南岳新道調査
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2013/10/10(Thu)
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新しくなった南岳新道(2万5千分の1地形図:穂高岳)
このたび国土地理院電子国土Webシステムの2万5千分の1地形図「穂高岳」に載っている槍平小屋から南岳小屋までの「南岳新道」が正しい登山道に書き換えられた。 portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html 槍平から南岳へ登る「南岳新道」は、10数年前の北アルプス南部一帯で起きた群発地震以前は南沢を登っていた。 しかし、地震で南沢が崩壊したりして通過が危険になったため、1999年に槍平や南岳小屋などの努力により現在の南岳西尾根沿いの道に付け替えられた。 新しい道になってから10数年経つが、地形図上には古い登山道がそのまま記入されていた。 南岳新道が載る「穂高岳」は、登山者に最も人気のある図版であり、また、3000m級の山岳地帯ということで、安全のためにも正しい地形図が求められていた。 これらの要請に応えるために、このたび国土地理院が登山道調査をして書き換えることになった。 我々の山岳会でその登山道調査に協力をすることになり、山岳会の仲間と一緒に、2週間ほど前にGPSを持って現在実際に歩かれている登山道を歩いて来た。 そのデータに基づきこのたびWebシステム上の「南岳新道」が書き換えられた。 来年ぐらいには紙ベースの地形図も書き換えられる予定らしい。 我々の調査した内容が地形図に反映され、少しでも利用される登山者の皆さんのお役に立てれば幸いである。 山遊人 旧南岳新道![]() 新南岳新道 ![]() |
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