6月24日(土)湖北:山門(やまかど)湿原~東ヶ谷山(総見山)(657m)山仲間4人で、滋賀県の琵琶湖北にある「山門水源の森」に出かける。


【天気】 晴れ
【コースタイム】駐車場(7:30)~森の学舎(7:38/7:45)~山門湿原展望台(7:58)~守護岩(8:50)~東ヶ谷山(9:30/10:08)~守護岩(11:00)~駐車場(11:43)
朝6時前に集合し、北陸道木之本ICを出て、R8を走る。
「あじかまの里」道の駅を過ぎて左折れし、R303を少し行き、途中から右折れして午前7時20分ごろ斎苑横の駐車場へ着く。
他にはまだ誰も来ていない。
支度をして、7:30、出発する。

山門水源の森は、ミツガシワなどの貴重な植物がある里山に広がる湿原である。

地元の会によって保存されている。

すぐに森の学舎に出る。

まだ早いので誰もおらず、ここで保全協力金200円を払い、記帳をしてから出発する。
靴の洗い場やトイレも設置されている。
湿原を廻る道は尾根コースと谷コースに分かれるが、我々は谷コースを行く。
小さな谷に沿って緩やかに登り、15分ほどで尾根コースと合流し、湿原横の道に出る。
路肩にはササユリが咲いてるが、一株ごとに食害防御のネットが被せてある。
湿原には柵がやってあり入ることは出来ない。

途中湿原を見渡せる展望台に立ち寄ってから周回コースの尾根道を登っていく。
四季の森コースを分けて登っていくと湿原を見下ろせる展望所がある。

さらに急な道を100mほど登り、8:50、しめ縄の張られた守護岩に着く。
この付近が水源の森の最高地点(520m)ということである。

せっかく来たので、湿原西の尾根にある東ヶ谷山(総見山)へ登ることにする。
少し先から尾根に出て左に折れ、薄くなる踏み跡をたどりながら登っていく。
途中敦賀の岩籠山方面が見える。
徐々にきつくなる尾根を行き、ブナなどの広葉樹の道を辿る。
最後に50mほど急坂を登り、9:30、三等三角点の東ヶ谷山山頂に立つ。

雑木に囲まれた山頂からはほとんど展望はきかない。
少し時間は早いが、山頂でゆっくりと休憩をしながら昼食を食べる。
10時過ぎ、登ってきた道を下山にかかる。
途中うっかりして違う尾根を下るも少し先で気づき引き返す。
守護岩まで戻り、湿原北側の周回コースを下る。
途中南側が開けたところがあり、やや霞んでいるが、薄っすらと琵琶湖や伊吹山方面が見下ろせる。
ジョーズ岩やアカガシの森を通る。

しばらくで林道に出ると、近所のボランティアの生徒達が丸太を運んでいるのに出会う。
登って来た東谷山を振り仰ぎ、少し歩いて森の学舎に出る。

11:43、駐車場へ戻ってくる。
帰りに、ゆっくりと姉川温泉に入り、名神道を走って、午後3時半ごろ名古屋へ帰る。
今日は、梅雨の晴れ間が予想されたので、以前から行ってみたかった「山門水源の森」へ出かけた。
ここは、地元の団体によってよく保全されており、里山に広がる貴重な湿原であった。
一人も他の登山者とは出合うこともなく、のんびりと歩くことが出来た山行であった。
山遊人