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晩夏の硫黄岳
2016/08/20(Sat)
8月19日(金)

八ヶ岳連峰:硫黄岳(2760m)

山仲間2人と、八ヶ岳の硫黄岳へ山行する。
今回は初めて夏沢鉱泉からのコースで登る。
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【天気】 曇り一時雨

【コースタイム】
桜平駐車場(7:50)→夏沢鉱泉(8:30/8:40)→オーレン小屋(9:23/9:30)→夏沢峠(10:00/10:05)→硫黄岳(11:00/11:30)→オーレン小屋(12:20)→夏沢鉱泉(12:5013:00)→桜平駐車場(13:30)



朝4時半に集合し、中央道を走り、諏訪ICを出る。
茅野市から唐沢鉱泉への道を走り、途中から右の桜平への林道を入る。
未舗装の林道を30分ほど走り、7時半過ぎ桜平の駐車場へ着く。
途中にもいくつか停められるところがある。
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一番奥の10台ほどは入りそうな駐車場へ停め、細かい雨が降り出したので、ズボンだけ雨具を着て、7:50、出発する。
少し戻ってゲートを抜けて林道を行く。
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少し入った所には簡易のトイレも設置されている。
30分ほど林道を歩いて、8:30、夏沢鉱泉に着く。
太陽光や風力発電などが設置されており、新しいきれいな建物である。
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ここからは、しばらくで林道を離れ谷に沿った道を徐々に登って行く。
45分ぐらいでオーレン小屋に着く。
この小屋も割合新しい建物である。
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小屋から20分ほど緩やかに登り、10:00、夏沢峠に着く。
ヒュッテ夏沢は閉まっている。
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ガスがかかり周囲は何も見えない。
主稜線の道を南へ硫黄岳を目指す。
森林限界を抜け、ジグザグに岩稜の道を登る。
約1時間登り、11:00、大きなケルンの立つ硫黄岳山頂に着く。
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ガスの中いくつかのパーティーが休んでいる。
避難小屋の前で昼食を食べて休憩する。
11:30、赤岳鉱泉への道を下山にかかる。
途中赤岩の頭手前で右に折れ、オーレン小屋への道を下る。
ダケカンバの林を抜け、針葉樹の道を下り、12:20、オーレン小屋へ下る。
夏休みのためか多くの家族連れのパーティーが登ってくる。
ここのテント場には多くのテントが張られている。
30ほどで夏沢鉱泉に下りる。
この小屋は日帰り入浴もやっているということである。
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更に30分ほど歩き、13:30、桜平の駐車場へ戻る。
登山靴を脱ぎ、車に乗り込むころから雨が降り出す。

帰りに茅野市の「縄文の湯」で汗を流し、中央道を走って帰名する。



1週間ほど前にひどい夏風邪をひき、今回は体慣らしを兼ねた山行であった。
夏沢鉱泉からの硫黄岳は初めてのコースであったが、そんなにきつい所もなく、日帰りで八ヶ岳を楽しむには手ごろのコースであった。
歩いている内は心配された雨にもほとんど遭うこともなく、暑い名古屋を避けて涼しい一日を過ごすことが出来た山行であった。
山遊人

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教室トレーニング山行:大日ヶ岳
2016/08/13(Sat)
8月10日(水)

奥美濃:大日ヶ岳(1709m)

登山教室の現地学習で、奥美濃の大日ヶ岳へ山行する。
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【天気】 晴れ

【コースタイム】
檜峠(9:00)~登山口(10:15)~水後山(10:50)~鎌ヶ峰(11:35)~大日ヶ岳(12:30/13:00)~いっぷく平(14:05)~ひるがの登山口(15:15)



6:50、受講生等14名、指導員4名の参加を得て、バスで名古屋を出発する。
東海北陸道の白鳥ICを出て、石徹白への道を走り、8:40、檜峠に着く。
素晴らしい晴天で暑そうである。
峠の駐車場にバスを停め、ストレッチをして準備をする。
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大日ヶ岳への登山口から桧林の中をしばらく登っていく。
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15分ほどでウィングヒルズスキー場のゴンドラの下のゲレンデを登り出す。
草付きの急なまっすぐの斜面であるが、風が少しあり思ったよりは暑くない。
出発して1時間ほどでゴンドラ上部の駅下に着く。
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振り返れば、南に白鳥高原スキー場の向こうに毘沙門岳方面が見えている。
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少し休んだ後、登山口の標識からブナなどの林の中を尾根に沿って登り出す。
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登山口から1時間ほどで展望のない水後山山頂に着く。
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樹林帯を抜けて鎌ヶ峰への急坂を登っていく。
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途中にはピンクのシモツケソウや紫のマツムシソウが咲いている。
急坂を登り、11:35、鎌ヶ峰山頂に着く。
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山頂からは北に白山連峰が近く、アキアカネもすでにたくさん舞っている。
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登り下りを繰り返し、12:30、大日ヶ岳山頂に着く。
ブヨなどの虫は思ったより多くない。
ここで昼食を食べる。
昼食後、全員で記念撮影をする。
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13:00、ひるがの登山口への道を下山にかかる。
展望台を経て、尾根を東に下り、14:05、ブナ林が涼しげないっぷく平に着き休憩する。
いっぷく平からは胸突き八丁の急坂を下り、15:15、バスの待つひるがの駐車場へ下る。

帰りに国道わきの日帰り温泉「湯ノ平温泉」で汗を流し、高鷲ICから東海北陸道に乗り、午後6時半過ぎ名古屋へ帰る。



今回の教室山行は、9月に予定している南アルプス「仙丈ヶ岳」への現地学習山行のためのトレーニングを兼ねた山行であった。
暑い中長時間歩行を行い、水分補給や服装への対応がうまくできるのかを体感する目的もあった。
参加された皆さんそれぞれにペース配分、水分量などに気をつけて歩き通すことが出来た。
山遊人

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夏の後立山縦走(3)
2016/08/11(Thu)
8月6日(土) 晴れ

五竜山荘~大黒岳~唐松岳~唐松山荘~八方尾根

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【コースタイム】
五竜山荘(5:18)→大黒岳(6:13)→唐松山荘(7:42)→唐松岳(8:10/8:20)→唐松山荘(8:44/8:50)→丸山ケルン(9:23)→八方池(10:23/10:30)→リフト駅(12:00)



今日も晴天のいい天気である。
5時前に一番の朝食を食べ、5:18、小屋を出る。
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目の前の五竜岳が朝日に赤く輝き始める。
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小屋を出るとあたりの斜面には一面にお花畑が広がっている。
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白岳で右に遠見尾根道を分け緩やかに下って行く。
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大黒岳へ登り、振り返ると五竜岳が堂々として大きい。
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牛首のあたりの岩場が続く登りでは、唐松山荘の方から来る多くの登山者とのすれ違いにだいぶ待たされる。
最後に長いクサリ場を登っていく。
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唐松山荘のあたりもお花畑が広がっている。
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小屋前に荷物を置いて、唐松岳を目指す。
途中から剱、立山連峰がはっきりと見える。
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途中の道端にはコマクサが咲いている。
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登りの道で振り返ると唐松山荘が小さい。
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20分ほどで唐松岳山頂に着く。
山頂からは360度の大展望が広がる。
北には不帰のキレットを隔てて白馬方面も近い。
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東には北信方面の山々が雲の間に墨絵のように浮かんでいる。
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十分に眺望を堪能したのち下山にかかる。
唐松山荘に戻り、八方尾根を下る。
土曜日のためか続々と登山者が登ってくる。
途中ではお花畑が今を盛りときれいである。
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1時間半ほどで八方池まで下る。
やや雲が出てきたが、池の向こうには白馬三山が聳えている。
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12:00、リフト最上部の駅に着き、リフトを2本乗り継ぐ。
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兎平からはゴンドラに乗り八方の街まで下る。
タクシーを待っている間に街の食堂で昼食を食べる。
午後1時半にタクシーに乗り、扇沢まで戻る。
扇沢の駐車場で車に乗り、途中の大町温泉郷の日帰り温泉で3日間の汗を流す。
安曇野ICで中央道に乗り、午後6時ごろ名古屋へ帰る。



今回の後立山連峰縦走は、最初の日こそやや曇りがちの天気であったが、後の2日間は絶好の晴天に恵まれた。
心配していた八峰キレットから五竜岳へ至る稜線歩きも、参加された皆さん全員元気で歩き通された。
2泊3日とややハードな日程で計画したが、全員無事歩き通すことができ満足感に満たされた山行であった。
山遊人

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夏の後立山縦走(2)
2016/08/08(Mon)
8月5日(金) 晴れ

冷池山荘~鹿島槍ヶ岳~八峰キレット~五竜岳~五竜山荘
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【コースタイム】
冷池山荘(4:32)→布引岳(5:37)→鹿島槍ヶ岳(6:30/6:45)→北峰(7:22/7:30)→キレット小屋(8:50/9:10)→ロノ沢のコル(10:17)→北尾根の頭(11:00)→五竜岳(13:26/13:36)→五竜山荘(14:30)



朝食は弁当にしてもらい、明るくなりかけた朝4時半に出発する。
今日は八峰キレットを越え五竜岳まで長丁場の行程である。
小屋前の広場からは鹿島槍ヶ岳が黎明の薄明りの空に聳えている。
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尾根に上がると東の空から太陽が上がってくる。
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10分ほど登ったテント場の後ろには立山連峰が浮かんでいる。
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振り返れば昨日越えてきた爺ヶ岳が朝日を浴びている。
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お花畑やハイマツの斜面を登って、5:37、布引岳の山頂に立つ。
剱岳や立山連峰の山頂に朝日が当たり始める。
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1時間ほどジグザグに斜面を登り、6:30、鹿島槍ヶ岳山頂に立つ。
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北にはこれから辿る八峰キレットから五竜岳、白馬岳への長い尾根が続いている。
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北には眼下に冷池山荘の屋根が見え、その向こうはるか遠くに槍ヶ岳の穂先も見える。
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東には鹿島槍北峰の向こうの雲海の中に北信の山々が浮かんでいる。
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山頂から吊尾根を経て北峰へ登る。
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北峰からは鹿島槍ヶ岳の鋭鋒の右肩に剱岳が見えている。
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北峰を下り、いよいよ八峰キレットへの下りにかかる。
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キレットの先には五竜岳が立派である。
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1時間半ほど下りキレットの底に出る。
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鎖や梯子を頼りにキレットの難路を通過する。
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8:50、キレット小屋へ到着してしばしの休憩をする。
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ゆっくり休んだ後、五竜岳へ向けて出発する。
尾根の先には目指す五竜岳が大きい。
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ロノ沢のコルを経て、北尾根の頭を通過する。
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ここからは岩場の連続する苦しい登りが続く。
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ガスが出始めたG5の岩峰を越えて、13:26、やっと五竜岳山頂に立つ。
残念ながらガスで周囲の景色は見えなかったが、苦しい行程を振り返り全員満足そうである。
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小屋から大勢の人が登ってくる斜面を下り、14:30、登山者で賑わう五竜山荘に到着する。
小屋は、休日前の金曜日ということでとても混んでいる。
2枚の布団に3人詰められザックの置き場もないくらいである。
夕食は、小屋名物となっているカレーである。
とてもおいしくお替わりをしていただく。
予報によれば明日も天気はよさそうである。
周囲の団体が遅くまでやかましくやっていたが、疲れで早めに就寝する。
山遊人

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夏の後立山縦走(1)
2016/08/07(Sun)
8月4日(木)~6日(土)

爺ヶ岳(2669.9m)・鹿島槍ヶ岳(2889.2m)・五龍岳(2814.3m)・唐松岳(2695.9m)

登山教室の方たち3人と、2泊3日の予定で、北アルプスの後立山連峰に山行する。



8月4日(木) 曇り時々晴れ

扇沢~種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘
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【コースタイム】
駐車場(9:45)→登山口(9:55)→ケルン(11:05)→種池山荘(13:50/14:00)→爺ヶ岳南峰(14:50)→中峰(14:10)→冷池山荘(16:20)



予報があまりよくないなか天気を心配しながら出かける。
朝6時半に集合し、中央道を走る。
安曇野ICを出て大町市を通り、扇沢へ向かう。
午前9時半ごろ、爺ヶ岳登山口手前の駐車場に車を停める。
雨は降っていないが、曇りがちの天気である。
スノーシェードを抜け、9:45、爺ヶ岳登山口から登り出す。
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登山口で登山届を出し、樹林帯の中の道をジグザグに登る。
1時間強でケルンのある休憩地に着く。
ガスがかかり稜線は見えない。
ケルンからは爺ヶ岳山腹の道を巻きながら登る。
水平道へ出るころから青空が見え始めえ、稜線上に種池山荘の赤い屋根が見えてくる。
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崩壊地を抜け最後の急坂を登り、お花畑の中を通って、13:50、種池山荘に着く。
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少し休んだ後、お花畑が広る中を登り、爺ヶ岳を目指す。
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時々ガスの切れ間から爺ヶ岳が見えてくる。
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南峰、中峰を経て先を急ぐ。
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現在は登山禁止になっている北峰から下り始め、16:10、赤岩尾根が分岐する冷乗越に出る。
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最低鞍部から5分ほど登り返し、16:20、冷池山荘に着く。
受付を済ませ、部屋へ入る。
今日は木曜日のためまだ空いており、6畳ほどの部屋を我々4人だけで使用出来る。
午後6時の夕食を済ませ、午後7時ごろから布団に潜り込む。
明日の天気を心配しながら就寝する。
山遊人

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