12月30日(水)南信州:高鳥屋山(1397.7m)・梨子野山(1314.4m)今年の登り納めの山行に、登山教室の皆さん3人と一緒に南信州の高鳥屋山と梨子野山へ行く。

【天気】 快晴
【コースタイム】アンコ沢登山口(8:25)→梨子野峠(9:05/9:13)→梨子野山(9:40/9:50)→松沢道分岐(10:08)→高鳥屋山(10:41/11:20)→梨子野峠(12:06/12:13)→アンコ沢登山口(12:33)
高気圧が移動性になって、素晴らしい晴天である。
朝6時45分に名古屋を出発し、中央道の園原ICを出て、R256を清内路方面へ走る。
清内路の集落を抜けて、林道一番奥のアンコ沢まで行く。
カーブが凍っており、これ以上は入れない。
2台ぐらいは停められるそうな路肩に車を停める。

期待していた雪は全くなく、8:25、念のために軽アイゼンだけ持って出発する。
この道は古くからの街道であり、よく整備されている。
沢に沿った道は、中休、親滝・子滝の水場を通り、緩やかに高度を上げていく。
40分ほど歩き、9:05、東屋の建つ梨子野峠へ着く。

梨子野峠は、古くは御嶽山の遥拝所であり、幕末には水戸天狗党がこの峠を越えて西進した。
雪を付けた御嶽山の頭がかすかに見える。


峠からは飯田方面の街並みや南アルプス南部の山々が見渡せる。
少し休んだ後、梨子野山へ向けて出発する。
少し行くと道は稜線上に出て、カラマツや針葉樹の中の気持ちのいい道を行く。

右手の樹間には雪を付けた南アルプスが見え隠れする。
30分ほどで梨子野山への分岐に着く。
その先少し行くと最高点に出るが、三角点はもう少し先のやや下がった所にあるので、そちらへ探しに行く。
三角点があると思われる所に行き、ヤブの中を探すもなかなか見つからない。
GPSによれば三角点の上に立っているのに、いくら探しても三角点がない。
(前回来た時も探したが見つからなかった。)
10分ほど探しても見つからないので、諦めて先へ行く。
途中左手に松沢への道を分ける。

途中の北側が開け所からは、中央アルプス南部の山々や遠くには小さく宝剣岳山頂も見える。

小さなピークを越えて少し下り、、最後の急坂を登って、10:41、高鳥屋山山頂へ着く。

高鳥屋山は、坊主ヶ城、狼煙台ともいわれ、戦国時代武田軍と織田・徳川連合軍との戦いの要所となった所である。
東側が開けており、雪を付けた南アルプスの連山が一望である。


南東にはどっしりとした恵那山もよく見える。

風もなく他に誰もいない山頂で、南アルプスを前に見ながらゆっくりと昼食を食べる。

少し下がった所には三角の青い屋根の避難小屋が建っており、屋根越しには飯田の街並みが一望できる。

今年最後の山頂からの大展望を堪能し、11:20、登ってきた道を下山にかかる。
途中一人で登ってきた登山者と出会う。
一気に下って、12:33、駐車した場所に戻る。
帰りに昼神温泉で身体を温め、中央道を走って、午後3時過ぎ名古屋へ帰る。
今年最後の山行は、これ以上ないほどの最高の晴天に恵まれ、南アルプスを見ながらのんびりと山行が出来た。
今年の山行では、一年間いろいろとあったが、無事で健康に過ごせたことに感謝したい。
来年もいくつの山へ登れるのだろうかと期待をし、一年間見ていただいた方々に感謝しつつ今年のブログを終了する。
一年間どうもありがとうございました。
新しい年が皆様にとって良い年でありますよう祈念申し上げます。
山遊人