8月5日(金) 晴れ
冷池山荘~鹿島槍ヶ岳~八峰キレット~五竜岳~五竜山荘

【コースタイム】冷池山荘(4:32)→布引岳(5:37)→鹿島槍ヶ岳(6:30/6:45)→北峰(7:22/7:30)→キレット小屋(8:50/9:10)→ロノ沢のコル(10:17)→北尾根の頭(11:00)→五竜岳(13:26/13:36)→五竜山荘(14:30)
朝食は弁当にしてもらい、明るくなりかけた朝4時半に出発する。
今日は八峰キレットを越え五竜岳まで長丁場の行程である。
小屋前の広場からは鹿島槍ヶ岳が黎明の薄明りの空に聳えている。

尾根に上がると東の空から太陽が上がってくる。

10分ほど登ったテント場の後ろには立山連峰が浮かんでいる。

振り返れば昨日越えてきた爺ヶ岳が朝日を浴びている。

お花畑やハイマツの斜面を登って、5:37、布引岳の山頂に立つ。
剱岳や立山連峰の山頂に朝日が当たり始める。


1時間ほどジグザグに斜面を登り、6:30、鹿島槍ヶ岳山頂に立つ。

北にはこれから辿る八峰キレットから五竜岳、白馬岳への長い尾根が続いている。

北には眼下に冷池山荘の屋根が見え、その向こうはるか遠くに槍ヶ岳の穂先も見える。
東には鹿島槍北峰の向こうの雲海の中に北信の山々が浮かんでいる。

山頂から吊尾根を経て北峰へ登る。

北峰からは鹿島槍ヶ岳の鋭鋒の右肩に剱岳が見えている。

北峰を下り、いよいよ八峰キレットへの下りにかかる。

キレットの先には五竜岳が立派である。

1時間半ほど下りキレットの底に出る。

鎖や梯子を頼りにキレットの難路を通過する。

8:50、キレット小屋へ到着してしばしの休憩をする。

ゆっくり休んだ後、五竜岳へ向けて出発する。
尾根の先には目指す五竜岳が大きい。

ロノ沢のコルを経て、北尾根の頭を通過する。

ここからは岩場の連続する苦しい登りが続く。

ガスが出始めたG5の岩峰を越えて、13:26、やっと五竜岳山頂に立つ。
残念ながらガスで周囲の景色は見えなかったが、苦しい行程を振り返り全員満足そうである。

小屋から大勢の人が登ってくる斜面を下り、14:30、登山者で賑わう五竜山荘に到着する。
小屋は、休日前の金曜日ということでとても混んでいる。
2枚の布団に3人詰められザックの置き場もないくらいである。
夕食は、小屋名物となっているカレーである。
とてもおいしくお替わりをしていただく。
予報によれば明日も天気はよさそうである。
周囲の団体が遅くまでやかましくやっていたが、疲れで早めに就寝する。
山遊人