10月8日(日)南飛騨:川上岳(1626m)下見を兼ねて南飛騨の川上岳へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】ツメタ谷林道ゲート(7:50)~大イチイ(8:10/15)~稜線分岐(9:18/25)~川上岳(9:53/10:33)~下降点(11:03)~ツメタ谷登山口(11:47)~ツメタ谷林道ゲート(12:24)
朝5時半前に出発し、東海北陸道を走って郡上八幡ICを出てせせらぎ街道を走る。
「パスカル清見」の道の駅を過ぎ、右折れして赤谷に沿った狭い林道を東へ走る。
ひと山超えて宮川防災ダムを通り、7時半過ぎツメタ谷林道ゲート前の駐車場に着く。
3,4台は停められそうな駐車場にはすでに車が停まっている。

周囲の山にはガスがかかり小雨もぱらつく天気である。
5:50、ゲートを抜けて林道を歩きだす。

20分ほど林道を歩き、「宮の大イチイ」の道標に従って左に折れ、谷にかかる橋を渡る。
少し登って遊歩道を回って大イチイを見に行く。
樹齢2000年と言われる大イチイがガスの中に幻想的に佇んでいる。

遊歩道に付けられた展望台にも立ち寄り周囲を一周する。
川上岳への道に戻り、ガスの中ジグザグにつけられた原生林の道を上がっていく。

途中からガスが切れ始め、西の雲海の上に白山連峰が頭を現す。

最後の直登の急坂を登り、9:18、位山と川上岳とをつなぐ稜線に飛び出す。
この道は、今年の6月に位山から歩いてきた「天空の遊歩道」と呼ばれている道である。

ガスも晴れてすっかり天気が良くなった青空のもと右折れして川上岳を目指す。
ブナなどの紅葉が始まりかけている中を抜けて緩やかに登っていく。

途中木々の間から槍穂高連峰がチラチラと見え隠れする。
少し登ると笹原になり展望が開けてくる。
川上岳直下のドウダンツツジの群落は紅葉が最盛期で、ササの緑とドウダンの赤の対比が美しい。

9:53、誰もいない一等三角点の川上岳山頂に着く。

やや雲が出始め白山は時々頭を出すが、残念ながら御嶽山、乗鞍方面は雲の中である。
休憩している間に3組ほど登山者が登ってくる。
眼前に白山を眺めながらゆっくりと休憩する。

10時半過ぎ山之口からの道を下山にかかる。
こちら側の斜面はドウダンが多く、まさに紅葉真っ盛りで斜面が赤く彩られている。

10分ほどで山之口への道を左に折れ、ツメタ谷への道を下る。

真っ赤なドウダンと木々の黄葉の中を少し登り返す。

登り返したピークから振り返れば歩いてきた川上岳が段々と遠くなる。

ここからツメタ谷へ向けて所々ロープがかけられた急坂を下っていく。
宮川源流を過ぎ下っていくと、樹林帯の所々から笠ヶ岳方面が顔を覗かせる。

下り始めて1時間少しで階段を下りてツメタ谷登山口に降り立つ。

ツメタ谷林道を40分ほど下り、12:24、ゲート前の駐車場に着く。
帰りは、モンデウス位山スキー場の方へ下り、「臥龍の湯」で汗を流す。
まだ時間が早かったので、高山市を通りせせらぎ街道を走る。
郡上八幡から東海北陸道を走り、午後5時過ぎ名古屋へ帰る。
10日後に「天空の遊歩道」を歩く山行を計画しており、その下見を兼ねた山行であった。
丁度ドウダンツツジの紅葉が最盛期を迎えており、思わぬ素晴らしい紅葉を堪能できた山行であった。
山遊人