鈴鹿の奥座敷の山で研修山行:イブネ・クラシ
|
2016/11/27(Sun)
|
11月26日(土)
鈴鹿山系:イブネ(1160m)・クラシ(1145m) 所属山岳会の研修山行で、鈴鹿の愛知川を渡った西にあるイブネ・クラシに山行する。 ![]() (GPS軌跡) ![]() 【天気】 快晴 【コースタイム】 朝明(6:50)→羽鳥峰峠(7:54/8:04)→ヒロ沢出合(8:45/9:00)→お金谷出合(9:20)→お金明神(9:45)→お金峠(10:00)→作ノ峰(10:32)→ワサビ峠(10:52/11:02)→ジャンダルム(11:55)→クラシ(12:10)→イブネ(12:27/12:55)→千草街道出合(13:20/13:25)→コクイ谷出合(14:10/14:15)→根の平峠(15:00/15:05)→朝明(16:05) 本来なら1泊2日でのテント山行の予定であったが、今日の夜から明日にかけて雨天の予報が出ているため、日帰り山行に変更する。 16名の参加で、各自7時前に朝明の駐車場へ集合する。 支度をして、6:50、羽鳥峰峠へ向けて歩き出す。 ![]() 1時間ほどで羽鳥峰峠へ到着する。 真っ青な青空が広がる快晴の素晴らしい晴天である。 ![]() 峠からヒロ沢を下り、8:45、愛知川に出る。 水量が少なく、飛び石伝いに対岸へ渡る。 ![]() 左岸の道を少し上流へ歩き、お金谷出合へ着く。 ![]() お金谷を登り、左手のお金明神へ行く。 ![]() 狭いお金峠に登り、ここからは稜線の道を南下する。 ![]() 小作ノ峰、作ノ峰を経て、10:52、ワサビ峠に出る。 ![]() ワサビ峠からは痩せ尾根になり、左右が切れ落ちた個所を注意して登る。 1時間弱歩き、鈴鹿のジャンダルムと言われるドーム状のピークが見えてくる。 ![]() ジャンダルムを過ぎると、やっと緩やかになり、ブナなどの明るいクラシ北尾根を行く。 ![]() 12時ごろイブネ・クラシの台地に出て、12:10、クラシ山頂に着く。 ![]() 広く気持ちのいい台地を歩き、イブネを目指す。 ![]() 12時半前、予定よりだいぶ早くイブネに着き、風もなく暖かな草原で昼食タイムをとる。 ![]() 眼前には御在所岳から鎌ヶ岳へかけての稜線がよく見えている。 左手には伊勢湾が見下せ、名古屋のビル群も薄っすらと見えている。 ![]() 休憩後全員で記念撮影をする。 ![]() 12:50、イブネ南尾根を下山にかかる。 ![]() 立ち木につかまりながら急な尾根を下山する。 ![]() 30分弱の下りで、13:20、千草街道出合へ着く。 ここから千草街道を歩き、コクイ谷出合へ出る。 新しい橋がかけられており、それを対岸へ渡り、上水晶谷を越えて、15:00、根の平峠へ登り返す。 峠から伊勢谷を下り、16:05、朝明の駐車場へ戻り解散する。 今日の山行は長時間歩行のトレーニングを兼ねた研修山行であった。 15km、正味8時間半を歩き、ちょうどいい疲れで終わることが出来た。 初冬の明るい日差しの中、イブネまではほとんど他の登山者と会うこともななく気持ちよく歩けた山行であった。 山遊人 |
![]() |
奥永源寺にたたずむ静かな山:日本コバ
|
2016/11/24(Thu)
|
11月23日(水)
鈴鹿山系:日本コバ(934.2m) 山仲間2人と、滋賀県側鈴鹿の日本コバへ山行する。 Wikipediaによれば、日本コバという珍しい山名の由来は、「日本一の木場」からきた説と、「登山途中に休憩所(コバ)を2回(2本)経ると山頂に至る」という説があるそうである。 ![]() (GPS軌跡) ![]() 【天気】 晴れ時々曇り 【コースタイム】 道の駅渓流の里(7:40)→藤川谷登山口(7:55)→岩屋(9:24)→政所道分岐(9:35)→日本コバ(10:05/10:45)→衣掛山(11:15)→大山谷道分岐(11:17)→政所登山口(12:15)→道の駅渓流の里(12:40) 朝6時半に名古屋を出て、東名阪道を走り、R421の石榑トンネルを抜け、滋賀県側の蓼畑に出来た道の駅「奥永源寺渓流の里」へ午前7時半前に着く。 ![]() ここはまだ1ヶ月前にオープンしたばかりで、廃校となった中学校を改装して作られたということである。 準備をして、国道を少し歩き、愛知川にかかる橋を渡って、10分ほどで対岸の藤川谷登山口に着く。 登山口には5,6台は停められそうな駐車場がある。 ![]() 如来堂横の登山口から階段を登って登山道へ入っていく。 ![]() 藤川谷沿いの道はよく踏まれており、緩やかに登っていく。 3、4回左岸、右岸へと渡り返しながら高度を上げていく。 途中大木のあるところで休憩する。 ![]() あたりの紅葉が美しい。 ![]() 途中2,3度谷を渡り返しながらさらに高度を上げていく。 ![]() 落葉樹の明るい林を抜けると、道は徐々に傾斜を増し、頭上に岩場が見えてくる。 ロープがかけられた急な岩場を登る。 ![]() 岩場を登りきると「奇人の窟」と名付けられた岩屋に出る。 ![]() 岩屋からは緩やかな道をしばらく歩き、政所道との分岐に出る。 ![]() 分岐を左に折れ、日本コバを目指す。 ぬかるんだ道を少し下り、藤川谷の源流部を越えてP862との鞍部へ登る。 最後の坂を登り、10:05、三等三角点の日本コバ山頂に着く。 ![]() 山頂は切り開かれており、北には霊仙山方面が見える。 ![]() 西方には木の間から琵琶湖方面が見え隠れする。 ![]() 山頂には4人連れのパーティーが休んでおり、我々も早めの昼食をとってゆっくりと休憩する。 ![]() 10:45、登ってきた道を下山にかかり、藤川谷道分岐を左にとり稜線を行くと、右手の切り開きから竜ヶ岳方面が見える。 ![]() 少し登り、11:15、衣掛山山頂に着く。 ![]() 少し先で大山谷林道への道を分け、政所への尾根道を下る。 P828を巻きながら下り、最後の急坂をジグザグに下って、12:15、政所集落に出る。 県指定自然記念物「政所茶樹」のある広場からは、眼下に秋ののどかな山村風景が広がっているのが見える。 ![]() 突き当りを右に折れ集落の中の道を行く。 ![]() 御池川右岸に沿った林道を下り、行きに通った愛知川にかかる橋を渡る。 太陽に照らされて紅葉が輝いている。 ![]() 国道を歩き、12:40、車を停めた道の駅に戻ってくる。 祝日ということもあり、すごい人出で、駐車所はほぼ満車状態である。 帰りに、阿下喜温泉で汗を流した後帰途につき、午後3時半過ぎ名古屋へ帰る。 日本コバへの山行は、大学時代以来であったが、鈴鹿の主稜線から外れている山のため、祝日にもかかわらず静かな山歩きが出来た。 山遊人 |
![]() |
初冬の尾根歩き:藤原岳(天狗岩)
|
2016/11/22(Tue)
|
11月21日(月)
鈴鹿山系:藤原岳(天狗岩)(1171m) 登山教室等の皆さん11人と、鈴鹿山系の藤原岳へ山行する。 ![]() (GPS軌跡) ![]() 【天気】 曇り 【コースタイム】 簡易駐車場(8:10)→冷川谷登山口(8:18)→鉄塔尾根上(9:25)→白瀬峠分岐(10:10)→頭陀ヶ平(10:45/10:50)→天狗岩(10:20/11:25)→藤原山荘(11:55/12:30)→八合目(13:00)→堰堤(14:03)→聖宝寺(14:15/14:25)→簡易駐車場(14:00) 前線が近づいてきており、午後からは雨が予想される。 今日の山行は。鉄塔尾根を登って頭陀ヶ平まで上がり、天狗岩を経て藤原山荘へ行く予定である。 朝7時前に集合し、2台の車に分乗して出発する。 東名阪道東員ICを出て、R306の藤原町簡易駐車場へ午前8時前に着く。 準備、ストレッチをして、8:10、登山口に向けて歩き始める。 ![]() 少し国道を歩き、左手の林道に入り、20分ほどで、白瀬峠への登山口へ着く。 ![]() 谷沿いの道を登り、谷から山腹の道に上がると、辺りは黄葉が美しい。 ![]() 白瀬峠への道標を過ぎ、9:25、鉄塔尾根の上に上がる。 ![]() 鉄塔の下を通って高度を上げていく。 鉄塔下からは北の方の眺望がよくきく。 ![]() 白瀬峠への分岐を過ぎ、最後の急坂を県境稜線へ上がり、10;45、鉄塔下の頭陀ヶ平の三角点に着く。 ![]() ガスの切れ間から西に御池岳の大地が見える。 ![]() 風が強いので防風着を着て、県境稜線を南下する。 30分ほど歩き、藤原岳最高点の天狗岩へ到着する。 ガスで周りの景色は何も見えない。 全員で記念撮影をする。 ![]() 天狗岩を下り県境稜線に戻り、さらに30分ほど南下して、11:55、藤原岳山荘に着く。 ほかには2人の登山者がいるだけの山荘の中で昼食をとる。 ![]() 12:30、山荘を出発し、下山にかかる。 八合目を経て、聖宝寺道を下る。 急な道を下り、谷沿いの道から堰堤を越えて、14:15、聖宝寺駐車場へ着く。 ちょうどもみじ祭りをやっており、駐車場はいっぱいである。 聖宝寺から林道を下り、坂本の集落を通って、14:00、車を停めた簡易駐車場へ戻る。 帰りに阿下喜温泉で身体を温めた後、名阪道を走り、午後5時ごろ名古屋へ帰る。 今日は、降雨を心配しながらの山行であったが、幸い下りてくるまでは何とか雨に降られずに済んだ。 途中の山腹では最後のきれいな黄葉も見られた。 天狗岩まではほとんど他の登山者とも会わず我々だけの静かな山行が楽しめた。 山遊人 |
![]() |
ブログ御高覧感謝!!!
|
2016/11/19(Sat)
|
11月19日(土)
ブログカウンターが20万になりました 皆様のご高覧のおかげで、昨夜ブログのカウンターが20万を超えました。 2007年4月から自分の山行の備忘録として始めましたが、早いもので今年で10年目になりました。 とても人様にお見せするようなものではないのですが、時々見ていただいた方から「元気でやっているな!頑張って続けろ!」とか「山の記録が参考になる!」とか励ましのお言葉を頂戴いたします。 「継続は力なり」といいます。 いつまで続けられるかわかりませんが、自分の元気な証として今後とも続けて書いていきたいと思います。 読んでいただいた皆様からのコメント、拍手が励みになります。 今後ともご高覧よろしくお願いいたします。 山遊人
|
![]() |
晩秋の気配漂う滋賀県側の鈴鹿の山:天狗堂
|
2016/11/18(Fri)
|
11月17日(木)
鈴鹿山系:天狗堂(988m)・サンヤリ(958.1m) 山仲間2人と、滋賀県東近江市御池川西にある天狗堂とサンヤリに山行する。 天狗堂は東近江市が選定した「鈴鹿10座」の一つである。 (※「鈴鹿10座」とは、同市から登れる鈴鹿の山の中で御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、イブネ、銚子ヶ口、日本コバ、天狗堂の10座である。) 天狗堂は1000m足らずの山だが、御池岳や藤原岳から見ると、ピラミダルな姿が美しい山である。 ![]() (GPS軌跡) ![]() 【天気】 晴れのち曇り 【コースタイム】 小又谷出合駐車場(8:10)→岩尾谷登山口(8:28)→大岩(8:45)→尾根上(9:05)→天狗堂(9:50/10:05)→サンヤリ(10:40/11:05)→東尾根分岐(12:00)→P865(13:06/13:10)→御池川(14:13)→林道(14:26)→小又谷出合駐車場(15:10) 朝6時半過ぎに名古屋を出発し、東名阪道を走り、新しくできた東員ICを出る。 宇賀溪口からR421の石榑トンネルを抜け、杠葉尾から政所、君ヶ畑を通り御池川林道を走る。 午前8時前、小又谷出合の駐車場へ着く。 準備をして、8:10、御池林道を少し戻り、天狗堂登山口へ行く。 あたりの紅葉が美しい。 ![]() 20分ほど歩き、岩尾谷の登山口に着く。 踏み跡の薄くつく谷に沿った道を登る。 20分ほどで大岩が現れる。 ![]() 大岩から左手の尾根へ向けて急坂をジグザグを切って登っていく。 9:05、尾根上に出る。 ![]() さらに尾根道の直登気味の急坂が続く。 やや傾斜がゆるくなると右手の木の間から御池岳など見えてくる。 ![]() さらに岩の間の道を登り、9:50、天狗堂山頂に着く。 ![]() 2,3分先にある展望岩に登ると、御池岳や藤原岳が目に飛び込んでくる。 ![]() 天狗堂から少し下り、サンヤリを目指す。 ![]() 途中のコルに新しい道標が立てられている。 ![]() 小さなピークを越えて30分ほど歩き、10:40、二等三角点のサンヤリ山頂に着く。 ![]() 山頂で少し早めの昼食を食べる。 昼食後さらに先へ歩き始めるも、下る尾根を間違え少し引き返す。 地形図とコンパスで確認後正しい尾根に戻り少し先の北のピークを目指す。 途中には木の幹にナメコがびっしりとついている。 ![]() 900mほどのピークから右へ曲がり、東へ出ている尾根を下る。 薄い踏み跡をたどり、P865へ出る。 開けた視界からは御池岳のボタンブチ方面がすぐ目の前に見える。 ![]() 計画ではここから音羽谷への尾根を下る予定でいたが、地形図を見ると南東へ伸びている尾根を真っすぐ下り、御池川へ出られそうである。 そちらの尾根を下りだすも、最初のうちは薄く踏み跡がついていたが、途中からアセビやシャクナゲのブッシュがひどくなる。 ![]() ブッシュをかき分け苦労して250mほどの急坂を下る。 落ち葉の積もった最後の斜面を下り、14:13、御池川に降り立つ。 ![]() 徒渉して対岸へ渡り、急坂を登り林道へ出る。 紅葉がきれいな林道をのんびりと下る。 ![]() 45分ほど下り、15:10、車を停めた駐車場へ戻る。 いつも立ち寄る「阿下喜温泉」が定休日なので、桑名IC手前の星川温泉「ほしの湯」で身体を温め帰途につく。 東名阪道を走り、午後6時前名古屋へ帰る。 今日は以前から登ってみたいと思っていた「天狗堂」へやっと登ることが出来た。 岩尾谷からの道は、傾斜はきついがしっかりと踏み跡も付いており、2時間足らずで登ることが出来た。 その先のサンヤリまでの稜線もかなり歩かれているようである。 しかし、下りにとった尾根は、地図とコンパスを頼りのバリエーションルートであった。 鈴鹿にはまだまだこの様な面白そうなルートがたくさんある。 今後も情報を仕入れていろいろと歩いてみたいものである。 一人の登山者とも会うこともなく、山歩きの醍醐味を味わえたいい山行であった。 山遊人 |
![]() |