6月10日(水)裏木曽:小秀山(1981.9m)所属する支部の山行で、裏木曽の小秀山へ山行する。
【天気】快晴
【コースタイム】乙女渓谷キャンプ場(8:57)→夫婦滝(10:03/10:10)→カモシカ渡り(11:36)→三ノ谷分岐(12:00/12:15)→カブト岩(12:40/12:45)→第二高点(12:08)→第三高点(13:34)→小秀山(13:55/14:15)→カブト岩(15:08)→三ノ谷分岐(15:28)→三ノ谷登山口(17:00)→乙女渓谷キャンプ場(17:30)
梅雨前線が太平洋へ南下し、高気圧が移動性となって張り出し、今日一日だけ晴天が期待できそうである。
8人の参加を得て2台の車に分乗し、朝6時半に名古屋を出発する。
集中工事で渋滞する名神道から中央道へ入り、中津川ICを出て下呂方面へR256を走る。
塞の神トンネルを抜け乙女渓谷への案内に従って右折れする。
集落を抜けて10分ほど走り、午前8時半過ぎ乙女渓谷キャンプ場の駐車場へ着く。
準備を整え橋を渡って二ノ谷登山道へ入る。

遊歩道の整備された二ノ谷に沿った登山道を登って行く。
最初にねじれの滝が左手に現れる。

少し先では振り仰ぐと頭上に烏帽子岩が見える。

徐々に傾斜を増す岩のゴロゴロした道を登り、午前10時過ぎ夫婦滝へ着く。
目の前には落差80mの男滝がしぶきを上げて豪快に落ちてる、

休憩後、急な山腹道を登り滝の上を通過する。
子滝、孫滝を通り、ひと登りして尾根上に出る。
鎧岩と名付けられた大きな岩の基部を巻き、展望地を通過する。
左手にチラチラと白草山方面を身ながらの急登が続く。
午前11時半過ぎ垂直の岩場「カモシカ渡り」の難所を通過する。

やっと少し傾斜が緩くなると三ノ谷からの登山道が左手から合流する。
お昼になったので分岐すぐ上の休憩適地で短めの昼食タイムをとる。

昼食後、急傾斜の道を登りカブト岩を目指す。

20分ほど登ると左手に噴煙をあげる御嶽山が見えてくる。

最後の岩場を登り、12:40、カブト岩に着く。

少し休憩した後、北へ小秀山を目指す。
第一高原、第二高原を抜け、2、3のピークを越えて第三高原へ出ると、山頂近くに避難小屋がある小秀山が迫ってくる。

この辺りでは、コイワカガミやシャクナゲの花も少し見られる。

最後の登りを頑張り、避難小屋の横を通り、13:55、狭い小秀山山頂に立つ。


北に噴煙を上げる御嶽山が大きく聳えている。

昨年の噴火で大勢の犠牲者を出し、まだ6人の方が見つかっていない。
丁度今日は今年の捜索の調査隊が登っているということである。
思い思いに御嶽山に向かい亡くなった方やまだ行方不明の方々に対してご冥福を祈る。

充分に眺望を堪能し、14:10、下山にかかる。
途中避難小屋に立ち寄る。
この小屋は4、5年前に建ち、非常に清潔でトイレも設置されている。
カブト岩まで戻り、最後の御嶽山の姿を目に焼き付け下山する。
単調な三ノ谷登山道をひたすら下り、午後5時営林署の小屋の建つ三ノ谷登山口へ下り立つ。
ここから林道を30分ほど下り、午後5時半乙女渓谷キャンプ場の駐車場へ戻る。
帰りに途中の付知倉屋温泉「おんぽいの湯」で汗を流し、中央道を走って、午後9時頃名古屋へ帰る。
今日の山行は、梅雨の中休みの貴重な晴天に恵まれた。
登り5時間、全行程8時間半のちょっときついコースであったが、参加された方全員が元気に完登をすることができた。
小秀山山頂からの御嶽山の雄姿を眼前に見ることでき、特に初めて登られた方は感慨ひとしおの山行であった。
山遊人