6月23日(日)伊吹山地:金糞岳(1317m)山仲間と一緒に伊吹山地第2の高峰金糞岳(かなくそだけ)へ山行する。
金糞岳は学生の頃の冬に来て以来で、40年以上振りである。

梅雨の合い間の曇り空の中、朝5時半前に出発し、関ヶ原ICを出て、午前6時半過ぎ高山キャンプ場に到着する。
今日の予定は、キャンプ場から中尾尾根を金糞岳に登り、白倉岳を経て花房尾根を下る周遊コースである。

キャンプ場手前の浄水場に駐車して準備を済ませ、7:10、東俣川沿いの林道を歩き始める。
淡々とした林道を歩いて、7:40、細い鉄の橋を渡って白谷との分岐の登山口に出る。

ここから登山道に入り、あまり手入れされていないようで、生い茂る草で歩きにくい道を、右手の堰堤を大きく巻いて中津尾根を登り始める。
あまり人が入っていないのか落ち葉でじめじめした掘割上の道で歩きにくい。

40分ほど歩いて、8:20、小森口の林道に出る。
ここからもあまり歩かれていないようで、獣の通った跡が目立つ道をまっすぐに300mほど登って、9:33、連状口に出る。
ここには7、8台は停められそうな駐車場があり、すでに満車状態で路肩にも停まっている。
少し休んだ後、連状口から金糞岳を目指す。
ほとんどの登山者はここから登っているようで、道は歩きやすくなる。
急になる道を連状の頭を巻いて登り、10:15、小朝の頭に出る。
ここからやっと金糞岳が見えてくる。
少し下って登り返し、大朝の頭を通過する。
右手から鳥越峠からの道を合わすと、いよいよ金糞岳への最後の登りにかかる。
この辺りはブナの林が続いている。
急な坂をしばらく登るとやっと見通しがきく稜線上に出る。
残念ながらガスが出始めてほとんど眺望はない。
4時間を超す登りに疲れ気味の身体を叱咤して、11:28、やっと10人ほどのグループで賑わう金糞岳山頂に着く。
山頂からは、天気がよければ白山や御嶽山などが見えるのだが、ガスがかかり始め眺望はほとんどない。
昼食を摂るも疲れてあまり食欲がわかない。
この後白倉岳へ登って周回する予定であったが、時間がかかり過ぎたのと天気もあまりよくないので、このまま来た道を下山することにする。
休憩後、12:10、下山にかかる。
途中の草むらには毛虫が多く、服にくっつくのに往生しながら、ひたすら歩いて下山する。
最後の林道歩きではバテバテになりながら、15:28、やっとキャンプ場に辿りつく。
途中にある日帰り温泉で汗を流し、午後6時過ぎ名古屋に帰ってくる。
今日の山行は、一番下のキャンプ場から登って周回する予定であったが、意外と山頂まで時間を費やし、金糞岳の往復登山になってしまった。
インターネットなどの情報によれば花房尾根の道もあまり歩かれていないようで、時間がかかりそうである。
夏山に向けてのいいトレーニングにはなった山行であった。
山遊人