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残雪の伯耆富士:大山
2018/03/30(Fri)
3月27日(火)~29日(木)

鳥取:大山(弥山)(1709m)

夜行発1泊2日の日程で、登山教室の生徒さん等5人と一緒に、山陰地方の鳥取県にある日本百名山の「大山」(伯耆富士)へ山行する。
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3月27日(火)

名古屋駅西バスターミナルへ午後9時過ぎに集合し、21:30発のJRバス「出雲・松江・米子ドリーム名古屋1号」で、米子へ向かう。
1列3席のわりあいゆったりとした席であったが、やはり夜行バスでは眠りが浅く、なかなか寝付かれない。
途中2時間の休憩駐車をを経て、翌朝、5:50、米子駅に到着する。



3月28日(水)

【天気】 晴れ

【コースタイム】

大山寺バス停(8:30)~登山口(8:38)~三合目(9:25)~行者谷分岐(10:05)~六合目避難小屋(10:20/10:30)~石室分岐(11:10)~弥仙山頂(11:32/11:37)~山頂避難小屋(11:45/12:15)~六合目避難小屋(12:54/12:58)~三合目(13:30)~夏山登山口(14:05)~大山寺参道(14:15)

米子駅待合室で朝食を食べた後、予約してある駅前のビジネスホテルへ行き、余分な荷物を預かってもらう。
米子駅7:20発のバスに乗り、8:15、大山寺バス停に着く。
バス停の上が大山案内センターになっている。
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8:30、準備をして案内センターを出発する。
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大山寺参道になっている商店街を抜けていく。
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佐陀川を渡り、登山口から雪のまだ残る夏山登山道に取り付く。
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圓流院や阿弥陀堂などの大山寺の塔頭が残る杉木立の道をゆるやかに登っていく。
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両側がブナ林になると徐々に残雪が増えてくる。
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三合目を過ぎたあたりから傾斜が増してきたのでアイゼンを装着する。
五合目を過ぎると、左手に三鈷峰から大山北壁がそそり立っているのが見えてくる。
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このあたりから雪の斜面の急登となる。
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午前10時過ぎ、避難小屋の建つ六合目に着く。
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六合目から仰ぐ急峻な大山北壁が立派である。
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少し休憩した後、山頂台地への最後の急坂を登る。
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急登を過ぎ、やっとゆるやかになると、両側にダイセンキャラボクの茂る木道となる。
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なだらかになった道を登り、山頂避難小屋を過ぎ、11:32、弥仙山頂に着く。
山頂からは東にピラミダルな大山最高峰、剣ヶ峰が聳えているのが望める。
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山頂で記念撮影をする。
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気持ちのいい稜線の道を標識や方向盤の建つピークまで戻る。
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山頂を後にすぐ下に見える避難小屋まで下る。
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半分雪に埋まった避難小屋の中で昼食タイムを取る。
我々がいる間に2、3人登山者が来ただけで、予想していたよりも登山者は少ない。
ゆっくりと休憩をした後、12:15、同じ道を下山にかかる。
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気温が上がり、雪が緩み始めた急斜面を注意して下る。
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山スキーヤーのシュプールの跡が付いた北壁方面が青空の下美しい。
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杉の桟道まで下り、漫画家水木しげる氏が描いた天井画で有名な「圓流院」に立ち寄るも、今は閉館しており拝観が出来ない。
階段を下り、1時間半ほどで夏山登山口に下り立つ。
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最後に、佐陀川の橋の上から大山を振り仰ぐ。
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参道のお店でアイスクリームを食べたりして休んだ後、午後2時半過ぎ大山寺バス停に下山する。

午後3時発のバスに乗り、大山口駅でJRに乗り換え、午後4時前米子駅に戻る。
午後4時過ぎ、ホテルにチェックインする。
ひと休みした後、夕方米子駅前のお店でおいしいカニ料理の夕食を食べる。
ホテルに戻り、温泉で汗を流し、午後10時ごろ就寝する。



3月29日(木)

夕方の列車で帰る予定なので、今日一日は観光に充てる。
相談の結果、米子駅から電車で45分ほどの境港へ行く。
JR境線へ行くホーム横の階段には水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター「ねずみ男」が描いてある。
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電車にも鬼太郎に出てくるキャラクターが描かれている。
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観光客で結構混んでいるいる列車に乗り境港駅まで行く。
途中の駅名にも鬼太郎出てくるキャラクターの名前が付けられている。
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境港の駅を出ると早速鬼太郎の像がお出迎えである。
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駅前から続く「水木しげるロード」は電線の埋設工事中で、いくつかの像が駅前に集められている。
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水木しげる氏の像もある。
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像を見ながらぶらぶらと水木しげるロードを歩く。
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ロード沿いにある「水木しげる記念館」に入り、しげる氏や鬼太郎のことを勉強する。
祈念館前には「砂かけばばあ」がおり記念撮影をする。(突然動き出しちょっとビックリ)
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街を散策後昼前に、少し離れた境港さかなセンターへタクシーで行く。
タクシーの運転手さんの話では、今日は中国から3000人以上乗った大型クルーザー船が着き、大勢の観光客が押し掛けるそうである。
最近は中国からの観光客を乗せたクルーザーが年間30隻以上が寄港するということである。
センター内の食堂で新鮮な海鮮丼を食べる。
昼食後、海岸線を歩いてJR境線の高松町駅まで戻り、電車に乗って米子駅まで戻る。
午後4時半ごろの特急「やくも」に乗り岡山駅まで出て、新幹線に乗り換える。
大阪を経て午後9時過ぎ名古屋へ帰る。



6,7年前の夏に登った大山へ2度目の山行であった。
今回は残雪期の大山ということで楽しみにしていたが、春にしては暑いくらいのいい陽気に恵まれた。
すれ違う登山者もそんなに多くなく、静かな残雪の山を楽しめた山行であった。
また、2日目は境港の街を観光し、「水木しげるワールド」も楽しむことが出来た。
山遊人

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春爛漫
2018/03/27(Tue)
3月27日(火)

各地の桜の満開も近く、春本番の季節到来です。
近所のお宅の枝垂れ桜が満開になりました。
道にまで枝が垂れ下がった立派な桜を見るのを毎年楽しみにしています。
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近くの白鳥公園まで散歩しました。
公園内のピンクの桜も満開です。
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園内にある池の手すりにカモメが行儀よく一列に並んで春の陽を浴びていました。
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山遊人


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桜咲く熊野古道を通り:天狗倉山・便石山
2018/03/25(Sun)
3月24日(土)

尾鷲:天狗倉山(522m)・便石山(599m)

山仲間4人と一緒に、尾鷲の天狗倉山(てんぐらさん)と便石山(びんしやま)へ山行する。
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【天気】 快晴

【コースタイム】
種まき権兵衛の里(8:13)~馬越峠登山口(8:40)~馬越峠(9:30/9:35)~天狗倉山(9:55/10:40)~馬越峠(10:55)~便石山(12:22)~象の背(12:25/12:35)~便石山登山口(13:13/13:20)~海山キャンプ場(13:53)~種まき権兵衛の里(14:07)



各地の桜から桜開花の便りが聞かれだし、春の訪れが感じられる頃となる。
今日もいい天気に恵まれそうな日である。
朝6時に名古屋を出発し、東名阪道、伊勢道、紀勢自動車道を走り、海山ICを出て、午前8時ごろ種まき権兵衛の里の駐車場へ着く。
8:13、準備をして天狗倉山に向けて出発する。
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温暖な地方のため、付近の桜はすでに八分咲きである。
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三重県一の清流銚子川を渡り、国道を横切り、30分ほど歩いて熊野古道の馬越峠登山口へ出る。
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今も残る石畳の道を緩やかに登っていく。
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途中夜泣き地蔵を通過する。
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9:30、休憩所やベンチのある馬越峠に着く。
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少し休んだ後、左に折れて天狗倉山を目指す。
急坂を登り、大岩の下を通って、9:55、天狗倉山山頂に着く。
岩の上からは、尾鷲の街が見下ろせる。
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尾鷲湾も春の日に鈍く光っている。
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大岩を梯子で登り、山頂へ行く。
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他に誰もいない大岩の上で尾鷲湾を見下ろしながらゆっくりと早めの昼食を摂る。
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10:40、山頂を下山し、馬越峠へ戻り、便石山への尾根道を行く。
いったん少し下り、長い階段の続く道を登っていく。
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急坂の続く道を峠から1時間半ほど登り、12:22、展望のない便石山山頂に着く。
山頂から少し先に行ったところにある「象の背」の大岩に登る。
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岩の上からは尾鷲湾が一望である。
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12:35、便石山山頂を後に下山にかかる。
急な階段の続く道を下り、林道出合の登山口に出る。
さらに下って、午後2時前銚子川沿いに桜咲く海山キャンプ場内を歩いていく。
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キャンプ場を過ぎ銚子川にかかるつり橋を渡る。
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14:07、車を止めた種まき権兵衛の里に下山する。

帰りに尾鷲の「夢古道の湯」で海洋深層水の風呂に入る。
尾鷲北ICで紀勢道に乗り、春休みの行楽で大渋滞する東名阪を走り、午後7時過ぎ名古屋へ帰る。



以前冬に行ったことはあったが、春めく紀州路の山々の山行も楽しいものである。
天狗倉山、便石山とも山頂の大岩からの尾鷲湾や熊野灘の素晴らしい眺望が得られ、桜と春の山を満喫できた山行であった。
山遊人

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第16回東海岳人写真展開催
2018/03/18(Sun)
   第 16 回 東 海 岳 人 写 真 展
     -2018 山と自然のパフォーマンス-

2年に一度の上記写真展が下記のように開催されます。
ご都合のつく方は是非ご高覧下さい(
私も1点出品しています)。
皇太子殿下も
特別出品されています(今年が最後です)。

             記

1.日 時 : 平成30年3月20日(火)~25日(日)
        午前9時30分~午後6時(最終日は午後5時)

2.会 場 : 名古屋市民ギャラリー栄
        中区役所ビル 7階 第3,4展示室

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山遊人

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厳しい尾根を登り梅の花満開の棚田へ:鞍掛山
2018/03/15(Thu)
3月14日(日)

奥三河:鞍掛山(883m)

文化センター主催の登山教室の現地学習で、奥三河の鞍掛山へ山行する。
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【天気】 晴れ

【コースタイム】
仏坂登山口(8:45)~仏坂峠(9:03/9:08)~鞍掛山(11:25/12:00)~棚田展望台(13:02/13:10)~棚田駐車場(13:40)



最高気温が20℃を越える予報が出ており、一気に初夏が来たような暑い天気になりそうである。
受講生等16名、指導員3名の参加で、朝6時半過ぎマイクロバスに乗り、湾岸道から新東名を走る。
新城ICを出て北上し、案内に従い海老池海津の信号で右折れする。
四谷の千枚田を見上げながら県道32号を走り、午前8時半ごろ仏坂トンネル手前の駐車場に着く。
8:45、準備をし、階段を上がって東海自然歩道となっている道を登る。
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9:03、石仏のたくさん祀られているかつての中馬街道が通っていた仏坂峠まで登る。
峠を左折れし、「この先危険、悪路」の看板が立つ道を鞍掛山に向けて登っていく。
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鞍掛山への尾根道は、アップダウンが続く地図上で見るよりはハードなコースである。
急坂を登りP771に着き休憩する。
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このピークからはかなりの下りで、太いスリングロープが垂れ下がっている。
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下に林道が走る鞍部まで下り、再び今日最大の急坂をP888まで登り返す。
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途中で北東方向に、南アルプスの聖岳、赤石岳方面が木の間から見える。
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ゆるくなった尾根道を鞍掛山を目指して北上する。
このあたりは杉林が続き、花粉症の人は大変そうである。
途中左手に馬桶岩が現れる。
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峠から2時間半弱かかり、11:25、四阿やベンチのある鞍掛山山頂に着き記念撮影をする。
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展望のない山頂のベンチで昼食タイムをとる。
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12:00、千枚田に向けて東海自然歩道になっている道を下山にかかる。
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途中馬頭観音のあるかしやげ峠を通過する。
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1時間ほどかかり、12:03、棚田の上にある展望台に着く。
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見下ろせば棚田の所々にある梅が満開である。
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鞍掛山を背に、紅白の梅の花が満開な棚田の中の道を通って下る。
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13:40、バスの待つ棚田駐車場に下り立つ。

帰りに、湯谷の「ゆーゆーありいな」日帰り温泉に入った後、新城ICから高速に乗り帰途に着く。
新東名、湾岸道を走り、午後5時前に名古屋へ帰る。



今日は20℃を超える春を通り越して初夏のような天気であった。
仏坂峠から鞍掛山までの尾根道は、小さなアップダウンを繰り返す歩き甲斐のあるコースであった。
帰りに歩いた四谷の千枚田は、水の張られた田植え時期や黄金色の稲穂が実る時期にも訪れてみたいものである。
山遊人
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