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1月30日(火)湖北:余呉湖周回(賤ヶ岳)(421m)・(大平良山)(458m)登山教室の生徒さん等5人と一緒に、滋賀県の余呉湖周りの山々に山行する。

【天気】 曇り(小雪降る)
【コースタイム】余呉湖観光館(8:45)~江土登山口(8:54)~大岩山((9:56/10:03)~賤ヶ岳(11:51/12:12)~飯浦峠(12:42)~P340(14:18)~大平良山(15:38)~権現峠(16:53)~川並集落(18:0/18:12)~余呉湖観光館(18:40)
今日の山行は、湖北の山でワカン歩行の訓練を兼ねた山行である。
朝6時半過ぎ、レンタカーに乗り名神、北陸道を走る。
関ヶ原に近づくにつれ雪が降り出し、関ヶ原から北陸道に入るとチェーン規制が出ている。
木之本ICを出て、余呉湖畔の余呉湖観光館の駐車場へ8時半前に着く。
昨晩からの新雪が積もり、観光館のお店の方が雪掻きをしている。
雪のちらつく中準備をし、8:45、最初からワカンを着けて出発する。

江土集落を抜け、賤ヶ岳への登山口から尾根に取り付く。

先週の土日に登山者が入ったのか、薄くトレースがついている30cmは雪の積もる道を登っていく。
登山口から1時間ほど登り、9:56、大岩山の中川清秀墓所に着き休憩する。

登るにつれ徐々に積雪が増し、膝まで沈む雪の中を、トップを交替しながらラッセルをして登っていく。

直下の急坂を登り、11:51、やっと賤ヶ岳山頂に着く。

残念ながら雪とガスで何も見えない。
山頂の四阿で昼食を摂る。

12:12、少し遅れているが、予定通り大平良山を目指す。
飯浦峠まで急坂を下る。
地蔵堂の建つ峠からトレースのない急坂の道を登り返す。
さらに積雪が増し、膝上まで沈む中を苦労して登っていく。
平坦になった340mピークのあたりは尾根が広く、何度も地図を見ながらルートを間違えないように注意して進む。
最後の坂を登り、15:38、今日の最高峰大平良山へ着く。

ここから下山にかかり、杉木立の尾根道を権現峠へと下山する。
16:53、権現峠に下り、右折れして谷沿いの道を下る。
午後5時を過ぎ薄暗くなりかけたころやっと堰堤上に出て、林道を歩き川並集落に出る。
午後6時頃、すっかり暗くなった民家の灯りの下でワカンをはずす。
雪の積もる余呉湖畔の車道を歩き、18:45、余呉湖観光館の駐車場に戻る。
車の上に10cm以上積もった雪を払い落し、車に乗り込み帰路に着く。
途中「姉川温泉」で冷えた身体を温めた後、関ケ原ICから名神道に乗り、午後10時過ぎ名古屋へ帰る。
今年は湖北地方も異常に雪が多く、余呉湖周遊コースも予想以上の積雪であった。
賤ヶ岳までは薄くトレースもついていたが、その先西岸の大平良山への道はまったく誰も歩いておらず、積もる雪のラッセルに非常に苦労した。
無雪期のコースタイムの倍以上時間を費やし、雪山の大変さを実感した山行であった。
午後6時近くなって集落の灯りが見えた時にはホッとした。
参加された皆さん全員、深い雪の中をほぼ10時間歩き通すことが出来、大いに自信になった山行であったと思う。
山遊人
1月20日(土)美濃:天王山(538m)~誕生山(502m)山仲間と美濃市大矢田にある天王山から誕生山への縦走山行に出掛ける。

【天気】 晴れ
【コースタイム】大矢田神社(7:09)~大もみじ(7:47)~天王山(8:13/8:20)~白山(9:07)~誕生山(9:45/10:12)~JAめぐみの(10:45)~大矢田神社(11:23)
今日は夕方から用事があるので早目に帰る予定である。
朝6時前に名古屋を出発し、東海北陸道の美濃ICを出て、もみじで有名な大矢田神社の駐車場へ午前7時前に着く。

準備をして、7:09、参道の石の階段を登り天王山を目指す。

本殿横が登山口になっている。

谷に沿った暗い道を登っていく。
ところどころにロープの垂れた岩場などもあり結構急な登りである。
30分以上登ったところに樹齢200年以上という大もみじの木がある。

そこから谷を離れて尾根に取り付き、最後の急坂を登る。
天王山から誕生山へと続く主稜線上に出て左折れし、5分ほど登り、8:13、天王山山頂に着く。

山頂直下には地元の人が建てたのか掘っ立て小屋建っている。

山頂からは御岳山がよく見えるのだが、今日は雲がかかり薄っすらと見えるだけである。

眼下には墨絵のように平野が広がっている。

少し休んだ後、途中の白山から誕生山へと続く尾根道を行く。

30分ほどで鉄塔の建つピークに出る。

そこから少し登り、9:07、展望のない白山ピークを通過する。

白山からいったん100mほど大きく下り、誕生山へは150mほど登り返す。
9:45、反射板の建つ誕生山山頂に立つ。


反射板の前には木のテラスが作ってあり、そこから眼下に蛇行する長良川が流れているのが見下ろせる。

眼下の風景を見下ろしながら少し休憩する。
10:12、他の登山者が登って来出したので、我々は下山にかかる。
誕生山から南へ延びる尾根道を下山する。
途中手すりのついた岩場の急坂を下る。

下って行くと、途中トレーニングのため登って来た山仲間と偶然出会う。
30分ほど下り、他の登山道を合わせると林道に出る。
すぐに登山者の駐車場となっている「JAめぐみの」に着く。

そこから車道に出て、突き当りを右折れする。
右手に登って来た誕生山がよく見えている。

集落の中の道を歩き、途中のうなぎ屋で右折れし、大矢田神社への参道を行く。
大矢田神社の山門を抜け、11:23、駐車場に戻る。

帰りに武芸川温泉で身体を温めた後、午後3時前に名古屋へ帰る。
天王山や誕生山は御嶽山などの眺望がいい里山として知られている。
今日はやや雲が多く、期待した眺望は得られなかったが、冬場の陽だまり山行を楽しむことが出来た。
山遊人
1月18日(木)裏木曽:二ツ森山(1224m)登山教室の生徒さんたち4人と一緒に、裏木曽にある二ツ森山へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】切越峠登山口(8:25)~休憩ベンチ(8:50)~だなのシャクナゲ群生地(9:27/9:32)~二ツ森山(10:15/10:45)~第3展望地(11:05)~大ナラ(11:15)~コウモリ岩分岐(11:45)~大ナラ登山口(12:03)~切越峠登山口(12:18)
1月17日実施予定の登山教室が雨で中止になったので、希望者を募って出掛ける。
朝6時半ごろに出発し、中央道中津川ICを出て、付知川に沿ってR257を北上する。
途中美佐島で右折れし、付知川を渡って白川町へ抜けている道を登る。
昨日の雨ですっかり雪は融けてしまい、道路上には全く雪はない。
午前8時過ぎ切越峠の駐車場に着く。
準備をして登山口から登り始める。


周囲のササがすっかり枯れてしまっている登山道を登り、30分ほどで壊れたベンチの休憩地に着く。

第1展望地、第2展望地を過ぎ、P1160mの「だなのシャクナゲ群生地」に着く。
現在は全くシャクナゲはない。

ここから少し下り、最後の登りにかかる。
雨で溶けた残雪が凍りつきつるつるになった道を、滑らないように注意しながら登る。
コウモリ岩への分岐、大ナラへの分岐を過ぎ緩やかなになった道を行く。

岩の重なった箇所を過ぎ、10:15、岩の上に三角点が埋められた二ツ森山山頂に着く。

南や東はガスが湧き、残念ながら笠置山や恵那山は見えない。

山頂直下にある四阿の向こうに真っ白な御嶽山が目に飛び込んでくる。

小秀山から高時山の向こうに御岳山の雄姿が見える。


北東には中央アルプスがガスの間から見え隠れする。


我々だけの四阿で仲間が作ってくれたぜんざいをいただきながら休憩する。

10:45、大ナラへの道を下山にかかる。
急坂を下り、しばらくで第3展望地に着く。
ここからは御嶽山の一部が見える。

さらに下っていくと、目の前に樹齢450年と言われている「薬研洞の大ナラ」が聳えている。

確かに立派な巨木である。

苔むした岩の上の道を下り、しばらくで林道に出る。
途中コウモリ岩への分岐を過ぎる。
林道を40分ほど歩き、白川町への県道に出る。
右に折れて県道を少し登り、12:18、切越峠の駐車場へ戻る。
途中のソバ屋さんで昼食を兼ねておいしいそばをいただく。
恵那まで戻り、恵那峡の「かんぽの宿恵那」で身体を温めた後、中央道を走り、午後4時ごろ名古屋へ帰る。
今日の二ツ森山山行は、往復で3時間半程度と簡単な山であったが、山頂からの眺望は抜群で、御嶽山を始め、中央アルプスも望むことが出来、楽しい山行であった。
山遊人
1月14日(日)鈴鹿山系:藤原岳(天狗岩)(1171m)支部主催登山学校の山行で、鈴鹿の藤原岳(天狗岩)へ木和田尾根(鉄塔尾根)から登る。

【天気】 快晴
【コースタイム】簡易駐車場(7:35)~山口登山口(7:50)~木和田尾根取付き(9:20)~白瀬峠分岐(10:15:10:23)~頭陀ヶ平(11:25/11:30)~天狗岩(12:05/12:28)~藤原山荘(12:50/13:00)~八合目(13:25/13:30)~堰堤(14:35/14:40)~聖宝寺(14:52)~簡易駐車場(15:17)
朝6時半ごろ集合し、東海環状道東員ICを出てR365を北上する。
藤原町坂本の簡易駐車場へ、午前7時半前に着く。
風も無い素晴らしい晴天である。
7:35、準備をして歩き始める。
今日は木和田尾根(通称鉄塔尾根)から藤原岳の天狗岩を目指す予定である。
山口登山口から谷に沿った道を登っていく。

1時間半ほどで木和田尾根に出る。
尾根上にはあまり雪は積もっていない。
送電線鉄塔まで出ると視界が開ける。
遠く御嶽山が青空に浮かんでいる。

直ぐ近くには伊吹山や霊仙山が白い。

10:15、白瀬峠分岐に出る。
ここから平瀬峠への道にはトレースが付いているが、まだ頭陀ヶ平へは誰も入っていない。
少し雪も増えてきたので、練習のためワカンやスノーシューを着ける。

徐々にきつくなる尾根道を登っていく。

三つ目の鉄塔の所からは御嶽山や乗鞍岳が白く見える。

ここから頭陀ヶ平の県境稜線まで急な斜面を鉄塔目指して登っていく。

11:25、鉄塔下の頭陀ヶ平に出る。

すぐ隣に、真の谷を隔てて御池岳が近い。

藤原岳へと続く県境稜線の道を天狗岳を目指す。

樹間の道を30分ほど歩き、12時過ぎ天狗岩に着く。
北に藤原岳展望丘が聳えている。

御池岳も直ぐ近くに見える。

少し下がったところで昼食をとる。

12時半前、下山にかかり、藤原山荘を目指す。
広く気持ちのいい尾根道を下る。

12:50、藤原山荘に着くと表道から登って来た大勢の登山者が憩っている。

ここで、ワカンやスノーシューを脱ぎ、アイゼンに履き替える。
たくさんの登山者に踏まれた急坂を八合目まで下る。
八合目から聖宝寺への裏登山道を下る。
途中他の登山者とも会わず、1時間ほどで堰堤まで下る。
堰堤を上がって林道に出る。

聖宝寺を通り、坂本の集落を歩いて、15:17、簡易駐駐場へと戻ってくる。
帰りに、阿下喜温泉で身体を温めた後、名阪道を走り、午後5時半ごろ名古屋へ帰る。
今日は、登山学校の雪山トレーニング山行であった。
初めてワカンやスノーシューを履く人もおり、それらを着けての訓練であった。
予想していたよりも積雪は少なかったが、途中からはトレースのない道を代わる代わるに先頭に立ちながら歩いた。
雪山歩きの基本が体験できた山行であったと思う。
いつ来ても木和田尾根は登山者も少なく、特に雪の時期には静かな山行が出来て好きなコースである。
山遊人
1月11日(木)野坂山地:三十三間山(842m)登山教室関係の仲間6人と一緒に、ワカンやスノーシューで遊ぼうと、福井・滋賀県境にある三十三間山へ山行する。
山名の由来は、京都にある三十三間堂の棟木を伐り出したことに由来するということである。

【天気】 快晴
【コースタイム】倉見登山口(9:25)~林道分岐(9:40)~最後の水場(9:57)~夫婦松(10:35)~風神(11:25)~三十三間山(12:00/12:20)~風神(12:44)~夫婦松(13:00)~最後の水場(13:21)~倉見登山口(13:46)
今年最強の寒波が襲来し、北陸地方は大雪の予報が出ている。
午前6時半に名古屋を出発し、名神・北陸道を走る。
木之本ICから北は冬用タイヤ規制が出ている。
賤ヶ岳SAを過ぎるあたりから渋滞が始まる。
先導車がおり、ノロノロ運転が続く。
敦賀JCTで舞鶴若狭道へ入るとやっと渋滞は解消する。
若狭三方ICを出てR27を走り、倉見の町で左折れして、午前9時過ぎ倉見登山口の駐車場に着く。
立派なトイレもあり、奥には第2駐車場もある。

予想していたよりも雪は少なく、駐車場のあたりではほとんどない。
9:25、ワカン、アイゼンを持ち三十三間山に向けて出発する。

谷に沿った林道を30分ほど歩き、最後の水場と書かれたところで沢を渡り、尾根に取り付く。
10:05、尾根上に出て休憩する。

昨夜雪が降ったのか、あたりの木々の枝には雪が付いて奇麗である。

徐々に積雪が増す尾根道をジグザグに登っていく。
途中の夫婦松は見落としてしまう。
2人パーティーの先行者に追いつき、先頭を交代しながら50cmほど積もったトレースのない道を風神まで登る。
風神の先で稜線に出ると一気に視界が開ける。

左に折れて気持ちのいい稜線の道を三十三間山を目指す。

少し先でワカンを着ける。


ほとんど樹木がない真っ白な気持ちのいい道を登っていく。

途中で昨日からテントを張っていた若者2人のパーティーが下ってくるのとすれ違う。
左手には三方五湖方面や小浜の久須夜ヶ岳方面が見下ろせる。


風神から30分ほど登り、12:00、三十三間山山頂に着く。

山頂は木々に囲まれあまり展望はない。
風もない山頂の陽だまりでランチタイムをとる。

12:20、登ってきた道を下山にかかる。
皆楽しそうに白い斜面をかけ下っていく。

途中でワカンをはずして下っていくと、登りには気が付かなかった夫婦松の標識がある。
今は松は枯れてしまっている。

1時間半ほど下り、13:46、駐車場へ戻ってくる。
途中「みかた温泉きらら」で身体を温め、若狭三方ICで高速に乗る。
また賤ヶ岳SAのあたりまで渋滞している北陸道を走り、午後5時半前に名古屋へ戻る。
今日は今年初めての本格的な山行であった。
日本海側の山ということで積雪が多くラッセルを期待していたが、予想していたよりも積雪は少なかった。
そのためほとんど夏時間と変わらない時間で登頂することが出来た。
しかし、風神から先の稜線上では、ワカンを履いて新雪を楽しむことが出来た。
今年一年また楽しく安全な登山が出来ることを願いたい。
山遊人