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冬間近の鈴鹿:御在所本谷
2013/11/28(Thu)
11月27日(水)

鈴鹿:御在所「本谷」

登山教室の受講生の方4人と一緒に、御在所岳東面の「本谷」へ岩場歩きの自主トレ山行に行く。

朝方冷えたが絶好の山行日和となる。
朝7時前に集合して、東名阪道を走り、鈴鹿スカイラインの「鈴鹿山の家」前の駐車場に午前8時前に着く。
紅葉の最盛期は過ぎ、さすがに駐車している車は少ない。
準備を整えて、午前8時に山の家横から本谷へ入る。
冬場でやや水の少ない谷を登って行く。
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大きな岩を登ったりして徐々に岩場の歩き方に慣れてくる。
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落葉が降り積もり滑りやすいので注意しながら登って行く。
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2時間ほど登り、登ってきた急斜面を見下ろす。
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大岩の下の人一人通るのがやっとの穴を潜り抜ける。
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最後に水の枯れた急斜面を登る。
この辺りでは岩の上を流れる水が凍っている。
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本谷の最後の詰めから左の急斜面を登って大黒岩に出る。
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10:40、大黒岩の展望テラスに到着する。
ロープウェーに乗っている人が手を振ってくれるのが見える。
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風もまったくなく、ここで昼寝をしたいほどのいい天気である。
少し休んでから記念撮影をする。
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今日は時間があるので、休憩後山頂広場に行き、ロープウェー山頂駅の食堂でラーメンを食べる。
12時過ぎ「一ノ谷新道」を下りにかかるころから急に曇ってくる。
途中の斜面でレスキュー訓練をする。
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訓練終了後見晴台に立ち寄った後一気に下り、14:30、山の家前の駐車地点に下りて来る。

帰りに日帰り温泉に立ち寄りゆっくりと汗を流し、午後5時過ぎ名古屋に帰ってくる。



朝方は冷え込んだが、午前中は無風のいい天気に恵まれ、初めて本谷を歩いた方も岩場歩行に慣れることができた山行であった。
こういった体験を積み重ねて安全で楽しい登山を続けていってほしいものである。
山遊人
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初冬の静かな鈴鹿を歩く
2013/11/25(Mon)
11月23日(土)

鈴鹿:ブナ清水~国見岳(1175m)~ハライド(908m)

山仲間4人と一緒に鈴鹿山系のブナ清水~国見岳~ハライドに山行する。

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夜間に晴れて朝は結構冷え込んだが、晴天の一日になりそうである。
紅葉見物の観光客で渋滞する東名阪道を走り、7時半に朝明の駐車場へ集合する。
既に駐車場は半分くらい車で埋まっている。
準備をして7:40に根の平峠への道を歩き始める。
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伊勢谷に沿って1時間ほど歩き、根の平峠手前から左に折れブナ清水への道に入る。
途中2組ほどの登山者と前後したが、静かな森の中を行く。
落葉樹の落ち葉が散り敷き道が分かりにくい所もある。
30分ほどで文字通り岩の間から清水の湧く「ブナ清水」に着く。
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あたりは落葉木が多く、この時期は葉をすべて落として明るい森である。
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冷たい水を水筒に汲み、ブナの多い急な尾根道に乗ってハライドからの道と合流する。
北に釈迦ヶ岳が見えている。
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緩やかになった尾根道をしばらく行くと奇岩「きのこ岩」に出る。
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キノコ岩の先で県境稜線に出て左に曲がり青岳(1095m)に出る。
さすがに県境稜線ではボチボチと登山者に出合う。
15分ほど登って国見岳に着く。
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山頂からは、東に遠く新雪をいただいた御嶽山や乗鞍岳が見えている。
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北には釈迦ヶ岳から藤原岳へと続く鈴鹿の山並みが続いている。
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山頂直下の風の当たらない所で昼食を食べる。
山頂で久しぶりに山で飲むコーヒーが美味しい。
11時過ぎに出発し、もと来た道をブナ清水分岐まで戻り、今度は分岐をまっすぐにハライドを目指す。
腰越峠へ下りる尾根道は、途中から急激に下り出す。
西側がガレたハライドのピークが近づいてくる。
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木の根やロープにつかまりながら下り、12時前に腰越峠に着く。
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峠からガレ場の道を15分ほど登るとハライドの山頂である。
山頂には7、8人の家族連れのパーティーがいる。
風が強く寒いのですぐに朝明への北尾根を下る。
下る途中から朝明が眼下に見え、ここらあたりはまだ山腹の紅葉が美しい。
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50分ほど下って谷に下り、堰堤下の朝明登山口に着く。
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朝明ヒュッテの横を通り、13:15まだ満車状態の駐車場へ戻る。

帰りに湯の山のホテルの温泉で汗を流した後名古屋へ戻る。



秋の連休ということで、御在所などでは大勢の登山者で賑わっていたと思うが、今日歩いたルートは国見岳で多少登山者が多かった程度で、ほかではほとんど他の登山者と会うこともなかった。
自然が一年で最後の輝きを見せる静かな雰囲気の中での山行であった。
山遊人

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端正な双耳峰の仙ヶ岳とザレ場の続く宮指路岳
2013/11/23(Sat)
11月21日(木)

鈴鹿南部:仙ヶ岳(961m)・宮指路岳(くしろだけ)(946m)

下見を兼ねて、山岳会の仲間3人と一緒に鈴鹿南部の「仙ヶ岳」と「宮指路岳」に山行する。

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【コースタイム】
小岐須渓谷大石橋(8:10)→仙鶏尾根分岐(9:20)→仙鶏乗越(10:15/10:20)→仙ヶ岳東峰(10:40)→仙ヶ岳(11:05/11:35)→小社峠(11:56)→宮指路岳(13:08/13:17)→大石橋駐車場(14:51)



朝7時前に集合し、東名阪道の鈴鹿ICを出て、小岐須渓谷沿いの林道を走り、車止めのある大石橋駐車場に午前8時前に着く。
青空の広がるいい天気である。
10台近く停められそうな駐車場には、2、3台の車が停っている。
支度を整えて8:10に出発する。
暫くは仙ヶ谷沿いの林道を行き、堰堤を越えた所から山道になる。
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途中で谷を渡る所を違えて、少し戻ったりしていて時間を費やす。
9:20、仙鶏尾根への分岐に出る。
谷を渡って仙鶏乗越への道に入り、少し尾根を登ってから沢沿いの狭い道になる。
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左側の沢に沿って歩き、稜線への取り付きの急な斜面を登って、10:15、仙鶏乗越に出る。
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右に折れ仙鶏尾根上の道を仙ヶ岳を目指す。
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岩場の急な尾根道を上がり、10:40過ぎ奇岩「仙ノ石」立つ仙ヶ岳東峰に着く。
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東峰から一旦下って再び登り返し、11時過ぎ仙ヶ岳山頂に立つ。
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やはり稜線上は風が結構吹いている。
風を避けて少し下った斜面で昼食を摂る。
11:35、昼食を済ませ、急な尾根道を小社峠へと下る。
小社峠からは宮指路岳まで小さいがほぼ直登するピークがいくつも続く。
仙ヶ岳が近づくとヤセ尾根のザレ場が各所に現れ慎重に通過する。
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いくつかザレ場を過ぎ、宮指路岳直下の「犬返しの険」にさしかかる。
ここは風化した花こう岩の間を縫って道が付けられており、滑りやすいので細心の注意が必要である。
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通過してから通ってきた「犬返しの険」を振り返る。
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アライ谷が突き上げている鞍部からは宮指路岳への最後の登りにかかる。
90mほど登り、13:08、三等三角点の建つ宮指路岳山頂に出る。
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山頂からの展望は、「馬の背岩」の向こうに雨乞岳から綿向山方面が近くに見えている。
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休憩の後ヤケギ谷道を下山にかかる。
少し下がり「三体仏岩」の見えるピークを過ぎると右に「東海展望」という展望岩が現れる。
岩上からは正面に端正な双耳峰の仙ヶ岳が聳えているのが見える。
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もとの道に戻り、尾根を少し行くと、道は急速に谷へと下りて行く。
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何度もジグザグを繰り返しながら谷道を下り、小岐須峠から下ってくる道を合わせ、堰堤を通過して間もなく14:50、駐車場下の林道に飛び出し、出発地点に戻ってくる。

帰りは鈴鹿市の日帰り温泉まで行き、汗を流してから帰宅の途につく。



今日はやや風はあったが絶好の登山日和で、鈴鹿南部の二つの山を縦走することが出来た山行であった。
山遊人

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天気の変化が激しい高島トレイル:大谷山
2013/11/21(Thu)
11月20日(水)

高島トレイル:大谷山(813.9m)

登山教室で高島トレイルの大谷山~寒風~粟柄越へと縦走山行をする。
昨年から続けている高島トレイルシリーズで、今回は第3回目である。


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冬型気圧配置が強まり、北陸地方では大雨の天気予報が出ている中、朝7時にマイクロバスで出発する。
今回は受講生16名と指導4名、合計20名の参加である。
木之本ICを出て琵琶湖の北を走り高島市マキノ町の石庭の集落に着く。
準備運動をした後、午前9時過ぎに出発する。
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現地の天候は、予想したより暖かく、仰ぎ見る山並みにも中腹あたりはまだ紅葉が残っている。
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10分ほど歩いて、動物除けのフェンスを開けて登山道に入る。
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杉木立を抜けて、溝状の尾根道を緩やかに登っていくと、あたりは落葉樹の紅葉がちょうど盛りである。
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登るほどに、逆光に輝く紅葉の林の赤や黄色が目に鮮やかに飛び込んでくる。
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路側の土手にはイワカガミ(イワウチワ?)の群落がたくさんあり、春の花の時期にはさぞかしきれいであろう。
ジグザグの道を登り、11時前「眺望コース」との分岐に出る。
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今回は道を左にとり、ここから一旦少し谷へ下る。
この辺りではすでに落葉し幹だけになった明るいブナ林が続いている。
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ブナの落ち葉が積もる中を白石平に向けて登り返す。
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30分ほど登り、11:25、県境稜線上の白石平に出る。
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白石平からは北に折れ、ススキの原を緩やかに登り、11:40、誰もいない大谷山山頂に着く。
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山頂は遮るものもなく、北東には大御影山、北にはこれから目指す寒風や赤坂山、眼下には琵琶湖が霞んで見えている。
風を避けて風下のススキの陰の斜面で昼食を摂る。
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昼食後全員で記念撮影をする。
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12:05、再び寒風に向けて歩き始める。
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行く手に寒風を見ながらススキや草地の気持ちのいい斜面を行く。
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少し登り返して、12時半過ぎ寒風に着く。
寒風山頂には他の登山者がたくさんいるので、休まずに先へと歩みを進める。
寒風を下る頃より黒い雪雲が流れてきて、霰混じりの雪が降り始める。
初冬の山の天候の変化の速さに驚かされる。
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雪雲が通り過ぎればすぐに雪も止みまた晴天が戻ってくる。
寒風の斜面のススキが逆光に輝いてきれいである。
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午後1時半過ぎ粟柄越の峠に着き、マキノスキー場への道を右に折れる。
途中のブナの木平で休憩をしながら春に来た時登った道を下る。
展望台からはマキノスキー場や琵琶湖が眼下に広がっているのが見える。
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更に下って午後3時前スキー場の一角に下り立つ。
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スキー場には猿が2、3匹ひなたぼっこをしており、人間に慣れているのか近づいても逃げない。
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15:10、バスの待つ駐車場に無事下山する。
すぐそばの日帰り温泉で汗を流した後バスに乗り込み、木之本ICから北陸道に入り、名神高速を走って18:15、名古屋に帰る。


今回の山行は、心配された寒さもそんなに厳しくなく、この時期としては穏やかな天気に恵まれたが、途中の天気の急変で、霰混じりの雪が降り出したのには驚かされた。
日本海側の山の気象の厳しさを少し味わった山行でもあった。
ブナの紅葉は過ぎていたが、中腹あたりの落葉樹の紅葉がきれいで今年最後の紅葉山行であった。
山遊人


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深まりゆく晩秋の山を楽しむ
2013/11/17(Sun)
11月16日(土)

鈴鹿山系:竜ヶ岳(1099.6m)

登山教室の現地学習で、鈴鹿山系中部の竜ヶ岳に山行する。
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受講生20名、指導員4名、合計24名の参加を得て、朝7時に名古屋を出発し、いなべ市の「宇賀渓」へ8時過ぎに着く。
現地は風もない穏やかな絶好の登山日和である。
既に駐車場はほぼ満車状態で竜ヶ岳の人気の高さがうかがえる。
現在ホタガ谷道が崩壊して通れないため、今回は遠足尾根から竜ヶ岳へ登り、下りは石榑峠へ下りる予定である。
ストレッチをした後、班ごとに分かれて指導員から地形図の読み方などの指導を受ける。
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準備を整え、8:50、宇賀渓のキャンプ場にかかる橋を渡って歩き始める。
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しばらく林道を行き、9:14、遠足尾根登山口から右の杉林の尾根に取り付く。
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約1時間ほど急な尾根道を登り、10:15、岩上の展望台に出る。
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展望岩の上からは、これから登る竜ヶ岳が西方に大きく聳えているのが見える。
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更に少し登って、10:40、遠足尾根上に出る。
あたりの落葉樹林がちょうど赤や黄色に紅葉をしており、感嘆の声が上がる。
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紅葉を愛でながら、尾根上の歩きやすい道を北東へ徐々に上がって行く。
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敷き詰められた落ち葉を踏しめみながらの気持ちの良い道が続く。
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しばらく登ると、灌木が少なくなり笹原が広がって見通しがよくなる。
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ホタガ谷道、金山尾根道の分岐を過ぎて急な斜面を一登りで、12時半前に県境稜線の三叉路に着く。
三叉路を左にとり、目の前に大きくなった竜ヶ岳山頂を目指す。
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12:43、やっと大勢の登山者が憩う竜ヶ岳山頂に着く。
少し霞んではいるが、山頂からは鈴鹿の山並みがすべて見渡せる。
山頂はやや風があるので、風をよけた風下の斜面で昼食を摂る。
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昼食後全員で記念撮影をする。
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昼食を済ませた後、石榑峠に向けて下山にかかる。
雨で深くえぐられて歩きにくい急な斜面の道を30分ほど下り「重ね岩」に出る。
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ザレ場などを過ぎ、14:40、林道の登ってきている石榑峠に下り立つ。
峠の駐車場には他の車が停まっており、バスが林道を上がってこれないため林道を30分以上下る。
途中で迎えに来たバスに乗り込み、石槫トンネルをくぐって三重県側に出て、近くの日帰り温泉に立ち寄る。
温泉で汗を流した後、桑名ICから東名阪を走り、午後6時過ぎ名古屋へ帰ってくる。



今日の現地山行は、この10月から始めたばかりの方もみえたが、参加された受講生の方全員が無事完登することができた。
絶好の秋空の晴天に恵まれ、中腹では紅葉も見ることができた楽しい山行であった。
山遊人

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