4月28日(日)奥美濃:大日ヶ岳(1708.9m)春の連休の一日、山仲間2人といっしょに奥美濃の大日ヶ岳へ山行する。


連休前半、絶好の登山日和が続きそうである。
午前6時前、名古屋を出発し、東海北陸道のひるがのスマートICを出て登山口を目指す。
最初入口が分からなくて別荘の方へ入ってしまうが、地図で確認をして、7:40、水道施設横の登山口に着く。
10台ほどは停められそうな駐車場にはすでに4、5台の車が停まっている。

風もなく暖かな絶好の登山日和である。
準備を整えて、7:45、登山口を出発する。

明るい雑木林の広い尾根道を少し登ると、前方にまだ雪を付けた大日ヶ岳の山頂が見えてくる。

徐々にブナの木が多くなる尾根道を登っていくと、残雪が現れ始める。

「胸突き八丁」と名付けられた急坂を2か所ほど登りきり、9:00、「一ぷく平」という休憩地に出る。

一ふく平を過ぎると、2日前の寒さで降ったのか新雪の中の道になる。
緩やかに登って行くと、右手の木の間越しにまだ真っ白な残雪を付けた白山連峰が姿を現す。

出発して2時間ほどで大日ヶ岳から北東に伸びる尾根上に出る。
尾根からは展望がよくなり、うっすらと霞んで見える御嶽山や乗鞍岳、穂高連峰を見ながらの登りが続く。

「展望台」と名付けられたピークに出ると、真っ白な大日ヶ岳本峰が見えてくる。

最後の雪の斜面を登り、10:25、多くの登山者で賑わう大日ヶ岳山頂に着く。

山頂からは真っ白な白山連峰が指呼の間に見えている。

北東には御嶽山や乗鞍岳がポッカリと青空に浮かんで見えている。


風もない山頂で、周囲の景色を見ながらのんびりと早めの昼食を摂る。
あまりにもいい天気で、いつまでも去りがたい気持ちを抑えて、11時過ぎ登ってきた道を下山にかかる。

益々クッキリと見え出だした北アルプスの穂高・槍連峰を前に見ての気持ちのいい尾根歩きである。

別山や御前ヶ峰などの白山連峰もダケカンバの林越しに大きく見えている。

緩やかなブナ林の道を下り、午後1時過ぎ登山口へと戻ってくる。
途中の日帰り温泉でゆっくりと汗を流して、午後4時過ぎ名古屋に帰る。
今日は素晴らしい登山日和に恵まれ、まだ残雪豊かな奥美濃の山を堪能できた山行であった。
こちらのコースからの大日ヶ岳は初めてであったが、ブナの林の中を緩やかに登る気持ちのいいコースであった。
今年最後の春山を堪能でき、同行した仲間も満足した山行であった。
山遊人