5月30日(金)姥ヶ岳(1453.6m)登山教室の生徒さん3人と一緒に福井県の「姥ヶ岳」へ山行する。

【コースタイム】平家平登山口(9:20)→ブナ林(10:10)→水芭蕉群生地(10:30)→姥ヶ岳(11:30/12:00)→ブナ林(12:53/13/05)→トチの大木(13:28/13:45)→平家平登山口(14:00)
今日は名古屋では30℃越えが予想される暑くなりそうな天気である。
朝6時半に名古屋を出発し、東海北陸道を走り、白鳥ICからR158を大野市へ向けて走る。
大野市の中休の信号を左折れして、岐阜県の根尾へ抜けるR157を真名川に沿って走り、真名川ダムでできた麻那姫湖を過ぎて暫くで左折れして須原橋を渡る。
平家平への林道を20分ほど上がり、9:10、姥ヶ岳登山口の駐車場に着く。
10台近くは停められそうな駐車場には先客が3台停まっている。

準備をして車止めのゲート横から出発する。

すぐに登山口が現れ登山道に入る。

道の横にはニリンソウやサンカヨウの白い花が咲いている。


オウレン畑のある落葉樹の森を行き、3、4度林道を横切りながら緩やかに登って行く。
100mほど急坂をジグザグを切って登り切ると広いブナ林に着く。
今までに見た中でも5本の指に入るような素晴らしいブナ林が広がっている。
ここのブナ林は約1万本のブナ林が広がっており、樹齢100年を超える巨木やユニークな形に曲がりくねった木などがあるそうである
。
ブナの木の根元にはオウレン畑があり、木漏れ日が射す美しい新緑の中を気持ちよく歩いていく。

ブナ林を抜け一旦少し下るとミズバショウのある湿地帯に着く。
残念ながら既に花は終わって葉っぱだけである。

サンカヨウがいっぱい咲いている道を徐々に登り、クマザサをかき分けて登り切ると1447mのピークを過ぎ道は平坦になる。

笹の中を咲き残りのカタクリの花を見ながら歩いていく。

11:30、ポッカリと切り開かれた二等三角点のある姥ヶ岳山頂に着く。
北東方面が切り開かれており、眼下には笹生川貯水池が光っており、北には銀杏峰や部子山などの奥越の山々は見えるも、黄砂のためか白山方面は霞んで見えない。

山頂から少し先の切り開きからは先週行った荒島岳がよく見える。

昼食を食べていると2人ほど登山者が登ってくる。
昼食後、12:00、山頂を後に登ってきた道を下山にかかる。
途中のブナ林では大きく曲がったブナの木に腰かけてゆっくり森林浴をする。
途中で林道を右に折れてトチの大木を見に行く。
10分ほどで広場に出ると森の中に忽然と大木が姿を現す。
樹齢400年以上、幹回り7.2mのトチの大木である。


あたりはニリンソウがいっぱい咲いている。


林道を歩いてもとの登山道に戻り、14:00、平家平の駐車場に戻る。
帰りに日帰り温泉で汗を流した後帰途に着く。
東海北陸道を走り、午後7時過ぎ名古屋に帰ってくる。
姥ヶ岳は以前から一度登ってみたいと思っていた山であったが、山の名前とは違って瑞々しい緑に溢れたいい山であった。
特に、美しいブナ林には大いに感動させられた山行であった。
高低差もそんなになく、ゆったりと森林浴を楽しむには最適の山であった。
山遊人