11月19日(日)~20日(月)天城山脈:万三郎岳(1406m)・万二郎岳(1299m)登山教室の山仲間4人と一緒に、伊豆半島にある百名山の「天城山」へ山行する。

【コースタイム】登山者用駐車場(11:00)~四辻(11:20)~万二郎岳(12:20)~石楠立(13:05)~万三郎岳(13:35/14:45)~涸沢分岐(14:25)~101ポスト(15:10)~四辻(15:37)~登山者用駐車場(15:55)
11月19日(日) 晴れ
朝6時半に車で出発し、新東名高速道路を走る。
途中の富士市のあたりでは青空にスッキリと富士山が聳えているのが見える。

長泉沼津ICを出て、R136を南下する。
修善寺から西に向かい、伊豆スカイラインを走る。
午前11時前に、遠笠山麓の天城高原ゴルフコースの登山者用駐車場へ着く。
平日にもかからわらず、駐車場は8分どおり埋まっている。

駐車場のベンチで昼食を食べる。
11:30、天城縦走路登山口から出発する。

あたりはアセビやヒメシャラの木が多い。
中には幹回りが1m近くはありそうなヒメシャラの巨木もある。

緩やかな登りで森を抜け、四辻の分岐に出る。

四辻から南へ進路を取り、少し傾斜がきつくなると間もなく、12:20、万二郎岳山頂に着く。

山頂では、さすが百名山で人気が高く多くの登山者が憩っている。
少し先の木の間からは東海岸方面が見える。

途中北方に富士山方面が見えるも、山頂には雲がかかっている。

馬ノ背の尾根道を過ぎ、少し下ると石楠立の鞍部を通る。
徐々に傾斜が急になり万三郎岳の登りにかかる。
途中で相模灘に浮かぶ伊豆諸島の島々が見える。

急坂を登り切り、13:35、一等三角点の建つ天城山脈最高峰の万三郎岳山頂に立つ。


山頂からは、北方に大きくすそ野を広げた富士山が見えるが、中腹には雲がかかり山頂が少しだけ雲の間から見えるだけである。

山頂で少し休み、下りにかかる。

下りは、急傾斜の道を涸沢分岐まで下る。

涸沢分岐からは山腹を大きく巻いていく。
まだ紅葉も少し残り静かな道である。
途中他の登山者とも会わず下っていくと、ヒメシャラの群落もある。

101ポストを通り、15:37、登りに通った四辻に出る。
15:55、もう車も少なくなった登山者用駐車場に戻る。
車で東海岸に下り、伊豆大川温泉にある「踊り子の園」という旅館(民宿?)に宿泊する。
今日の宿泊客は我々5人だけである。
夕方6時半、舟盛りの新鮮なお刺身やキンメダイの煮つけなどおいしい夕食を頂く。

明日は天気が今一なので観光することに決め、午後9時前に就寝する。
11月20日(月) 曇り
朝起きると、外は雲が多い天気である。
午前8時、女将さんに見送られて旅館を出る。

東海岸の稲取から西へ伊豆半島を横断し、河津七滝(ななたる)を見に行く。
伊豆の踊子の像の前で記念撮影。

遊歩道を歩き最奥の釜滝を見に行く。

ちょうど秋の紅葉祭りが始まっており、踊り子の姿をしたキャンペーンガールもいる。

入り口では猪鍋などの炊き出しもやっている。

七滝一番奥の釜滝を見た後、伊豆の踊子の通った旧天城峠へと走る。
旧街道の道は狭く対向車との擦れ違いに苦労する。
重要文化財となっている天城隧道を抜ける。


峠を下り浄蓮の滝を見に行く。

滝の下には、石川さゆりの「天城越え」の歌碑が建っている。

浄蓮の滝から北上し、修善寺温泉街にある人気の蕎麦屋で十割蕎麦を頂く。
40年数年振りに訪れた修善寺温泉街は、紅葉が盛りで観光客も多い。

修善寺から帰途に着く途中、西伊豆スカイラインを走り、達磨山中腹の展望台からの富士山を見に行く。
残念ながら雲がかかり、駿河湾の向こうの富士山はすそ野が見えるだけである。
晴れていれば富士山の全貌が望める素晴らしいロケーションである。

達磨山から下山し、三島の街を通り、新東名を走って、午後6時半ごろ名古屋へ帰る。
今回は初めての伊豆の天城山山行であった。
さすが百名山だけに人気があり、たくさんの登山者で賑わっていたが、縦走路をはずれると登山者も少なく意外に静かな山行を楽しめた。
2日目の伊豆半島観光も久し振りであり、いろいろ名所旧跡を廻ることが出来た楽しいものであった。
山遊人