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残雪豊かなブナ清水
2017/02/26(Sun)
2月26日(日)

鈴鹿山系:ブナ清水~青岳(1102m)

先週は、初めて北海道へスキーに行き、知り合いの方の家に3日間お世話になり、パウダスノーを思う存分滑ることが出来た。



1日休憩をした後、山仲間2人と一緒に、鈴鹿山系のブナ清水から青岳を経てハライドへと山行する。
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【天気】 晴れ

【コースタイム】
朝明(7:10)→ブナ清水分岐(8:26/8:35)→ブナ清水(9:07/9:13)→キノコ岩(9:56/10:04)→青岳(10:20/10:55)→ブナ清水分岐(11:05)→腰越峠(11:52/12:00)→ハライド(12:15/12:20)→ハライド登山口(12:08/12:15)→朝明(13:30)



高気圧が移動性になり、暖かな日になりそうである。
朝6時前に集合し、東名阪を走り、7時前に朝明の駐車場へ着く。
駐車場には数日前の雪が一面に残り、奥の方に10台ほどしか停めることが出来ない。
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残雪の状態から今日はワカンはいらないと判断し、アイゼンだけを持って、7:10、千種街道を根の平峠へ向けて歩き始める。
橋を渡り、昨日までのトレースを辿って堰堤を越しながら伊勢谷を詰めていく。
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7:26、ブナ清水分岐で左折れする。
ここからは数日前のものか?薄いワカンの跡があるだけである。
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雪はよくしまっており、我々もここでアイゼンを装着する。
途中小さな谷に沿った急坂をアイゼンの爪を効かせて登る。
出発して1時間半、9:07、ブナ清水に着く。
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ブナ清水からは雪で隠れてわかりにくい道を登り、ハライドへの分岐の道標を右に折れて尾根の上に出る。
左手に国見岳や御在所岳を見ながら気持ちのいい道を行く。
9:56、奇岩キノコ岩に出る。
後には鈴鹿北部の山々が連なっている。
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キノコ岩から青岳への分岐を間違え、根の平峠の方へ行ってしまい、すぐに気が付き引き返す。
県境稜線の道を少し登り、10:20、青岳山頂に着く。
西方にはどっしりとした雨乞岳が白い。
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暖かな山頂で国見岳を見ながらやや早めの昼食を食べる。
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風もなく暖かな山頂でゆっくりとする。
10:55、来た道を少し戻りハライドを目指して雪の尾根を下る。
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ハライドへの尾根道は途中から急降下し、腰越峠手前では滑りそうな雪道を細心の注意で下る。
下りついた腰越峠でしばらく休憩をする。
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休憩後、急な道を登り、12:15、ハライド山頂に着く。
山頂から下ってきた道を振り返るとかなりの傾斜の道である。
南に国見岳や御在所山頂のドームがよく見える。
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北には釈迦ヶ岳がそびえている。
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山頂から北へ朝明への尾根道を下る。
12時過ぎ、腰越谷の堰堤下登山口に降り立つ。
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ここでアイゼンをはずし、ツボ足で歩きにくいトレースを辿り、朝明ヒュッテの横を通り、13:30、朝明駐車場へ着く。

帰りに湯の山温泉で身体を温めてから東名阪道を走り、午後4時ごろ帰宅する。



今日は、ブナ清水から県境稜線の雪道を軽く歩いて楽しむつもりで出かけた。
しかし、数日前に降った雪がまだかなり残っており、ルート取りに予想以上に時間を要した。
特に腰越峠への急な下りの道は、雪が崩れて歩きにくく細心の注意で下る必要があった。
日曜日だというのに途中他の登山者とも会うこともなく、我々だけの静かな山行であった。
山遊人

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奥美濃の山でラッセル訓練‥‥?
2017/02/19(Sun)
2月18日(土)

奥美濃:オサンババ(山中山)(1631m)

所属山岳会支部の指導員研修で、奥美濃のオサンババへ山行する。
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オサンババとは変わった山名であるが、地元では兎ヶ馬場(ウサンババ)とよんでいたのを、有名な生物学者の今西錦司氏がオサンババと聞き間違え、この名が広まったということである。
12名の参加で、午前7時前に集合し、東海北陸道郡上八幡ICを出て、せせらぎ街道を走り、午前9時半ごろ「めいほうスキー場」駐車場へ着く。
休日のためか、スキー場は結構賑わっている。
現地の天気は、風もない暖かないい日和である。
9時半、リフトを2本乗り継ぎ、ゲレンデトップへ着く。
会員の特別アドバイザーからワカンやラッセルの由来、ラッセルの仕方などのレクチャーを受ける。
「ラッセル泥棒」など初めて聞く内容の話もあり、参加者皆熱心に聞いている。
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積雪の状態は、前日に雨が降ったため表面がクラストしており、あまり沈まなく、ワカン歩行訓練にはよくない。
午前10時過ぎ、ワカンを装着して、班ごとにオサンババを目指して歩きは始める。
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尾根通しでは直ぐに着いてしまうので、山腹まで下って、また登り返してワカン歩行の訓練をする。
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吹き溜まりではワカンを着けていても30cmぐらいは沈む中を歩いていく。
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1時間ほど歩き、11:20、オサンババ山頂に着く。
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山頂からは、西に烏帽子岳や鷲ヶ岳が近い。
北西には大日岳、その後ろには真っ白な白山連峰が木の間から見え隠れする。
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山頂で昼食をとった後、帰りは班ごとに登り下りを繰り返しながら戻ることにする。
我々の班は、一度大きく谷まで下り、再び直登気味にゲレンデトップへ登り返す。
ゲレンデはたくさんのスキーヤー、スノーボーダーで賑わっている。
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午後1時半に集合し、スキー場の縁に沿ってスキーヤーの邪魔にならないようゲレンデを下る。
(もちろん許可を取っている)
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約5キロあるゲレンデを1時間ほどかけて下る。
隣りをスキーヤが軽快に滑っていくのを横目に見ていると、やはりスキーで登り、下りはスキーで降りてきたくなる。
午後時半過ぎ駐車場へ戻り、道が混まないうちに帰途に就く。
午後5時過ぎ名古屋へ帰り着く。



今日はワカンでのラッセル訓練が目的であったが、雪の状態があまりよくなく所期の目的は果たせなかった。
しかし、雪の状態によっていろいろなワカンでの歩き方を学ぶことができた研修山行であった。
山遊人

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大パノラマに感嘆!:入笠山
2017/02/17(Fri)
2月16日(木)

諏訪:入笠山(1995.4m)

登山教室の生徒さんたちと、南アルプス前衛の入笠山へ山行する。
今日はワカンやスノーシューで歩いて楽しむ計画である。
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【天気】 快晴

【コースタイム】
山頂駅(10:15)→入笠湿原(10:27)→御所平登山口(10:40)→入笠山(11:13/11:25)→仏平峠(11:42/12:05)→入笠湿原(12:42)→山頂駅(13:00)



冬型が緩みいい天気になりそうである。
14人の参加で、朝7時前に名古屋出発し、中央道を走り、諏訪南ICを出る。
R20を少し走り、富士見パノラマスキー場へ午前9時半前に着く。
現地は素晴らしい晴天で、平日にもかからわらずスキーヤーも結構来ている。
準備を整え、ゴンドラ駅へ向かう。
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ゴンドラに乗り、山頂駅に午前10時前に着く。
入笠山までの道はトレースがついており、ツボ足でも歩けるが、せっかく持ってきたので最初からワカン、スノーシューをつける。
10:15、入笠湿原への道を歩き始める。
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広い入笠湿原へ向けて雪原を下っていく。
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林道まで登り返し、マナスル山荘の前から入笠山への登山道を登る。
出発して1時間ほどで、11:13、入笠山山頂へ着く。
山頂からは、さえぎるもののない360度の大パノラマが広がる。
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(南アルプス鳳凰三山の向こうに頭を出す富士山)

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(南アルプス:甲斐駒ケ岳と千丈ヶ岳、真ん中に少し頭が見えるのは間ノ岳)

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(八ヶ岳連峰)

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(中央アルプス)

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(御嶽山)

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(乗鞍岳と笠ヶ岳)

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(穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳)

参加者全員で記念撮影をする。
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いつまでも見飽きない眺めを惜しみながら、大河原湿原方面へと下る。
この辺りはどこを歩いてもいいので、皆思い思いのコースをとり、雪と戯れながら下る。
11:42、仏平峠で林道に出て、ここで昼食タイムを取る。
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昼食後、カラマツ林の林道をリフト乗り場へ引き返す。
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途中山荘の方が燃料を手押し車に乗せて運んでみえ、ついてきた犬が後先になりながらついてくる。
林道途中の展望地からは八ヶ岳連峰がよく見える。
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入笠湿原に出て、雪で隠れた木道の上を歩き、北側を巻く道を帰る。
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午後1時前にゴンドラ山頂駅に着く。
下りのゴンドラに乗って下山し、午後2時前に車に戻り帰途に就く。

帰りに、諏訪湖北岸にある千人風呂と名付けられた片倉館の温泉に立ち寄る。
片倉館は、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)に竣工されたという歴史ある建物である。
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湯舟は大理石で出来ており、底には玉石が敷き詰められ、深さが1,1mほどもあり、立って入るようになっている。
一度に何十人も入ることが出来るほどの大きさである。
かつて諏訪の織物工場で働く女工さんたちを一度にたくさん入れるためにこのような造りにしたという悲しい言い伝えが残る。

入浴後、中央道を走り、午後6時半前に名古屋へ帰る。



今日の山行は、入笠山でワカンやスノーシューで楽しもうと企画した山行であった。
これ以上はないぐらいの素晴らしい晴天に恵まれ、登りついた入笠山山頂からの大パノラマには参加された皆さん興奮気味であった。
雪の山の楽しさを体感出来た山行であった。
山遊人

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湖北の里山でワカン歩行:賤ヶ岳~山本山
2017/02/09(Thu)
2月8日(水)

湖北:賤ヶ岳(421m~山本山(324m)

登山教室で、滋賀県の琵琶湖北にある賤ヶ岳~山本山へ山行する。
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【天気】 曇りのち晴れ

【コースタイム】
賤ヶ岳駐車場(8:20)~賤ヶ岳(9:35/9:45)~丸山(10:48/10:53)~磯野山(11:30/11:55)(昼食)~山本山(13:35/13:45)~宇賀神社登山口(14:10)



受講生等15名、指導員4名、計19名で、午前6時半過ぎ、マイクロバスで出発する。
北陸道木之本ICを出て、R8を少し走り、賤ヶ岳の駐車場へ午前8時ごろに着く。
昨日降った雪が少し残っている。
チラチラと雪が舞う曇りがちの天気である。
準備を整え、8:20、登り始める。
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すぐにリフト乗り場に出て、獣除けの柵を開けて登っていく。
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リフトの下に沿ってジグザグにつけられた道を登っていく。
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1時間ほどで、賤ヶ岳への稜線に出て、ここでワカンを装着する。
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賤ヶ岳山頂まで30cmぐらいの雪の道を登る。
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9:35、誰もいない賤ヶ岳山頂に着く。
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眼下には、余呉湖が墨絵のような静寂な景色の中に佇んでいるのが見下ろせる。
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南にはこれから辿る山本山までの稜線が見えている。
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山頂で、全員で記念撮影をする。
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休憩後、山頂を後に山本山を目指して歩き始める。
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ワカンを着けたまま約1時間歩き、途中の湖北丸山を通過する。
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11:30、湖北丸山から30分ほど歩いて磯野山に着き、昼食タイムをとる。
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ここでワカンをはずし、11:55、さらに南下し、山本山を目指す。
まだまだ山本山までは距離がありそうである。
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途中「古保利古墳群」を通過する。
この古墳群は、3世紀から7世紀にかけて築かれ、現在判明しているものだけでも132基と非常に大規模な古墳群である。
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山本山直下の急坂を登り、13:35、山本山山頂へ着く。
この頃より天気も回復し始める。
竹生島を浮かべ冬の日に鈍く光る琵琶湖の景色を背に全員で記念撮影をする。
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景色を堪能した後下山にかかる。
30分ほど急坂を下り、午後2時過ぎ宇賀神社へ下る。
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帰りに、近くの姉川温泉で身体を温めた後、高速を走り、午後5時ごろ名古屋へ帰る。



今日の山行は、湖北の里山でワカン歩行を楽しもうと計画した。
前日降った雪が少し積り、賤ヶ岳山頂から磯野山までは何とかワカンを着けて歩くことが出来た。
今年は時々大雪が降るので、もう少し冬の山を楽しめそうである。
山遊人

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ワカンをはいて尾根歩き:藤原岳
2017/02/05(Sun)
2月4日(土)

藤原岳(天狗岩)(1171m)

支部山行で、鈴鹿の藤原岳(天狗岩)へ山行する。
今日は藤原岳へ、鉄塔尾根(木和田尾)から登る予定である。
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【天気】 快晴

【コースタイム】
簡易駐車場(8:00)→山口登山口(8:15)→子向井山(9:46)→白瀬峠道分岐(10:45/10:55)→頭陀ヶ平(11:55/12:00)→天狗岩(12:40/13:05)→藤原山荘(13:32/13:40)→八合目(14:05)→堰堤(15:32)→聖宝寺(15:40)→簡易駐車場(16:12)



立春も過ぎ、春が待ち遠しい季節である。
今日は、高気圧が移動性になって張り出し、いい天気になりそうである。
6:45、7名の参加を得て、レンタカーに乗り出発する。
東名阪道桑名ICを出て、藤原町のR306沿いの簡易駐車場へ午前7時前に着く。
準備をして、8:00、登山口に向けて国道を歩き始める。
15分ほどで冷川谷の登山口に着く。
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暗い杉林の中の谷に沿った道を登っていく。
登るにつれ雪が出てくるが、アイゼンを履くほどではない。
歩き始めて1時間ほどで谷から尾根に上がる。
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積雪のため夏道が隠されており、どこでも歩けるので登りやすいところから鉄塔尾根へ上がる。
尾根道を歩き、9:46、子向井山山頂で休憩する。
先行者のトレースのついた尾根を登り、最初の鉄塔下に出る。
北方には伊吹山や霊仙山が白い。
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しばらく登り、白瀬峠への分岐に出る。
ここからは先行者のトレースも消え、積雪も増すので、ワカンを装着する。
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ワカンを履いても、2,30cmは沈む雪の道をトップを交代しながら登っていく。
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さらに鉄塔を2つ越え、県境稜線直下の最後の急斜面を登り、11:55、頭陀ヶ平の三角点に着く。
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積雪のため予定より多く約4時間ほども時間がかかる。
山頂からは、遠く御嶽山や中央アルプス方面まで見通せる。
すぐ前には御池岳が立ちはだかる。
少し休んだのち、県境稜線のまだ誰も歩いていない道を天狗岩を目指し気持ちよく歩いていく。
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30分ほど歩き、12:45、数名の登山者がいる天狗岩に着く。
南には藤原岳展望丘の鋭鋒がそびえ、伊勢湾も見えている。
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ここで参加者全員で記念撮影をする。
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少し下がった雪の上で昼食タイムをとる。
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昼食後、13:05、藤原岳山荘へ向けて出発する。
小さなピークを越えて、13:32、藤原山荘へ着く。
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山荘から下山にかかり、雪の道を適当に下り、アッという間に八合目へ下山する。
八合目からは聖宝寺道を下り、谷へ出たところでワカンをはずす。
谷に沿った道を下り、堰堤を超えて林道へ出る。
聖宝寺の横から林道を下り、坂本の集落を抜けて、16:12、車を停めた簡易駐車場へ戻る。

帰りに、阿下喜温泉で身体を温めた後、名阪道を走って午後6時半ごろ名古屋へ帰る。



今日はまたとないような快晴に恵まれ、雪の鈴鹿を楽しむことが出来た山行であった。
鉄塔尾根の1000m近い登りでは、他の登山者とも会うこともなく、途中からトレースのない中快適なワカン歩きを楽しむことが出来た。
冬の鈴鹿で大人の雪遊びが出来た楽しい山行であった。
山遊人

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