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里山に残る貴重な湿原
2017/06/25(Sun)
6月24日(土)

湖北:山門(やまかど)湿原~東ヶ谷山(総見山)(657m)

山仲間4人で、滋賀県の琵琶湖北にある「山門水源の森」に出かける。
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【天気】 晴れ

【コースタイム】
駐車場(7:30)~森の学舎(7:38/7:45)~山門湿原展望台(7:58)~守護岩(8:50)~東ヶ谷山(9:30/10:08)~守護岩(11:00)~駐車場(11:43)



朝6時前に集合し、北陸道木之本ICを出て、R8を走る。
「あじかまの里」道の駅を過ぎて左折れし、R303を少し行き、途中から右折れして午前7時20分ごろ斎苑横の駐車場へ着く。
他にはまだ誰も来ていない。
支度をして、7:30、出発する。
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山門水源の森は、ミツガシワなどの貴重な植物がある里山に広がる湿原である。
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地元の会によって保存されている。
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すぐに森の学舎に出る。
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まだ早いので誰もおらず、ここで保全協力金200円を払い、記帳をしてから出発する。
靴の洗い場やトイレも設置されている。
湿原を廻る道は尾根コースと谷コースに分かれるが、我々は谷コースを行く。
小さな谷に沿って緩やかに登り、15分ほどで尾根コースと合流し、湿原横の道に出る。
路肩にはササユリが咲いてるが、一株ごとに食害防御のネットが被せてある。
湿原には柵がやってあり入ることは出来ない。
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途中湿原を見渡せる展望台に立ち寄ってから周回コースの尾根道を登っていく。
四季の森コースを分けて登っていくと湿原を見下ろせる展望所がある。
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さらに急な道を100mほど登り、8:50、しめ縄の張られた守護岩に着く。
この付近が水源の森の最高地点(520m)ということである。
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せっかく来たので、湿原西の尾根にある東ヶ谷山(総見山)へ登ることにする。
少し先から尾根に出て左に折れ、薄くなる踏み跡をたどりながら登っていく。
途中敦賀の岩籠山方面が見える。
徐々にきつくなる尾根を行き、ブナなどの広葉樹の道を辿る。
最後に50mほど急坂を登り、9:30、三等三角点の東ヶ谷山山頂に立つ。
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雑木に囲まれた山頂からはほとんど展望はきかない。
少し時間は早いが、山頂でゆっくりと休憩をしながら昼食を食べる。
10時過ぎ、登ってきた道を下山にかかる。
途中うっかりして違う尾根を下るも少し先で気づき引き返す。
守護岩まで戻り、湿原北側の周回コースを下る。
途中南側が開けたところがあり、やや霞んでいるが、薄っすらと琵琶湖や伊吹山方面が見下ろせる。
ジョーズ岩やアカガシの森を通る。
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しばらくで林道に出ると、近所のボランティアの生徒達が丸太を運んでいるのに出会う。
登って来た東谷山を振り仰ぎ、少し歩いて森の学舎に出る。
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11:43、駐車場へ戻ってくる。

帰りに、ゆっくりと姉川温泉に入り、名神道を走って、午後3時半ごろ名古屋へ帰る。



今日は、梅雨の晴れ間が予想されたので、以前から行ってみたかった「山門水源の森」へ出かけた。
ここは、地元の団体によってよく保全されており、里山に広がる貴重な湿原であった。
一人も他の登山者とは出合うこともなく、のんびりと歩くことが出来た山行であった。
山遊人

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夏山フェスタ終了!
2017/06/20(Tue)
6月20日(火)

第5回「夏山フェスタ」盛会裏に終了!!

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山遊人
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今年も開催「夏山フェスタ」
2017/06/18(Sun)
6月17日(土) 

第5回「夏山フェスタ」開催される!!

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山遊人
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痩せ尾根歩きに少し緊張:経ヶ峰
2017/06/15(Thu)
6月14日(水)

布引山地:経ヶ峰(819m)

登山教室の現地学習で、三重県津市にある経ヶ峰へ山行する。
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【天気】 快晴微風

【コースタイム】
稲子山登山口(8:00/8:15)~稲子山(9:05/9:10)~稲子山南峰(9:40/9:45)~避難小屋(10:08/10:13)~経ヶ峰(10:30/11:10)~嘉嶺の頭(12:00/12:05)~北笠岳(12:23/12:30)~稲子山登山口(13:08/13:15)



今週は梅雨の中休みの晴れ間が続いている。
受講生等9名、指導員2名の参加者で、朝6時半過ぎマイクロバスで出発する。
伊勢道の芸濃ICを出て、錫杖湖畔から笹子川に沿った林道を少し入る。
駐車場の広場でストレッチをして準備をする。
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8:15、登山口に向けて出発する。
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10分ほどで林道終点に着き、小さな標識のあるところから急坂を登る。
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稲子山から続く尾根に上がり、スギ林の木の根の多い道を行く。
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50分ほどで狭い稲子山山頂に着く。
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少し下り、再び登り返して痩せ尾根を行く。
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稲子山南峰を過ぎ、経ヶ峰北峰に出るとやっと緩やかな道になる。
先方には経ヶ峰山頂の展望台も見えている。
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嘉嶺の頭からの道と合流し、しばらくで山頂下の広場にある避難小屋に着く。
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とてもきれいな小屋で、中は囲炉裏も切ってありきちんと整備されている。
ここで年末に忘年山行がしたいという意見も出る。
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小屋から15分ほど階段の道を登り、10:30、展望台やベンチのある経ヶ峰山頂へ着く。
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山頂からは360度の展望が広がる。
東には伊勢湾が霞んでいる。
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皆さん眺望を楽しんでいる。
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北には鈴鹿山系の山々が近い。
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山頂を少し下りたところにある東屋で早めの昼食を食べる。
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40分ほどもゆっくりと休み、11:10、アセビの新緑の中を下山にかかる。
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稲子山との分岐まで戻り、笹子山を通って嘉嶺の頭を目指す。
スギ林を抜け、100mほど急斜面を登って、12:00、嘉嶺の頭に着く。
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すぐ北にはピラミダルな姿の錫杖岳が近い。
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さらに先の北笠岳への尾根道を行く。
あたりにはウツギの白い花が眩しい。
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20分ほどで北笠岳山頂に着く。
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ここから下山にかかり、急坂の尾根道を下る。
ロープのかけられた急坂もあり、注意して下る。
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30分ほどかかって林道まで下り、林道を10分ほど歩いてバスの待つ駐車地点に戻る。

帰りに、「あのう温泉」で汗を流した後、東名阪道を走り、午後3時半過ぎ名古屋へ帰る。



今回の山行は、北の稲子山を経て経ヶ峰へ登り、嘉嶺の頭などを通って下るというラウンドコースで計画した。
登りには痩せて切れたった尾根道の上り下りを繰り返すというコースであった。
夏山に向けてのトレーニングにもなった山行であった。
初夏の気持ちのいい山頂からの眺望も満喫できた楽しい山行であった。
山遊人

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天空の道を歩く:位山~川上岳
2017/06/12(Mon)
6月11日(日)

飛騨:位山(1528.9m)・川上岳(かおれだけ)(1625.5m)


天気がよさそうなので、下見を兼ねて岐阜県の位山~川上岳へと続く「天空の道」を縦走する。
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【天気】 快晴微風

【コースタイム】
ダナ平駐車場(7:45)~天の岩戸(8:17)~位山(8:46)~千能三角点(10:04/10:10)~川上岳(11:25/12:03)~千能三角点(13:03)~位山展望広場(14:21)~ダナ平駐車場(14:53)



朝5時に出発し、東海北陸道の高山ICを出て、飛騨一ノ宮を抜け、道の駅「モンデウス位山」へ午前7時過ぎに着く。
さらにダナ林道を30分ほど上がり、午前7時半過ぎに林道終点の10台程度は停められそうなダナ平駐車場へ着く。
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現地は素晴らしい晴天で、登ってくる途中でも北アルプス方面が見える。
7:45、準備をして丸い祠のある登山口から登り始める。
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すぐに「位山巨石群」のいろいろな名前がつけられた巨石が現れる。
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30分ほどで天孫降臨伝説のある「天の岩戸」に着く。
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少し登ると、途中に御嶽山や乗鞍岳の展望地がある。
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(御嶽山)

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(乗鞍岳)

その少し先には「天の泉」と名付けられた水場や奇麗なトイレもある。
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少し戻り30mほど登って展望のない位山山頂に着く。
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少し先には明るく開けた白山方面の展望地がある。
残雪の白山や別山が青空に眩しい。
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山頂からいよいよ川上岳へと続く「天空の道」片道7.4kmの尾根道を進む。
道沿いにはドウダンツツジが多く、秋には真っ赤に色付き奇麗だということだ。
丁度今は小さなかわいいピンクの花をつけている。
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この道は、標高差はあまりないが、途中には小さなピークが多くアップダウンが続く。
ダケカンバやシラカバの林を抜け、途中からは気持ちのいいブナ林を行く。
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位山山頂から1時間20分ほどで千能の三角点に着き休憩する。
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途中所々で白山連峰や御嶽山、乗鞍岳を見ながら少しずつ高度を上げていく。
最後に200mほど登り、11:25、眺望の開けた一等三角点の川上岳山頂に着く。
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山頂からは360度の大展望が広がる。
西には白山連峰が近い。
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東には御嶽山が噴煙を上げているのも見える。
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乗鞍岳も雄大に聳えている。
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北には穂高連峰から遠く剱岳まで北アルプスの峰々が連なっている。
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穂高連峰から槍ヶ岳も見えている。
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昼食を食べながら素晴らしい眺望にいつまでも去りがたくボーと過ごす。
30分以上も過ごし、12時過ぎ来た道を引き返す。
帰りも2時間以上かかり、位山の展望地を通り、14:53、ダナ平駐車場へと戻ってくる。

帰りに、飛騨一ノ宮の「臥龍温泉」で汗を流した後、東海北陸道を走り、午後7時前に名古屋へ帰る。



今日の山行は、天気がいいので急に思い立って出かけた。
天空の道は、標高差はあまりないが、登り下りが多く、累積標高差1300m以上、全行程16km以上の結構歩き甲斐のある道であった。
眺望には恵まれ、北アルプスや白山を始終見ながら歩くことが出来た山行であった。
秋のドウダンツツジが紅葉するころにも歩いてみたいものである。
山遊人
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