2月16日(木)諏訪:入笠山(1995.4m)登山教室の生徒さんたちと、南アルプス前衛の入笠山へ山行する。
今日はワカンやスノーシューで歩いて楽しむ計画である。

【天気】 快晴
【コースタイム】山頂駅(10:15)→入笠湿原(10:27)→御所平登山口(10:40)→入笠山(11:13/11:25)→仏平峠(11:42/12:05)→入笠湿原(12:42)→山頂駅(13:00)
冬型が緩みいい天気になりそうである。
14人の参加で、朝7時前に名古屋出発し、中央道を走り、諏訪南ICを出る。
R20を少し走り、富士見パノラマスキー場へ午前9時半前に着く。
現地は素晴らしい晴天で、平日にもかからわらずスキーヤーも結構来ている。
準備を整え、ゴンドラ駅へ向かう。

ゴンドラに乗り、山頂駅に午前10時前に着く。
入笠山までの道はトレースがついており、ツボ足でも歩けるが、せっかく持ってきたので最初からワカン、スノーシューをつける。
10:15、入笠湿原への道を歩き始める。

広い入笠湿原へ向けて雪原を下っていく。

林道まで登り返し、マナスル山荘の前から入笠山への登山道を登る。
出発して1時間ほどで、11:13、入笠山山頂へ着く。
山頂からは、さえぎるもののない360度の大パノラマが広がる。

(南アルプス鳳凰三山の向こうに頭を出す富士山)

(南アルプス:甲斐駒ケ岳と千丈ヶ岳、真ん中に少し頭が見えるのは間ノ岳)

(八ヶ岳連峰)

(中央アルプス)

(御嶽山)

(乗鞍岳と笠ヶ岳)

(穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳)
参加者全員で記念撮影をする。

いつまでも見飽きない眺めを惜しみながら、大河原湿原方面へと下る。
この辺りはどこを歩いてもいいので、皆思い思いのコースをとり、雪と戯れながら下る。
11:42、仏平峠で林道に出て、ここで昼食タイムを取る。

昼食後、カラマツ林の林道をリフト乗り場へ引き返す。

途中山荘の方が燃料を手押し車に乗せて運んでみえ、ついてきた犬が後先になりながらついてくる。
林道途中の展望地からは八ヶ岳連峰がよく見える。

入笠湿原に出て、雪で隠れた木道の上を歩き、北側を巻く道を帰る。

午後1時前にゴンドラ山頂駅に着く。
下りのゴンドラに乗って下山し、午後2時前に車に戻り帰途に就く。
帰りに、諏訪湖北岸にある千人風呂と名付けられた片倉館の温泉に立ち寄る。
片倉館は、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)に竣工されたという歴史ある建物である。

湯舟は大理石で出来ており、底には玉石が敷き詰められ、深さが1,1mほどもあり、立って入るようになっている。
一度に何十人も入ることが出来るほどの大きさである。
かつて諏訪の織物工場で働く女工さんたちを一度にたくさん入れるためにこのような造りにしたという悲しい言い伝えが残る。
入浴後、中央道を走り、午後6時半前に名古屋へ帰る。
今日の山行は、入笠山でワカンやスノーシューで楽しもうと企画した山行であった。
これ以上はないぐらいの素晴らしい晴天に恵まれ、登りついた入笠山山頂からの大パノラマには参加された皆さん興奮気味であった。
雪の山の楽しさを体感出来た山行であった。
山遊人