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秋空に広がる大展望:高賀山
2016/10/31(Mon)
10月30日(日)

美濃:高賀山(1224.2m)

山仲間4人と一緒に、美濃の関市にある高賀山へ山行する。
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【天気】 快晴

【コースタイム】
高賀の森駐車場(8:00)→あずま屋(8:23)→不動の岩屋(9:00)→御坂峠(9:28/9:33)→高賀山(9:58/10:40)→御坂峠(10:57)→峰稚児神社(11:05)→御坂峠(11:14)→不動の岩屋(11:32)→あずま屋(12:00)→高賀の森駐車場(12:14)



朝6時半に集合し、東海北陸道を走る。
東海環状道関広見ICを出て、武儀川に沿って走り、途中右折れして板取川沿いにR256を北上する。
洞戸で右折れし、橋を渡って高賀神社を目指す。
15分ほどで立派な鳥居の立つ高賀神社に着く。
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神社前には荒削りの木彫り仏像彫刻で知られる円空の記念館がある。
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神社からさらに林道を上がり、午前8時前、30台ほどは停められそうな高賀の森の駐車場に着く。
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支度をして、8:00、沢に沿ってまっすぐに伸びている広い登山道を登り始める。
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高賀山は昔からの信仰の山でもあり、広い歩きやすい道である。
20分ほど登ると林道に出て、右へ少し行くとあずま屋がある。
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水垢離場をすぎると徐々に道は登り始め、七曲と名付けられた坂をジグザグに登っていく。
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沢を渡り、落葉樹の中を急登する。
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出発して1時間、10:00、「不動の岩屋」という大きな岩の下に不動明王が祀ってある大岩の横を通る。
沢に沿った石のゴロゴロした道を登り、9:28、稜線上の御坂峠に着く。
すぐ下には林道が走っており少し興ざめである。
峠からは北に御岳山が望まれる。
晴れていれば遠く北アルプスの剣岳も望まれるそうである。
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一服後、左に折れて周囲の木々が所々色づく快適な尾根道を登る。
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30分近く登り、9:58、一等三角点の高賀山山頂に着く。
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ほかに2人連れの登山者がいるだけである。
遮るもののない山頂からは360度の大展望が広がる。
北には御岳山、乗鞍岳、穂高連峰が一望できる。
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北西には白山連峰もくっきりと見える。
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南西に目を移せば、伊吹山から鈴鹿方面も遠望できる。
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山頂のベンチで早めの昼食を食べてゆっくりする。
40分ほど休んでいると、次々に登山者が登ってくる。
10:40、混みだした山頂を後に下山にかかる。
御坂峠まで下り、東に15分ほど登った「峰稚児神社」へ立ち寄る。
展望のない樹林の中の岩の上に祠が建っている。
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御坂峠へ戻り、登ってきた道を下山する。
途中続々と登ってくる登山者に出会う。
今頃は、せまい山頂はさぞかし登山者でいっぱいであろう。
峠から1時間ほどで、12:04、登山口に下山する。
帰りに少し先の根道神社境内にある今話題となっている「モネの池」へ立ち寄る。
神社前の駐車場は観光バスなどが停まり満杯状態で、少し手前にある空き地の駐車場へ停める。
田圃の中の畦道を少し歩いて池へ行く。
池の周りは訪れた人で一杯である。
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睡蓮の花は少ないが、錦鯉などが時々葉っぱの陰から姿を見せる。
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車に戻り、少し奥へ走った「板取川温泉バーデェハウス」で汗を流す。

帰りは板取川沿いに走り、美濃ICから東海北陸道に乗り、午後4時半ごろ名古屋へ帰る。



高賀山は昔からの信仰の山であり、一等三角点の山としても人気があるため、道は整備されて登りやすかった。
山頂からはアルプスや白山などが見渡せ、一級の展望を得ることができた山行であった。

山遊人

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旧東海道を歩く:薩埵峠
2016/10/30(Sun)
10月29日(土) (天候:曇り)

静岡県:興津駅~薩埵(さった)峠~由比駅


大学時代の友人11人と、東海自然歩道の旧東海道を歩く。
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数年に一度の集まりで、今年は広重の浮世絵「東海道五十三次」の「由比」図で有名な薩埵峠の旧東海道ハイキングが開催された。
朝8時に名古屋近辺在住の8人を乗せレンタカーで出発する。
名古屋では絶好の秋日和であったが、途中掛川を過ぎたあたりから曇り空となり、静岡を過ぎるころには雨も降りだすあいにくの天気である。
午前11時前JR興津駅前の駐車場へ駐車し、JRで来る関西、関東在住の仲間3人を待つ。
現地は曇り空だが雨は降っていない。
今回は、列車で到着した3人を合わせて11人の参加である。
数年ぶりに顔を合わせた懐かしい顔もある。
11時過ぎ、駅前から旧東海道を薩埵峠を目指して歩き始める。
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興津川を渡り、住宅街を抜け、旧東海道の山道を行く。
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少し登ると休憩所のある薩埵峠への入り口へ着く。
ここから墓地を抜けて山道へ入っていく。
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少し山道を登ると、右手に海が見え出し、駿河湾の向こうには伊豆半島も見えてくる。
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約1時間ほど歩き、12時過ぎ薩埵峠へ着く。
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残念ながら富士山は雄姿を現さず、左の裾野のあたりがかすかに見える程度である。
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広重の浮世絵で有名な風景は見ることができない。
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峠の展望台で昼食を食べた後参加者全員で記念撮影。
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両側にビワやミカンの木がたくさん植えてある道を下り一里塚跡に出る。
興津宿と由比宿の中間にある、間の宿(あいのしゅく)「倉沢」の「望嶽亭」を見学する。
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現在の当主の奥様が非常に熱心に説明をしてくださる。
望嶽亭は、明治維新、幕臣山岡鉄舟が官軍に追われた際にここに逃げ込み匿ったという逸話がある。
アワビやサザエ料理で有名で、広重の浮世絵にも描かれている。
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亭を出て旧東海道を少し歩き、午後2時過ぎ由比駅に着く。
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少し先の由比漁港まで行き、由比の名産品「桜エビ」を各々お土産に買い求める。
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由比駅に戻り、午後3時過ぎのJRで興津駅に戻り、電車で来た仲間と別れる。
レンタカーで新東名を走り、午後6時過ぎ名古屋へ戻る。



のんびりと旧東海道を歩き、久しぶりに会った懐かし仲間と旧交を温めることができた一日であった。
山遊人

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ブナ林続く歴史古道を登る:百里ヶ岳
2016/10/25(Tue)
10月24日(月)

高島トレイル:百里ヶ岳(931.4m)

登山教室の皆さんと、滋賀・福井県境の高島トレイルにある百里ヶ岳へ山行する。
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【天気】 晴れ

【コースタイム】
鯖街道登山口(9:00)~林道出合(9:42)~根来坂峠(10:46)~百里ヶ岳(11:40/12:10)~木地山峠(12:50)~上根来登山口(13:45)(鯖街道登山口まで車回収)



やっと秋らしい冷え込みが戻り、ブナの紅葉を期待しながらの山行である。
朝6時半前に集合し、名神、北陸、舞鶴若狭道を走り、小浜ICを出る。
3月2日に中宮寺、鵜の瀬で「お水送り」の神事が行われる遠敷川(おにゅうがわ)に沿って走る。
この道は、かつて若狭から京都へ主に魚介類を運ぶためににぎわった古道「鯖街道」の一部である。
上根来(かみねごり)の集落から畜産団地跡を過ぎ、鯖街道入口駐車場に駐車する。
(車1台を上根来下山口に回しておく)
準備をして、鯖街道の看板のところから杉林の暗い道を登りだす。
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しばらく登りるとブナなどの落葉樹の森となる。
かつての街道のため、勾配のきついところはジグザグに道がつけられており歩きやすい。
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いったん林道に出て、再び尾根の上の道を登っていく。
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途中にはリンドウの花が咲いている。
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途中のピークを越えると、「池の地蔵」が祀られた古井戸の横を通過する。
かつての旅人は、ここの井戸で水を汲み、のどの渇きを潤したのだろうか?
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山腹を巻くようにつけられた道は落ち葉が降り敷き歩いていてもフワフワとして気持ちがいい。
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2時間弱かかり、10:46、小さなお堂が立っている根来坂峠へ出る。
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峠からは百里ヶ岳が木の間から望まれる。
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峠からは朽木小入谷(くつきおにゅうだに)へと下る鯖街道と別れ、左に折れて百里ヶ岳へと続く尾根道を行く。
途中右手に百里新道からの道を合わせて登っていくと、右側の展望が開け、琵琶湖の向こうに伊吹山が望まれる。
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百里ヶ岳山頂直下のブナ林の急坂を登る。
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11:40、一等三角点の立つ開けた広い山頂の、高島トレイルでは第2位の高峰百里ヶ岳に着く。
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15人ほどの先着パーティーが憩っている。
我々も陽だまりの山頂でゆっくりと昼食をとる。
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山頂からは若狭方面の海が望まれる。
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出発前全員で記念撮影をする。
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12時過ぎ木地山峠への道を下山にかかる。
美しいブナ林の尾根を快適に下る。
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13:45、ここにもお堂のある木地山峠へ下る。
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峠から左に折れ、谷筋へ下って再び尾根へ登り返す。
最後は谷道を下り、対岸に渡って林道へ出る。
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林道を下り、13:45、上根来登山口に到着する。
登山口には新しく建ったらしいきれいな休憩所がある。
ここにはトイレや少し離れたところには駐車場も設置されている。
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鯖街道登山口に停めた車を回収し、来た道を戻る。
途中の小浜港にある「御食国若狭おばま濱の湯」で汗を流し、高速を走って、午後6時前名古屋へ帰る。



今日は朝方は寒いほどの冷え込みであった。
古道鯖街道を辿って登る百里ヶ岳は、素晴らしいブナ林が続くゆったりとしたたおやかの山であった。
紅葉にはまだ少し早かったが、ブナなどの枯葉を踏みしめながらの歩みは体に心地よかった。
一等三角点の開けた山頂からの眺めも素晴らしく、魅力いっぱいの百里ヶ岳であった。
山遊人

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秋空澄み渡る:糸瀬山
2016/10/21(Fri)
10月20日(木)

中央アルプス前衛:糸瀬山(1866.9m)

登山教室関係の皆さん3人と、木曽谷の糸瀬山へ山行する。
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【天気】 快晴

【コースタイム】
登山口(8:30)→松原よこて(9:10)→丸屋の鳥屋(9:38)→山居の鳥屋(10:22)→青ナギ(11:25)→糸瀬山(11:35/12:20)→山居の鳥屋(12:58)→丸屋の鳥屋(13:18)→登山口(13:58)



高気圧に覆われて好天が期待できそうである。
朝6時半に集合し、中央道中津川ICを出てR19を走る。
須原の町を越え、中央線脇の右手の糸瀬山への案内看板に従ってガードをくぐる。
林道を20分ほど登り、しょうぶ平の登山口に午前8時半前に着く。
10台ほど停められそうな駐車場が少し手前にあるが、登山口前の林道脇の広くなったところに停める。
8:30、準備をして登山口の階段を登り植林された檜林を登り始める。
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少しジグザグに登り尾根上に出て、左に曲がり水平につけられた山腹道を巻いていく。
少し登って、9:10、P1091下の「松原よこて」というところで休憩する。
落葉樹の尾根を行き、胸突き八丁と書かれた急坂を登る。
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9:38、炭焼き窯跡のある「丸屋の鳥屋」に出る。
鳥屋とは、ツグミなどの鳥を捕まえる際、罠を仕掛けて待つための小屋があったところらしい。
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このあたりの木々は少し色づき始めている。
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丸屋の鳥屋を過ぎ、まむし坂と書かれた急坂をあえぎながら登る。
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途中、木の間から西方に御岳山がちらちらと見え隠れする。
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10:22、やっと少し傾斜の緩くなった「山居の鳥屋」を通過する。
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白樺林が現れ、ササの中の道を登っていく。
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山居の鳥屋から1時間ほどで右手が大きく切れ落ちた青ナギの崩壊地に着く。
そこからは中央アルプス南部の空木岳から超百山方面が秋空にくっきりと浮かんで見える。
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青ナギから10分ほど登り、11:35、樹林の中の糸瀬山山頂に着く。
糸瀬山の山頂には二等三角点があるが、大きな岩の上に埋められた珍しいものである。
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三角点から少し先の「のろし岩」に行く。
10m近くはあろうかという巨大なのろし岩には梯子がかけられている。
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傾いた梯子を登り、その上のタイヤチェーンに足をかけて上に登ると中央アルプスが見える。
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さらにその先の岩の上まで鎖がかけられているが危険なので途中までとする。
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我々だけしかいない岩の下で昼食を食べる。
12:20、登ってきた道を下山にかかる。
青ナギから下をみると越百山への登山口となる伊奈川ダムの青い湖水が見える。
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午後の光を受けて周囲の木々の紅葉が一段ときれいである。
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急坂をぐんぐんと下っていくと、登りには気が付かなかったが、路肩には咲き残りのかわいらしいリンドウが咲いている。
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1時間40分ほどで下り、午後2時前に登山口に降立つ。

帰りに、R19沿いの「フォレスパ木曽阿寺荘」で汗を流し、中央道を走り、午後5時に帰名する。



今日の山行は、素晴らしい秋晴れに恵まれ、深まりゆく木曽路の秋の山を楽しむことが出来た。
1000m近くを直登し、山頂近くの青ナギから東に見える中央アルプスの雄姿は素晴らしかった。
今年はいつまでも暑さが残りどこも紅葉が遅いが、1500m付近の木々が色づき始めており、秋を感じさせる山行であった。
途中他に一人の登山者と出会うこともなく、我々4人だけで独り占めできた秋の糸瀬山の静かな山行であった。
山遊人

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味わい深い山:湧谷山
2016/10/17(Mon)
10月16日(日)

奥美濃:湧谷山(1079.6m)

山仲間2人と、奥美濃の揖斐川町坂内にある湧谷山へ山行する。
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【天気】 晴れ

【コースタイム】
遊らんど駐車場(7:45)→ゲレンデトップ(8:15)→丁子山(9:50)→湧谷山(10:15/10:43)→丁子山(11:00)→駐車場(12:15)



昨日に引き続きいい天気が予想される。
朝6時に名古屋を出発し、揖斐川沿いのR303を走り、坂内にある「やしゃがいけの里」の道の駅で右折れし、5分ほどで旧遊らんど坂内スキー場の駐車場へ午前7時半ごろに着く。
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準備をし、橋を渡って今は閉鎖されている遊らんど坂内スキー場ゲレンデ下部へ出る。
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登山道の取り付き口がよくわからず、ゲレンデの中を朝露で濡れたススキをかき分け登る。
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上に行くにつれススキのブッシュがひどく、ズボンがぐしょ濡れである。
途中登れるのか心配になるほどである。
以前登った人の情報から左手の尾根に登山道が付いていると判断し、そちらへ遮二無二登る。
30分ほどで何とか尾根に上がると、そちらに登山道が付いている。
所々ピンクのテープも付いており、それに導かれながらスギ林の中を登る。
1時間ほどジグザグを切って急坂を登るとやや傾斜がゆるくなりあたりはブナ林に変ってくる。
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9:50、出発して2時間ほどでササをかき分け何の標識もない少し切り開かれた丁子山山頂に着く。
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北に尾根道をいったん下ると、右手に黒津山?方面が木の間から見える。
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ササのトンネルをかき分け再び登り返す。
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丁子山から25分、10:15、三等三角点のある湧谷山山頂に着く。
少し切り開かれているだけで眺望は全くきかない。
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風もなく温かい山頂で昼食を食べる。
30分ほど居り、10:43、登ってきた道を下山にかかる。
誰とも会わないと思っていたが、途中で中年の単独行の方が登って見えるのと出会う。
何度も登られてみえる地元の方のようである。
1時間ちょっとで、登りで這い上がった所に着くと、さらに下に踏み跡が続いている。
尾根に沿って踏み跡とテープを頼りに下り、最後に左のスキー場下部へ出る。
振り仰ぐとポールの先にピンクのテープが付いており、これを頼りに登れば道が分かったようである。
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やっと緊張も解け、逆光に輝くススキの原をのんびりと下る。
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12:15、無事駐車場へ戻る。

途中の「藤橋の湯」で汗を流した後帰途につき、午後3時過ぎ名古屋へ帰る。



ほとんど登山道のない奥美濃の山の中では、湧谷山は薄いながらも登山道が付けられて夏場でも登れる山である。
しかし、登山口などの案内標識などはまったくなく、スキー場ゲレンデの中の道も判然としていない。
尾根に出てからは踏み跡はあるが、山頂近くはササのヤブが生い茂り、それをかき分けて登る必要がある。
狭い山頂は、周囲の展望もきかなく気軽に出かけられる山ではない。
残雪期に登ったらまた違った雰囲気が味わえるかもしれない。
しかし、700m以上に広がるブナの林が美しく、他の登山者とも会うことが少ない静かで味わいのある山であった。
山遊人

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