9月28日(水)天子山塊:長者ヶ岳(1335.7m)・天子ヶ岳(1330m)登山教室受講生の皆さん13人と、静岡県富士山西山麓の天子山塊にある長者ヶ岳と天子ヶ岳に山行する。

【天気】 曇りのち雨
【コースタイム】田貫湖キャンプ場駐車場(9:45)→登山口(9:55)→休暇村分岐(10:45/10:50)→ベンチ(11:30)→長者ヶ岳(11:55/12:20)→天子ヶ岳(13:05/13:10)→天子ヶ岳登山口(14:37)→駐車場(14:50)
今年は9月に入ってからも異常に雨の日が続きなかなか山行が出来ない。
登山教室の皆さんも、楽しみにしていた仙丈ケ岳山行が台風接近で中止になってしまい、イライラがたまっている。
そんな中、秋雨前線が南下し、天気は下り坂であったが、東の方はやや崩れるのが遅くなるのではと予測して出かける。
朝6時半前に集合し、10人乗りレンタカーと車一台に分乗して新東名を走る。
途中の山中を通過するころには雨が降りだす。
しかし、東の方は薄曇りの天気で、新富士ICを出た富士宮市街からは東に富士山が傘雲を被って見えている。

白糸の滝を通り、田貫湖南岸のキャンプ場駐車場へ午前9時過ぎに着く。
天子ヶ岳からの下山口へ車を1台回しておく。
9:45、準備を整え、休暇村富士の横の林道を登り始める。

台湾付近に上陸した台風が運んできた湿った空気のためか異常に蒸し暑く汗が噴き出てくる。
15分ほどで林道終点の登山口へ着き、杉林の中の登山道に入る。

50分ほどジグザグに登り、10:45、東海自然歩道となっている稜線に着き休憩する。

左に折れ、ガスが立ち込め幻想的な杉林の中の稜線の道を高度を上げていく。

分岐から1時間ほどかかり、11:55、長者ヶ岳山頂に着く。
残念ながらガスがかかり山頂からの眺望はまったくない。
晴れていれば富士山と眼下に田貫湖がよく見えるのだが・・・・
我々だけしかいない山頂のベンチに座り昼食を食べる。

出発前全員で記念撮影をする。

12:20、天子ヶ岳を目指してガスの中の道を南下する。

いったん100m以上下り、再び同じだけ登り返し、13:05、南北に広い天子ヶ岳の山頂に着く。

山頂広場にはヨウラクツツジの大木がある。

少し下りた展望台からも眺望はきかないので、すぐに下山にかかる。
かなり急な道を滑らないように注意しながら下る。
途中雨が少し降り出し始めも雨具を着るほどではない。
ガスが立ち込めあたりは夕方のように暗く、少し先を行く仲間を見失いそうである。
1時間半ほど下り、天子ヶ岳登山口の林道へ出る。
登山口から10分ほど歩いて車を止めておいた広場に出る。
車に乗り込み駐車場まで戻り、休暇村の日帰り温泉に入る予定でいたが、すでに終了している。
仕方がないので、帰りの道沿いにある富士宮の「華の湯」に行く。
温泉で汗を流したのち、新東名を走って帰路につく。
途中浜松サービスエリアで名物の餃子を食べたのち、雨が激しくなる中を走り、午後8時半ごろ名古屋へ帰り解散する。
今日は下り坂の天気で、富士山の姿は拝むことが出来ないだろうと思って出かけたが、何とか行き帰りの車の中からは見ることができた。
雨の降り出しも遅く、登山中はほとんど降られることもなかった。
山頂からの富士山を拝むことはできなかったが、大勢の参加で楽しい山行ができた一日であった。
山遊人