4月26日(日)裏木曽:高時山(1564m)山仲間と裏木曽の高時山へ山行する。

【天気】快晴
【コースタイム】渡合温泉(8:15)→滝展望所分岐(8:28)→林道出合(9:20)→山道入口(9:32)→木曽越峠(9:50)→高時山(10:48/11:40)→木曽越峠(12:20)→林道出合(12:40)→滝展望所(13:15)→渡合温泉(13:30)
今年の4月は異常に雨の日が多かったが、最近は高気圧に覆われいい天気が続いている。
朝6時前に名古屋を出発して中央道を走り、中津川ICを出てR257を下呂方面へ走る。
30分ほど走り、付知峡への信号を右折れする。
「高樽の滝」を過ぎ、未舗装の林道を45分ほど走って午前8時前渡合の野営場に着く。
少し入ると「渡合(どあい)温泉」があり、ご主人に声をかけ温泉前の駐車場へ停めさせていただく。


高時山への道の状況を聞くと、最近は登山者が少なく道が少し荒れているということで、詳しい地図を書いていただく。
帰りに温泉が湧いていたら入れていただくようお願いし、8:15、温泉横の道を歩き始める。
谷へ下り、だいぶ痛んで通行止めにしてある橋を自己責任で渡る。

対岸に渡り、少し登って「渡合三滝」(木曽越の滝・親滝・子滝)への分岐を右に分ける。
温泉の水源になっている谷を対岸に渡り、高時山の北面を流れる谷の右岸の道を登って行く。
途中伐採された斜面のあたりでは赤テープが入り乱れて道が分かりにくい。

「古道木曽越峠」への道であった名残りか、大きな木の下に小さな石仏が祀られれいる。

途中2度ほど道を間違えかけたが、途中で対岸へ渡り、谷を離れ急斜面を登って、9:20、林道へ出る。


林道を15分ほど歩くと、右手に木曽越峠へ出て高時山へ登る道の道標がある。

急斜面の道を15分ほどジグザグに登り、山腹を巻くようになると木曽越峠が近い。
途中の木の切れ間から残雪を頂いた御嶽山が噴煙をあげているのが見える。
林道に出ると木曽越峠である。
峠には石仏が祀られている。

林道を横切り登山道へ入ると御嶽展望台がある。
ここで始めて噴煙を上げる御嶽山の全貌が望める。

再び林道を横切り、明るく気持ちのいい尾根道をいく。

1434mピークへ登る途中の登山道脇にはショウジョウバカマの花がたくさん咲いている。

ここの花は背丈は小さいが、ピンク色がきれいである。


ピークを右に折れ、最後の急登を登り、10:48、狭い高時山山頂に着く。

やや山頂に雲がかかっているが、噴煙を上げる御嶽山が間近かである。

御嶽山の左手には少し雪を残した小秀山が近い。
東には奥三界山方面の山が連なっている。
誰もいない静かな山頂で御嶽山を眺めながらゆっくりと昼食をとる。
贅沢な眺望を満喫し、11:40、登ってきた道を下山にかかる。
木曽越峠から最後の御嶽山の雄姿を目に刻み下山する。
谷に下り、渡合温泉手前で渡合三滝へ立ち寄る。
木曽越の滝の上にかかる橋の上から見下ろすと水が垂直に流れ落ちている。


親滝・子滝も立派な滝である。

再び分岐に戻り、橋を渡って、13:30、渡合温泉へ下山する。
宿のご主人に聞くと温泉に入れるということなので、コウヤマキで出来た風情のある温泉に入れていただき一日の汗を流す。

風呂から出てコーヒーの御馳走になる。
感じのいいご主人夫婦からいろいろとお話を聞く。
今年の冬は雪が多く、屋根に被害を受け修理が大変だったそうである。
「ランプの宿」の名前の通り、たくさんのランプが天井からぶら下がっている。

一度ゆっくりと泊りに来たいものである。

お礼を言って、14:30、帰途につく。
途中にある「高樽の滝」には観光客が車で来ている。
中央道を走り、午後5時過ぎ名古屋へ帰る。
以前から一度登ってみたかった裏木曽の高時山へ登ることができ念願がかなった。
途中で一人も他の登山者と会うこともなく、静かでゆったりとした山行ができた。
山遊人