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初夏の新緑まぶしい湖西の山:堂満岳
2019/05/30(Thu)
 5月29日(水)

比良山系:堂満岳(1057m)

登山教室OBの皆さん8名と一緒に、滋賀県の比良山系にある堂満岳へ山行する。
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
イン谷口駐車場(8:55)~ノタノホリ(9:30)~堂満岳(11:30/11:55)~金糞峠(12:30)~北比良峠(13:10)~カモシカ台(13:55)~大山口(14:25)~イン谷口駐車場(14:50)



昨夜寒冷前線が通過し、雨後の涼しい天気である。
朝6時半に集合し、新名神・名神道を走り、京都東ICを出て湖西道路を北上する。
北比良でR161を左へ折れ、少し林道を走り、午前9時前にイン谷口の駐車場へ着く。
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8:55、準備をしてイン谷口で橋を渡り登山道に入る。
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40分ほど登りノタノホリという池に着き休憩する。
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この池はモリアオガエルの生息地として知られている。
池の周囲に張り出した枝の先にはモリアオガエルの卵が入った白い泡がぶら下がっている。
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谷筋に沿った道をしばらく登り、1時間ほどで尾根に上がる。
ブナの新緑やサラサドウダンの赤い花が咲く尾根道を登っていく。
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頂上直下の100mほどは岩場の急登が続く。
最後の急坂を登り切り、11:30、狭い堂満岳山頂に着く。
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やや霞んではいるが、山頂からは琵琶方面の視界が開けている。
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琵琶湖東岸の三上山(近江富士)も見えている。
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他に誰もいない山頂で昼食を食べて休憩する。
昼食後、11:55、尾根道を北上する。
尾根上にはサラサドウダンやシャクナゲの木が多い。
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残念ながらシャクナゲは既に花の時期を過ぎている。
シロヤシオの花も所々に見られる。
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途中で登ってきた堂満岳を振り返る。
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金糞峠を過ぎ、小さなピークを登り返し、開けた北比良峠に着く。
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峠からは琵琶湖の眺めがいい。
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峠を右に折れて尾根道を下山する。
途中にはブナの大木がある。
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カモシカ台を過ぎて、大山口へ向けて谷道を急降下する。
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14:25、大山口で林道に出る。
林道をしばらく歩き、登山届ポストのあるレスキュー管理事務所前を通過する。
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14:50、車を止めたイン谷口の駐車場へ戻る。

帰りに、すぐ近くにある「比良とぴあ」の日帰り温泉で汗を流す。
新名神道を走り、午後6時半ごろ名古屋へ帰る。



初めて行った比良の山であったが、堂満岳はシャクナゲやサラサドウダンなどの花が多い山であった。
シャクナゲの花の時期はすでに過ぎていたが、今度は満開の時期に来てみたい。
初夏の涼しい風に吹かれて気持ちよく歩けた山行であった。
山遊人
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くじゅう連山山行その3(大船山・坊がつる)
2019/05/28(Tue)
5月24日(金)

くじゅう連山:平治岳(ひじだけ)(1643m)・大船山(たいせんざん)(1786.3m)

今日は山行最終日、平治岳から大船山に登り、坊ガツルを歩いて下山する日である。
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
法華院温泉山荘(4:55)~大戸越(6:08/6:28)~平治岳(7:03/7:11)~大戸越(7:41)~段原(8:45)~大船山(9:12/9:30)~段原(9:50)~坊ガツル(11:05/11:15)~雨ヶ池(11:51/11:56)~1176m地点分岐(12:40)~九重登山口(13:10)



夜が明け始めた4:55、山荘を出発する。
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坊ガツルの木道の敷かれた道を歩いていく。
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背後に大船山が聳えるキャンプ場の中を通っていく。
気持ちのよさそうなキャンプ場で、機会があればテントを張ってみたいものである。
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ぬかるんだ樹林の中の道を緩やかに登り、6:00、平治岳と大船山との鞍部「大戸越え」に着く。
ここで宿で作ってもらった朝食の弁当を食べる。
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ここから仰ぐ平治岳の斜面にはミヤマキリシマがだいぶ咲き始めている。
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弁当を食べた後、ミヤマキリシマの咲く中の登りと下りが専用になっている道を登っていく。
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かなり急な道を30分ほど登り、緩やかになると間もなく、7:03、平治岳山頂に出る。
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眼下には坊ガツルが広がり、昨夜泊まった法華院温泉が小さく見える。
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遠く、別府の由布岳がシルエットになって見えている。
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山頂を後に、大戸越えまで戻り、今度は反対側の大船山を目指す。
溝が掘れ両側の木々が生い茂る歩きにくい道である。
40分ほどかかりやっと展望が開けた尾根に出る。
振り返ると斜面が薄くピンクに色づいた平治岳が見える。
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北大船山を過ぎ、眼前に大船山を見ながら気持ちのいい尾根道を行く。
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避難小屋の工事をしている段原を過ぎ、最後の岩場の急坂を登り、9:12、大船山山頂に立つ。
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眼下には坊ガツル、その奥には昨日歩いてきた山々が一望である。
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山頂火口の米窪や避難小屋、登って来た平治岳も良く見える。
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山頂のすぐ下には小さな池もある。
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ゆっくりと眺望を堪能した後下山にかかる。
段原まで下山し、左に折れて急な道を坊ガツルへ直接下っていく。
午前11時過ぎ坊ガツルキャンプ場に下り、大船山をバックに記念撮影。
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小さなリンドウの花が多い坊ガツルの中を縦断し、少し登って雨ヶ池への道を行く。
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木道の敷かれた雨ヶ池を行く。
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雨ヶ池を過ぎ、樹林帯の中の道を下っていく。
1時間ほど下り、長者原の中の木道の道を行く。
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13:10、たくさんの観光客で賑わう長者原登山口に出て、2日間のくじゅう連山の山行を終える。
牧ノ戸駐車場に止めてあった車を回収した後、途中ホテルの日帰り湯に入り2日間の汗を流す。
車で別府まで走り、夕方別府港でレンタカーを返す。
午後6時過ぎ、別府観光港発大阪南港行きのフェリー「さんふらわあ」に乗り込む。
船内の寝室は一人当たり1畳もない狭い場所で雑魚寝である。
午後6時半ごろから船内のレストランで夕食バイキングを食べる。
19:35、ゆっくりと船が動き出し、九州を後に瀬戸内海を走る。
翌25日の7:35、大阪南港に着き、メトロニュートラム等を乗り継ぎ難波まで出る。
難波で近鉄に乗り換え、特急に乗り、昼前に名古屋へ着き解散する。



今回の九州山行は、3日間とも素晴らし晴天に恵まれて予定通りのコースを歩くことが出来た。
私にとっては大学生の時以来の九州の山旅であった。
50年以上も前で記憶も薄れているが、九重は懐かしく登ることが出来た。
おおらかな九重の山並み、特に「坊がつる賛歌」に出てくる坊ガツルや大船山の雄大な眺めなどか記憶に残った。
期待していたミヤマキリシマは最盛期にはまだ少し早かったが、所々では咲き始めており、十分に堪能することが出来た。
待望していた出湯の里「法華院温泉」にも泊まることが出来た。
4日間を通し、楽しい仲間との印象深い山行であった。
山遊人
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くじゅう連山山行その2(久住山)
2019/05/27(Mon)
5月23日(木)

くじゅう連山:久住山(1786.5m)

今日は久住山や中岳に登り、坊ガツルにある法華院温泉まで下る予定である。
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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
牧ノ戸登山口(9:05)~沓掛山(9:42)~トイレ(11:03)~久住山(11:33/11:38)~小ピーク(11:53/12:14)(昼食)~中岳(12:45/13:00)~天狗ヶ城(13:15)~久住分れ(13:36)~北千里浜(14:10)~法華院温泉(14:50)



今日はいよいよくじゅう連山の主峰久住山へ登る日である。
昨日に引き続きいい天気である。
朝7時半ごろホテルを出発し、「九重夢の大吊橋」を通り、8時半ごろ牧ノ戸峠の駐車場に着く。
車を1台下山口の長者原登山口駐車場へ廻してくる。
準備をして、9:05、牧ノ戸登山口から歩き始める。
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歩きやすい道を登っていくと、行く手にくじゅう連山が姿を現し始める。
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途中の展望地のあたりの斜面には、チラホラとミヤマキリシマが咲いている。
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1時間ほど歩くと、主峰久住山が見えてくる。
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その先にある有料トイレ前で休憩をした後、久住分れを通り、ガラガラの道を登り久住山を目指す。
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11:33、大勢の登山者で賑わう久住山山頂に着く。
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北にはこれから辿る中岳方面が見渡せる。
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次から次へと登山者が登ってくるので、早々に山頂を後にする。
中岳へ行く途中にある小ピークの上で昼食を食べて休憩する。
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昼食後、火口湖の御池の縁を回り中岳を目指す。
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12:45、くじゅう連山の最高峰中岳山頂に立つ。
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中岳の山頂から初めて坊ガツルや明日登る大船山が姿を現す。
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歩いてきた御池や久住山もよく見える。
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西の星生山から続く稜線では、活火山の証拠の噴煙を上げている赤茶けた山肌が見える。
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中岳から隣の天狗ヶ城のピークに登り返す。
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久住分れまで戻り、北千里浜へ向けて下っていく。
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北千里浜を抜け、諏蛾守越下から法華院温泉に向けてミヤマキリシマ咲く中岳の斜面を下っていく。
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200mほど下り、14:50、今日の宿「法華院温泉」に着く。
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法華院温泉は、くじゅう登山者には人気の山小屋でなかなか予約が取れないらしい。
我々も、仲間が早くから予約を入れやっと2部屋取ることが出来た。
部屋に荷物を置いて早速温泉に浸かる。
目の前に坊ガツルを見ながら、白く濁ったいい湯加減の風呂で今日一日の汗を流す。
夕食までゆっくりと休憩する。
午後6時の夕食を食べた後部屋に戻り、皆で有名な「坊がつる賛歌」や山の歌を歌う。
午後8時前には布団を敷いて床に就く。
山遊人
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くじゅう連山山行その1(英彦山)
2019/05/26(Sun)
5月22日(水)~24日(土)

中日登山教室のOBの皆さん10名と一緒に、3泊4日の予定で、北九州にある「英彦山」と「くじゅう連山」へ山行する。



5月22日(水)

英彦山(1199.5m)

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【天気】 晴れ
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【コースタイム】
英彦山神宮奉幣殿(14:30)~中津宮(15:10)~産霊社(15:33)~英彦山中岳(15:44)~南岳(15:57)~中岳(16:06)~英彦山神宮奉幣殿(16:55)



予定していた飛行機が人員配置の関係で2時間以上遅れてしまい、10:15中部空港発の飛行機で福岡空港へ飛ぶ。
11:40、福岡空港へ着き、空港前で予約してあったレンタカーを2台借りて分乗する。
現地の天気はよく晴れている。
今日は、福岡県と大分県にまたがる「英彦山」へ登る予定である。
英彦山は、日本二百名山の一つで、弥彦山(新潟県)・雪彦山(兵庫県)とともに「日本三彦山」の一つに数えられる山である。
空港から九州自動車・大分自動車道を利用して英彦山登山口まで走る。
午後2時ごろスロープカーの花駅前に駐車する。
スロープカーに乗り山駅で下車する。
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駅前には立派な英彦山神宮奉幣殿が立っており、今回の山行の無事を祈願する。
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14:30、鳥居の建つ登山口から英彦山を目指して歩き始める。
3000段以上あると言われる石段の続く急坂を登っていく。
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途中にはクサリの掛かった急坂も現れる。
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1時間ほどで鳥居の建つ産霊社前を通過する。
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そこから緩やかな石段を登り、15:44、上津宮のある英彦山中岳山頂に着く。
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更に少し先にある一等三角点の建つ南岳へ空身で往復する。
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帰りは、午後5時過ぎの最終のスロープカーに間に合うよう登ってきた道を大急ぎでかけ下る。
最終のスロープカーに乗り午後5時半前に下山する。
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今日の宿泊地天ヶ瀬温泉まで走り、午後7時前ホテルに到着する。
すぐに夕食を食べた後、温泉に入り一日の疲れを癒す。
明日からの久住山山行に備えて早めに就寝する。
山遊人

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残雪の槍穂高連峰大パノラマを楽しむ
2019/05/19(Sun)
5月17日(金)~18日(土)

北アルプス:蝶ヶ岳(2677m)

所属山岳会主催の登山学校月例山行で、北アルプスの蝶ヶ岳へ1泊2日でテント山行に行く。



5月17日(金) 上高地~明神~徳沢(テント泊)

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【天気】 晴れのち曇り
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【コースタイム】
上高地バスターミナル(11:00)~河童橋(11:04)~嘉門次小屋(12:00/12:20)~徳沢(13:17)



受講生5名、指導員2名の参加で、朝7時に集合し、車2台に分乗して東海北陸道を走る。
飛騨清見IC~高山西IC間が工事のため通行止めになっており、飛騨清見ICから国道を走って高山に出る。
高山からR158を走り、平湯のアカンダナ駐車場へ午前10時過ぎに着く。
10:20発のバスに乗り上高地へ10:50に着く。
平日にもかから観光客が多く、とくに外国人の観光客が多い。
今回はテント山行なので、皆15Kg近くの荷物を背負い歩き始める。
河童橋から見る穂高連峰にはまだまだ残雪が多い。
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やや曇が多いが、久し振りに振り仰ぐ穂高連峰が懐かしい。
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振り返れば焼岳も見えている。
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今日は徳沢のテント場まで歩くだけで時間も早いので、明神までは梓川右岸の自然遊歩道を歩く。
梓川両岸ではケショウヤナギの新緑が奇麗である。
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1時間ほど歩き、明神の嘉門次小屋前の休憩所で昼食を食べて休憩する。
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昼食後、梓川にかかる橋を渡り左岸の道を行く。
道の両側には白いニリンソウの花が一面に咲いている。
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振り仰げば明神岳の岩峰が迫って見える。
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午後2時半過ぎ今日のテント場である徳沢に着く。
まだ張ってあるテントは少なく、我々は大きな桂の木の下に2張りのテントを設営する。
徳沢のテント場は芝生になっておりいつ来ても気持ちがいい。
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今回はズボラを決め込み、夕食は徳沢園の岩魚定食を注文する。
従って、午後6時の夕食まで時間があり、テントサイトでゆったりと過ごす。
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夕方になると芝生広場の後ろの森から猿が沢山出てきて餌を漁っている。
あまり人を怖がらずすぐ近くまで寄ってくる。
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午後6時に徳沢園の食堂で岩魚定食の夕食を食べる。
夕食後、午後7時前にはテントに入りシュラフに潜り込む。
天気予報どおり夜にパラパラと小雨が2,3度テントを打つ。
明日の天気を心配しながら就寝する。



5月18日(土) 徳沢~長塀山~蝶ヶ岳~横尾分岐~横尾~徳沢~上高地

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【天気】 快晴
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【コースタイム】

徳沢(4:50)~2000mピーク(6:10)~長塀山(8:34/8:44)~妖精の池(9:15/9:20)~蝶ヶ岳(9:40/9:55)~横尾分岐(10:25/10:40)~横尾(12:40/12:50)~徳沢(13:38/14:30)(テント撤収)~明神(15:15/15:20)~上高地バスターミナル(16:08)



雨を心配したが、朝3時半ごろ起きると空には星が出ている。
湯を沸かしてリゾッタの朝食を準備する。
空が白み始めるころ朝食を食べる。
明神岳に朝陽が当たりだんだんと赤く染まり始める。
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今日は標高差1200mの長塀尾根を登り、蝶ヶ岳山頂に立った後、横尾へ下山して上高地まで戻ってくる長丁場のコースである。
4:50、徳沢園横の登山口から長塀(ながかべ)尾根に取り付く。
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段差が大きく木の根の多い急な尾根をジグザグを切って登っていく。
標高1800mぐらいから徐々に残雪が現れ始める。
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標高2000mのチュウダイ広場と名付けられた所でやや傾斜が緩やかになる。
その先は樹林帯の中の残雪の雪道を行く。
登るにつれ残雪が固くなり、滑らないようにキックステップで登っていく。
途中木の間から残雪の槍の穂先が姿を現す。
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予想より時間がかり、8:34、やっと長塀山山頂に出る。
ここでアイゼンを装着する。
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さらに30分ほどかかり、妖精の池の上に出る。
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池はまだ残雪に覆われている。
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池の上からは槍穂高連峰から槍ヶ岳が全容を現す。
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池を過ぎると強風で雪が飛ばされ岩の露出した道を登っていく。
歩き始めてから5時間近くかかり、9:40、蝶ヶ岳山頂に立つ。
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遮るもののない山頂からは360度の大展望が広がる。
何といっても大キレットを挟んで広がる穂高連峰から槍ヶ岳にかけての大パノラマは圧巻である。
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(涸沢カールを挟んで穂高岳連峰が連なっている)

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(槍沢の後ろに聳える槍ヶ岳)

穂高連峰の左には、焼岳や乗鞍岳、御嶽山も浮かんでいる。
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山頂直下には赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテが建つ。
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眺望を堪能した後、ヒュッテの横を通り横尾分岐に向けて稜線を北上する。
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30分ほど歩いて横尾分岐に着き、ここで大展望を見ながら簡単に昼食を食べる。
昼食後、横尾への急な尾根を下りにかかる。
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気温が上がり雪が柔らかくなっているのでアイゼンは着けずに下る。
長塀尾根以上に急な尾根を下っていく。
1時間半ほど下ると槍見台と呼ばれるベンチのある展望台に出る。
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最後の槍ヶ岳の雄姿を目に焼き付けた後さらに下り、12:40、横尾に出る。
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横尾から1時間ほど歩いて徳沢に戻る。
テントを撤収し、午後2時半上高地へ向けて下る。
土曜日のため多くの登山者や観光客と行き交う。
明神を経て、16:08、上高地バスターミナルへと戻ってくる。

午後4時30分発のバスに乗り平湯へ戻る。
平湯にある日帰り温泉「平湯の森」で2日間の汗を流した後、途中とろろ料理の店で夕食を食べる。
高山を通り飛騨清見ICから東海北陸道に乗り、午後9時半過ぎ名古屋へ戻り解散する。



今回は1拍でのテント泊で、我々の班は蝶ヶ岳山行を計画した。
2日目は、標高差1200mの長い長塀尾根を登り蝶ヶ岳に登った後、横尾を経て上高地に下山するというロングコースであった。
上高地発午後5時発の最終バスに間に合うため、テントの撤収を含めて12時間近く歩き続けた。
参加された受講生の皆さん全員元気に歩き通すことが出来た。
最高の天気にも恵まれ、蝶ヶ岳山頂からの残雪の穂高連峰の雄姿を眺めることが出来、印象深い山行であった。
山遊人
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