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春の花々咲く三重嶽~大御影山
2014/04/28(Mon)
4月27日(日)

高島トレイル:三重嶽(さんじょうがだけ)(974.1m)・大御影山(950.1m)

下見を兼ねて、山仲間2人と一緒に高島トレイルの三重嶽から大御影山へ山行する。
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【コースタイム】
林道ゲート(8:10)→登山口(8:25)→本谷橋道分岐(9:27)→三重嶽(9:50/10:00)→大日尾根分岐(11:00/11:10)→大御影山(12:05/12:45)→本谷橋(13:33)→林道ゲート(14:22)



春の連休が始まり晴天が期待される日曜日である。
朝6時に集合して、北陸道木之本ICを出て、琵琶湖北岸から西岸を走り、今津町酒波から酒波谷林道を「家族旅行村ピラデスト今津」まで上がる。
突き当りを左に折れ、淡海湖を通って河内谷林道へ入る。
未舗装でデコボコの整備のされていない林道を北上し、車止ゲートに午前8時前に着く。
釣り師の車が2台停まっており、我々は少し手前の路肩に駐車する。
準備をして、8:10、ゲート横から林道へ入り、登山口まで15分ほど歩く。
あたりの山肌には山桜が咲き、路肩にはまだ残雪も残っており、やっと春が訪れた感じである。
能登又谷東尾根登山口の道標に従って左に折れ、杉林の中の薄い踏み跡の急登を尾根上まで登る。
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15分ほどで尾根上に出ると、あたりはピンクのシャクナゲが満開である。
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道の両側は、まさに「しゃくなげ尾根」と名付けてもいいようなシャクナゲの林である。
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シャクナゲ中を30分ほど急登が続き、傾斜がゆるやかになると今度はイワウチワ(トクワカソウ)があちこちに見られるようになる。
最盛期にはまだ少し早い感じだが、薄いピンクの花がかわいらしい。
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更に登るとあたりはブナ林に変わってくる。
まだブナの新芽が出ていない明るい尾根道を行く。
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中には大木のブナの古木も見受けられる。
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途中で本谷橋から登ってくる道を合わせて、まだ消え残っている雪を踏みしめ、9:50、高島トレイルの最高点である三重嶽(山上ヶ岳)山頂に着く。
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しばらく休憩した後大御影山に向けて三重嶽北尾根を北上する。
広く見通しのきく気持ちのいい尾根歩きが続く。
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ここらあたりは路傍にはカタクリの花が目立つ。
春の日差しをいっぱいに浴びて花弁が反り返り、きれいに丸まっている。
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右手には谷を隔てて大御影山山頂の反射板がよく見える。
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幾つかの小ピークを越え、11:00、大日尾根との分岐に着く。
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ここで道を右に折れて大御影山を目指す。
この尾根も素晴らしいブナ林が続いている。
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一旦少し下って、最後に登り返し、電波反射板を過ぎ、12:05、大御影山山頂に立つ。
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2組ほど登山者が憩っている。
春霞で若狭の海はよく見えない。
反射板の所まで戻り、ここで昼食を摂る。
風もなくあたたかいので思わず眠ってしまいそうないい天気である。
ここからは琵琶湖に浮かぶ竹生島も霞んで見える。
西には谷筋に残雪をつけた三重嶽が大きい。
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昼食後、12:45、反射板すぐ横から本谷へ下る道を下山にかかる。
薄い踏み跡をたどりながらそんなに傾斜がきつくない尾根道を下る。
尾根末端で100mほど急な斜面を下り、13:30、本谷橋手前の林道へ飛び出す。
1時間弱林道を歩き、14:22、ゲートを越えて車のところへ戻ってくる。

帰りにピラデスト今津のセンターハウスの温泉につかり、事故で渋滞する高速を走り、午後6時過ぎ名古屋に帰り着く。



暖かな陽気の中、春の花々を期待して出かけたが、期待に違わず、シャクナゲ、イワウチワ、カタクリなどたくさんの花たちに出合えた。
また、快適なブナの尾根歩きも楽しめた山行であった。
山遊人

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小雨に煙る奥浜名:尉ヶ峰
2014/04/21(Mon)
4月20日(日)

奥浜名:尉ヶ峰(433m)

昔の職場の仲間で作る山の会で、静岡県の奥浜名にある尉ヶ峰へ山行する。
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昼過ぎから少し雨が降りそうな天気予報の中を出かける。
名古屋を8時過ぎのJRに乗り、新所原で天竜浜名湖鉄道に乗り換え、10:05、西気賀駅に着く。
今回は16名の参加で、駅前で会長から諸注意がある。
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10:23、線路を渡ってミカン畑の中を尉ヶ峰に向けて歩き始める。
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急な階段を少し登ると、飢餓の町や浜名湖のいちばん奥が眼下に広がって見えてくる。
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途中展望の開けた場所からは浜名湖の向こうに浜松の街が霞んで見える。
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この辺りから少し小雨が降り始める。
途中引佐峠からの道を合わせて、車道の上がってきているトイレのある広場に出る。
ここで休憩の後、階段を上がり、最後の登りにかかる。
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「獅子落し」と名付けられた岩場の急斜面を滑らないように注意して登る。
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急坂を越え、12:18、東屋の建つ尉ヶ峰山頂に着く。
山頂には親子のイノシシの像が置かれている。
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小雨に煙る浜名湖が眼下に広がっている。
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天気が良ければ浜松市まで展望が広がるのであるが、今日は残念ながら見ることは出来ない。
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ここで昼食を食べた後、全員で記念撮影をする。
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12:40、下山にかかり、佐久米道の尾根道を引佐峠に向けて下る。
13:55、車道の通る引佐峠に出る。
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ここはかつての東海道の裏街道である「姫街道」が通っており、石畳も少し残っている。
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ミカン畑の中の姫街道を下り、午後2時間過ぎ西気賀駅へ戻ってくる。
駅舎の中にある喫茶店で諸連絡や次回の案内などをした後、午後3時半前の電車に乗り帰途に着く。
新所原、豊橋で電車を乗り換え、午後5時過ぎ名古屋に帰ってくる。



今日は途中少し降られたが、歩いている間は何とか本格的な雨に遭うこともなく、予定通りのコースを歩くことができた。
春の一日小雨に煙る浜名湖を見下ろしながら、里山をんびりと歩くことができ楽しい山行であった。
山遊人
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春霞の鈴鹿:ブナ清水~国見岳
2014/04/17(Thu)
4月16日(水)

鈴鹿山系:国見岳(1175.2m)

登山教室で、鈴鹿中部の国見岳へ山行する。
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【コースタイム】
朝明(8:10)~根の平峠下(9:13/9:20)~ブナ清水(9:46/9:56)~キノコ岩(10:30/10:35)~国見岳(10:57/11:25)~ゆるぎ岩(11:52/12:08)~藤内小屋(13:32/13:45)~裏道登山口(14:12)



ここ1週間ほど春の晴天が続いており、今日もいい天気になりそうである。
受講生11名、指導員4名の参加を得て、6:40、マイクロバスで名古屋を出発する。
午前8時に朝明の駐車場に到着する。
付近の山腹には山桜も咲いておりやっと山々にも春が訪れた感じがする。
ストレッチをして出発の準備をする。
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8:10、山桜やミツバツツジなどが咲く林道を歩き始める。
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伊勢谷小屋前の橋を渡り、伊勢谷沿いに緩やかに登って、9:13、根の平峠直下のブナ清水への分岐点に着く。
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ここから左に折れ、伊勢谷源流を詰めて、9:46、広い台地上のブナ清水へ着く。
ここは大きな岩の間から清水が湧き出し、落葉樹の多い明るく気持ちのいい所である。DSCN0341.jpg

ブナの木はあまりないが、新緑や紅葉の時期には鈴鹿の中でも最高の別天地である。
目の前の山腹の斜面をイワカガミの葉がびっしりと埋め尽くしており、5月の連休過ぎ頃にはピンクの花が素晴らしいだろう。
ブナ清水からは北西の尾根に取り付き、少し登ると腰越峠からハライドへと続く尾根に飛び出す。
ゆるやかになった尾根を西へ少し登り、奇岩キノコ岩に着く。
この岩の上に立つには少し勇気がいる。
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そこからすぐに県境稜線に飛び出し、左に曲がると青岳である。
まだ雪が少し残る県境稜線の掘り割り状の急登を登り、10:57、国見岳に着く。
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山頂から少し下がった見晴らしのよい岩の上で昼食タイムを取る。
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周囲の山々は春霞に薄っすらとしか見えない。
もう少し経つとこの辺りの斜面はピンクのアカヤシオで山肌が染まるだろう。
ここからは下りに取る国見尾根上に突き出た天狗岩などの奇岩がよく見える。
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昼食後急坂で知られる国見尾根を下山にかかる。
20分ほど下り、天狗岩やゆるぎ岩に着く。
ゆるぎ岩は重なった岩が半分ほど空中に張り出しており、人が乗るとゆらゆらと揺れる。
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天狗の顔に似た天狗岩にも登ってみる。
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ゆるぎ岩を過ぎて、急になる道を転ばないように注意しながら下る。
大下りが始まる手前の岩の所で休憩する。
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ここから300mほどの急な下りを、木の根などに躓かないよう注意して下りる。
途中には小さくかわいらしいハルリンドウがたくさん咲いている。
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国見尾根をやっと下り、北谷を渡ると藤内小屋が見えてくる。
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午後1時半過ぎ藤内小屋に着く。
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小屋前で少し休んだ後、北谷を下り、14:12、バスの待つ鈴鹿スカイラインの裏道登山口に下り立つ。

湯の山のホテルの日帰り入浴で汗を流した後東名阪を走り、午後5時に名古屋に帰ってくる。



本格的な春にはまだ少し早かったが、ショウジョウバカマやハルリンドウなどの春の花々にも出会え、やっと鈴鹿の山にも春が来たことを感じさせる山行であった。
山遊人

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山スキートレーニング山行:大日ヶ岳
2014/04/12(Sat)
4月12日(土)

奥美濃:大日ヶ岳(1708.9m)

山仲間3人と、山スキーのトレーニングを兼ねて奥美濃の大日ヶ岳へ山行する。
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春の移動性高気圧が張り出し、絶好の登山日和になりそうな天気である。
朝7時前に名古屋を出発して、東海北陸道高鷲ICを出て、高鷲スノーパークスキー場へ午前8時20分頃に着く。
明日でこの春の営業が終了するということで、すでに沢山の車が駐車し賑わっている。
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準備を整えて、ゴンドラに乗ってスキー場最上部まで行く。
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9:18、スキーにシールを付け、大日ヶ岳へ向けて登り出す。
2月に来た時とは雪質が違って歩きやすい。
他にもスキーヤーやボーダーが山頂を目指して登っていく。
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一点の雲もなく素晴らしい晴天である。
前大日を越えて1時間もかからず、10:10、大日ヶ岳山頂に着く。
まだ大日如来像は台座が雪に埋もれている。
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山頂からはまだたっぷりと雪を付けた三ノ峰から別山、白山方面が指呼の間に見える。
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また西には野伏ヶ岳や薙刀山方面もよく見える。
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山頂でシールをはずし、前回と同様に大日谷源頭の斜面でスキーの練習をすることにする。
早めの昼食を食べた後2回ほど斜面を往復する。
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前回は雪が柔らかくてうまく滑れなかったが、今日は雪もしっかりとしまっており、何とか転ばずにターンすることが出来る。
風もなく暑いので適当に練習した後山頂に戻る。
太陽が西側に回り、御嶽山、乗鞍岳、槍・穂高方面、遠く剱岳や薬師岳方面も見えてくる。
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12:15、登ってきた道を下山にかかる。
前回は怖かった下り斜面もだいぶ慣れて転ばずに滑り降りることができる。
13:00、山頂ゴンドラ駅に着く。
ここから大勢のスキーヤーやボーダーで賑わうゲレンデを滑り、13:25、センターハウスまで下りて来る。

帰りに途中の日帰り温泉で汗を流した後帰路に着く。
東海北陸道を走り、午後5時過ぎ名古屋に帰ってくる。



奥美濃地方のスキー場の営業は、明日で最後ということで出かけたが、絶好の晴天にも恵まれて楽しい山行ができた。
2月ごろとは雪質が全然違っており、少しだけ自信のついた山スキー山行であった。
山遊人

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10万カウントになりました
2014/04/07(Mon)
4月7日(月)

ブログ閲覧「10万カウント」感謝!!!

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「ブログのカウンターが、ちょうど10万カウント目になった」といって、知り合いの方がその画面のハードコピーを送ってくれました。
自分の山行の記録を残そうと思って7年前に書き始めましたが、いつの間にか記事数は368件にもなりました。
その間、山のお仲間を始めとして大変多くの皆様に読んでいただきました。
拙い文章と写真ですが、これまで長く続けてこられたことが取り柄です。
いつまで続けられるか分かりませんが、これからももう少しジャンルを広くして出来る限り続けていこうと考えています。
今後とも皆様のご声援よろしくお願いいたします。
山遊人


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