今年最初の雪山山行:赤坂山
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2019/01/19(Sat)
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1月18日(金)
高島トレイル:赤坂山(824m)~寒風(854m) 登山学校の月例山行で、滋賀県の高島トレイルにある大谷山から寒風への縦走登山に出かける。 【天気】 曇り時々小雪 【コースタイム】 マキノスキー場駐車場(8:15)~登山口(8:25)~展望台(8:46)~ブナの木平(9:27/9:40)~鉄塔下(10:49/10:55)~赤坂山(11:15)~粟柄越(11:30/11:45)~最低鞍部(12:28)~寒風(13:06/13:11)~遊歩道分岐(14:04)~マキノスキー場駐車場(14:41) 冬型気圧配置で、風が強まりそうな天気である。 受講生5名、指導員2名の参加で、朝6時半に出発し、名神・北陸道を走り、木之本ICを出る。 R8からR303を走り、午前8時ごろマキノスキー場の駐車場に着く。 駐車場には我々の車以外には1台も止まっていない。(土日は駐車料金1000円を徴収される) 現地は小雪がぱらつき曇りがちの天気である。 ワカンやスノーシューを持ち、準備を整えて、8:15、赤坂山に向けて出発する。 スキー場の雪はほとんど融けかけている。 稜線は白くなっており、かなりの積雪が期待される。 スキー場を横切り、10分ほどで登山口に着く。 登山口から階段の道を20分ほど登り展望台に着く。 このあたりで10cmほどの積雪がある。 昨晩降雪があったのか、踏み跡のない雪道を徐々に上っていく。 9:27、四阿の建つブナの木平に着く。 ここでワカン、スノーシューを装着する。 一度沢に下り、堰堤を越えて尾根に取り付く。 順番に先頭を変わりながら、トレースのない気持ちのいい雪道を登っていく。 出発して2時間ほどかけ、10:49、送電線鉄塔下に着く。 ここでやっと白い赤坂山山頂が姿を現す。 眼下には琵琶湖が鈍く光って見える。 北東には高島トレイル最北端の山、乗鞍岳方面が見えている。 鉄塔からは粟柄峠には回らず、斜面を直接登り赤坂山を目指す。 強い風に耐えながら稜線を登り、11:15、赤坂山山頂に着く。 山頂は10m以上はありそうな強風が吹いており、記念写真だけとって早々に退散する。 (写真でも横殴りの雪が降っているのがわかる) 帰りは粟柄峠へと下り、風が避けられる場所で簡単に昼食をとる。 11:45、稜線を南下し、寒風を目指す。 登山道はほとんど雪に隠れており、ルートを間違えないように進む。 大塚のピークからブッシュの中を最低鞍部まで下り、少し休憩する。 鞍部から寒風に向けて最後の斜面を登っていく。 左側の切れ落ちた急斜面には少し雪庇が張り出しており、踏み抜かないように注意しながら進む。 所々で斜面がクラストしており、スノーシューの爪を効かせて登っていく。 斜面を登り切って左に折れ、13:06、寒風に着く。 高さ7,80cmはある道標が頭だけ出しほとんど雪に埋もれている。 少し先には大谷山が近く見える。 振り返ると、歩いてきた道の先に赤坂山方面が霞んでいる。 ここで今日の稜線歩きを終了し、ここからは南東尾根を下る。 主尾根をはずさないよう注意して下っていく。 途中からは積雪も少なくなり、夏道が分かりやすくなる。 50分ほど下り、14:04、遊歩道との分岐出て左折れする。 しばらく下りスキー場上部に出る。 傾斜の緩くなったスキー場内を下っていく。 スキー場内を歩き、14:41、駐車場へ下りてくる。 スキー場下にある「マキノ高原温泉さらさ」で冷えた身体を温める。 入浴後、車に乗り込み、北陸、名神道を走り、午後5時前名古屋へ帰る。 今シーズン最初の雪山山行であった。 ちょうど前日に降雪があったようで、まだトレースのない気持ちのいい雪の上を歩くことが出来た。 稜線近くでは雪で登山道が隠されており、ルートファインディングに注意しながらの山行であった。 途中一人の他の登山者と会うこともなく、我々だけの贅沢な山行であった。 小雪もちらつく寒い天気であったが、予想以上の積雪があり、参加された皆さん、雪稜歩きのトレーニングにはいい山行であったと思う。 山遊人
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