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素晴らしいブナ林続く姥ヶ岳(越美山地)
2014/05/31(Sat)
5月30日(金)

姥ヶ岳(1453.6m)

登山教室の生徒さん3人と一緒に福井県の「姥ヶ岳」へ山行する。

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【コースタイム】
平家平登山口(9:20)→ブナ林(10:10)→水芭蕉群生地(10:30)→姥ヶ岳(11:30/12:00)→ブナ林(12:53/13/05)→トチの大木(13:28/13:45)→平家平登山口(14:00)



今日は名古屋では30℃越えが予想される暑くなりそうな天気である。
朝6時半に名古屋を出発し、東海北陸道を走り、白鳥ICからR158を大野市へ向けて走る。
大野市の中休の信号を左折れして、岐阜県の根尾へ抜けるR157を真名川に沿って走り、真名川ダムでできた麻那姫湖を過ぎて暫くで左折れして須原橋を渡る。
平家平への林道を20分ほど上がり、9:10、姥ヶ岳登山口の駐車場に着く。
10台近くは停められそうな駐車場には先客が3台停まっている。
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準備をして車止めのゲート横から出発する。
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すぐに登山口が現れ登山道に入る。
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道の横にはニリンソウやサンカヨウの白い花が咲いている。
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オウレン畑のある落葉樹の森を行き、3、4度林道を横切りながら緩やかに登って行く。
100mほど急坂をジグザグを切って登り切ると広いブナ林に着く。
今までに見た中でも5本の指に入るような素晴らしいブナ林が広がっている。
ここのブナ林は約1万本のブナ林が広がっており、樹齢100年を超える巨木やユニークな形に曲がりくねった木などがあるそうである
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ブナの木の根元にはオウレン畑があり、木漏れ日が射す美しい新緑の中を気持ちよく歩いていく。
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ブナ林を抜け一旦少し下るとミズバショウのある湿地帯に着く。
残念ながら既に花は終わって葉っぱだけである。
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サンカヨウがいっぱい咲いている道を徐々に登り、クマザサをかき分けて登り切ると1447mのピークを過ぎ道は平坦になる。
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笹の中を咲き残りのカタクリの花を見ながら歩いていく。
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11:30、ポッカリと切り開かれた二等三角点のある姥ヶ岳山頂に着く。
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北東方面が切り開かれており、眼下には笹生川貯水池が光っており、北には銀杏峰や部子山などの奥越の山々は見えるも、黄砂のためか白山方面は霞んで見えない。DSCN1071.jpg

山頂から少し先の切り開きからは先週行った荒島岳がよく見える。
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昼食を食べていると2人ほど登山者が登ってくる。
昼食後、12:00、山頂を後に登ってきた道を下山にかかる。
途中のブナ林では大きく曲がったブナの木に腰かけてゆっくり森林浴をする。
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途中で林道を右に折れてトチの大木を見に行く。
10分ほどで広場に出ると森の中に忽然と大木が姿を現す。
樹齢400年以上、幹回り7.2mのトチの大木である。
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あたりはニリンソウがいっぱい咲いている。
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林道を歩いてもとの登山道に戻り、14:00、平家平の駐車場に戻る。

帰りに日帰り温泉で汗を流した後帰途に着く。
東海北陸道を走り、午後7時過ぎ名古屋に帰ってくる。



姥ヶ岳は以前から一度登ってみたいと思っていた山であったが、山の名前とは違って瑞々しい緑に溢れたいい山であった。
特に、美しいブナ林には大いに感動させられた山行であった。
高低差もそんなになく、ゆったりと森林浴を楽しむには最適の山であった。
山遊人

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ブナ林の新緑に癒された大御影山(高島トレイル)
2014/05/29(Thu)
5月28日(水)

高島トレイル:大御影山(950.1m)

登山教室で高島トレイルの「大御影山」へ山行する。
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【コースタイム】
ピラデスト今津(8:55/9:13)→登山口(9:24)→滝谷山分岐(10:45)→展望台(11:10/11/15)→近江坂(11:40)→大御影山(12:15/12:55)→近江坂(13:27)→滝谷山分岐(14:08/14:13)→ピラデスト今津(15:15/15:30)



参加者13名、指導員4名、合計17名で、朝7時前にマイクロバスで名古屋を出発する。
暑くなりそうないい天気である。
木之本ICを出て、琵琶湖北、西湖岸を走り、午前9時前に高島市の「ピラデスト今津家族旅行村」の駐車場に着く。
準備をして、9:12、大御影山に向けて出発する。
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途中にはタニウツギのピンクの花が盛りである。
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林道突き当りを右に折れ、杉林の中の登山口を左に曲がる。
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すぐに杉林を抜けて谷を渡り、溝状になった登山道を行く。
尾根に出て登っていくと両側にはイワカガミの葉がいっぱいである。
もう半月早いとたくさん花が見られたであろう。
登るにつれ少しだけ花が見られるようになる。
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途中滝谷山への分岐を分け、シャクナゲの木が多い尾根道を緩やかに登っていく。
途中の水溜りの上へ突き出た木の枝にはモリアオガエルの卵の入った綿状の房がいくつもぶら下っている。
すでに中の卵はかえっているようである。
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2時間ほどで下界の眺めがよい展望地に出る。
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ここからは琵琶湖や伊吹山がかすかに見下ろせる。
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展望地からすぐに林道に出て、登り返すと県境縦走路へ出る。
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このあたりが古来からの近江と若狭とを結ぶ近江古道の「近江坂」である。
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この先稜線上はブナの林となり、新緑が目にまぶしい中を気持ちよく歩いて高度を上げて行く。
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出発から約3時間経った、12:15、大御影山山頂に立つ。
残念ながらやや霞んでおり若狭湾などの日本海は見えない。
山頂で全員で記念撮影をする。
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山頂から少し先の電波反射板の下で昼食タイムを取る。
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昼食後、12:55、登ってきた道を下山にかかる。
徐々に空気も澄み、途中の展望地からは琵琶湖や伊吹山がよく見える。
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バイパス道を下り、15:15、バスの待つ駐車場に戻る。

帰りに予定していた日帰り温泉が定休日のため、木之本IC近くの温泉で汗を流す。
名神道の集中工事のため渋滞しており、羽島ICを下りて回り道をしたため名古屋に予定よりやや遅い午後7時半前に帰り着く。



今日は片道7km、3時間以上かかる長いコースであったが、参加された受講生の方はブナなどの新緑に癒されて楽しく歩かれた。
大御影山、もう少し早い5月の連休前後だとイワウチワ、イワカガミ、カタクリ、シャクナゲなどの花にも多く出合えるいいコースであった。
山遊人

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展望を堪能した二ツ森山(東濃)
2014/05/25(Sun)
5月24日(土)

東濃:二ツ森山(1223m)

昔の職場仲間のハイキングの会で東濃の二ツ森山へ山行する。
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【コースタイム】

切越峠登山口(10:37)→シャクナゲ群生地(11:45/11:55)→コウモリ岩分岐(12:18)→二ツ森山(12:45/13:20)→コウモリ岩分岐(13:47)→(14:05/14:15)→切越峠(15:09)



絶好の登山日和になりそうな天気である。
21名の参加を得て、朝8時半に集合し、マイクロバスで中央道を走り、中津川ICを出てR257を北へ走る。
付知川を福岡大橋で渡り、県道70号を走って、午前10時半に切越峠駐車場に着く。
先客の車が2台ほど停めてある。
準備をして、10:37、案内板のある登山口から登り始める。
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最初は両側に杉林の続く急登を登る。
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休憩ベンチ、第1、第2展望台を過ぎて、11:45、「だなのシャクナゲ群生地」と書かれた1160mピークに着く。
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木の間から御嶽山が少し見え隠れする。
しばらく休憩した後、一旦少し下って再び登りコウモリ岩分岐に着く。
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分岐を左折れして、最後の登りで大岩の間を抜け、12:45、二ツ森山山頂に着く。
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岩の上に三角点の建つ山頂からの展望は抜群である。
南には笠置山が近く、東には中津川の街を挟んで、恵那山がいつも見る角度とは違って端正な三角錐で左右に裾野を引いている。
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北東には中央アルプスが連なり、遠く南アルプスも霞んでいる。
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北には東屋越しに残雪の恵那山が見える。
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狭い山頂の岩の上からの素晴らしい眺望に感動しきりである。
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山頂で全員そろって記念撮影をする。
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他に誰もいない下の東屋で昼食タイムを取る。
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東屋から見る御嶽山は立派である。
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いつもまでも眺めていたい気持ちをこらえ、13:20、下山にかかる。
下山の途中山頂直下の岩の陰にイワカガミが咲いているのを見つける。
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登ってきた道を忠実に下り、午後3時過ぎ切越峠に下り立つ。

待っていたバスに乗り込み、中央道を走って、午後5時過ぎ名古屋に帰ってくる。



今日は天気も良く、期待した二ツ森山からの眺望にも恵まれ、5月の爽やかな風に吹かれて楽しい山行ができた。
休日にもかかわらず、他の登山者とも1組出会っただけの静かな山行であった。
山遊人
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霧に煙る奥越:荒島岳
2014/05/23(Fri)
5月22日(木)

奥越:荒島岳(1523.5m)

山仲間5人と一緒に百名山で有名な奥越の「荒島岳」へ山行する。
今日は、中出コースから登り、勝原コースで下山する予定である。
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【コースタイム】
駐車場(9:03)→中出登山口(9:28)→小荒島岳(11:01)→しゃくなげ平(11:34)→荒島岳(12:40/13:06)→しゃくなげ平(13:52)→白山ベンチ(14:27)→スキー場上(14:58)→勝原登山口(15:30)



朝6時半前に集合するも、雨が降り出し決行するかどうか迷う。
天気予報では午後からは回復に向かう見込みなので、取り敢えず行ってみることにする。
午前6時半に2台の車に分乗して出発し、東海北陸道白鳥ICを出て、R158を西へ走り、勝原の登山口を目指す。
途中は時々パラパラと雨が降るもおおむね曇りの天候である。
九頭竜ダムを過ぎ、午前8時半頃勝原登山口に着く。
天気が悪いためか登山者の車はほとんど駐車していない。
ここに車を1台デポして、他の1台に6人が乗り、中出登山口を目指す。
R158の蕨生(わらびょう)の交差点を左折れし、少し走ると荒島岳登山口の道標が現れる。
そこを左折れして林道に入り、5分ほど走ると中出(なかんで)登山口の駐車場に着く。
数年前に出来た新しい駐車場で、数十台は停めることが出来、きれいなトイレも設置されている。
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我々はもう少し先の林道の分岐へ駐車する。
この中出コースは、『日本百名山』の著者深田久弥氏が辿ったコースである。
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あたりはタニウツギのピンクの花が満開である。
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20分ほど歩き中出コース登山口に出て、ここから登山道に入る。
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足元にはイチリンソウやチゴユリなどが咲き乱れている。
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他にも雨に濡れて色々な花々が美しい。
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 3、4度林道を横切り杉林が途切れると、ブナなどの落葉樹の森になり、谷を巻いて尾根に取付き、午前11時前小荒島岳の分岐点に着く。
左へ折れて1、2分登ると小荒島岳山頂である。
残念ながら山頂はガスが濃く何も見えない。
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少し休んだ後先を急ぐ。
20分ほどで勝原コースと合流するしゃくなげ平に着く。
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ここから途中で右に佐開(さびらき)コースを分けて一旦少し下る。
下りきったところから「モチガカベ」の急登が始まる。
階段状の急登を鎖やロープに掴まりながら登って行く。
急登が終わる頃横に薄いピンクのシャクナゲがガスの中にぼんやりと浮かんで見え幻想的である。
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30分ほどで急登を終えると前荒島岳と書かれたピークに出る。
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この辺りからは傾斜もゆるくなり、道の両側には花が多くなる。
特にカタクリが多くあるが、太陽が照っていないため花が開いていない。
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また、イワウチワもまだ少し残っている。
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笹原を抜け、12:40、一等三角点の荒島岳山頂に立つ。
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山頂には祠と大きな方向指示盤がある。
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山頂は風があって寒いので、少し下がった所で昼食を摂る。
昼食後午後1時過ぎ下山にかかる。
濡れて滑りやすいモチガカベの急傾斜を注意しながら下る。
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しゃくなげ平に出て右に折れ、勝原コースを下る。
両側はブナの林になり、階段状の道を下る。
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30分ほど下ると「白山ベンチ」と名付けられた展望地に着くが、今日はガスで何も見えない。
更に少し下ると立派なブナの木が目立つようになり、「トトロの木」と名付けられた根の近くに大きな穴のあいたブナの大木が現れる。
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道がジグザグに下るようになると、しばらくして勝原コースの登山口標識が現れる。
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すぐに昔のスキー場ゲレンデ最上部に出る。
ここから両側にタニウツギが一面に咲くスキー場跡の石のゴロゴロする道を下る。
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下に駐車場が見えてくると間もなくで工事現場のある広場に出る。
ここから舗装されて歩きにくい急坂を駐車場に向けて一直線に下る。
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15:30、三角屋根のトイレの建つ駐車場に下り立つ。
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デポしてあった車に乗り込み、中出登山口へもう一台の車を回収に走り、勝原登山口へ戻って他の仲間を乗せて帰路に着く。
途中の日帰り温泉で汗を流し、東海北陸道を走り、午後7時過ぎ名古屋に帰ってくる。



今日は上空に寒気が入り込みあいにくの天候となってしまったが、歩いている間は何とか雨に降られることもなかった。
ガスがかかり白山や奥越の山々などの展望はきかなかったが、ブナなどの新緑が瑞々しく、何よりも休日などは百名山を目指す大勢の登山者で喧騒する荒島岳であるが、今日は3組のパーティに出合っただけの静かな山行が出来た。
春の奥越の山々のよさを改めて実感できた山行であった。
山遊人
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写真展御高覧感謝!
2014/05/19(Mon)
5月19日(月)
写真展の御高覧感謝申し上げます!

12回目の写真展を開催しましたところ、1000人近くの方々がわざわざ足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
年々歳を重ね、だんだんといいシャッターチャンスに恵まれることが少なりましたが、もう少し続けて行けたらいいなぁと考えています。
 


【今年の作品】

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【残照投影・北アルプス鏡池】

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【夏雲の彼方に・中央アルプス空木岳】

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【夏のテントサイト・北アルプス剱岳】

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【山小屋近し・北アルプス鷲羽岳】
 
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【コバイケイソウ咲く道・北アルプス雲ノ平】

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【夏雲湧く尾根道・北アルプス白馬岳】
 
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【目覚めの稜線・北アルプス白馬岳】

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【氷河湖に映す・北アルプス槍沢天狗池】

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【秋色のカール・北アルプス槍沢】

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【霧氷の華咲くキノコ岩・鈴鹿国見岳近く】

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【樹氷の窓・高見山地高見山】
山遊人

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