10月15日(木)東濃:恵那山(2191m)山仲間4人と一緒に、東濃の恵那山へ前宮コースから山行する。

【天気】 快晴
【コースタイム】恵那神社(5:30)→前宮登山口(5:50)→対東沢(6:23)→五合目(7:14)→枯大桧(8:15/8:20)→中の小屋跡(8:34)→空峠(9:25/9:35)→行者越(10:00)→空八丁(10:20)→十六合目(10:50)→一乃宮神社(11:30)→神坂峠道分岐(11:35/11:40)→四乃宮神社(最高点)(12:05/12:10)→避難小屋(12:13/12:36)→御坂峠道分岐(12:56)→空峠(14:04/14:14)→枯大桧(14:44/14:54)→前宮登山口(16:06/16:20)→恵那神社(16:35)
今回の山行は、日本近代登山の父・ウォルター・ウェストンも歩いたというクラシックルートの前宮登山口からのコースを辿る予定である。
このコースは、標高650m~2191mの山頂まで標高差1500m以上、登りには6時間以上かかるロングコースである。
朝4時前に集合し、中央道中津川ICを出て、R363の川上集落で橋を渡り、ウェストン公園を通って恵那神社前の駐車場へ午前5時過ぎに着く。
まだ暗い中準備をして、5:30、ヘッドランプを着けて出発する。
30分ほど林道を歩き、明るくなりかけた前宮コース登山口に着く。

沢に降りて大雨時には流されそうな橋を渡る。

杉の植林の中の作業道のような広い道をジグザグを切って緩やかに登っていく。
1時間ほどで対東沢(心明霊神)に出て沢を渡る。


尾根に取り付くと道は急登となる。
途中五合目の標識を過ぎる。

更に勾配を増す道を登り、8:15、枯大桧に着き休憩する。
樹齢何百年もある大きな杉の枯れ木である。

枯大桧から10分ほどで不動明王像のある中の小屋跡に着く。

少し登るとやっと視界が開け、周囲の紅葉した山肌が美しい。

笹の中の急坂を上り、やっと1801mピークの空峠(八右衛門の頭)に着く。

このあたりから眼前に恵那山を見ながら笹原の中の気持ちのいい尾根道を行く。

途中の樹間からは北に噴煙をたなびかせる御岳山が見える。

十三合目を過ぎて尾根道を登っていく。

乗鞍岳や穂高連峰も見える。

行者越と名付けられた岩場を通過する。

更に登ると空八丁と名付けられた急登が待っている。

急登を登り切り十六合目の標識を過ぎる。

やっと緩やかな樹林帯の中の道となり、小さな尾根上に登ると一乃宮神社に出る。

11:35、神坂峠から登ってくる道との分岐点に出る。

恵那山から続く主稜線上の緩やかな道を、二乃宮神社、三乃宮神社と過ぎ、最高点のある四乃宮神社の裏の展望台に立ち寄る。
そこからは東に南アルプス連峰の連なりが一望できる。


聖岳の右肩には富士山が頭を出している。

北には中央アルプスが見える。

12:13、登り始めて6時間半以上かかってやっと赤い屋根の避難小屋へ着く。

小屋前には5,6人の登山者が憩っている。
我々もここで昼食をとる。
下山に相当時間がかかることが予想されるので、三角点の山頂に行かずここで下山することにする。
12:36、登ってきた道を下山にかかる。
ほとんど休みなしに下る。
登りには気が付かなかったが、このあたりの山肌は紅葉してきれいである。

14:04、空峠に下り少し休憩する。
14:44、大枯桧を過ぎて急坂を下り、午後4時過ぎやっと登山口の林道に降り立つ。
林道を歩いて、16:35、恵那神社前の駐車場へ戻ってくる。
帰りにすぐ近くのウェストン公園に立ち寄る。

園内にはウェストンの胸像が建っている。


見学後帰途に着き、恵那の「簡保の湯」で汗を流し、中央道を走って、午後7時半ごろ名古屋へ帰る。
今日の山行は、以前から一度登ってみたいと思っていた前宮ルートからの恵那山への挑戦であった。
噂通りの長いルートであったが、道標もしっかりとしており、比較的よく整備されている。
最近中津川市が力を入れて整備しているということである。
同行された皆さん頑張って全員が登頂することが出来、満足された山行であったと思う。
私にとっても、これでやっと恵那山への4コースをすべてを登ることができた山行であった。
山遊人