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9月22日(火)藤原岳(天狗岩)(1171m)登山教室の生徒さん3人と一緒に、鈴鹿山系の藤原岳へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】藤原休憩所(7:33)→四合目(8:15)→八合目(9:10/9:15)→藤原山荘(9:55/10:05)→天狗岩(10:30/11:00)→藤原山荘(11:25/11:45)→八合目(12:12)→聖宝寺(13:20/13:30)→藤原休憩所(13:55)
HP記事作成の取材を兼ねての山行である。
移動性高気圧に覆われて、晴天の登山日和である。
朝6時半前に集合し、桑名ICを出て、いなべ市藤原町の藤原休憩所前の駐車場へ午前7時20分ごろに着く。
連休中のため既に上の段の駐車場は満車で、下の段の駐車場へ停める。

準備をして、7:33、大貝戸道(表道)を藤原山荘へ向けて歩き始める。

最初のうちはややきつい登りであるが、四合目あたりからは緩やかに登っていく。
表道は一合目ごとに道標が整備されている。

登り始めて約1時間半、9:10、裏道との分岐の八合目に着く。

少し休んだ後、早春にはフクジュソウが見られる急斜面を登っていく。
九合目過ぎてさらに登り、9:55、避難小屋の藤原山荘に着く。

小屋の前にはとてもきれいな新しいトイレが今年設置された。

今日は展望丘へは登らず、右に折れて藤原岳最高峰の天狗岩へ行く。
小屋の裏からカルスト台地の中を緩やかに登っていく。

あたりには白い花(テンニンソウ)が一面に咲いている。

小さなピークを越して小屋から約30分、10:30、天狗岩の岩峰の上に着く。
後ろには藤原岳展望丘がスッキリとそびえている。

北には鈴鹿最高峰の御池岳が近い。

ここでサプライズがあり、明日誕生日を迎える私のために、ケーキとコーヒーで祝って頂く。
山の上でバースデーを祝って頂くのは初めての経験で大感激である!

休憩後もと来た道を藤原山荘に戻る。

小屋裏の日影で昼食タイムをとる。
多くの登山者が小屋の前で憩っている。

休憩をしている間にも次々と登山者が登ってくる。
特に、子供連れの登山者が多いのが目につく。
藤原岳は標高差はあるが、安全で比較的登りやすい山なので多いのだろう。
昼食後、11:45、下山にかかる。
八合目までは登ってきた道を下る。
八合目からは昨年復旧した聖宝寺道(裏道)を下る。

谷に沿った急な道を下り、杉林を過ぎるといったん源流の谷に下りる。

すぐに新しくできた谷に沿った道を下り、数年前の土石流により作られた大きな堰堤に出る。

堰堤脇の階段を登って上の林道に上がり、林道を少し歩いて聖宝寺に出る。
聖宝寺はモミジ寺として知られており、庭園もきれいな禅寺である。

釣り堀の横を通り、階段を下って鳴谷神社に出る。
右に曲がって藤原小学校の前を通り、村内の道を15分ほど歩き、13:55、車を停めた藤原休憩所へ戻る。
帰りに、阿下喜温泉で汗を流し、東名阪を走って、午後4時過ぎ名古屋へ帰る。
今日は暑いくらいの晴天の中、この時期の藤原岳に初めて登った。
藤原山荘裏のカルスト地形の中に白いテンニンソウが一面に咲いている風景は初めて見た。
藤原岳は、早春のフクジュソウの咲くときや冬の霧氷の季節もよく、一年を通して人気の高い山である。
山遊人
9月20日(日)鈴鹿山系:釈迦ヶ岳(1097m)山仲間と、鈴鹿の釈迦ヶ岳へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】朝明(6:24)→庵座の滝(7:14/7:22)→三段の滝(7:48)→尾根上(8:22/8:30)→釈迦ヶ岳最高点(8:40)→釈迦ヶ岳(8:47/9:22)→鳴滝コバ(10:10)→朝明(10:51)
秋のシルバーウィークに入り、晴天が続いている。
連休中は道が混むのであまり遠いところには出る予定はない。
天気がいいので急遽山仲間を誘って、足慣らしに鈴鹿の釈迦ヶ岳へ出かける。
朝5時半前に出発し、朝明の駐車場へ午前6時過ぎに着く。
さすがにまだ車は4、5台停めてあるだけである。
準備をして、6:24、庵座の滝登山口を目指す。
小尾根を越え、キャンプ場の横の林道脇から谷へ入る。
庵座谷に沿った道を登り、滝を見ようと左の谷へ降りる。
クサリの設置してある岩場を通り、7:14、庵座の滝下へ着く。
今日は水量が多く、豪快に流れ落ちている。

もとの道に戻り、二股に分かれた谷を右手に取ると三段の滝が現れる。

右岸の岩場を巻き、滝の上に出る。
途中右手に中尾根への道が分かれる。
急になるザレ場の道を登り尾根上に出る。
尾根上はやや風が強く寒いくらいである。
振り返ると御在所岳方面がよく見える。

最後の急登を木の根につかまりながらこなし、8:40、釈迦ヶ岳最高点に出る。

最高点から北へ少し行き、8:47、三角点のある釈迦ヶ岳山頂に出る。

ここでゆっくりと休憩をする。
眼下には多度山や濃尾平野、伊勢湾がよく見える。
休んでいるとき同行者の靴の中にヒルが1匹見つかる。
涼しくなったのでもう大丈夫と思っていたが、やはり谷筋にはまだいるようだ。

腹ごしらえをした後、9:22、下山にかかる。
最高点まで戻り、帰りは中尾根を下る。
途中大ガレのあたりから御在所岳や雨乞岳などがよく見える。


50分ほど下って、鳴滝コバの展望地に着く。
その後やせ尾根の道を下り、谷を渡って行きに通った林道へ合流した後朝明の駐車場へ午前11時前に下りてくる。
湯の山の温泉に浸かった後、連休で下りが大渋滞する東名阪を走り、午後1時過ぎ名古屋へ帰る。
今日はチョッと足慣らしのつもりであったが、早く出かけたため登山者もまだ少なく、秋の爽やかな風が吹いて快適な山行であった。
山遊人
9月16日(水)東濃:恵那山(2189.8m)登山教室で東濃の名峰「恵那山」へ山行する。

【天気】 曇りのち雨
【コースタイム】駐車場(8:30/8:50)→広河原登山口(9:22)→四合目広場(10:40/10:50)→県境稜線(12:00)→恵那山(12:30/12:35)→避難小屋(12:42/13:13)→四合目広場(14:35/14:42)→広河原登山口(15:52)→駐車場(16:15)
南岸から前線が近づき、午後からは天気が崩れる予報が出ている。
朝7時前に集合し、マイクロバスに乗り中央道を走る。
園原ICを降り、本谷川に沿って林道を行き、午前9時前に駐車場へ着く。
3、4台の車が停まっている。
準備をして、車止めを越して林道を行く。

途中の林道では崖崩れ防止の工事をしており、右側は今にも崩れそうな急斜面である。
「本当に本当に危険」というユニークな看板が出ている。

30分ほどで広河原の登山口に着く。

登山口から河原に下り、本谷川にかかる橋を渡る。

しばらくは急な斜面を登っていく。
ルート上には1/10ごとに標識が整備されておりつらい登りの励みになる。
途中では所々で登山道の整備をしており、感謝感謝である。
尾根に出てカラマツ林の中をいく。

10:40、四合目の標識のある広場で休憩する。

1716mピークを過ぎると左手の方が開けてくる。
天気がよければ南アルプス方面が見えるのだが、今日は曇っており全く見えない。
背丈ほどもあるクマザサの中の道を高度を上げていく。

木の根や岩が多く段差のある登りにくい急登を過ぎ、12:00、県境稜線の尾根に出る。
右に曲がりややっ緩やかになった主稜線を登り、12:30、三角点のある恵那山山頂に着く。

全員で記念撮影をする。

山頂には展望台が作ってあるが、この上に登っても周囲は何も見えない。

伊邪那岐、伊邪那美の神を祀る恵那神社本社の社を過ぎ、木道の敷かれた平坦地をいく。

少し下り、10分ほどで立派な避難所に着く。
付近にはきれいなトイレもあり、ここで昼食タイムを取る。

小屋裏の岩の上に登ってみるも、今日は何も見えない。

昼食を食べていると、小雨がポツポツと降り始める。
13:13、雨具を着て下山にかかる。
下るほどに雨が本格的になり、濡れて滑りやすい道を注意しながら下る。
午後4時前やっと広河原登山口に降り立つ。
林道を歩いて、16:15、駐車場へ戻る。
帰りに昼神の日帰り温泉に入り、中央道を走って午後7時半ごろ名古屋へ帰る。
今日は天気予報が芳しくなく、雨に降られることを覚悟しての山行であった。
途中での南アルプスの眺望は得られなかったが、昼過ぎまではどうにか降られずに済んだ。
帰りは本確定な雨になり滑らないように注意しながらの下山であったが、これもまた登山教室での貴重な体験であった。
恵那山は濃尾平野からもいつも見える親しい山であり、今回初めて登られた方も多くおり、念願がかなった山行であった。
山遊人
9月15日(火)鈴鹿山系:竜ヶ岳(1099.3m)HP記事の写真撮影のため一人で鈴鹿の竜ヶ岳へ山行する。

【天気】 晴れ
【コースタイム】宇賀渓(6:18)→金山尾根登山口(6:50)→遠足尾根分岐(8:16)→竜ヶ岳(8:39/8:49)→石槫峠(9:28)→小峠(9:46)→長尾の滝(10:06/10:19)→五階の滝(10:30)→魚止の滝(10:45)→宇賀渓(11:11)
朝5時過ぎに出発し、東名阪道桑名ICを出て、いなべ市の宇賀渓駐車場へ午前6時過ぎに着く。
先客の車が1台停まっている。
観光案内所のポストへ登山届を出し出発する。

金山尾根を登り、石槫峠へ下って、3つの滝を巡って下りてくる予定である。

宇賀渓キャンプ場を抜け、橋を渡って林道を行く。
遠足尾根への登山口を過ぎ谷にかかるつり橋を渡る。

山道へ入リ、またすぐに青い橋を渡る。

本谷に沿った岩場の多い道を登る。

30分ほどで金山尾根登山口に出る。

右に折れて急な尾根道を登っていく。
30分ほど登ると、途中で木の間から竜ヶ岳山頂が少し見える。

急坂を過ぎ、林の中の平坦な尾根道を行く。

再び岩の多い急坂を登ると左手に竜ヶ岳が見えてくる。
約2時間で遠足尾根への道との分岐に出る。

左に折れて、笹原の中の気持ちのいい道を行く。
県境稜線に出ると目の前に竜ヶ岳が大きく迫ってくる。

10分ほど笹の中を登り、8:39、誰もいない竜ヶ岳山頂に立つ。
北には、藤原岳や御池岳がよく見える。

南には、釈迦ヶ岳や御在所岳がややかすんで見える。

東には、四日市の街や伊勢湾が逆行に鈍く光っている。

少し休んだ後、石槫峠へ向けて下る。
花崗岩のザレて滑りやすい雨で掘られた急な道を下る。

途中には「重ね岩」の奇岩がある。

午前9時半ごろ石槫峠へと降り立つ。
峠の登山口には登山届のポストも設置されている。

5,6台停められる駐車場にはちょうど滋賀県方面からの登山者が着いたところである。

車止のクサリを抜け、以前の車道を三重県側に下る。
15分ほどで小峠に出て、左の谷へ降り、「長尾の滝」を目指す。
何度も左右へ渡り返しながら谷の中のややわかりにくい道を行く。
途中ロープが渡してあるところもある。

途中で右手に砂山への道を分ける。
3つほど堰堤を過ぎ、滝の横の垂直の階段を下りる。

谷に下り、宇賀渓最大の「長尾の滝」に出る。
蒼い滝つぼの色がきれいである。

滝の下から谷に沿った登山道へ上がり、本谷沿いの道を行く。
途中で中道への分岐を分け、しばらくで何段にも分かれた「五階の滝」に出る。

さらに下り、登りにとった金山尾根を過ぎ、右手に少し寄り道をして「魚止の滝」を見に行く。

橋を渡って登ってきた林道へ出て、午前11時過ぎ宇賀渓駐車場へ戻る。
7、8台車が停まっている。
管理人さんに駐車料金(500円)を払い、帰途に就く。
東名阪道を走り、12時半ごろ名古屋へ帰る。
今日は天気がよかったので、急に思い立ち写真を撮りに出かけた。
朝早く出かけ、平日でもあったので竜ヶ岳までは誰とも会うこともなく、下りの道で2,3人登ってくる人に会っただけである。
竜ヶ岳は山頂付近が笹原に覆われ、おおらかで展望のいい山である。
山遊人
9月12日(土)乗鞍岳東部:鉢盛山(2446.6m)山岳会の仲間と塩尻市の西、朝日村にある鉢盛山へ山行する。
【天気】 快晴
【コースタイム】新道登山口(10:15)→村界尾根分岐(11:25/11:35)→権現の森(12:30)→鉢盛山(12:43/12:45)→電波塔広場(12:47/13:15)→村界尾根分岐(14:05/14:15)→新道登山口(15:10)
台風も過ぎ去り絶好の秋晴れの晴天である。
鉢盛山登山口へ入るためには、事前に林道鉢盛山線のゲートのカギを役場に依頼して借りなければならない。
朝6時半に集合し、中央道を走り、塩尻ICを出て、午前9時ごろ朝日村役場に着く。
役場前のボックスに入れてあるカギを借り出し、林道ゲートを目指す。
9時半前ゲートに着き、カギでゲートを開けて林道に入る。
未舗装の林道を30分ほど走り、登山口前の駐車場へ10時ごろに着く。
先客の車が3台止まっている。
10時過ぎ、準備をして少し戻った登山口に行く。

登山口の案内板によると鉢盛山までは約3時間の行程である。

登山口からいきなりの樹林帯の中の急登が続く。
30分ほど登ると、時々東側が開け八ヶ岳連峰や南アルプス方面が雲の上に浮かんでいるのが見える。

笹の切り開きの急坂を登り切り、11:25、村界尾根の分岐点に着く。

少し休んだ後、西へ折れて尾根上の平らな道を進む。
途中南アルプスの甲斐駒ケ岳や中央アルプス方面が見える。

ぬかるんで歩きにくい道を30分ほど行き、また少し針葉樹の中の道を登りだす。

15分ほど登って権現の庭という平坦地に出る。

このあたりではゴゼンタチバナが真っ赤な実をつけている。

少し行くとプレハブ造りの鉢盛山避難小屋が左手に建っている。

中は割合広く、作業道具などが置かれている。

小屋を過ぎて5分ほど登り、12:43、一等三角点の建つ鉢盛山山頂に着く。

山頂は全く展望がないので写真だけ撮り、少し先の展望のきく電波塔のある広場へ行く。

電波塔前に出ると、青い空の下にいきなり北アルプスの槍穂高方面の稜線が目に飛び込んでくる。

穂高連峰から槍ヶ岳の稜線が眼前に迫る。

木の間から焼岳も頭を出している。

西の乗鞍岳も大きく立派である。

南の御嶽山は山頂に雲がかかっている。

素晴らしい大展望にカメラのシャッターを盛んに切る。
以前から展望がいい山だと噂には聞いていたが、実際に目で見ると予想以上の素晴らしい眺望である。
大展望を前にしてここで昼食を食べる。
去りがたくずっと見続けていたい気持ちを裁ち、昼食後来た道を下山にかかる。
2時間弱で下山し、15:10、駐車場へ戻る。
林道を下り、役場へカギを返してから塩尻へ出て、「アスティ片岡」というJA経営の宿泊施設の温泉で汗を流す。
中央道を走り、午後9時前に名古屋へ帰る。
鉢盛山は、以前から登ってみたい山であったが、今回初めて登り素晴らしい眺望に恵まれた山であることを初めて知った。
林道のカギを役場で借りなければならないので少し面倒くさいが、新雪や残雪の時期にもう一度あの大展望を見に登ってみたいものである。
山遊人