいい天気である。
広い駐車場には15,6台の車が止まっている。
準備をして、8:05、大台ヶ原山に向けて歩き始める。
原生林の中のよく整備された道を緩やかに登っていく。
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30分ほどで稜線に出て左折れし、急な階段の道を50mほど登り、7:45、展望台の建つ日出ヶ岳山頂に立つ。
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一等三角点の山頂からは、薄っすらと尾鷲方面の島々も見えている。
天気がよければ富士山も見えるそうである。
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西方には大峰の山々も頭を覗かせている。
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山頂を後に、大蛇嵓への道を南下する。
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10分ほどで笹原の広がる正木峰に登る。
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振り返ると登って来た展望台の建つ日出ヶ岳が見える。
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ここから先は広い階段状の木道が敷かれている。
このあたりは昭和34年の伊勢湾台風で原生林の木々が倒れ、笹原の中に立ち枯れの木々目立つ。
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階段の続く道を下ってさらに南下する。
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気持ちのいい笹原が広がる正木ヶ原を過ぎる。
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8:48、神武天皇像の建つ牛石ヶ原に出る。
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その先で大蛇嵓への分岐に出る。
分岐を少し行き、断崖に突き出た大蛇嵓へ下る。
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大蛇嵓の先端からの眺望を楽しむ。
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分岐まで戻り、シャクナゲのトンネルの続く尾根道を下る。
9:40、吊橋の掛かるシオカラ谷に下り、谷に下りて食事をしながら休憩する。
10:00、吊橋を渡り、30分ほど急坂を登って、10:32、駐車場へ戻ってくる。

11時前帰途に着き、途中、針IC近くの道の駅にある日帰り温泉で汗を流した後、名阪、東名阪道を走り、午後4時ごろ名古屋へ帰る。



予想通りの晴天に恵まれて、大台ヶ原の台地をのんびりと歩いたハイキング的な山行であった。
早朝であったためか、数パーティに出会っただけで静かな山行が楽しめた。
名古屋からはやや遠いので日帰りの山行はなかなか厳しいが、数年前に行った大杉谷から大台ヶ原に登る山行も印象深いものになるだろう。
山遊人

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暑さを逃れて:沢上谷
2019/08/10(Sat)
8月9日(金)

飛騨:沢上谷遡行

登山学校の山行で、飛騨の上宝村にある沢上谷へ沢歩きに出かける。
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】

入渓地点(9:30)~五郎七郎の滝(9:58/10:03)~岩洞の滝(10:52/10:58)~蓑谷大滝(11:41/12:00)~二俣の滝(13:05/13:10)~出渓地点(13:32)



酷暑の日々が続いている。
暑い時期には冷を求めて沢歩き山行がしたくなる。
今回も9月に行く赤木沢遡行山行の事前トレーニングである。
受講生4名、指導員2名の参加で、午前6時半に集合し、2台の車に分乗して東海北陸道を走る。
高山ICを出てR158を走り、丹生川町で左折れして、上宝町へ抜ける林道を走る。
鼠餅の出渓地点に車を1台デポする。
午前9時過ぎ、入渓地点に着き、沢靴を履いて沢歩きの準備をする。
9:30、沢上谷へ入渓する。
水量は普段よりやや少ないような気がする。
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すぐに出合いの滝に出て、左側を高巻きし、30分ほどで五郎七郎の滝に出る。
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(M氏撮影)

昨年に比べて水量が少なく、チョロチョロと流れ落ちているだけである。
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本流まで戻り、今度は岩洞の滝(通称裏見の滝)を目指す。
1時間弱歩き、10:52、オーバーハングした崖から流れ落ちる岩洞の滝に出る。
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滝の裏に廻って上を振り仰ぐと、青い空から水が流れ落ちているのが見える。
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本流に戻ってさらに遡り、11:41、最大の滝、蓑谷大滝に着く。
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滝の下で昼食を食べて休憩する。
休憩後、12:00、右側の崖を100mほどよじ登り、水平歩道に出る。
水平歩道を歩き、今度は滝上の流れ口まで下るロープの掛かった急坂を下らねばならない。
練習のためロープをたらして懸垂下降で下る。
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滝上に出て、しばらくで二俣の滝に出る。
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途中まで垂れ下がったロープを頼りに滝の右側を登っていく。
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滝の上からは、出渓地点まで滑床がずっと続いた気持ちのいい沢歩きが出来る。
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(M氏撮影)

13:32、橋の手前で出渓し、今日の沢歩きを終える。
入渓地点から車を回収し、沢靴を脱いで帰途に着く。
いつも入る近くの「恵比寿の湯」が定休日のため、荘川まで行き「荘川温泉」で汗を流す。
入浴後、東海北陸道を走り、午後6時半ごろ名古屋へ帰る。



先月の鈴鹿の愛知川、今回の沢上谷と事前のトレーニングを2回行った。
受講生の皆さん、だいぶん沢歩きにも慣れてきた。
来月の北アルプス赤木沢遡行山行が楽しみである。
山遊人

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特異な岩峰群:八海山
2019/08/08(Thu)
8月5日(月)~7日(水)

登山教室OBの皆さん4名と一緒に、2拍3日の予定で、新潟県にある越後三山の一つ「八海山」へ山行する。
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8月5日(月)

八海山ロープウェイ山頂駅~遙拝所~女人堂~薬師岳~千本檜小屋(泊)
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
山頂駅(11:50)~遙拝所(11:58)~女人堂(13:14/13:24)~薬師岳(14:28/14:40)~千本檜小屋(14:54)



朝6時半過ぎの新幹線で東京へ行き、上越新幹線に乗り換え、越後湯沢駅で下車する。
在来線に乗り換え、六日町駅まで行く。
予約してあったタクシ―に乗り、午前11時ごろ八海山スキー場に着く。
日本海側の当地方も連日の猛暑で暑い日が続いている。
後ろには特徴的な八海山のゴツゴツした岩の峰が連なっている。
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山頂駅まで八海山ロープウェーに乗る。
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山頂駅で下りて準備をし、赤い鳥居をくぐって千本檜小屋を目指して歩き始める。
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途中八海山の八ツ峰が頭上に迫ってくる。
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風がな暑くて汗が噴き出してくる。
急坂を登り、13:14、6合目に建つ女人堂避難小屋に着き休憩する。
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頭上に薬師岳が近づいてくる。
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1時間少し登り、長いクサリ場を抜けて薬師岳山頂に着く。
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すぐ先には千本檜小屋が近い。
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15分ほど歩き、14:54、宿泊地の「千本檜小屋」に着く。
今日の宿泊者は我々5人だけである。
2階の大きな部屋に荷物を置いた後、夕食までの時間、外で喉を潤しながらゆっくりと歓談して休憩する。
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すぐ南には明日登る地蔵岳が聳えている。
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午後5時からの夕食はカレーライスである。
美味しく頂いた後部屋へ戻り、午後7時過ぎ早めに床に就く。
夕方遠くの山にかかる積乱雲の中で盛んに雷が光っている。
夜トイレに起きると、たくさん星が瞬いており、明日の晴天が期待できる。



8月6日(火)

千本檜小屋~地蔵岳~(八ツ峰)~大日岳~入道岳~(巻き道)~千本檜小屋~女人堂~山頂駅
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
千本檜小屋(6:10)~大日岳(7:53)~入道岳(8:38)~(巻き道)~千本檜小屋(9:56/10:00)~女人堂(10:52/11:00)~山頂駅(11:51)



朝4時過ぎに起床する。
午前5時過ぎ、窓を開けると、越後駒ヶ岳の方から朝陽が登って来るのが見える。
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朝食を食べた後、6:10、八海山八ツ峰縦走に向けて歩き始める。
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八ツ峰とは、地蔵岳から大日岳まで八つの岩峰の総称である。
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一つ一つの岩峰は10mほどであるが、垂直に近い岩壁が続き、登り下りに梯子やクサリが付けられている。
いったん少し下って最初の地蔵岳を越える。
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さらに不動岳を過ぎる。
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その後、クサリをつかみながら岩峰の上り下りが続く。
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7:53、八ツ峰最後の大日岳へ到着する。
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さらに先の入道岳を目指しクサリで鞍部まで下る。
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越えてきた峰々を振り返る。
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鞍部から少し登り、八海山最高峰の入道岳へ登る。
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入道岳から鞍部へ戻り、左に急坂を下って巻き道を帰る。
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巻き道も断崖に沿ったところが何箇所かあり慎重に通過する。
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午前10時前、千本檜小屋へ戻る。
預けてあった一部荷物をもらい下山にかかる。
薬師岳から女人堂まで下ってくると大勢の登山者が憩っている。
女人堂までの登山者が多いようである。
さらに下って遙拝所を過ぎ、11:51、ロープウェー山頂駅に戻ってくる。

ロープウェーに乗って下山し、山麓駅の食堂で昼食を食べる。
ホテルから来てもらった迎えの車に乗り、午後3時前六日町のホテルへチェックインする。
ホテルの温泉で2日間の汗を流す。
夕食を食べた後、ホテルの部屋でゆっくりと過ごす。



8月7日(水)

【天気】 晴れ
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午前9時半過ぎホテルを出て、タクシーで南魚沼市にある「魚沼の里」へ立ち寄る。
「魚沼の里」には、八海山雪室を中心に、カフェ、昼食食堂、そば処などが広大な敷地内に点在している。
昼まで見学した後、タクシーで八日市駅へ戻り、上越新幹線、東海道新幹線を乗り継ぎ、午後6時過ぎ名古屋へ帰る。



越後三山の一つの八海山は、予想していたよりも登り甲斐のある山であった。
梯子やクサリが付いているとは言え、八つの岩峰の上り下りには予想外に時間がかかった。
一歩間違えば転落の危険が潜んでおり慎重に通過した。
帰りにとった巻き道も、切れ落ちた崖に沿ったところも何箇所かあり、細心の注意を払わされた。
初めて越後の山に登ったが、新潟県にはまだまだ魅力的な山が多い。
機会があったら登ってみたいものである。
山遊人

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夏山満喫!:北アルプス(その2)
2019/08/03(Sat)
7月31日(水)

三俣山荘~鷲羽岳~水晶岳~祖父岳~雲ノ平
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【天気】 晴れ時々ガスかかる
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【コースタイム】
三俣山荘(5:38)~鷲羽岳(7:00/7:05)~ワリモ北分岐(8:00)~水晶小屋(8:50/8:55)~水晶岳(9:45/9:50)~ワリモ北分岐(11:27)~岩苔乗越(11:30/11:45)~祖父岳(12:33/12:45)~雲ノ平(14:04)



朝4時過ぎに起床し、5時頃朝食を食べる。
外に出ると鷲羽岳山頂近くにはガスがかかっている。
5:38、鷲羽岳に向けて登り始める。
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ガスの中、急坂をジグザグに登り、7:00、鷲羽岳山頂に着く。
ガスがかかり何も見えない。
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ここで、体調の悪い一人を除いて他の人は水晶岳を目指す。
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私と体調不良者と二人でワリモ岳を越えワリモ北分岐で、水晶岳を目指したグループを待つことにする。
待っている間に徐々にガスが切れ始める。
分岐上の小ピークに登り眺望を楽しむ。
目の前には水晶岳が大きい。
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鷲羽岳の左肩に槍ヶ岳の穂先が見えだす。
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祖父岳の右には今日泊まる予定の雲ノ平山荘も見えている。
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しばらくすると完全にガスが切れ、槍ヶ岳の雄姿が姿を現す。
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水晶岳の左には薬師岳も見えている。
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午前11時半前、水晶岳へ登って来た仲間を迎え、岩苔乗越で昼食を食べる。
あたりにはハクサンイチゲの花が多い。
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昼食後、祖父岳を越えて雲ノ平を目指す。
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12:33、祖父岳山頂に着く。
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祖父岳を下り、雪渓を横切って雲ノ平の一角に出る。
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木道を歩いていくと、スイス庭園のあたりからはコバイケイソウの群落続く。
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14:04、雲ノ平山荘に到着する。
平日なのにすごい混みようで、人気の高さがうかがわれる。
1枚の布団に二人就寝というギュウギュウ詰めの部屋である。
夕食時間は午後7時前ということなので、小屋近くの祖母岳まで散策に出かける。
祖母岳山頂ベンチで雲ノ平の風景を眺めながら歓談する。
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水晶岳をバックに雲ノ平山荘が眼下に見える。
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ガスが切れると槍ヶ岳の穂先も見える。
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午後6時過ぎ小屋へ戻り、夕食に名物の石狩鍋を頂く。
布団を敷くとまさに足の踏み場もないような部屋で寝る。
夜中にトイレに起きる人に足を2,3回踏まれたりしてなかなか寝付かれない。



8月1日(木)

雲ノ平山荘~アラスカ庭園~薬師沢小屋~太郎平小屋~折立
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
雲ノ平山荘(6:13)~アラスカ庭園(6:50)~薬師沢小屋(8:50/9:12)~中俣(10:37)~太郎平小屋(12:05/12:40)~三角点(14:20/14:25)~折立(15:25)



今日はいよいよ下山する日である。


朝起きると、部屋の窓から笠ヶ岳や黒部五郎岳が朝日を浴びているのが見える。
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朝食を食べた後、6:13、下山にかかる。
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チングルマなどの咲く中、木道を歩いていく。
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朝の清々しい空気の中、黒部五郎岳や笠ヶ岳を見ながらアラスカ庭園を過ぎる。
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1時間ほどで雲ノ平の台地から薬師沢への激下りが始まる。
苔が生えて滑りやすい岩の上を細心の注意をはらって下っていく。
2時間ほど下り、薬師沢の川原に出て階段を登る。
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黒部川を吊橋で渡る。
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薬師沢小屋で休憩した後、少し登り返し、薬師沢に沿った道を徐々に登っていく。
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左俣、中俣を橋で渡り、最後の急坂を太郎平目指して300mほど登る。
12:05、大勢の登山者で賑わう太郎平小屋へ着く。
昼食に、小屋で売っているラーメンなどを食べる。
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昼食後、12:40、折立へ向けて下山にかかる。
15:25、3時間弱で折立へ下り、4日間の山行を終える。

帰りに、途中にある「亀谷温泉」で4日間の汗を流す。
北陸道、東海北陸道を走り、午後9時前名古屋へ帰り着く。



参加された皆さん全員総延長40kmを越える行程を歩き通すことが出来た。
梅雨明け直後の晴天にも恵まれ、北アルプスの夏を満喫できた山行であった。
百名山三山(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)にも登頂出来、思い出に残る山行だったのではないかと思う。
山遊人

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夏山満喫!:北アルプス(その1)
2019/08/02(Fri)
7月29日(月)~8月1日(木)

登山教室OBの方々9人と、北アルプスのダイヤモンドコースから雲ノ平へ3泊4日で山行する。
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7月29日(月)

折立~太郎平小屋

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【天気】
 晴れ午後ガスかかる
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【コースタイム】
折立登山口(11:40)~アラレちゃんポイント(12:16)~三角点(13:20)~五光岩ベンチ(15:00)~太郎平小屋(15:40)



当地方の梅雨も明け、今週は暑くなる予報が出ている。
朝6時半に集合し、2台の車に分乗して、東海北陸道、北陸道を走り、立山ICを出る。
有峰で右折れし、有料の有峰林道を走る。
有峰湖を過ぎ、午前11時ごろ折立の駐車場に着く。
月曜日だというのに駐車場はすでに満車状態である。
何とか2台分の空きを見つけ駐車する。
駐車場で、昼食を食べた後準備をする。
11:40、折立登山口から太郎平小屋へ向けて歩き始める。
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太郎坂の急登を1時間ほど登り、アラレちゃんポイントに着き休憩する。
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さらに登り、13:20、三角点のベンチに着き休憩する。
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三角点からしばらく登ると太郎平の草原に出る。
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ニッコウキスゲやチングルマなどの高山植物がたくさん咲いている。
ややガスが出始める中、緩やかに登り、15:00、五光岩ベンチを通過する。
出発してから4時間ほどかかり、15:40、太郎平小屋に着く。
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夏山最盛期ということで、小屋はかなり混み合っているが、一人で1枚の布団に寝ることが出来る。
夕食を食べた後、明日に備えて午後8時ごろには床に就く。



7月30日(火)

太郎平小屋~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎カール~黒部五郎小舎~三俣蓮華分岐~三俣山荘

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【天気】 晴れ時々ガスかかる
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【コースタイム】
太郎平小屋(4:40)~北ノ俣岳(6:30)~中俣乗越(7:50/8:00)~黒部五郎岳(9:57/10:10)~黒部五郎カール(10:53/11:03)~黒部五郎小舎(12:15/12:45)~三俣蓮華岳分岐(14:27)~三俣山荘(16:05)



朝3時半過ぎに起床する。
今日は三俣山荘まで10時間程度はかかる行程なので、小屋で朝食弁当を作ってもらい、4:40に出発する。
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朝陽が出始め、東の空が赤くなる。
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太郎山を越えて太郎平の草原を進む。
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北ノ俣岳手前の斜面にはコバイケイソウなどの高山植物が奇麗である。
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ガスが切れ、東に黒部五郎岳や笠ヶ岳がクッキリと見える。
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6:30、ガスで何も見えない北ノ俣岳山頂に着く。
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中俣乗越を過ぎ、ガスがかかり始めた黒部五郎岳の斜面を徐々に登っていく。
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途中の急登手前で休憩する。
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急坂をジグザグに登り、肩を経て、9:57、黒部五郎岳山頂に着く。
ガスがかかり展望のない山頂で記念撮影をする。
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山頂から白いコバイケイソウが一面に咲く黒部五郎のカールへ下っていく。
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途中の草むらに雷鳥の親子がいる。
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カール底の水場で、雪解けの冷たく美味しい水を飲んで休憩する。
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黒部五郎東尾根の山腹沿いに下り、12:15、黒部五郎小舎に着き、昼食を食べて休憩する。
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休憩後、小舎裏の急坂の斜面を登っていく。
途中キヌガサソウが咲いている。
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1時間ほどで急坂を登り切り、三俣蓮華岳西尾根尾をしばらく行く。
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途中から左に折れて山腹の道をトラバースしていく。
2度ほど雪田を横切り、1時間ほど行く。
尾根を乗り越えるとで行く手に明日登る鷲羽岳が見え、今日宿泊する三俣山荘も小さく見えてくる。
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歩き始めてから11時間以上かかり、16:05、やっと三俣山荘に着く。
宿泊手続きをした後、夕食までの時間鷲羽岳を仰ぎながら小屋前のベンチで歓談して過ごす。
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夕食後、2枚の布団に3人というかなり込んだ寝床に潜り込み、午後8時前に就寝する。

(その2に続く)
山遊人
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