3月19日(水)野坂山地:野坂岳(913.5m)登山教室の現地学習で、敦賀富士と呼ばれる敦賀市の「野坂岳」に山行する。

【コースタイム】野坂いこいの村登山口(8:40/8:55)~栃ノ木地蔵(9:25/9:30)~一ノ岳展望台(10:25/10:35)~野坂岳(11:25/11:55)~第4鉄塔(13:40/13:50)~登山口(14:20)~山集落(14:45)
受講生12名、指導員3名の参加を得て朝7時前にマイクロバスで出発する。
高気圧が張り出し今日一日は天気が良くなりそうである。
北陸道敦賀ICを出て、野坂いこいの村のキャンプ場に8時半過ぎに着く。
日本海側では名古屋とは違いやや雲が出ている天候である。
準備をして8:55に登山口を出発する。

登山口のあたりは全く雪がない。
谷沿いの道を30分ほど登り、栃ノ木地蔵のある水場に着く。

ここから山腹道を登り、「行者岩」に寄り道する。
ここからは眼下に敦賀の街が一望である。

途中で、ほぼ毎日野坂岳に登り、ブログを書いて見える方にお会いする。
長靴で飄々と写真を撮りながら歩いて見える。
残雪の道を少し登って、11:25、一ノ岳に出る。


ここからも敦賀の街の向こうに敦賀湾が見えている。

尾根道を登り、ブナの樹林帯が広がる二ノ岳を過ぎて行く。

残雪の急斜面を登ると、野坂岳山頂小屋が見え、11:25、一等三角点の野坂岳山頂に着く。
青空も出始めた山頂で、全員で記念撮影をする。

撮影後、風もなく暖かいので山頂で昼食タイムをとる。

山頂からは、北の敦賀湾の西に「敦賀三山」の一つ西方ヶ岳、すぐ東には岩籠山が近い。
伊吹山は霞んでよく見えない。
南には乗鞍岳から赤坂山にかけての高島トレイルの山々が続いている。
トレイルの鞍部からは琵琶湖がかすかに望まれる。
昼食を食べ、11:55、縦走路を南に下る。
こちらはあまり人が入っていないようで、数日前の踏み跡がかすかについている程度である。
少し下った、尾根が二つに分かれる地点の雪原で反対の尾根に入りそうになり、ブッシュの中を少し戻って本来のルートに戻る。
この辺りは道がすっかり雪の下に隠れており、ガスでも出ていたらよほど地形図とにらめっこをしていないと迷いやすい所である。
本来の尾根道に戻り、徐々に高度を下げていく。
春の芽吹きや紅葉の時には快適な尾根歩きが出来そうな気持ちのいい所である。

1時間ほど下って送電線の鉄塔が建つ下降点手前に出る。
少し先へ行った所から北東へ出ている送電線に沿った尾根を急降下する。

13:45、4つ目の鉄塔まで下りて来る。

ここからジグザグに下って谷へ下りる。
途中1か所谷を渡り、谷沿いの道を歩いて、13:15、林道手前に出る。
林道を渡る橋が過年度の大雨で流されており、注意して渡る。

15分ほど林道を下って「山」集落に出る。
黒河川沿いに集落の中を歩いて、14:45、公民館の駐車場で待つバスに乗り込む。
バスで敦賀IC近くの日帰り温泉へ行き、汗を流して帰途に着く。
北陸、名神道を走り、午後6時名古屋に帰りつく。
今日は天気にも恵まれ、残雪の山を楽しく歩くことが出来た。
今回の山行では、雪の中でのルートファインディングなどいい体験が出来た。
教室山行では、本格的な雪の山もこれで最後になりそうである。
山遊人