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春の陽まぶしい奥美濃:大日ヶ岳
2013/04/29(Mon)
4月28日(日)

奥美濃:大日ヶ岳(1708.9m)

春の連休の一日、山仲間2人といっしょに奥美濃の大日ヶ岳へ山行する。
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連休前半、絶好の登山日和が続きそうである。
午前6時前、名古屋を出発し、東海北陸道のひるがのスマートICを出て登山口を目指す。
最初入口が分からなくて別荘の方へ入ってしまうが、地図で確認をして、7:40、水道施設横の登山口に着く。
10台ほどは停められそうな駐車場にはすでに4、5台の車が停まっている。
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風もなく暖かな絶好の登山日和である。
準備を整えて、7:45、登山口を出発する。
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明るい雑木林の広い尾根道を少し登ると、前方にまだ雪を付けた大日ヶ岳の山頂が見えてくる。
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徐々にブナの木が多くなる尾根道を登っていくと、残雪が現れ始める。
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「胸突き八丁」と名付けられた急坂を2か所ほど登りきり、9:00、「一ぷく平」という休憩地に出る。
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一ふく平を過ぎると、2日前の寒さで降ったのか新雪の中の道になる。
緩やかに登って行くと、右手の木の間越しにまだ真っ白な残雪を付けた白山連峰が姿を現す。
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出発して2時間ほどで大日ヶ岳から北東に伸びる尾根上に出る。
尾根からは展望がよくなり、うっすらと霞んで見える御嶽山や乗鞍岳、穂高連峰を見ながらの登りが続く。
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「展望台」と名付けられたピークに出ると、真っ白な大日ヶ岳本峰が見えてくる。
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最後の雪の斜面を登り、10:25、多くの登山者で賑わう大日ヶ岳山頂に着く。
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山頂からは真っ白な白山連峰が指呼の間に見えている。
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北東には御嶽山や乗鞍岳がポッカリと青空に浮かんで見えている。
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風もない山頂で、周囲の景色を見ながらのんびりと早めの昼食を摂る。
あまりにもいい天気で、いつまでも去りがたい気持ちを抑えて、11時過ぎ登ってきた道を下山にかかる。
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益々クッキリと見え出だした北アルプスの穂高・槍連峰を前に見ての気持ちのいい尾根歩きである。
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別山や御前ヶ峰などの白山連峰もダケカンバの林越しに大きく見えている。
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緩やかなブナ林の道を下り、午後1時過ぎ登山口へと戻ってくる。

途中の日帰り温泉でゆっくりと汗を流して、午後4時過ぎ名古屋に帰る。



今日は素晴らしい登山日和に恵まれ、まだ残雪豊かな奥美濃の山を堪能できた山行であった。
こちらのコースからの大日ヶ岳は初めてであったが、ブナの林の中を緩やかに登る気持ちのいいコースであった。
今年最後の春山を堪能でき、同行した仲間も満足した山行であった。

                     山遊人
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いまだ早し鈴鹿:御在所岳のアカヤシオ(本谷)
2013/04/26(Fri)
4月26日(金)

鈴鹿:御在所岳本谷

登山教室の生徒有志2人の方々と、鈴鹿:御在所岳の本谷へ山行する。
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朝6時半前に名古屋を出発し、7時半前に中道登山口の駐車場に着く。
平日だというのにすでにたくさんの車が停まっており、やっと路肩に駐車する箇所を探して駐車する。
天気は、午後から上空に寒気が流入し、不安定になるという予報である。
7:30、中道登山口前から左に折れ、橋を渡り御在所山の家の横から本体へ下りる道に入る。
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すぐに谷に下り、一昨日の雨でやや水量の多い谷を登って行く。
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岩場での足の置き方、ホールドの位置などを確認しながらの登りが続く。
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あたりではぼちぼちピンクのアカヤシオが咲き始めている。
出来るだけ谷芯を行き、所々高巻きをしながら高度を上げていく。
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ルートを間違えないように注意しながら、水の枯れた最後の急登を登り、10:00、大黒岩への分岐点に出る。
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左手の樹林帯の急登を5分ほど登り大黒岩に出る。
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大黒岩のテラスからやや霞んだ本谷を見下ろす。
我々を見てロープウェーの中の乗客が手を振っている。
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ゆっくりと展望を楽しんだ後、一の谷新道の分岐を越え山上公園に着く。
当初は一ノ谷新道を下る予定でいたが、中道をまだ通ったことがない方がいたので予定を変更して中道を下ることにする。
10時半過ぎに下山にかかり、大勢の登山者が登ってくる中道を下り始める。
このころからポチポチと雨が降り始める。
キレット手前のあたりではアカヤシオが結構開花している。
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途中、登ってきた大黒岩が見えるところを通る。
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キレットの岩場を登るころから風が強くなってくる。
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まだ昼食を食べていないので、おなかがすいてきたが地蔵岩まで下る。
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12時前地蔵岩下の風を避けられる場所で昼食を摂る。
昼食後おばれ岩を通り、樹林帯の下りにかかる。
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時間も早いので、途中の樹林帯の中でロープを使って簡単なレスキューの訓練をする。
2人とも初めての経験で、結構真剣に取り組んでいる。
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その後中道を下り、午後1時過ぎ駐車した場所に戻ってくる。

帰りに湯の山のホテルの温泉で汗を流した後帰路につき、午後4時前に名古屋に帰ってくる。



今日は、岩場歩きの練習のため、御在所岳の本谷へ行ったが、参加された2人とも非常に熱心に技術を吸収され、計画した甲斐のある山行であった。
アカヤシオは中腹のあたりでボチボチ咲き始めた程度で、これから5月の連休にかけてがいちばんの見頃になると予想される。

                        山遊人
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芽吹き間近かの高島トレイル:大谷山
2013/04/18(Thu)
4月15日(月)

高島トレイル:大谷山(813.9m)

所属の山岳会の同期会で、滋賀県の高島トレイルの大谷山に山行する。
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19人の参加を得て、朝7時前に集合し、マイクロバスで北陸道の木之本ICを出て海津方面へ走る。
琵琶湖北岸の海津大崎の桜が満開の時期なので、そちらに少し寄り道をする。
8:20、桜並木脇に駐車して湖岸の桜を眺める。
ちょうど満開の時期で、琵琶湖に垂れ下がる桜に参加者皆感嘆の声を上げる。
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昨日までの土日は大勢の観光客で賑わっていたと思われるが、今日は平日の早朝のためまだ観光客は多くない。
数キロ続く桜並木をバスの中から鑑賞しながらマキノ町石庭の集落に、9:10に着く。
ここで体操や準備をして9:18に大谷山に向けて出発する。
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石庭の集落を抜けて10分ほど歩き、動物除けの柵を開けて登山道に入る。
桧の林を登り、南東の尾根に取り付く。
徐々に高度を上げると、ブナなどの広葉樹の明るい林の斜面にはカタクリの花がチラホラと咲き始めている。
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溝状になった登山道にはまだ残雪があり、それを踏みしめて登って行く。
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路肩にはトクワカソウなどの葉がたくさん見られ、つぼみも付け始めている。
途中の展望のきくところからは高島トレイルの乗鞍岳方面や先ほど通ってきた琵琶湖の海津大崎方面も望まれる。
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11:30、白石平へのコースと展望コースの分岐点に着く。
途中の展望地からは琵琶湖が見下ろせる。
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右の展望コースに入り、樹林帯を抜けて草付きの斜面を登り、11:50、大谷山山頂に着く。
風も全くない暖かな山頂で各自ゆっくりと昼食タイムを取る。
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全員で記念写真を撮った後、12:30、寒風に向けて出発する。
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のびやかな気持ちの良い斜面をいったん下りまた登り返す。
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13:03、寒風に着く。
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ここからは北に赤坂山から三国山に続く稜線、振り返れば今登ってきた大谷山の丸い山頂がよく見える。
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寒風からは東に伸びる残雪の尾根の急な斜面を下る。
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素晴らしいブナ林が続く尾根道を快調に下っていく。
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展望地を経て、途中で左に折れ、マキノスキー場の上に飛び出す。
スキー場の斜面をのんびりと三々五々下りて行く。
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14:45、スキー場下の駐車場で待つバスまで下りてくる。
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駐車場上にある日帰り温泉で汗を流してからバスに乗り込み、北陸、名神を走って、午後5時半ごろ名古屋に帰る。



三日続きの山行であったが、今日も天気に恵まれてのんびりとした山行ができた。
もう半月もたてば高島トレイルの山々もトクワカソウなどの花が咲き誇り大勢の登山者で賑わうことであろう。

                   山遊人
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鈴鹿の最奥:イブネ・クラシ
2013/04/16(Tue)
4月14日(日)

鈴鹿:イブネ(1160m)・クラシ(1145m)・銚子(1123m)

山仲間と鈴鹿の最奥、イブネ・クラシ方面へ山行する。
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春の晴天が続く一日、朝6時に名古屋を出て、午前7時前に朝明の駐車場に着く。
今日は愛知川に下り、小峠を経て、イブネの南東尾根をイブネ北端まで登るルートである。
伊勢谷小屋の横から根の平峠を目指す。
あたりにはミツバツツジが咲き始めている。
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1時間ほど登り、7:55、根の平峠に着く。
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峠からタケ谷を下り、上水晶谷へ出て、愛知川本流を渡る。
道標に従い右に出てすぐの谷を登る。
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荒れた谷は徐々に細くなり、V字状に狭くなった谷底を登る。
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峠直下の最後の急登をロープに掴まって登り、9:00、小峠に着く。
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峠から右に折れて尾根に取り付く。
尾根上にはうっすらと踏み跡があるが、最初はかなり急な登りである。
途中にはイワウチワの群落も見られ、少し開花し始めている。
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途中の大きな岩塊を左から巻き、シャクナゲの多い尾根を登って行く。
一旦沢の源頭に出て、再び尾根に登ると、徐々に傾斜が緩やかな笹原になる。
10:00、展望が開けたイブネ北端に出る。
このあたりは広い笹原になっており、どこでも歩ける気持ちのいい所である。
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北端から右に少し下り、ワサビ峠へと続く尾根を左に分け、少し入ると樹林の中のクラシ山頂である。
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分岐まで戻り、今度は笹原を右に折れて銚子を目指す。
20分ほど緩やかに登って展望の良い草原上に立つブナの木に「銚子」と書かれた山頂に出る。
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イブネへは少し下って小沢を渡る。
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再び草付きの斜面を登り返して、11:05、イブネ山頂に出る。
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風もなく暖かな日なのでゆっくりと昼食を摂る。
昼食後、11:45、下山にかかる。
杉峠への道を下り、11:55、佐目峠に出る。
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峠から少し上がった所から何も目印のない左手の沢の源頭へ下る。
テープや薄い踏み跡に注意しながら荒れた沢を下り、12:30、杉峠から下ってきた旧千草街道に飛び出す。
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旧千草街道をたどり、13:50、根の平峠に出て、14:40、朝明へと戻ってくる。

帰りに湯の山温泉で汗を流し、17:00に名古屋に帰り着く。



今回の山行は、初めての南東尾根というルートでイブネ・クラシを登ったが、尾根上に出てしまえば、薄い踏み跡もあり、迷うこともなかった。
ポカポカ陽気で、イブネの草原でボーとして至福の時を味わえた山行であった。

                  山遊人
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霊仙山で新入会員研修
2013/04/16(Tue)
4月13日(土)

鈴鹿:霊仙山(1083.5m)

所属する会の新入会員研修山行で、鈴鹿北端の霊仙山に山行する。
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朝7時前に集合して、今期の新入会員3名と指導員4名で、車2台に乗り合わせて出発する。
天気は絶好の登山日和となる。
車の中でもさっそく地図読みなどの研修が始まる。
彦根ICから「河内の風穴」を通り、今畑の登山口へ午前8時半過ぎに着く。
すでに関西方面を始めとして多くの車が停まっている。
いちばん奥の落合神社前に駐車し、準備を整え、リーダーより諸注意を受けた後、9:00に出発する。
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今畑の廃村を通り、しばらく登って尾根に取付き、9:50、笹峠の少し上で休憩する。
休憩後、今日の最大の登りである近江展望台までの300mの急斜面をほぼ直登する。
登るにつれ振り返ると鈴鹿の山々がせりあがってくる。
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10:45、やっと稜線上の近江展望台に着く。
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ここでも地図読みなどの研修がある。
石灰岩で歩きにくい尾根上を行く。
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もう少し早い時期だとこの辺りから福寿草が現れ始めるので、注意して歩くもまだ見られない。
やっと少し行った林の中にチラホラと咲いている姿をみつける。
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最盛期だと足の踏み場もないぐらいだが、今年はすでに少し遅いのか思ったよりも数は少ない。
それでも初めて野草の福寿草を見たという参加者もおり、可憐な姿に感嘆の声があがる。
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南霊岳を越えて、写真を撮りながらたおやかな尾根道を登って、11:45、霊仙山の最高点に着く。
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ここで昼食を摂る。
昼食後10分ほど歩いて、三角点のある霊仙山山頂に着く。
山頂には沢山の登山者が憩っている。
我々もここで記念撮影をする。
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北には伊吹山がやや霞んでいるが、姿を見せている。
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その後経塚山を経て、下山にかかる。
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お虎ヶ池を通り、お猿岩から急な斜面を下り、途中の林の中でセルフレスキューの時のロープの結び方などの研修をする。
新入会員は真剣に研修に取り組んでいる。
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万が一の時のためにも最低の装備をそろえて、技術も覚えてほしいものである。
研修後、汗拭き峠に下り、峠から大洞谷に下り、谷沿いの道を歩いて、15:20、落合神社前の駐車地に戻ってくる。

帰りに彦根の日帰り温泉で汗を流した後、18:20、名古屋に帰り解散する。



今日の研修では参加した新入会員の方々も多くを学んだと思うが、今後会での活躍を期待したい。

                      山遊人

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