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秋雨に煙る平家岳
2015/10/29(Thu)
10月28日(水)

奥越:平家岳(1441.5m)

登山教室の生徒さん4人と、奥越の平家岳へ山行する。
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【天気】 小雨
実況天気図(2015年10月28日)

【コースタイム】
駐車場(8:37)→面谷登山口(8:42)→日ノ谷道分岐(9:46)→第1鉄塔(10:13)→第3鉄塔(10:43)→井岸山(11:26)→平家岳(11:40/12:00)→井岸山(12:15)→第4鉄塔(12:41)→日ノ谷道分岐(13:35)→面谷登山口(14:18)→駐車場(14:21)



寒冷前線が通過し冬型の気圧配置になり、北陸地方は天気があまり良くない予報が出ている。
朝6時半過ぎ名古屋を出発し、東海北陸道の白鳥ICを出てR158を西へ走る。
九頭竜湖にかかる箱ヶ瀬橋を渡り、少し行った面谷橋を左折れして面谷鉱山跡の駐車地点へ午前8時半前に着く。
現地は日が射しているが、山の上の方はガスがかかっている。
山肌の紅葉が美しいなか準備をして、8:37、平家岳に向けて出発する。
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5分ほどで面谷登山口に着く。
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登山口には5,6台は停められそうな広場がある。
すぐに谷を渡って尾根に取り付く。
途中雨が少し振り出してきたので雨具を着る。
急な尾根道を1時間ほど登ると桧の大木に出る。
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そこから10分程で日ノ谷道との分岐に出る。
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分岐を左に折れ、紅葉の美しい中を歩いていく。
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小さな谷を渡り、ジグザグに30分ほど登り、10:13、第1鉄塔に着く。
晴れていれば展望がきくところなのだが、ガスで何も見えない。
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更に少し登り、切り開かれた第2鉄塔、第3鉄塔を過ぎる。
小平家岳を巻いて第4鉄塔を過ぎ、7,80mほど下り、第5鉄塔を通過してしばらく行くと美濃平家岳への道が左に分岐する。
樹林帯の中の道を少し登り、11:26、小さな板の標識のある井岸山山頂に着く。
井岸山を過ぎ右に折れて少し下ると平家岳への最後の登りとなる。
ほぼ直登気味の道を10分ほど登り、11:40、切り開かれた平家岳山頂に着く。
二等三角点があるだけで、山頂名を書いた標識は何もない。
山頂名の標識ぐらいは立ててほしいものである。
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ガスで展望は全くない誰もいない山頂で昼食を食べる。
12:00、寒いので早々に山頂を後にして登ってきた道を下る。
途中第1鉄塔を過ぎたあたりで一瞬ガスが切れ、山肌にスポットライト的に陽が射し紅葉がきれいである。
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濡れた落ち葉で滑りやすい道を下り、14:21、駐車地点に戻ってくる。

面谷鉱山の由来によると、面谷鉱山は、銅産出鉱山として江戸時代から大正末期まで採掘されていた鉱山で、最盛期には600戸、3000人が居住していたそうである。近くには住居跡地がある。

帰りに日帰り温泉で体を温め、午後5時半過ぎ名古屋へ帰る。



今日はあいにくの天候の中の平家岳山行であったが、中腹当たりの紅葉は見ごろを迎えており、ガスの中から時々見える景色がきれいであった。
平家岳は、山頂近くは展望のいい山としても知られており、春の花の時期にでももう一度訪れてみたい。
山遊人
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猿投の森音楽祭開催
2015/10/24(Sat)
10月24日(土)

森の音楽祭

「第7回森の音楽祭」が猿投山山麓の「山路の森」で開催される。
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今年も、わが山岳会の秋の恒例行事になっている「猿投の森音楽祭」が絶好の秋空のもとで開催された。
午前は、東海学園交響楽団による「ベートーヴェン 交響曲第7番 イ長調 作品92」の演奏と参加者全員による「雪山讃歌」の合唱が行われ、500人近い観衆の耳を楽しませた。
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午後からは、森の観察会、クリスマスリース作り、猿投山(629m)を目指したハイキングが行われた。
いずれの催しも大勢の参加者から好評を博し、盛会裏のうちに終了した。

【猿投山を目指したハイキング】
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山遊人
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富士山を巡る山々
2015/10/19(Mon)
10月18日(日)

御坂山塊:雪頭ヶ岳(1720m)・鬼ヶ岳(1738m)・金山(1686m)・節刀ヶ岳(1736m)・十二ヶ岳(1683m)

山仲間2人と一緒に、山梨県西湖の北にある御坂山塊の山々へ山行する。
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【天気】 晴れ
実況天気図(2015年10月18日)

【コースタイム】
根場駐車場(8:10)→登山口(8:25)→ブナ原生林(9:33)→雪頭ヶ岳(10:08/10:13)→鬼ヶ岳(10:26/10:33)→金山(10:54)→節刀ヶ岳(11:11/11:41)→十二ヶ岳(12:30/12:40)→桑留尾登山口(13:50)→根場駐車場(14:21)



朝5時に集合し、新東名を走り、新富士ICを出て、富士山の裾野のR139を北上する。
途中から西湖への道に入り、午前8時に根場の駐車場に着く。
20台くらいは停められそうな駐車場はすでに満車状態で、何とか1台空きを見つけて駐車する。
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準備を整え、9:10、雪頭ヶ岳へ向けて出発する。
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山々の山頂近くは紅葉が始まっている。
しばらくは林道を行き、2つ堰堤を超え、谷を渡り登山口に出る。
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階段状の道を登り、暗い谷を詰め、山腹に着けられた道を登っていく。
樹幹からチラホラと富士山が見え隠れする。
出発して1時間ほどで尾根上の道になり、ブナなどの広葉樹の中を急登していく。
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更に急になる尾根道を登り、10:08、山頂というよりは展望台のような雪頭ヶ岳に着く。
南に西湖を隔てて富士山が大きくそびえているのが見える。
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少し時期が遅いが、あたりにはマツムシソウの花が咲いている。
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尾根道を少し行き、岩場にかかった長い梯子を登る。
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今日の最高峰である鬼ヶ岳へ着く。
山頂からは360度の展望が広がり、雪頭ヶ岳の横から富士山が見える。
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西には、南アルプス全山が一望である。
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尾根道を少し下って登り返し金山に着く。
金山の山頂は樹林帯の中にあり、南側だけ少し開けている。
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さらに15分ほど歩いて北の節刀ヶ岳へ行く。
狭い山頂からは富士山の眺望がいい。
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東にはこれから行く十二ヶ岳への稜線が連なって見える。
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山頂で昼食を食べる。
30分ほど休憩をし、今日最後の十二ヶ岳を目指す。
金山まで戻り、紅葉が盛りの東の尾根道を行く。
途中の岩場から見える山腹の紅葉がきれいである。
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十二ヶ岳手前でいったん下り、ロープの何本もかかった10mほどの岩場を登る。
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岩場を登り切り、12:30、狭い十二ヶ岳山頂へ着く。
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富士山の稜線には少し雲が出始めたが、眼下に見える西湖の湖面がキラキラと輝いてきれいである。
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毛無山の方からも次々と登山者が登ってくるので、眺望を楽しんだ後すぐに下山にかかる。
少し行き、毛無山との分岐に出る。
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我々はここから桑留尾への下山道を下る。
ロープが各所にかけられた急な道を一気に下る。
途中で道は緩やかになり、尾根を変える。
最後は尾根末端の急坂を下り、13:50、登山口に下る。
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車道を渡った反対側には日帰り温泉「いずみの湯」がある。
西湖畔の車道を3キロぐらい歩き、14:21、根場の駐車場へ戻る。

車に乗り、先ほどの「いずみの湯」で汗を流してから帰途に着く。
富士宮市街や東名岡崎周辺の渋滞で遅くなったが、午後7時過ぎ名古屋へ帰る。




今日は富士山を巡る山々へ行こうと計画した山行であった。
数年前から天子が岳、長者ヶ岳、毛無山、雨ヶ岳、竜ヶ岳と巡り、今日からは御坂山塊の山々である。
今日登った5つの山々からは、どこからも富士山の雄姿が眺められ、紅葉も始まった中、眺望に恵まれた楽しい山行であった。
山遊人
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ウェストンの足跡を辿る山旅:クラシックルートからの恵那山
2015/10/17(Sat)
10月15日(木)

東濃:恵那山(2191m)

山仲間4人と一緒に、東濃の恵那山へ前宮コースから山行する。
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【天気】 快晴
実況天気図(2015年10月15日)

【コースタイム】
恵那神社(5:30)→前宮登山口(5:50)→対東沢(6:23)→五合目(7:14)→枯大桧(8:15/8:20)→中の小屋跡(8:34)→空峠(9:25/9:35)→行者越(10:00)→空八丁(10:20)→十六合目(10:50)→一乃宮神社(11:30)→神坂峠道分岐(11:35/11:40)→四乃宮神社(最高点)(12:05/12:10)→避難小屋(12:13/12:36)→御坂峠道分岐(12:56)→空峠(14:04/14:14)→枯大桧(14:44/14:54)→前宮登山口(16:06/16:20)→恵那神社(16:35)



今回の山行は、日本近代登山の父・ウォルター・ウェストンも歩いたというクラシックルートの前宮登山口からのコースを辿る予定である。
このコースは、標高650m~2191mの山頂まで標高差1500m以上、登りには6時間以上かかるロングコースである。
朝4時前に集合し、中央道中津川ICを出て、R363の川上集落で橋を渡り、ウェストン公園を通って恵那神社前の駐車場へ午前5時過ぎに着く。
まだ暗い中準備をして、5:30、ヘッドランプを着けて出発する。
30分ほど林道を歩き、明るくなりかけた前宮コース登山口に着く。
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沢に降りて大雨時には流されそうな橋を渡る。
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杉の植林の中の作業道のような広い道をジグザグを切って緩やかに登っていく。
1時間ほどで対東沢(心明霊神)に出て沢を渡る。
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尾根に取り付くと道は急登となる。
途中五合目の標識を過ぎる。
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更に勾配を増す道を登り、8:15、枯大桧に着き休憩する。
樹齢何百年もある大きな杉の枯れ木である。
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枯大桧から10分ほどで不動明王像のある中の小屋跡に着く。
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少し登るとやっと視界が開け、周囲の紅葉した山肌が美しい。
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笹の中の急坂を上り、やっと1801mピークの空峠(八右衛門の頭)に着く。
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このあたりから眼前に恵那山を見ながら笹原の中の気持ちのいい尾根道を行く。
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途中の樹間からは北に噴煙をたなびかせる御岳山が見える。
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十三合目を過ぎて尾根道を登っていく。
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乗鞍岳や穂高連峰も見える。
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行者越と名付けられた岩場を通過する。
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更に登ると空八丁と名付けられた急登が待っている。
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急登を登り切り十六合目の標識を過ぎる。
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やっと緩やかな樹林帯の中の道となり、小さな尾根上に登ると一乃宮神社に出る。
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11:35、神坂峠から登ってくる道との分岐点に出る。
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恵那山から続く主稜線上の緩やかな道を、二乃宮神社、三乃宮神社と過ぎ、最高点のある四乃宮神社の裏の展望台に立ち寄る。
そこからは東に南アルプス連峰の連なりが一望できる。
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聖岳の右肩には富士山が頭を出している。
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北には中央アルプスが見える。
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12:13、登り始めて6時間半以上かかってやっと赤い屋根の避難小屋へ着く。
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小屋前には5,6人の登山者が憩っている。
我々もここで昼食をとる。
下山に相当時間がかかることが予想されるので、三角点の山頂に行かずここで下山することにする。
12:36、登ってきた道を下山にかかる。
ほとんど休みなしに下る。
登りには気が付かなかったが、このあたりの山肌は紅葉してきれいである。
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14:04、空峠に下り少し休憩する。
14:44、大枯桧を過ぎて急坂を下り、午後4時過ぎやっと登山口の林道に降り立つ。
林道を歩いて、16:35、恵那神社前の駐車場へ戻ってくる。

帰りにすぐ近くのウェストン公園に立ち寄る。
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園内にはウェストンの胸像が建っている。
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見学後帰途に着き、恵那の「簡保の湯」で汗を流し、中央道を走って、午後7時半ごろ名古屋へ帰る。



今日の山行は、以前から一度登ってみたいと思っていた前宮ルートからの恵那山への挑戦であった。
噂通りの長いルートであったが、道標もしっかりとしており、比較的よく整備されている。
最近中津川市が力を入れて整備しているということである。
同行された皆さん頑張って全員が登頂することが出来、満足された山行であったと思う。
私にとっても、これでやっと恵那山への4コースをすべてを登ることができた山行であった。
山遊人
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秋色の伊吹北尾根
2015/10/15(Thu)
10月14日(水)

伊吹山地:伊吹北尾根

登山教室の現地学習で、伊吹北尾根へ山行する。
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【天気】 晴れ
実況天気図(2015年10月14日)

【コースタイム】
国見峠駐車場(8:50)~国見岳(9:45/9:50)~大禿山(10:35/10:40)~御座峰(11:15/11:40)~静馬ヶ原(13:05/13:10)~笹又登山口(14:20)~さざれ石公園(14:50)



13名の参加を得て、午前7時前マイクロバスで出発する。
東海環状道の大垣西ICを出て、池田町を経て揖斐川町の国見峠へ午前8時半過ぎに着く。
秋晴れのいい天気である。
峠の駐車場には車は1台も停まっていない。
準備をして、8:50、国見岳へ向けて出発する。
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50分ほど石灰岩が露出した滑りやすい道を登り樹林帯を抜ける。
ススキの原が広がり、朝日に輝いている。
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9:45、国見岳(1126m)山頂に着く。
山頂からは展望が広がり、北には遠く薄っすらと雪化粧をした白山が見える。
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全員で記念撮影をする。
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次に丸い形をした大禿山を目指す。
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少し下ってまた登り返し、10:35、大禿山(1083m)山頂に着く。
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紅葉が始まりかけた中、さらに次のピーク御座峰を目指す。
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11:15、三等三角点のある御座峰(1070m)に着く。
展望のない山頂で昼食タイムをとる。
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11:40、昼食後さらに先を目指す。
徐々に伊吹山が近づいてくる。
山頂の小屋やドライブウェイもよく見える。
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大きく下り、最後の急坂を登って、今日の最高地点P1149mを超えて静馬ヶ原へ下る。
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静馬ヶ原から白い小菊の群生する山腹のトラバース道を行く。
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小尾根を越え、笹又登山口へ下る。
きれいなススキの中を下っていく。
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1時間ほど下り、笹又登山口に着く。
道が細くマイクロバスが登ってこられないので、さらに林道を歩いてさざれ石公園を目指す。
獣除けの柵を何度か開け閉めして下っていく。
30分ほど下り、14:45、さざれ石公園に着く。
「君が代」に詠われているものと言われる「さざれ石」が二つ祀られている。
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公園駐車場まで下り、待っていたマイクロバスに乗り帰途に着く。

途中の「池田温泉」で汗を流した後、午後5時半名古屋へ帰る。



今日は、秋晴れの澄み切った空のもと始まりかけた紅葉の中楽しい山行が出来た。
伊吹北尾根は夏には花の美しいところとしても知られており、この頃に訪れるのもいいのではないかと思う。
山遊人
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