6月26日(水)八ヶ岳連峰:横岳(三叉峰)(2825m)山仲間と八ヶ岳連峰の横岳へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】海ノ口登山口(6:55)~四阿(7:25)~中間点(8:40)~展望地(9:35/9:45)~横岳三叉峰(10:55/12:10)~中間点(13:30)~四阿(14:30)~海ノ口登山口(14:54)
梅雨の晴れ間が期待できる一日、急遽計画した山行である。
以前から登ってみたかった東側の杣添尾根から横岳へ登る計画である。
朝3時半に名古屋を出て、中央道を走り、長坂ICを出る。
現地は素晴らしい晴天で、左手に八ヶ岳連峰が一望できる。
R141を北上し、野辺山を過ぎて海ノ口手前で左折れし、杣添川を渡り、海ノ口の別荘地を目指す。
八ヶ岳高原ロッジ入口を過ぎて別荘地を抜け、午前6時40分ごろ海ノ口登山口の駐車場に着く。
道路脇の10台ほど駐車出来る駐車場にはすでに7,8台が停まっている。

6:55、準備をして道路を渡った反対側にある登山口から歩き始める。

道の両側に点々と別荘のある道を30分弱歩き、林道に出て橋を渡ると四阿のある広場に出る。
ここには簡易トイレも設置されている。

ここから本格的な登山道に入り、しばらくして北沢に架かる橋を渡って杣添尾根に取り付き、針葉樹の茂る急な道を登っていく。

やや傾斜が緩くなり中間点と書かれた赤い案内板を過ぎる。

少し先の左側の木々の切れた間から雲海の上に浮かぶ富士山が見え感動!

再び急な道になり、尾根の右側を巻いて登り、左側に分かれる歩きにくいハイマツの中の道を少し登って展望地に着く。
立派な展望台が作られており、富士山を始めとした360度の大展望が広がる。

目の前には赤岳から横岳へ連なる八ヶ岳連峰が近い。
遠くには南アルプスの鳳凰三山や北岳がよく見える。

もとの登山道に戻り、ハイマツの中の急な道を登っていく。
足元の岩の間には赤い小さなイワカガミの花が咲いている。

岩稜帯の中の最後の150mほどの急坂は予想以上に時間がかかる。
10:55、出発して4時間かかって1100mを登りきり、やっと三叉峰下の八ヶ岳主稜線分岐に出る。
ここから右へ10分ほど先の横岳本峰まで行く予定でいたが、私の体調が悪く、同行者だけ荷物を置いてピストンする。
同行者が戻って来てから三叉峰すぐ下のピークの上で昼食を食べる。
ここからは赤岳から阿弥陀岳に続く尾根がすぐ目の前に見える。
奥には南アルプス連峰の北岳、仙丈ヶ岳などが小さく見える。

赤岳の左手には雲海に浮かぶ富士山の姿が美しい。

横岳本峰はすぐ目の前である。

西には御嶽山、乗鞍岳、北アルプス連峰も良く見える。
槍・穂高岳も雲の間から見えている。

付近には北海道、白馬岳、八ヶ岳にしかないウルップソウが咲いている。

小さなキバナシャクナゲも咲き始めている。

同じく北海道、白馬岳と八ヶ岳にしかない期待していたツクモグサは、既に花期はほぼ終了しており、横岳三叉峰から地蔵の頭の方へ行った所に少し残っているということである。
そのほかにも夏の花が咲き始めている。
1時間ほど休憩した後、12:10、登って来た杣添尾根を下る。

3時間ほど下り、14:55、海ノ口登山口にたどり着く。
途中のアクアリゾート「天女の湯」で汗を流した後、中央道を走り、午後8時前に名古屋へ帰る。
梅雨空が続きなかなか山に行けなかったので、急に思い立って出かけた山行であった。
梅雨の晴れ間の素晴らしい晴天に恵まれ、十分に展望を楽しめた山行であった。
この時期の八ヶ岳の楽しみであるツクモグサやウルップソウの花も期待して出かけた。
ツクモグサはすでに終期で見ることは出来なかったが、咲き始めたウルップソウには出合うことが出来た。
しかし、今一体調が思わしくなく、何とか稜線までは辿りついたが、10分ほど先の横岳山頂を踏むことが出来なかったのが少し心残りであった。
山遊人