3月18日(水)鈴鹿:竜ヶ岳(1099.3m)登山教室の現地学習で鈴鹿の竜ヶ岳へ山行する。

【天気】 晴れ後曇り
【コースタイム】宇賀渓(7:45/8:05)~金山尾根分岐(8:45)~稜線分岐(10:40/10:45)~竜ヶ岳(11:20/11:58)~稜線分岐(12:24)~遠足尾根下降点(13:38/13:45)~遠足尾根登山口(14:30)~宇賀渓(15:05)
受講生等16名の参加を得て、6:45、マイクロバスで名古屋を出発する。
移動性の高気圧が通過をして、午後からは天候が崩れる予報である。
東名阪道の桑名ICを出て、いなべの宇賀渓へ午前8時前に着く。
準備を整えて、頭上に聳える竜ヶ岳へ向けて歩き始める。

20分ほどで遠足尾根登山口を過ぎ、谷に架かる丸木の仮橋を渡る。

谷沿いの道を10分ほど登り、分岐を右に折れて金山尾根を登り出す。
急登の尾根を1時間ほど登ると、樹間から竜ヶ岳方面が見えてくる。

左側の崩壊した谷の上を通過し、急な石灰岩の岩場の道を登る。

ここを登りきると残雪が現れ、竜ヶ岳の山頂が近づいてくる。

途中の斜面を10頭くらいの鹿の群れが歩いているのを見つける。
尾根に取付いて2時間、10:40、遠足尾根から登ってくる道と合流して稜線に出る。
分岐を左にとり緩やかになった道をしばらく行くと県境分岐に出る。
分岐を過ぎて残雪の尾根を登って行く。

小ピークを巻いていくと、眼前に笹に覆われたなだらかな竜ヶ岳が見えてくる。

ぬかるんだ急登の道を15分ほど登り、11:20、竜ヶ岳山頂に着く。
北には藤原岳や御池岳が近い。
藤原岳の肩からは伊吹山の白い頂も覗いている。
南の釈迦ヶ岳や御在所岳は春霞にかすんでいる。
我々だけの風もない静かな山頂で三々五々とのんびりと昼食をとる。

出発前に全員で記念撮影をする。

ゆっくりと休憩した後、12:00、下山にかかる。
ホタガ谷道分岐まで下り、残雪の遠足尾根をゆるやかに下って行く。

途中笹の中で道を外れるも登り返して登山道に戻る。
1時間ほど遠足尾根を下り、大日向への分岐を右に折れて、杉林の急坂を下る。
途中の展望岩の上から登ってきた竜ヶ岳を仰ぎ見る。

滑りやすい急坂を下って、14:30、遠足尾根登山口の林道へ出る。
途中の水場でドロドロになった靴を洗い、午後3時過ぎ宇賀渓の駐車場へ戻る。
帰りに「阿下喜温泉」で汗を流し、午後6時前に名古屋へ帰る。
午後から雲が広がったが、今日は名古屋で20度を越すという初夏を思わせるような天気であった。
大分少なくなった残雪の上を歩きながらも汗が噴き出るほどであった。
金山尾根の急登を登り切り、長い遠足尾根を下るという6時間以上のコースを歩き通し、参加された皆さん満足できた山行であった。
山遊人